ルイス城
Lewes


ルイス城

イングランド南部、イーストサセックス州にあるルイス城です。ノルマンディー公ウィリアムの部下の一人であったウィリアム・ド・ウォーレンによって1069-70年ごろ建設が始まりました。

ルイス城2

ルイス城3

ルイス城はノルマン式モット・アンド・ベイリー様式のお城ですが、イングランドに二つしか現存しないというモットを二つ持つお城です。(もう一つのお城はリンカーン城)北側にあるモットにはキープは残っていませんが、西側にあるモットには12世紀に作られたという楕円形のシェル・キープがあります。このシェル・キープには、13世紀に築かれた多角形の塔が二つ備えられており、これまた珍しい様式なのだそうです。ルイス城で最もよく残っている堅牢なゲートハウスは、14世紀に築かれたものだそうです。内部は考古学博物館として見学することができます。

14世紀半ば、ルイス城はウォーレン家の手を離れアランデル伯の所有となります。この頃から城の石は建築資材として持ち出されるようになり、城は荒廃していきます。18世紀には毛織物商人のトーマス・フレンドの手の渡り、シェル・キープは夏の間の別荘として改築されました。20世紀にはサセックス考古学教会の所有となり、現在に至っています。

ルイス城のモットはかなり高台になっており、ここからルイスの町が一望できるのですが、海に近いせいか風がかなり強くて寒かったです。しかも、なぜかあまり良い写真を撮ることができませんでした…。どうしてなのでしょうね…。




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