2001.8.1〜8.15

2001.8.1(水)
特に急ぎの用事(研究関係)がないときに…


2001.8.2(木)
小論文の添削やってると…


2001.8.3(金)
ついついダラダラと過ごしてしまってダメだ。


2001.8.4(土)
というわけでのんべんだらりとやっていた小論文添削ようやく完了。なんかすごく無駄に時間を浪費していたような気がする。


2001.8.5(日)
添削した小論文を提出。同時に次の答案受け取り。来週月曜まで提出の、小論文テスト答案22枚、プラス今日提出した分の追加答案1枚。休む暇なし。しかも追加答案は明日まで提出とのこと。明日はそんな暇ないので、速攻で添削して再び提出。今日はもう少しのんびりするはずだったのだが、計画が狂った。

明日のシンポジウム発表の準備。といっても話す内容はD論の口頭発表ほぼそのまま。発表時間が18分と半分以下なので大胆に内容をカット。どうせほとんど分野外の連中相手なんだから、そんな細かいこと話しても仕方ないし。しかしOHP30枚程度までしかカットできず。悠長にしゃべってたら絶対時間足りないな。といってもこれ以上削るとわけわからんので、あとは現場で臨機応変に対処。かなりテキトー。

夜は花火大会。見物するにはかなりいいロケーションの友人宅にお呼ばれ。缶ビール片手に花火を堪能。いいもの見せてもらった。


2001.8.6(月)
シンポジウム発表のため、神奈川の某研究所まで出張。発表が夕方の一番最後なのをいいことに、かなり遅めに出発。往復9時間弱、現地滞在たったの2時間弱。まさにとんぼ返り。これで発表の質疑応答全くなし、なんてことだとかなり時間の無駄だったのだろうが、それなりに質問があったので(かなり初歩的な質問だったものの)、まずまずというところか。ちなみに発表はかなりマシンガントーク、かつ内容はアドリブで省略しまくり。その割にはそれなりに内容は伝わっていたようで何より。

移動時間は有効に利用するべし。森博嗣「数奇にして模型」読了。犀川&萌絵シリーズでは3冊ぶりくらいにノーマルなタイプの展開。突飛な驚きというものはあまりないが、安定した出来というところ。
 ところで、作中の犀川先生の身なりについて重大な勘違いをしていたようなのだが。この人ってメガネかけてたんだっけ。あれおかしいな。自分のイメージではメガネはかけてないことになってたのだが。どこで読み違えたのだろう。


2001.8.7(火)
小論文添削答案受け取り。今日は夏期講習の奴。こうやって何種類も並行して添削をやってると結構混乱する。
 ところで、この答案って明日の午前中までに添削して提出してやらなければならないのだが、枚数が9枚とちょっと多め。確か採点会議では4、5枚っていってたような気がしたのだが。一晩で9枚って微妙に大変なんだけど。人手が足らんのだろうか。しかも、こういう忙しいときに限って、問題が医療・看護系だし。この分野は苦手だ。看護のあるべき姿、という問題で、看護にあたっては患者の気持ちになって、うんぬんかんぬん、なんていう模範解答を私が考えていると、どうにも偽善者くさくていかん。

昨日読んだ「数奇にして模型」の一場面。ある研究室で起こった殺人事件について話を聞きにその研究室を訪れた萌絵に対し、河嶋という工学部助教授が言ったセリフ。
「(前略)研究室の外で何をしてくれてもかまわない。彼らがどんな価値観で、どんな行動をとろうが知ったことじゃない。ただね、急にいなくなられては困るんだ。これは人間として最低限の条件だ。例えば、自殺するなら、一週間はまえに言ってもらわないと、実験のスケジュールに支障がある」
(中略)
「君、これが冷たい言い方だと思う? もし、そうなら、帰りなさい」
…これ読んで、かっこいいこと言うなあと思ってしまう人間が、看護の小論文の添削をして、理想的な看護のあり方についてのコメントを考えるのってのは、なんか根本的に間違ってるような気が(笑)。添削される予備校生も気の毒に。


2001.8.8(水)
添削済み小論文提出。即座に提出遅れ答案の追加。またかい。しかし、事務のおねーさんに手を合わせてお願いされては断るわけにもいくまい。ていうかたったの1枚なんで断るまでもないが。

…ん? もしかして、おねーさんとかいいつつ、実は私の方が年上か?

