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−2002年11月(後半)−

2002.11.16(土)

とりあえずしばらく研究が進まなくても問題ない状態になったので(いや、長期的にはあるが)、全力で予備校の準備。学会のせいで、授業の準備の方がかなり時間的に授業当日近くまでずれ込んでいるので、少し取り返さないと。

2002.11.17(日)

今までMOにバックアップを取っていたデータを、せっせとCD-RWに焼き焼き。最近MOの調子が悪いので、壊れないうちに移しておくことにしよう。データを焼く環境があるとやはりいい。色々なことができそうである。いや色々ったら色々だ。

その裏で予備校の仕事。今度は模試作成。年度の後半から、校内限定だった模試が校外生も受けられるようになり、問題が学外のチェックにさらされる、ということで、問題集などの問題(と図)をそのままコピーすると著作権の問題でアウト、ということらしい。…なんか、この予備校の言い分を聞いていると、校外生に開放しないならばコピーしても著作権法違反にはならんよ、と言っているようにしか聞こえないのだが。開放しようがしまいが同じだろ、と突っ込んでみる。それで授業料取っているんだから。ていうかね、教官室の本棚に代ゼミだの駿台だの河合塾だのの参考書がずらりと並んでいるのは、同業者としてどうよ、と言いたくもなる。
 それはともかく、おかげさまで問題に付ける図を一から作成しなければならず、とある問題のところでばねの図をどうやって作ったらいいんだ、としばらく悩む。結局、パワーポイントを使って、半径の違う楕円(の半分)を組み合わせてようやく完成。要するにこんな図である。ちなみにこの問題、1990年のうちの大学の入試(前期試験)から引っ張ってきたものであり、恐らくここをご覧の方の中で実際に入試で解いた人もいると思う(私の1つ上の学年の人)。ばねの弾性力によって運動する物体A、Bが弾性衝突してうんたらかんたら、という内容の問題である。割と素直な問題、という印象だが、さて受験生当時だったら解けたかどうか。

2002.11.18(月)

データフォーマットに関する報告書書き。報告書というか、これではゼミのレジュメだな、と思いつつ、今までの苦労を強調して盛り込んでみる。

2002.11.19(火)

…核分裂反応は何でエネルギーが放出されるんだっけ、と、予備校の授業の準備をしつつ小一時間悩む。いや、質量欠損分がエネルギーになる、というくらいの理屈はわかっているのだが、結合エネルギーの大小がなんたらかんたら、というところで引っかかった。どうもこの辺の現代物理学分野はいまいち得意でない。まあ、普段ほとんど研究で使ってないからな。

2002.11.20(水)

報告書を提出してしまったらやることがなくなった…というか、やることはあるけどデータ処理の終了待ち、という状態なので、早々に仕事を切り上げて帰ることに。平日に自宅で晩飯を作って食べるのはかなり久しぶり。作るといっても、先週末に作ったカレー鍋にだし汁とうどんと卵をぶち込んだだけだが(笑)。これをやるとカレーを作った後の鍋がきれいになって洗うのが楽なのである。暮らしの知恵。

先日、研究活動の一線から退いた初代バイオを、Win98にアップデート(今更Win98に“アップ”デート、というのもなんだが)して色々いじくっていたのだが、家からのダイヤルアップ接続がどうもうまくいかない。ネットワークにつなげないので、「わからないことはネットで調べよう」といういつもの手が使えないのがつらいところ。

2002.11.21(木)

