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−2003年5月(後半)−

2003.5.16(Fri)

データ処理システムの件で打ち合わせ。処理結果が今ひとつ満足できない、とのこと。週明けには満足行く結果にする必要があるらしく、週末返上で作業を命じられる。とは言え、後はプログラム中のパラメータを微調整しては結果を確認、の繰り返しなので、実作業としては大したことはない。引き替え条件として、この作業が終われば来週は学会前休暇をくれると言うし。

なんか、休暇というと休んでいいみたいだが、実際のところ学会の準備があるので全然休みではなかったりするが。要するに自分の研究に専念しろと、そういうわけである。まあ、この時期にフリーの時間が取れるのは助かる。前回の学会以来ろくに研究が進んでいないのをここで一気に取り返そうという、非常に泥縄な展開。

2003.5.17(Sat)

隣の研究室に行く → パラメータを変えてデータ処理プログラムを走らせる → 処理が終わるまで研究室に戻って学会の準備 → 頃合いを見て処理結果の確認に隣の研究室へ → 以下繰り返し。数回ほどやったところでとりあえず満足してくれそうな結果に。というわけで心おきなく学会準備。

ところがこっちの方はスランプ気味。本番までに時間が足りる、足りない、という以前に、どういう風に話を進めたものか、方向性がさっぱり定まらない。これは、あれか。原稿用紙を前にしてうんうん唸ってる割に一行たりとも原稿が進まない物書きみたいなもんか。数ヶ月前に(見切り発車の)予稿を書いた時点で、こうなるであろうことは薄々感づいてはいたが、やはりその通りであったか。あの時点で、発表のネタとしてはこれしかないか、という感じだったので仕方がないのだが、できれば避けておきたかった類のネタではある。う〜ん、困った。
 とりあえず、現象に対してそれを説明する理屈をそれなりのレベルまでくっつけて、これ以上は今のままでは無理なのでこんなデータが欲しい、ってな感じで問題提起だけしてあとは投げっぱなしという感じで終わってしまいそう。

こういうときでも(こういうときこそ、か)飯の最中の読書ははかどるもので、竹河聖「風の大陸 第二十二部」読了。…そういやこのシリーズってなぜか日記でネタにしてなかったような気もするが、実は未だに読んでたりする。確かこのシリーズは、大学に入りたてのあたりで読み始めたんだと思うが、現時点で物語が終わる気配が微塵も感じられないのがすばらしい。雑誌に連載している(しかも長編の)小説をリアルタイムで追うのもなかなか大変である。初めの方のストーリーなんてもはや忘却の彼方。ちなみにこの本、1年ほど積ん読状態だったものであり、この後に未読の最新刊(といっても、こちらも半年ほど積ん読)が残っていたりする。自宅だとあまり本は読まないし、かといって旅のお供に持って行くにはボリュームがなくて時間稼ぎにならないし、というわけで敬遠されていたかわいそうな本。この勢いで最新刊も行ってみましょ。

2003.5.18(Sun)

昼過ぎから大学。学会発表ネタを追加する都合上、今まであまり勉強してなかった分野の論文を読んでいたが、たかだか数行の数式を理解するのに半日を費やす。説明が不親切なのか、単に英語の読解力が足りないだけなのか。ともかく半日かけてモノにしたので、一応ネタのひとつにはなりそう。

2003.5.19(Mon)

学会発表ネタ作り。とりあえず、観測結果をこれ以上いじっていても新たなネタが湧いてくるとはあまり思えないので、主に結果の解釈あたりを中心に。現象の時間変化がなんたらかんたら、ということを考えつつ、三角関数の入り交じる数式をガリガリと変形。あ〜いかん、加法定理とかすっかり忘れている。こういうときに高校の数学の教科書は意外と重宝したりする。
 いろいろ考えた末に、一応結論は出たものの、どうにも胡散臭くて仕方がない。もう少し議論を進めると、その胡散臭さが埋もれて見えなくなりそう(笑)なので、もうちょっとがんばってみるべし。

夕方から予備校。相変わらず時間通りに解説が終わらない。

ガンダム川柳でプレゼントをGetせよ!、という記事を読んだら、一句思いついたので、せっかくだから載せておく。

戦いは 数だよ兄貴 ザクよこせ
ドズル・ザビ

…おそまつ。いや、多分こういうパロディネタを求めているんではないと思うが。

2003.5.20(Tue)

