→ back to past diary...  → back to Top...
−2001年12月(後半)−

2001.12.16(日)

ゼミ発表に向けて論文読みをやろうとしたが、読んでると無性に眠たくなって仕方がないので、眠気覚ましにドラクエなど(何故)。

さて、そのドラクエだが。先日「マップの回転が遅い」などと書いていたが、それをやや修正せねばならない事態発生。これもひとえに説明書をロクに読んでないせいなのだが、あのマップ回転って、L(R)1ボタンとL(R)2ボタンで回転の仕方が違うのね。申し訳ない、まったく気付いていなかった。掲示板の書き込みで、「段付き回転と、無段階回転」などとあるので、「なんだそりゃ」とか思っていたのだが。いやいやとんだ勘違い。そうそう、この段付き回転だよ、私が求めていたのは(回転を離散化、というのはこれのこと)。でもやはり、もう少し回転が速いともっとよかった。それと、できれば段付き回転の方をデフォルト、というかL(R)1ボタンに設定して欲しかった。L(R)2キーって微妙に押しづらい。

スポーツニュースをぼんやりと見ていたら、日本馬が海外GI3勝などという目を疑うニュースが。すばらしい。それにしても、「内国産馬海外GI初制覇」という単語と「ステイゴールド」という馬名がイメージ的にどうしても繋がらないのだが(笑)。

2001.12.17(月)

さてハワイ観測の荷物発送も無事終わり、後は週末のゼミ発表を片付けるのみ。ちびちびと論文を読み進めていたのだが、どうも内容があまりゼミ発表向きでない、というか内容に新味が感じられないというか。さて自分の研究にどう結びつけたものやら。

2001.12.18(火)

論文読み。やはりこの論文はゼミ発表向きでなさそうなので、これはトピックの一つに留めておいて、別のネタを探すことにする。

2001.12.19(水)

ゼミ準備。今回からパワーポイントを使うことにしたのだが、これだとプリントアウトした図を切り貼りする必要がないので、散らからなくて非常に楽。もっとも、文献の図を引用したりすると、スキャナで取り込んでカラー調整という作業が増えるが。
 並行して論文読み。目星をつけていた他のトピックに関するが、今までの研究分野と離れていることもあって理解不能。少なくとも2、3日で何とかなる状況ではないと思われ。やはりあの発表向きでなさそうな論文を使うしかないか。

2001.12.20(木)

ゼミ発表の前日だというのに、夕方から教官会議。私、研究員です。教官でないです。…などという言い訳が通じるわけもなく、3時間に渡り末席でじ〜っと座っているハメに。独法化とか、Top30とか、色々大変みたいである。

ゼミ準備。なんかもー面白くなさそな発表になる予感がひしひしと。

2001.12.21(金)

ゼミ発表。パワーポイント、途中でハングアップ(笑)。カーソルキーで何ページ分か連続して進んだり戻ったりしていたら、処理が間に合わなくなったようである。Pentium233MHzでは少々荷が重いのか。
 内容の方は、割と受けがよかったような。間に合わせっぽい内容だったのだが、意外。

2001.12.22(土)

今日からつかの間の冬休み。いちんちじゅうドラクエ。なんか、終盤に近づいている気配が微塵も感じられない。相当長いですか、このゲーム?

2001.12.23(日)

人間、一度手に入れてしまうとどんどんその上が欲しくなるもので。現在所有の京セラデジカメに物足りなさを感じていた今日この頃、たまたま実家から「デジカメを使いたい」というオファーがあったのをいいことに、古いデジカメを実家に押しつけて新たにデジカメを買うことに。ハワイ観測も近いし。
 というわけで買ったのはNikon COOLPIX。光学3倍ズームは前と同じだが、ピクセル数は320万にアップ、感度も大幅アップで夜景もきれいに。動画も撮れます(音無しだけど)。そして個人的に一番注目なのが、60秒までのバルブ撮影。やはり、商売柄、CCDカメラを使うからには長時間露出かけてみないと。面白い画が撮れそうである。そろそろトップページの写真も換えたいし。

