villerouge-termenes



赤い村という名を持つvillerouge-termenesにあるvillerouge-termenes城です。別に赤土や赤い石が村やお城に使用されているわけではないのですがね?この名前がいったいどこからやってきたのかは、謎です…。また、この村の名は、1309年、最後のカタリ派信徒が火あぶりになった地としても知られています。

4つの塔を配した城壁に守られたvillerouge-termenesの城が、 歴史上に初めて登場するのは12世紀初頭のこと。ナルボンヌ司教の支配下にあったvillerouge-termenesですが、13世紀のアルビジョワ十字軍の時代には、城と村はモンフォール率いる十字軍に占領されてしまいます。14世紀、イングランドとフランスの間で戦われた百年戦争の時代には、この辺りも戦禍とは無縁でいられなかったらしく、村には防壁が築かれました。現在でも所々に残る防壁は、この時代のものなのだそうです。17世紀になると、ナルボンヌ司教によって発せられた解体命令により、城は解体されてしまいます。しかしその1世紀後には城の修復が始められたのだとか。だったら初めから壊さなきゃ良いのにね…。修復されたお城の内部は、現在では小さな博物館になっていて、展示物やビデオ上映などで中世当時の生活の様子を知ることが出来るようになっています。



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