ブルターニュのある4つの県のうち、フェニステール県にあるTrevarez城です。フェニステールの北にあるラズの森の中に建てられたこのお城は、古くからお城があった場所に建てられているのかと思いきや、実は19世紀後半に建てられたまったく新しいお城です。1894年から1908年にかけて、フェニステールの政治家によって建てられたネオ・ゴシック様式のお城なのだそうです。
敵から領地や領民を守る為に建てられたお城ではなく、お金持ちの道楽の為???と思うと、全然ロマンがかきたてられませんね…。贅沢な趣向を凝らし、浄水施設、電気、エアコン暖房、エスカレーターなんて物まで備えつけられていたそうですよ。しかも、お城を囲む庭はとっても広いし…。厩も豪華だったっていうし…。
ただし、驚いたことにこのお城に日本人が多く滞在したことがあるそうです。第二次大戦中フランスはドイツ軍の占領を受けますが、この時にドイツと同盟を結んでいた日本の軍の将校たちが、ドイツ軍の将校たちと一緒にこのお城に滞在していたそうです。お城の中には当時の写真が展示してあり、確かに日本人らしき男性が数人写っていました。戦争の為とはいえ、こんな遠くまでやってきていたのですね…。
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