2000.7.16〜7.31

2000.7.31(月)  
★来月から留学する後輩の壮行会&4年生院試頑張れ、の飲み会。…と思ったら回りに座ったのはD3ばっかり。やたらと平均年齢高し。仕方がないのでひたすら食いまくり(食べ放題だったのである)。食い過ぎ。げふ。


2000.7.30(日)  
★スイスイ走るモンジュー、フラフラのヨレヨレなエアシャカールが印象的なキングジョージ。格の違いを見せつけました、という実況が聞こえてきそうである(ってまたかい)。


2000.7.29(土)  
★思わぬところで二者択一を迫られる。これは悩むところ。過去の経験から言って、こういう状態に陥ったときにすぱっと結論を出せたためしなし。しかもさんざん悩んだ挙げ句、どっちを選ぼうが結局後悔するに決まっているのである。さあて困った。

★と言っても、正確には悩むのはまだ早いか。


2000.7.28(金)  
★夏休み前、最後の研究室ゼミ。飛び入りで他大学の学生発表。
 …同学年の人の研究なのだが、自分と比べてこの違いはなんなんだろうな。陳腐な表現だが、バリバリ研究してる、という感じ。格の違いを見せつけ(られ)ました、という競馬実況(ってダビスタの実況だが)が聞こえてきそうである。


2000.7.27(木)  
渡辺美里「Sweet 15th Diamond」購入。ベストアルバム。ジャケットの写真がむっちゃくちゃオバサン顔だなあ、とか(失礼)思ったが、よくよく考えるとこの人って10年以上前でもすでにオバサン顔だったような(ますます失礼)。最近の曲はあまり聴いていないので、目当ては主に高校の時あたりに聴いていた曲だが、いやいや懐かしい。
 ♪あれから10年も〜 この先10年も〜(from "10years")。この年になってから聴くと、何やらしみじみしてしまう一曲。


2000.7.26(水)  
★雨降り。最近は論文読みを中心に研究を進めているので、別に大学まで出かけなくてもいいか、ということでうちにこもって論文読み。別に「ゼルダ」をやるために大学をサボったわけではない。いやちょっとはやったけど。それなりに進む。「ゼルダ」のことじゃないぞ。


2000.7.25(火)  
★論文読み。ぼちぼち。

★研究室打ち合わせ。M2君、観測データ処理にいまだ苦労している模様。そこまで完璧に処理できなくてもわかるような情報に注目した方がいいんでない?と言うかその前にあなたはいったいそのデータのどこに注目するつもりなの?注目点の如何によっては、そこまで完璧を期す必要はないんでないの?とかなんとか、色々なことを考えはしたが口には出さず
 いや、私の研究の進め方って、「不確かさ、困難さがある場合は、なるべくそう言う部分は使わない」という基本方針に沿っているのだが、こういう姿勢って研究者としてはあんまりよろしくないのでは、と言えなくもない。何というか、骨付き肉をひと囓りだけして捨ててしまうかのような。本来はM2君のように、骨までしゃぶるようにデータに接するべきではないかと思うので、あまり水を差すような事を言ったらまずいかな、と考えたのである。
 ただねぇ。無限に時間があるわけでもなし、修論に向けての研究の見通しとか、その辺考えてんのかね、と思わなくもない。身分の安定しているスタッフなら、理想をとことん追求する姿勢でもいいかもしれんが、私らは2年なり3年なり期間を区切られた学生なんだから、あまり理想を追いかけてると何一つ形にできないで時間切れ、なんてことになりかねない。観測データを完璧に処理できなくても、ある程度のことが判れば(具体的には、背景光を完全に差し引けなくても、研究対象となる発光が大体こんな形で分布している程度のことが判れば)、あとはシミュレーション計算でネタをひねり出す、とか考えないのかな。

★まあ、繰り返すようだが、そういう「修論(D論)のための研究」のような姿勢は本来よろしくないと思うんだけど。ただ、…(以下繰り返し)。

★要は、理想と現実のバランス、これですな。わたしゃ現実の方にバランスが傾きがちなので、このままの姿勢だと、研究者としてはそれなりの結果は出すかもしれんが大発見はできなさそうな気がするな。いやなんとなく。


2000.7.24(月)  
★ずっと前に提出した論文がようやく出版されたようで、冊子その他が送られてきた。本来なら、「提出した」の部分に、提出した日の日記へのリンクを張りたいところだったのだが、ジオシティーズにページを立ち上げるより前に(1998年7月)提出した論文なのでそれもできず。ってそんな昔かい。何というか、この業界、時間の流れが非常にゆっくりなような気が。金儲けがからむ研究だともっとスピーディーだったりするのだろうか?


