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−2003年1月(前半)−

2003.1.5(日)

明けましておめでとうございます。今年もよしなに。

というわけでしばらく日付が飛んでおりましたが。年末は日記を書く間も惜しんでダビつく2(笑)。ダービーがね…。勝てないのよ。これが。ドツボだ。ダービーを勝てたら、ダビつくをやめてもいい、という位の気持ちでやらないと。ていうかやめるよ。大台に乗る前に何とか。

正月休みは実家で寝正月。黙ってても食事は出てくるのをいいことに、ひたすらゴロゴロ。近くの中古屋でSCE「I.Q.」を880円で暇つぶしに買ってみたものの、どうもいまいちノリ悪し。年末にまとめ買いした本を読んで終わる。
 以下、読了一覧。倉田英之「R.O.D. -第7巻-」。本好きは業が深い。綾辻行人「どんどん橋、落ちた」。多分にメタ小説っぽい雰囲気漂う作品。推理をするための話、という意味合いが強いので、自分で推理しないで単に読み流していると魅力半減、か。有栖川有栖「山伏地蔵坊の放浪」。切れ者山伏の推理話、ってそのまんま。こういう、問題編と解決編がはっきりしている推理モノって、自分で推理して当たったためしがないのだが。秋山瑞人「猫の地球儀」「同 その2」。これほど表紙のイラストと中身の雰囲気が一致しない本もなかなかないと思うが。科学が異端とされる世界の、異能者の物語。なぜかキャラクターは猫。回転系での3体問題を扱っている人にとっては(ってそれ私)ニヤリとさせられる描写多し。

2003.1.6(月)

仕事始め。正月休み前に走らせておいた計算の結果を確認する。…、直ってない。やっぱり処理前のデータにエラーが多すぎる。で、上司と相談の結果、「君の好きなように、データを埋めてちょうだい、適当でいいから、どのみち今の段階ではデータの正確性なんてあてにならんから」。…そういうことはもうちっと早くいっておくれでないかい。そういうことであれば、全能力を注いで空いたグリッドを埋めましょうとも。自作関数を総動員。

ま た 2 着 だ …。

2003.1.7(火)

プログラム改訂、テストの繰り返し。

2003.1.8(水)

しばらくほったらかしだった論文の直し。もうこれで終わりでいいか。…いいな。もういいよ。自分の中ではこの内容はすっかり時代遅れなんで、半分どうでもいい感じ(笑)。

2003.1.9(木)

上司から急に呼び出されて打ち合わせ。データベース構築のための作業がとうとう本格的に動き出すらしい。当面の作業として、今までデータ処理で使っていたプログラムの移植作業と一部改変を受け持つことに。まあ、移植と言ったって別にOSだの言語だのが変わるわけでもなく。大したことはなさそうだが。

2003.1.10(金)

打ち合わせで細かいところを煮詰めてから作業にかかろう…と思っていたら、上司が風邪でダウンらしく。いきなり出鼻をくじかれて仕事も進まず。

一番人気はいらない。一番が欲しかった(泣)。

2003.1.11(土)

いつものメンバーで新年会 in サッポロビール園。土曜日なのに、平日限りの食べ・飲み放題格安短時間バージョンのオーダーが通ってしまったのは、売り上げ不振の打開策なのかしらん、と思っていたら、制限時間近くで支配人らしき人がやってきて、「時間延長はしないのか? でなければ帰れ(意訳)」と宣告されてしまったので、エコノミーを旨とする我々はとっとと退散するのであった。やはりジンギスカンの食べ放題ははじめの数十分で勝負がつくものであるからして。
 その後の統一見解として、はじめにオーダーを取った店員が見るからに新入りっぽくて、間違えて土曜にはやらないオーダーを取ってしまい、そのフォローのために支配人(推定)が出血を最低限に押さえるために出張ってきた、という案が出される。確かにこれで全て説明が付いてしまうような。

2003.1.12(日)

部屋の掃除の予定がをほったらかしでダビつく。ダービー目指してコツコツと。

2003.1.13(月)

