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−2002年3月(後半)−

2002.3.16(土)

研究室の技官の方の退官記念パーティーに出席。この方が退官された後、果たしてその穴を埋めることができるのか…。といっても来年度以降も非常勤で仕事は続けるらしいが。

2002.3.17(日)

観測機器の調整の手伝いのため観測所へ。何故に狙いすましたように日曜に行こうとするかな、と思わんでもないが。学生は休みたいときに休めていいなあ、と今さらながらに思いつつ、運転手を勤める。まあ、本日はお日柄もよく、絶好のドライブ日和だったのでまあいいか。しかし花粉が多いのには参った。

2002.3.18(月)

研究室追いコン。今年は学部卒で他大学院に移る学生が結構多いので、追い出す側の負担が結構大きい。私も一応給料取りの端くれなのでそれなりに毟られる。その割に飲み屋の料理が非常に少なく、周囲はブーイングの嵐。単に座る場所を間違えたという話もあるが。

2002.3.19(火)

論文書き。ようやくメインで使用していた計算機が復活したので、昔作ったプログラムを掘り出して図の作成作業。が、TeXへの図の張り付けで一悶着。UNIX上で作ったPSファイルは問題ないのだが、Windows上で作った図のEPSへの変換がうまくいかない。具体的に言うと、アプリから印刷→プリンタドライバの設定でファイルにカプセル化→GSviewでEPSに変換、としてみたが、BoundingBoxがデフォルトのA4サイズから変更できないので図がちゃんと表示されない。Googleで片っ端から関連ページをあたってみて、最終的には、アプリ上で図形コピー→Windows Meta File化→WMFをEPSに変換するソフト使用、でようやく意図したEPSファイルが完成。やれやれ、これで半日潰してしまった。
 昔はTeXで作った文章に図を張り込むときは、スペースだけ空けといて後で図を(糊とはさみで)切り貼り、という原始的な方法を使っていたものだが、全てPC上でできる方が机の上が散らからなくて楽。しかし、こういう作業をPC上でやるようになると、やはりパワー不足が少々気になる。MMX Pentium233MHzではちょっと。そろそろ買い換え時かな。

ちなみに現在のPC環境については、平日は大学に置きっぱなしで週末だけ自宅に持って帰る、という状態なのだが、やはり自宅にも別にマシンが一台あると便利という気もする。それと私の場合、研究室で使うとき以上に、自宅で使うときの方がマシンパワーを要求される(笑)ので困ったもの。現に、現在使いたいと思っているアプリで私のマシンだと動かないのがちらほら出て来ているし。…あ、いや、こういう表現は正確性を欠くな。要するにやりたいゲームができないんだよ畜生め、ということ。まあ別にゲームに限った話でもないが。
 最近PCを買った友人によると、(上で書いたような)研究室の仕事で使う場合はセレロンクラスのスペックで充分らしい。ということで、研究室用に割とローエンドのノートPCを買い(プレゼンで使うのでノートでないと)、自宅用にはPen4あたりのハイスペックマシン(自作に手を出してみるか?)を買う、というのが理想的。さてどのくらいかかるか。ディスプレイは17インチのが自宅で遊んでいる状態なのでそれを使うとして、ノート+自作で30万くらいで納まるかしらん。今使っているノートに三十ン万出したことを考えると、それくらいは出してもいいような気もするが。そのくらいの貯金は充分あるんだけども。後々のことを考えると。う〜む。

2002.3.20(水)

論文書き。スペースの都合上、とある図のレイアウトをD論よりかなりスリムにしなければならないが、どうしたらよいかで悩む。一応、1つのグラフにまとめることも可能だが、そうすると線を多色にしないとわけわからんし、しかしあまりカラーの図を多用すると投稿したときに値段が跳ね上がりそうだし。どうしてくれよう。

あ〜、ゼノギアスがクリアできなかった。間に合わなかった(何にだ)。

2002.3.21(木)