2000.7.23(日)  
★あ゛〜づ〜い゛〜。最高気温33℃。外にでる気にもならない。と言うわけで絶好のゲーム日和(違うか)。汗だくになりながら「ゼルダ」。
 いやいや、いいね、このゲーム。絶妙な難易度バランスといい、これまでの「ゼルダ」作品経験者をニヤリとさせるネタが絡んだ内容といい。フィールド音楽に「ハイラルのテーマ」が流れてきたのには感涙。前作のじゃなくて、スーファミ及びディスクシステム版のフィールド音楽と同じ奴ね。懐かしいっ。あとは、前作のボスキャラ級のモンスターがいきなり普通のフィールド上をのそのそ動いているのに意表を突かれる。なかなか壮観ではあるが。あ、いかん、爆弾をまだ入手していないので倒せんな。


2000.7.22(土)  
★大学に行ったけど…暑いね。論文眺めていてもさっぱり頭に入らず。

★友人と駅前に繰り出したのは、たしか渡辺美里のベストアルバムを買うためだったはずだが…いつのまにやら買っていたのは任天堂「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」であった。あれ。
 噂には聞いていたが、実際にやってみるとやはり「ゼルダ初心者お断り」的な印象。前作「時のオカリナ」で、メジャータイトルとしての義務は果たしたと言うことなのか、難易度はかなり上がっている。今回のテーマになっている「お面」の切り替えによるアクションが結構複雑になっていること、シナリオ的に何をやったらいいかさっぱりわからない状況にいきなり放り出されること(前作はもう少しその辺が初心者にも優しかったような)など、この作品で初めて「ゼルダ」に触れる人は多分ついていけないのではないかという感じ。逆に、前作をやっている人なら丁度いい歯ごたえかも。
 それに、時のオカリナを使って、同じ3日間を繰り返し過ごしながら謎を解いていくという構成になっており、データのセーブが時を遡るときにしかできないということで、実質的に一つの謎を解くのにタイムリミットがあることになり、これによる切迫感がさらに難易度を上げているような気がする。この時間間隔だと、下手するとダンジョン1つの攻略がぎりぎり間に合うかどうか、というところ。もたもたしてると時間が足りなくなる。時間を遡ると、一部のアイテムや謎解きの痕跡などがリセットされてしまうので結構つらい(ある程度は、一度解いた謎の部分が簡略化できるというフォローはされているが)。
 ただ、時間制限があることで、逆に言うと細切れのプレイをしてもそれほど問題がないので、まとまった時間が取れなくても大丈夫、と言う利点がある。ゲーム中の3日間が、大体1時間半程度に対応するので、ちょっとした謎解きならば、平日寝る前にちょっと遊ぼう、というプレイスタイルでもこなせそうである。ただ、ダンジョンの攻略などになると睡眠不足になること必至。


2000.7.21(金)  
★来月頭に行われる、観測所の一般公開についての打ち合わせ。毎年、主に子供向けに、手を変え品を変え催し物を考えているのだが、来客者数は年々先細り。ここ3年ほど、この季節は観測の準備だの学会だのが忙しくて参加していなかったので、詳しいことはわからないが、聞くところによると昨年は来客者が大学側の参加人員以下だったそうな(笑)。一応、コンピューターを用いた展示の係になったのだが、さてどうするか。ソフトを探しに行ったのだが、今までと比べてそれほど目新しいものはなし。いっそのことプレステでも置いて適当に遊ばせてた方がよっぽど喜ばれそうな気がするが。なんか「宇宙」をテーマにしたゲームでいいのないかね。