夜は飲み会…のはずが、メンバーの一人が歯痛で脱落。1次会が2人という事態になってしまったのに加え、2次会から参加予定の人も参加時間がだいぶ深夜にずれ込みそうだったので、あえなく中止。うまくいかん。

2001.12.24(月)

一日中ドラクエ。ハワイ観測に出発するまでにクリアするつもりでいたのだが、この分だと終わりそうにない。プレイ時間40時間強なのに、説明書に記載してあるキャラで未だに登場していないのがいるってのはどうなのよ。

2001.12.25(火)

さて、ハワイ観測出発は日曜日であるのだが、本格的に荷造りをするには少し早く、さりとて何か研究をするにしては心理的にせわしない、そんな時期。ネットサーフィンしてたら一日が終わってしまったような気がするのは気のせいか。

2001.12.26(水)

ぼちぼち観測の準備せにゃならんなあ、と荷物をかき集め。1ヶ月だからなあ、どうやって暇をつぶそうか。…ていうかいい加減投稿論文を書き上げなければならないのだが。観測の合間に書けるだろうか。

2001.12.27(木)

観測に必要なものを色々買い出し。ついでに現地紙幣の両替。…米ドル、高いよ。オーストラリアドルは安くてよかったなあ。高いので少々額をケチってみる。どうせ土産物を買うぐらいしか金の使い道はないので、土産のランクを落とせばすむこと(笑)。

ドラクエ。マホトーンとラリホーを連発されると非常につらい。しかも、もうどく付き。あえなく全滅。早く進めたいのに。植物のくせに生意気。

2001.12.28(金)

世間一般では仕事納めらしいが。全然そういう雰囲気ではない。当たり前だが。ていうかここからが本番。

2001.12.29(土)

ハワイ観測に向けて色々荷造り。今回は行動地域の特殊性により、(日本での)夏、秋、冬の3種類の服装を準備しなければならないため、調子に乗って色々詰め込んでいたら結構な量になってしまう。旅行下手である。ついでに、暇つぶしのためのゲームインストールやら、CDから曲吸い出し&MP3変換やら。こういうことやっていると、やはりHDD容量2ギガではやや容量不足。

最後の悪あがきにドラクエ。やっぱり終わらない。現在プレイ時間は約55時間。噂に違わぬ長さ。

というわけで、明日から来月28日までの予定で、ハワイでの観測に出発。向こうでも多分ネットワークには繋げるはず(ただし1日に1回とか、その程度だが)なので、このページの更新はできるはず。もしずっと更新されていないようであれば、ネットに繋げなかったということなのであしからず。

2001.12.30(日)

観測のために夕方の飛行機でハワイに向けて出発。人員は私の他に、ボス2、あとはボス2の研究室所属の学生(M1)一人。この物騒なご時世、28cm望遠鏡などという大物を果たして手荷物で無事運ぶことができるのか。今回は成田まで行かなくて済むのがせめてもの救いか。
 さて、年末のハワイ行き路線なんて、さぞや観光客でごった返しているかと思いきや、意外や意外、飛行機はガラガラ。自分の座席に着いてみると、前後左右斜め八方位、もれなく1〜2座席の空きがある。おかげさまで我らが28cm望遠鏡は2座席を占有して無事輸送が可能となった。日本人の用心深さていうか過剰反応に乾杯。

Dec. 30, 2001 HST (Sun)

