montal



ミディ・ピレネー地方のお隣アキテーヌにあるmontal城です。元々この地には小さなお城があったそうですが、現在見られるルネッサンス様式のお城は16世紀の作だそうです。城主の未亡人であったJeanne de Balzac d' Entrayguesが、彼女の長男が住むお城として建てたのだそうです。
建築中に、長男がイタリアで従軍中に戦死してしまったため、このお城の屋根裏部屋には“more hope”と名付けられた彫刻が施された窓があるそうです。フランス革命時、革命政府によって没収されmontal城は、窓、ドア、厚板などさまざまな部分に解体され、パリで売りに出されてしまったのだそうです。
montal城が現在の姿に復元することが出来たのは、ひとえにMaurice Fenailleという人のおかげだそうで、彼によって各地に散らばってしまった城のパーツたちは買い戻され、16〜17世紀風のお城に再建された後、montal城は1913年にフランスへと寄贈されました。本当に太っ腹な人がいたものですね〜。
現在のmontal城は、お隣に同名のゴルフコースとクラブハウスを併設するハイソなお城になっています。内部はガイドツアーで見学可です。



→cenevieres


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