2000.7.20(木)  
★友達と納涼飲み会。まずは、我が町のダービーオーナーズクラブプレイヤー連中をなぎ倒しに(笑)乗り込んできた友達と合流。その華麗なる鞭捌きをながめつつ、その禁断の道にちょこっと足を踏み入れてみたり。面白そうだが、その道を突き進むには色々障害が多そうである。
 夕方からジンギスカン食い放題→カラオケ。楽しい飲み会でした。意外と安上がりだったし。満足満足。

★最近、ファルコムから発売された「Ys II Eternal」をやってみたいと思っているのだが、残念ながらうちのマシンではスペック不足。一応、起動環境はクリアしているが、推奨環境(Pentium II 233MHz)以上でないと動きがカクカクしてあまりよろしくないらしい。新しいマシンを買うまで待つか(っていつのことになるやら)。
 で、しょうがないので昔やったDOS版でがまんするかと思い、我が家の98を久々に立ち上げてみたところ…、電源入らず。本体から電源を取ったディスプレイには電源が入るのだが、本体の方は沈黙したまま。確か今年の頭に2000年問題を確認しようとしたときは問題なく立ち上がったのだが。最近ほとんど使わなくなったとは言え、いざ壊れてしまうとなかなか痛い。大学のあちこちに転がっている98の残骸から部品引っこ抜いて交換すると直ったりするのだろうか?


2000.7.19(水)  
★論文を読みつつ、これから自分の書く論文の話の落としどころを考える。今までの同分野の研究の進み具合を見ると、まあこの辺(どの辺?)だろう、ってのは何となく見えるが、さて、それでボスが納得するのやら。


2000.7.18(火)  
★な〜んか、学会終了以来、研究がさっぱり進んでないような気がするのだが。だらだらと論文読み。


2000.7.17(月)  
★と言うわけで突然だが、本日をもってサイト名を「SHiN's Laboratory」から「月夜に提灯」に変更することにした。名前の由来についてはProfileのページを参照。ちょっと自虐ちっく(笑)な由来になっております。
 今回の変更についてはひと月ほど前から考えていて、先日「月の本」というのを読んだのも、実はこの変更の伏線になっていて、「月」絡みでなにか気の利いたフレーズはないかと言う理由で買ったのである(それで選んだのがこれかい、という気がしなくもないが)。さてこの名前はどれくらい飽きずに保つのだろうか。

★まあ実際のところ、Photoのページを新設した以外は大して変わってないのだが。他はいずれそのうち、ということで。
 で、そのPhotoのページだが、昨日の皆既月食の画像を、今日一所懸命処理して置いてみた。一度見ていただけると幸いである。調子に乗って長々とうんちくを語っているが、できればそちらも。


2000.7.16(日)  
★暑い一日。そろそろ梅雨明けかな?

★全国的にまだ梅雨の影響が残っている中、我が町はそこそこ晴れ上がって何より。皆既月食を観るため、大学までお出かけ。せっかくだから、うちの研究室の観測機器を使ってデータを撮ってみるかと思い、日頃使い慣れた…と言うほどでもないが…道具を引っぱり出して、大学に来ていた友達としゃべりながら、コツコツと観測。
 欠け始め → 皆既食突入あたりまでは、友達とわいわいやりながら結構楽しかったのだが、日食と違ってそうそうドラマチックな急展開があるわけでもなし、だんだんと飽きてくる。しかも今回の月食、さすがミレニアム級と言われるだけあって、皆既食状態がやたらと長い。赤銅色の月はなかなか目を引くものではあるのだが、さすがにこれだけ長いとちょっと。残りの後半も、前半の逆回しみたいなものだし。最後の方は、早く終われ、と思いつつ、でもここで観測をやめるのもしゃくだし、との一念で、根性で最後まで観測を行う。9時前くらいから食が始まり、完全に終わったのが午前1時頃。いやいや、長かった。でもおかげで欠け始めから終わりまでひととおりデータが撮れた。明日辺りデータ処理をしてみるとしよう。



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