今年は観測史上例を見ないほど桜の開花時期が早いらしく。地元でも今月末には開花すると予想されているし、東京方面はもう満開だとか。こりゃもうバッチリなタイミングですな。というわけでドリームキャストに最後のサクラ舞う(強引な話題振り)。いやもうここまで来たら買うしかないでしょ。狙ったように発売日が祝日だし。
 今回は13人から5人選ぶってことで、ということは、
     135
     =13!/(5!×8!)
     =(13×12×11×10×9)/(5×4×3×2)
     =13×11×9
     =1287
ということで、1287回もやらなきゃならんのですか大変ですな、って感じである。無茶言うな。まあそれはともかく。エンディングが13通りってのは確実であろうから、コンプリートするのもなかなか骨が折れそうである。まあ1回あたりのプレイ時間は短いみたいだが(ROM1枚だし)。1〜3がTVアニメ1クールだとすると、今回のは2時間スペシャル、といった感じか。とりあえず1回目はメガネ三つ編みチャイナ服で逝ってみようかと(笑)。
 少し(ていうかもうラスボスっぽいところまで進んでしまったのだが)やった感じでは、やはり発表から発売まで間がなかったためか、音楽・グラフィック等に前作までの使い回しが目立つ。まあこの場合は4作目を出してくれたことを素直に喜ぶべきなのでしょうな。

2002.3.22(金)

論文書き。研究ってのはただデータ解析して何か結果出す、というだけでは不十分であり、何らかの形にして世の中に送り出さなければ意味がないただでさえ世の中の役にたたんのに。…ってのは分かっちゃいるが。何故にこれほどまでに遅々として進まないのだろうか。D論書いていた時のスピードを考えればこんな作業数日で終わりそうなもんだが。タイピングソフトでバシバシ打ってる場合じゃないと思われ。

「サクラ大戦4」とりあえずクリア(早っ)。もうこれ以上話は続かんよ、という雰囲気が強く感じられるエンディング。まあ、作品の内容としても、あるいは商業的にも、サターン→DCのこのシリーズはいい加減ケリつけて次に行くべきでしょうな。製作期間の短さもあってか、だいぶ素材に使い回しが目立つが、昔を懐かしむ、という意味ではプラスに働いているのでは。1作目が出たのが5年以上前だからねぇ。そりゃ懐かしくもなるわな。
 確かに前作までと比べると短いが(プレイ時間8時間程度)、製作期間1年ならこんなものだろう。逆に、13分岐なのを考えればこれくらいにしてくれないとコンプリートは無理だ。私はこの手のマルチエンドのゲームは全部やらないと気が済まないタチなので助かる。2作目が8分岐の割に1回あたりのプレイ時間が長く(20時間オーバー)、6回ほどで挫折してしまったことを考えるとなおさら。
 まあ多少文句を述べるとすれば、話が短い割に、帝都の一大事(笑)の度合いが前作までとそれほど変わらないので、少々盛り上がりが足りないという気がする。もうちょっと軽い話で納めてもよかったのでは。あとは、「巴里と帝都との物理的距離」ってのをもう少し考えた方がよいのではないかと。あれはなんぼなんでもリアリティなさ過ぎ。

ちなみに、昨日の計算式は少々正確性を欠いており、実際には誰をパートナーに選ぶかによって同じ5人の選び方でもそれぞれ微妙に異なる。ゆえに、組み合わせは135×5=6435通り。ますます無茶だ。

2002.3.24(日)

高松宮記念。ショウナン「カンプ」って何?

