Ste-Eulalie de Cernon




村をすっぽりと包む防壁に作られた門

かつて騎士団の支部だった建物。17世紀に改築されたため、窓や入り口周辺の石の色が違っている。

お土産物屋さんの前にいた猫ちゃん。顔は怖いけど、性格はとってもフレンドリー。いろんな国から来た観光客の膝の上に乗せてもらって、ご機嫌そう。優秀な国際親善大使。
3つの村のうち一番テンプル騎士団当時の面影を残していた素敵な村です。写真の多さからも、私の気に入り度がお判りいただけるかと思います。Larzac台地の麓にあるSte-Eulalie de Cernonの村の起源は12世紀末にさかのぼります。あたり一帯を統べる中心地として村には騎士団の支部が置かれ、寄進や寄付によって一時はヨーロッパでもっとも富んだ支部の一つだったこともあるとか。1312年、時のローマ法王とフランス国王によってテンプル騎士団が壊滅させられた後、村の所有権は聖ヨハネ騎士団へと移ります。現在でも村をすっぽりと囲む防壁は、1388年に始まったイングランドとの百年戦争のさなか、聖ヨハネ騎士団によって作られたものなのだそうです。

防壁の隅に設けられた塔を防壁の外側から見たところ。

防壁の一部。住居みたいに見えるんだけど…。良いのかな〜?

テンプル・ローマン教会。こちらも17世紀に改築されてしまったため、窓やドアのあたりの石の色が違っている。

これまた防壁に設けられた塔のひとつ。長年の間にすっかり住居の一部として取り込まれてしまっていますね〜。

→next


フランスに戻る ミディ・ピレネーに戻る