実はここのところ、サイトのリニューアルを目論んで(やはり1年もたつとさすがに飽きが来る)色々試行錯誤していたのだが。ソースを見るとわかるのだが、うちのサイトは(本来の使い方ではない)tableタグを使いまくり。データ量が膨れ上がるし、あまりソースとして美しいとは言えない。そこで、私もスタイルシートを使ってデザインしてやろうかと思い立ち、テキストを買い込んでちびちびと勉強していたわけである。画像ファイルを使わなくても、やりようによっては結構ビジュアル的に凝ったことができるし、外部ファイルにまとめて記述して、サイトの全ページのイメージを統一することも楽。概念としてはTeXにも通じるところがあって、結構私好みである。
 で、やってみてわかったのが、ブラウザに依存する見え方の違い。ていうか有り体に言うと、現在使っているNetscape4.75のスタイルシートへの対応の悪さ。例えば、border-styleを設定すると、それ以降の部分で、bodyで設定した文字色がキャンセルされてデフォルトの黒に戻ってしまったり、とか。はじめは自分の設定の仕方に問題があるのかと思っていたが、単にねすけのバグらしい。
 Webブラウジングというものに触れてからこの方、私はNetscapeほぼ一筋だった(初期のころ、一時的にMosaicを使ったこともあったか)のだが、こりゃあいかんということで、IE5をインストールしてみる。未だにWin95環境なので、こういうとき不便。…あ、ちゃんと表示されてる。ねすけのヘボっぷりは本当のようだ。試しにいつも見ているサイトを色々見てみると、ねすけだと白地に黒の非常に味気ないページだったのが、IEだと劇的に美しくなっていた。こ、こんなページだったとは。青天の霹靂。

で、このページのデザインをどうしたもんかな、とただ今悩み中。見てくれる人の環境によってはとんでもないデザインになってしまうとこちらとしても不本意だし。皆さんはどのブラウザをつかってるんですかねえ? ブラウザ名と、そのバージョンを掲示板あたりに書いてくれると参考になるんですけど。よろしくね。幸い、ここはほとんど知り合いしか見てないので、不特定多数ならぬ特定少数に対応できればOKなので。さあ、あなたはねすけ派か、いえ〜派か。わたしゃ今回の一件であっさりといえ〜派に寝返りそうな勢い。


2001.8.9(木)
添削終了した提出遅れ答案を予備校に提出。ついでに、元々予定に入っていた添削答案を受領。また一晩で9枚。絶対人手足りてないな、と確信するのであった。しかもその後、携帯に追加答案3枚よろしく、と追い打ちをかけられる。まあここが稼ぎ時だし。
 …しかし、どれもこれも医療系の問題なので添削が大変。かなり適当。


2001.8.10(金)
昨日受け取った答案は、一晩で添削しろ、という割に提出が朝8時半までと、かなり極悪な日程。で、今朝起きて時計を見ると8時27分。…。…。遅刻だ。あわてて原付をかっ飛ばす。道中、2度ほど携帯がジーンズのポケットの中でブルブルいってたみたいだが(エンジンの振動が伝わってくるので、どっちの振動なんだかはっきりしない)、一刻も早い到着の方が重要だろうから、無視。ていうかフルフェイスのヘルメットかぶってどうやって電話に出ろと。
 結局15分遅刻程度で到着したのだが、それほど問題はなかった模様。そりゃまあ、そんなタイトなスケジュールがうまく進行するはずないから、結構余裕は見てるんでしょ。いやしかし焦った。平謝りしつつ、追加答案3枚受け取り。

で、休む間もなく(いやちょっと一眠りしたが)、受け取ったきりほとんど進んでいないもう一つの答案の添削。こっちは科学技術関係だから割と楽。といっても夕方から用事があるので2、3枚ほど。

夜から研究室の飲み会。なんだか狭い部屋に大勢押し込まれて、室温高め。しかしそのおかげかビールがうまい。今日は軽めに飲んでとっとと切り上げ、うちに帰って添削しなきゃ、と思っていたが、ついつい飲んでしまう。さらについつい2次会まで参加してしまう。さらにさらに3次会で天一ラーメンなんぞ食らってしまう。完全に現実逃避モード。