予備校主催の「感謝の夕べ」とか言うパーティーに(タダだから)参加してみたのだが、日頃働いている職員及び講師への感謝なのかと思いきや、どちらかというと講師陣はおまけで、取引企業だの教育関係のお偉方だのと、地元の有力者のような感じの人々をもてなすのがメインだったようで。まわりに知り合いがいなかったので、隅っこで黙々と料理を食う。…というか、黙々と食うほど料理が出てこないのだが。皿の真ん中に、ちんまりとお上品に料理が申し訳程度に盛りつけられているだけで。もっとがばっと持ってこんかい、がばっと。
 料理がないので、デザートのケーキ(こちらはバイキング風)を片っ端から食べてみたり、あとは、塾長がワイン好きだとかで、ボジョレヌーボーの解禁日に合わせて毎年開催されているらしく、4種類ほど次々とグラスにつがれるので一応飲んではみたものの、違いがよくわからねえ(笑)。違いのわからない人間にこんなもの飲ませても仕方ないような。
 さらに、スポンサー企業からかき集めたらしい賞品をかけたくじ引き大会で、何の因果かダイヤのネックレスなんぞ当たってしまい、で、これをどうしろと、という状態。実際のところ、ダイヤとはいえいかにも安っぽい感じだし(人工ダイヤだと思われる)、ぶっちゃけた話、くっついた値札を見ると実際に安いし。5桁行かないのでは、質屋に持っていっても大した金にはならんよなあ。かといって、人にあげるにはいかにも安っぽいので、はっきり言って処理に困る。

しかしまあ、この1万円弱という価格帯の貴金属というのは、いったいどの辺の客層に需要があるんだろうか。この手のアクセサリーに気を遣う人だったら、もう少しマシなの買うだろうし、気を遣わない人だったらそもそもこんなのに手を出さないだろうし。贈る立場から見ても、この程度の代物を彼女なり奥さんなりに贈ってそれでよしとする男ってのは、なんかものすごく甲斐性なしって気が。

自宅からのダイヤルアップ。やっとつながった。詳しいふりして何も見ないで設定したのがまずかった模様。やはりチュートリアルのページなりなんなりを事前に調べておかないとまずかったか。

2002.11.22(金)

なんか、仕事が、暇。実際のところ、自分で仕事を見つけてどんどん進めていくほど裁量権がない、というより言われたことをやる程度の知識しかないので、テープをドライブに突っ込んで、コマンド一発、あとはひたすら処理待ち、という状態。今のうちにプログラミングの勉強でもしておくべきか。

2002.11.23(土)

朝っぱらから実家まで。実家のパソコンで使っているはがき印刷ソフトの住所録が開けなくなってにっちもさっちもいかない、ということらしいので、復旧のために。いやまぢでこれだけのために帰省。いくらバスで1時間の距離とは言え、非常に、あほくさ、という気がしなくもないが。
 数年前のパソコンブームで購入した一般家庭にはよく見られる風景だと思うが、我が実家でも結局パソコンを本格的に使うのが年末の年賀状印刷の時だけ、という状態であり、今使わずしていつ使う、という危機感があったようで。しょうがないんで親孝行してきたよまったく。
 で、その問題に関しては、住所録ファイルがどうこうというのではなく、ソフト側のファイルの一部(DLLファイル)が壊れていたらしく、一応ソフト全体のバックアップを取った上で、アンインストール→再インストール、であっさり解決(笑)。さらに言うと、このソフトはアンインストール時に自分で作成したファイルを消さずに取っておいてくれるらしく、実はバックアップすら必要なかったという念の入れよう。まあ、電話で話を聞いたときからそんなこったろうとは思っていたが。こういう状況を目の当たりにすると、ゲイツ様がのたまっていた「パソコンを家電並みの手軽さで」とかいうところまで行くのは、パソコンが今のような構造である限り絶対無理だ、という気がする。「何でもできる機械」というのは、根本的に初心者向けではあり得ない。初心者に使わせたかったら、使える機能をできる限り限定しないと。ソフトウェアはインストール・アンインストールを自由にできるようにしておくから今回のようにファイルが壊れるわけで。初めっからチップにでも焼いておけば壊れる心配もない。…結局、一昔前のワープロでいいということか。

関西弁でツッコミ入れたり、「オマエモナー」などと2ch用語をしゃべるハロは不覚にもちょっと欲しいと思った(笑)。 >ガンダム種

2002.11.24(日)