「ゼノギアス」、Disc 2にようやく突入。発売当時から噂されていたのを聞いてはいたのだが、確かに噂に違わず、2枚目に入った時点でゲーム形態(というか、物語の語り方)がガラッと変わる。なんかいきなりダイジェスト版のようになってますが。どういう意図でこういう形式にしたのかぜひ知りたいところ(Webで調べればどこかに書いてそうだが)。単に製作時間が足りなかっただけ、などと言ってたら笑えるが。

2002.3.23(土)

「マルチエンドを全て見なきゃ気がすまん」、というのがゲームに対する一つのこだわりであるが、もう一つ「RPGを途中で放り出すのは御法度」というのもこだわりであるので、途中まで行っていた「ゼノギアス」をプレイ。クライマックスに突入しているような気もするが、なかなか終わりが見えてこない。結構長い。

2002.3.25(月)

D1君のせいでために観測所まで運転手。今月いっぱいで研究員の任期も切れるし、最後にもう一度くらい官用車を運転してみたかったのでまあいいけど。ようやく運転を楽しむ余裕が出て来たところだったので少々残念。
 どうでもいいが、「観測行きたいんですけど車出してもらえますか」って午後4時頃にのこのこ研究室にやって来て言うのやめてくれんか。こちらにも「今日は(研究の)この作業をしよう」という心づもりってのがあるのだよ。それなりに。

2002.3.26(火)

論文書き。…なんか、所々にほころびが。

辻元元議員の一件を見ていると、同業者にケチつける時にはよくよく気をつけにゃならんなあ、と。一旦こういう状況になってしまうと、以後同業者を批判したときに「おまえがゆーな」の一言で片付けられそうである。身につまされるな、いろいろ。

2002.3.27(水)

論文書き。だいたい終わった。ようやく。

2002.3.28(木)

最後の教官会議。スタッフの半数近くが出張でいなかったので取りやめになるのかと密かに期待していたのだが、なんだやっぱりやるのか。ちっ。いや、会議って嫌いなんすよ、私。

2002.3.29(金)

「退職の日」。来週からまた食い扶持を探さないと。まあ、給料をもらえない分、その対価として労働力を供出しなくて済むのは楽なことだが、楽ばかりでは食っては行けないし。

とりあえず論文は完成、ということにしておこう。少し寝かせて最終チェックをしてからボスにチェック依頼、ということで。…それは「完成」とは言わん、というツッコミはおいといて。

2002.3.30(土)

友達と飲み会。え〜、なんと申し上げればよいのやら。

「ゼノギアス」ようやくクリア。これまたなんと申し上げればよいのやら。問答無用でばんばん出てくる固有名詞のフォローが大変。終盤のシナリオの駆け足っぷりとか、ダンジョンでの高エンカウント率とか、とてもじゃないが他人に勧められるゲームではないような。個人的には音楽がいいのでまずまずOKなのだが。光田康典マンセー。BGMを聴いていて、ああ確かにこの人の曲だ、ってのがなんとなくわかるし。音の使い方に何か特色でもあるのか、それとも単なる思い込みか。とりあえず、ゲームそのものはもうやらないかもしれないが、サントラは買いかも。
 とりあえず、これと同じスタッフが作ったとなると、「ゼノサーガ」がどういうゲームになるのか、というのも推して知るべし、といったところか。CMにつられてライトユーザーが手を出すとあまりよろしくない結果に終わるのではなかろうか、と既に買ってしまった友人には言っておこう。もう遅いけど(笑)。

2002.3.31(日)

「ゼノギアス」も片付けたので、あとは腰を据えて13分岐完全制覇を目指そうかしらん、というところ。しばらくPS2はいらないな、こりゃ。

田中芳樹「銀河英雄伝説外伝1」読了。徳間文庫で本編が出た時に、外伝も文庫化してくれないものかと期待していたら、バカ高い愛蔵版で外伝が出版されてしまい、やはり今さらながら新書版を買うしかないのか、しかし縦書き二段組って嫌いなんだよなあ、と思っていたら徳間デュアル文庫で出た、という紆余曲折を経てようやく入手。…と思ったら、どうも新書版とは内容が違うのかな。
 久々に触れた銀英伝世界であるが、各登場人物の毒舌っぷりがたまりません(笑)。このシリーズにはまった理由が今イチ自分ではよく分からなかったのだが、どうもこの辺に理由がありそうな気がしなくもない。疑似歴史小説という形態とか、スペースオペラとか、政治的思想がどうとか、その辺の要素ではそれほどはまりそうにないような気がする。

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