2001.8.11(土)
引きこもりモードで添削。残り10枚余り。


2001.8.12(日)
引き続き添削。ここのところずっと添削ばかりやっていてストレスが溜まってるのと、それに追い打ちをかけるように答案がどいつもこいつも程度低すぎなのでかなりイライラ。20世紀の科学技術の発達の特徴を踏まえた上で、21世紀に実現が必要とされる技術について述べよ、という問題だったのだが、どいつもこいつも何なんだあのていたらくは。小中学生の作文レベル。「ロボットができれば子供の遊び相手になるでしょう」誰がドラえもんの世界を語れと言ったか。「私たちが望めば、車だって空を飛び、心を持ったロボットだって作れるかもしれない」少なくとも貴様にゃ無理だ。一人二人ならともかく、こんな答案ばっかり。10点満点で平均点2点そこそこ、最高点は4点がたった一人ってのはどうなのさ。夜中まで苦労してこんな答案添削してると思うと無性にむかついてくる。…いやまあ見返りに金もらうんだけど。


2001.8.13(月)
添削済み答案提出。これでようやく一息。しばらくバイトはなし。

というわけでさっそく帰省。食っちゃ寝生活の開始。

瀬名秀明「BRAIN VALLEY(上)」読了。まわりでは結構評価は高かったようだが、私としてはいまいち乗り切れず。なにせ読み始めたのがゴールデンウィークに帰省したときだったにもかかわらず、ここまでズルズルと引きずってしまったのが何よりの証拠。やはり私は医学とか生物学にはあまり興味が湧かないらしい。蘊蓄の羅列にはかなり辟易である。なんだかよくわからんかったが、要するに脳がポイント…ということでいいのだろうか。下巻は楽しめることを期待。
 それともう一つ、この作品に(上巻を読んだ限り)いまいち乗り切れてない理由があったりする。こういうこと書くと、瀬名ファンの方々におかれましては激怒すること間違い無しだろうけど。何というか、登場人物に存在感がないというか、キャラが立ってないというか。非常に印象が薄くて。というのも、この本を読む直前に読了したのが森博嗣のアレだったもんだから、余計にその印象が強まってしまったわけだ。いやまあ、この本はそういう観点から読むものではないというのはわかってはいるものの…。

日付をずらして参拝するだけで批判をかわせる、と思う根拠もよくわからんが、それよりも、参拝しただけで即侵略戦争肯定、と短絡的に結びつけるのもいまいちわからん。


2001.8.14(火)
親戚一同、集まって食事。祖父が最近導入したらしいペースメーカーの件で、電子レンジに近づくのは危ない、携帯電話を使うときは右耳の方に、電気自動車に乗るのもまずい、などという話題が挙がっていた。この辺から推測するに、(仕組みはよくわからんが)要するに電場か磁場の干渉を受けるとやばいんだろうということは理解できたので、じゃあ高架の下もまずいんでないのとか、でも距離の2乗に反比例して弱くなるからそんなに神経質にならんでも、とか適当なことをのたまっていたら、なにやらまわりから賞賛のまなざしが。皆さん、博士の肩書きに騙されております(笑)。伊達に無駄飯食らってないっすよ。
 ところで、後から考えると、距離の2乗に反比例ってのはかなり嘘だった。直線電流による磁場強度は距離に反比例だった。この前勉強したばかりなのにもう忘れている。2乗に反比例が当てはまるような例が何かあっただろうか。まあ、磁場の強さなんてビオ・サヴァールの法則を覚えてりゃ、あとは適宜積分してやれば大抵導出できるんだからそんなこといちいち覚えておく必要なし。と開き直っておく。


2001.8.15(水)
戦争を体験した人々ならいざ知らず、どう見ても自分と同世代だろう、という人間が靖国で押し合いへし合いしているのを見ると、どうしてそこまで一所懸命になれるのか不思議でならない。そりゃまあ、わたしゃ歴史にはあまり興味がないんでわかるわけもないが。ていうか、基本的に人間風情がやらかす空間もしくは時間スケールのことなんて有効数字外の出来事、などという、スケールの大きい人間(笑)を気取っているだけかも。

…って、こういう無関心が戦争を生み出すわけですか。その程度のことは理解してますけどね。頭では



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