オーストラリアに観測に行った時は、日本と時差がほとんどなくて楽だったのだが、ハワイは19時間の時差、言い換えると5時間進めて1日引く、という時差のため、日本を夕方に発った飛行機は7時間ほどの飛行の後、1:00JSTにホノルル空港着。ということはHSTで6:00頃。…寝る時間が。
 さすがに常夏の島だけあって、夜が明けない時刻でも結構暑い。Tシャツ一枚で充分。重たい荷物を抱えて国内線へ乗り換え。この乗り換えは日本国内と違ってそう簡単にはいかないだろう、と思っていたら案の定。28cm望遠鏡はあわれ囚われの身に。ま、普通はそうだろうな。搭乗前のボディーチェックはかなり厳重、しかも迷彩服着込んだ兵隊さんがライフル背負って突っ立ってる、というようなものものしいホノルル空港でありました。
 国内線に乗り換えて30分ほどで、滞在地であるマウイ島に到着。荷物は無事だった模様。レンタカーを借りて宿泊地まで1時間弱。ここは標高が1000mほどのところなので、空港付近とはうって変わって涼しい。沖縄から軽井沢に飛んだ気分(って両方とも行ったことないが)。この辺はリゾート地なので、泊まるところも結構豪華な一戸建て庭付きのコテージみたいな建物。こんな感じ。文科省予算で泊めさせてもらって申し訳ない、という感じである。ちなみに一泊一人70$くらいらしい。まあビジネスホテル並か。山の麓だともう少し安いホテルがあったらしいが、観測のために毎日山の頂上(標高3000m)まで通うことを考えるといちいち麓まで戻っていては体がもたんということと、夜活動して昼寝るという特殊な生活を普通のホテルで続けるのはまず無理、ということでここに泊まることにしたようだ。ちなみに内装はこんな感じ。…暖炉付きですよあなた。う〜ん、リッチ。すごくリッチ。繰り返すが文科省予算だ(笑)。

ところで、新しいデジカメの性能はやはりいい。夜の室内をスローシャッターで撮るとやたらといい雰囲気の画が撮れる。満足なり。

今日のところは別送の観測機材がまだ届いていないのでゆっくりできる。台所も充実しているので、食材を買い込んでさっそく自炊生活。ハワイってのは日本人が多いせいか、日本の食材も色々入手しやすい。今日のところはとりあえずカレーライスなど。とりあえずっていうかいきなり伝家の宝刀を抜いてしまったという気がしなくもないが。カレールーもちゃんと売っているので簡単である。
 が、しかし。飯を作り終わって、さあ食べるか、というときにいきなり停電。ここのエネルギー源は全て電気なので(ガスは来ていない)、電気の供給を絶たれると何もできやしない。仕方がないので懐中電灯の下で飯を食ったあと、とっとと就寝。

ちなみに、"HST"ってのはハワイ標準時のことだが、うちの業界だとHSTと言えばHubble Space Telescopeだよな。

Dec. 31, 2001 HST (Mon)

宿泊地→観測機器受け取りのため山頂→買い出し&食事のため山の麓→宿泊地で一休み→観測準備のため再び山頂、なんてことをいきなりやったらそりゃ体もおかしくなるわなあ、ってことで調子悪し。いわゆるひとつの高山病ってところですか。ていうか他の二人はなぜなんともないのか。
 標高3000mなどという高所に行くのは初めてなのだが、やはり慣れるまでちょっとつらいかも。空気が薄くて多少息苦しい。緩やかな上り坂でも少し歩くだけですぐ息が上がる。断じて運動不足のせいではない。たぶん。

ちなみに昼飯は山麓のレストランで。オムレツとパンケーキのセットを頼んだら、やたら大きな物体が皿に鎮座している。20cm×10cmくらいか。おまえ卵いくつ使ってるんだよ、ってな感じ。これがメリケン人のデフォルトっすか。こんなもの食ってる連中と戦争したって勝てるわけないすよビン・ラディン。これが本日の体調悪化に拍車をかけたのはまちがいない。
 昼過ぎからずっと山頂で作業をしていたため、夜はカップ麺で簡単に。ちゃんと赤いきつねとか緑のたぬきとか売っていた。ただし山頂だと熱湯がぬるいのでめんがちゃんとほぐれないのが難点。

→ back to past diary...  → back to Top...