重い腰を上げて部屋の掃除、というか一部間取りを変える。この狭い6畳一間でこれ以上どこの間取りを変えるんだ、という気がしなくもないが。先日生協でたたき売られていたカラーボックス500円也を活用すべく、スペースを確保する。と言っても、水平方向にはもはや空きスペースなんぞほとんどないので、必然的に鉛直方向に追いやるしかない。ま、そこはそれ、フレキシビリティの高い自作の棚をフル活用してスペースをひねり出す。一応収まるところに収まったようにも思えるが、気のせいか妙に圧迫感があるような、ないような。対角線を使わないと1フレームに収まらない。ていうか有り体に言うと地震が来たときやばいんちゃうのん、という感じがなきにしもあらず。

2003.1.14(火)

さてプログラム環境の移植…の前に、あちこちで問題のあるデータ処理を片づけなければ。ということで修正結果を画像出力して確かめてみたが、一部を除いてまずまず。あとはもう処理前のデータの質の問題、ということで片づけさせてくれんものか。

コマンドラインでの画像形式一括変換に威力を発揮するらしいNetpbm。psファイルをjpg(でも何でもいいが)に変換するのに一苦労。ていうか、変換の結果が標準出力に出るということと、コマンド打った途端に画面一杯に出続ける文字化けとが頭の中でリンクするのに数時間かかる。いや気づいてみればものすごく当たり前のことなのだが。

中ボスよりハワイ観測参加の打診がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! …って別にうれしくもないが。どうも人手が足りなくてにっちもさっちもいかないらしい。うちの研究内容の中では割とメジャーどころに近いものでありながら、観測人員の主力をロートルポスドク2人に負っている、という現状はいかがなものかと。どうも修士の学生に話を振ってはいるらしいのだが、国内での自分の観測やら就職活動やらで、回避の公算が大きい模様。
 とは言え、私は基本的に隣の研究室に雇われている身であるからして、自分の研究絡みでそうそう長期間大学を空けられるはずもないとは思うのだが。さてどうするどうなる。

そんなことよりもっと重要な問題がひとつ。6月末に札幌で開かれる国際学会への参加指令がボスからキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! …ってこれははっきり言って寝耳に水。ていうかネタないって。「本当は結果が出てから応募するのがスジなんだけど…」とか言ってますが、それって毎回じゃん、と突っ込んでみる。まあ、過去の例から言って、こちらが何言ってもボスに丸め込まれることは必至なので、無駄な抵抗はやめておとなしく応募してみようかと。

先日の飲み会で話が出たような気もするが、人間、逃げ道があるとどうしてもそっちにいってしまうことが心理的に多い。私は基本的に怠け者なので、特に。かと言って、前に進むには精神的に非常にエネルギーを必要とするもの。とは言え、退路を断つことそのものはそんなにエネルギーはいらないような気もするので、割と気楽にできてしまう。で、退路を断ってしまえば、なんだかんだ言って進むしかないわけで。まあ結果として自分の利益になることが多い、と。
 というわけで、この際だから気安く国際学会参加を決めてしまおうかと。って後でどうなっても知らんぞ。

先日の飲み会絡みでもう一つ。某日記へのツッコミ。私は勤労学生ではないですよう。9月末で退学届けは出してるので(それまでは大学院研究生。これはまあ、学生証もあることだし、一応学生だろう。学割効かないけど)、学生じゃないんですよう。授業料払ってないし。現在の身分は、書類上は研究機関研究員。一般的には非常勤研究員の方が通りがいいかも。非常勤というのは、要するに1日あたりの勤務時間が(書類上)4〜5時間に限られている(給料は時給換算)ことから来ていて、しかし実際のところ1日あたりそんな短時間で仕事が終わるわけもなく、かといってタイムカードなどで勤務時間を記録しているわけでもないので最終的にどうやって給料の額が計算されているのかさっぱりわけわからん状態。まあ仕事の割にはもらえているような気もするので個人的には特に文句はないが。
 要するに、私を勤労学生と呼ぶのは、PD※1をOD※2と呼ぶのと同値であります。

※1 Post-Doctoral。博士号取得後、任期付きの研究職に就いている人のこと。現在の私。
※2 要するにオーバードクター。博士号は取ったけど、行くとこ無いよう(泣)、というわけで研究室に無給でへばりついている人のこと。昨年9月までの私。
 …という解釈でいいのか?

2003.1.15(水)

海外出張で上司がしばらくいないらしいので、マターリとプログラム環境移植作業。移植といっても、別に言語を変えるわけでもなく、OSもほぼ同じなので、それほど大した作業でもないのだが。ついでなので、一部処理手順等、構造的に気にくわないところを改修。こういうのは個人の好みによるもので。

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