やることもないので、とっとと帰宅。連休を無駄に過ごしてしまったわい。

今回の帰省での収穫。エニックス「ドラゴンクエストIV」(PS版)を借りてきた。マップ等のエンジンは「VII」そのまんまという感じだが、台詞のひとつひとつ、音楽の一曲一曲に懐かしさをかみしめつつプレイしているところ。

JC。ナリタトップロード10着。正直言ってこの着順ではネタにもならないなあ。あとはステイゴールドのように有終の美を飾って感動の名馬となるのか、単なる今ひとつ足らない古豪で終わるのか。

2002.11.25(月)

予備校の授業は今日でひととおりテキストの内容を終える。次回からは演習として問題を解かせる予定なので、割と準備は楽か。

今日もマターリと仕事な風味、と思いきや、夕方になって新規の仕事が舞い込む。なんかもめそうな感じの内容である。

2002.11.26(火)

いつか昔に出した投稿論文が、ようやくボス査読が終わって戻ってくる。…なんか、まだ結構直さないといけないようで。というか、一部の書き方にボスが納得行かない、とかなんとか。ええやんこれで、わかるやん、と言いたくてたまらんという一方、まあそれも一理あると言えなくもない、という気もするし、難しいところ。

スクウェアとエニックスの合併、というのは、一昔前なら冗談にしか聞こえないだろうなあ。個人的には、FFとドラクエという、あれだけ方向性の違うソフトを作っている会社がひとつになるとどういう化学変化を起こすか、ということに興味津々。とは言え、元々エニックスはソフト製作は外注、スクウェアが内部で製作する体制だったらしいことから考えると、単にエニックスのロゴが加わったスクウェアのソフトが世に出るだけではないのか、というつまらない想像もできてしまうが。まあ、面白いソフトを作ってくれれば、看板が何だろうと別に関係ない。ただ、看板の名前はもう少し何とかした方が。言いづらいことこの上ない。

2002.11.27(水)

新たな仕事が本格的に始まったが、どうも仕事引き継ぎの時点で教えてもらっていないことがわらわらと出てきて一筋縄ではいかないかも。まあ、仕事ってのはたいがい一筋縄ではいかないものだが、問題は、上司が「引き継ぎで話は聞いていいるだろうからすぐできるだろ」程度の認識しか持っていないフシがある、ということではなかろうか。なんか、この人、言うことは壮大で大変結構なことなのだが、それを受けて細部まで仕事を仕上げていく下っ端はかなり大変そうである。

2002.11.28(木)

研究室のミーティングで、学位論文作成を控えて、各自のデータバックアップ体制の整備についての話。バックアップサーバを用意するとかなんとか、とりとめなく話が続く。どうもボスが自分のPCがクラッシュしたときにデータが失われたので懲りたらしい。個人的には、そんなもん自己責任だろ、と思わなくもないが。

2002.11.29(金)

隣の研究室の仕事にて。人が作ったプログラムを使用してのデータ処理で、なぜかそれが正常に動かないのであっちこっちいじくり倒すも、どうも途中で止まってしまう。リンクしたり読み出したりするファイルがないとか、その程度のミスなら、人が作ったプログラムでもなんとかなりそうだが、格子点データを処理する二重のdo loopの途中で止まっているということは、こりゃプログラム作成の段階でバグがとれてなかったんでないの、との疑いが濃厚。で、プログラムの中で具体的にどういうデータ処理をやっているのか全然説明を受けてない人間がどうやってバグ取りをやれと。冗談きつい。

2002.11.30(土)

買い物をするとか、予備校のテストの採点とか、やることはいろいろあるものの、ついつい一日中ドラクエIVで冒険の旅。ずっと座っていたので腰が痛くなったよ(やりすぎ)。ようやく5章で8人そろったところ。しかしまだまだ先は長そう。

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