学会発表内容は、とりあえずシナリオは出そろう。しかし、内容が怪しいことこの上ない。自分で考えておいてなんだが。一見、正しいことをやっているように見えるが、やはり途中の仮定がおおざっぱすぎか。サラリと流して聞いてもらえば多分納得してもらえなくもないような気がしなくもない(どっちだ)が、「………、んん?」などと途中で引っかかって考え込まれたらおしまいのような気がする。内容的に安全圏なところでうち切っておくべきか。しかしそうすると内容に面白みがない。冒険してみるのも一興。とりあえずもう一日考えよう。

2003.5.21(Wed)

データ処理システムの仕事は一応これで完成を見たようで、今後このシステムを運用することになるマシンにシステムを移植して動かすだけ、だそうな。というわけでどうやらあとは学会前の休暇、らしいのだが、今頃休暇もらっても、学会リハーサルは明日なので、時すでに遅し。

学会の発表内容の方は、ちょうどミーティングがあったので、ボス、中ボス、その他学生の前で説明してみたのだが、特に突っ込まれるところもなかった、ということはあれで納得してもらえたのだろうか。…というよりは、どちらかというと狐につままれたような顔、という表現の方が正しいような気もするが。まあいいや、この内容で突貫する。

竹河聖「風の大陸 第二十三部」読了。いや実際のところのんびり本など読んでる場合ではないのだが。割と軽めの本なのでサクサク読めてしまう。

ゼノサーガ エピソード2発表キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! いやほんとに作ってるのか密かに心配だったのだが、作っていてよかった。
 エピソード1の購入が遅くなったのは、実は「伏線が伏線のまま投げっぱなしで続編へ」というゲームな以上、次回作との間にあまりにも時間が空きすぎると1作目の内容を忘れてしまうので、少し買うのを待ってその間隔を短くしようとの目論見によるもの、という側面がなきにしもあらずだったのだが、情報によると3、4作目まで続くらしいので、そんな配慮も無駄に終わってしまった。次は遠慮なく発売日買い。

2003.5.22(Thu)

学会発表のリハーサルも終わって、暇ができると日記を書く気が失せるのはなぜだろう(笑)。まあとりあえず、これで今週いっぱいは暇。来週も学会にフルで参加なのでのんびり。最近は、自分の発表だけすませたらとっとと帰っていたのだが、今回はそれをやるとその分隣の研究室で働かねばならんので。来週の学会には参加していない業界なので関係ないのである。

肝心の発表内容の方は、いつもならつっこみを入れてくるお偉方がどいつもこいつも不在で、残ったお偉方は非常にいい人ばかりで(この場合、これはあまり褒め言葉にはならん)、張り合いのない、ぬるいリハーサル。

2003.5.23(Fri)

開始を15分遅らせた挙げ句に、結局2番目の発表者から先にやらせて、しかも内容的に未完成らしいゼミ発表なぞ聞いてるくらいなら、隣の研究室で仕事してた方がなんぼかマシ、ということで仕事。こうやって、自分の都合に応じて、自分の研究室・隣の研究室と、2カ所に逃げ場を設定できるというのは、結構重宝するものなのかもしれない。

2003.5.24(Sat)

学会に着ていくジャケットでも買うかなあ、と思って街中をぶらぶら。一応、予備校のバイトで着る、という用途もあることだし、まあいいか、ということで。色々デパートなど回ってみるが、微妙に高くて手を出す気にならず、結局、最近駅前にオープンした某紳士服チェーン店で買うことに。が、他の店は高くて、と言っておきながら、「1着だと定価だけど2着買うと12,000円引き!!」などという売り文句につられ、「そういや普段着るカジュアルな上着っぽいのも欲しかったんだっけ」などと自分に言い訳をしつつ、ン万円ほど予定外の散財。持ち合わせが足らんのでカード買い。こうやってその場の思いつきでもって、カード使ってあっさり買えてしまうのはあまりよろしくないような気もするのだが。 ← 現金買い推奨派の意見

2003.5.25(Sun)

某掲示板を移転するためにcgiの勉強などしていたのだが、どうもその概念的なところがイマイチ理解できず。Perlを少々かじったので大丈夫だろう、と軽く考えていたのだが、かなり甘かった。データの受け渡しがよくわからん。Perlとか、UNIXのシェルスクリプトなんかだと、データの受け渡しは、引数とかコマンドの返り値とか、そんな感じなので大体理解できるのだが、動作にブラウザが関わってくるとデータの受け渡しがどうなるのか今ひとつピンとこない。というわけでもう少し理解には時間がかかりそう。

2003.5.29(Thu)

学会中の小ネタ集。

幕張って非常にバブリーな印象。東京都庁周辺といい勝負。夜間人口が限りなく0に近づきそうな、生活臭のほとんどしない街並みがなんとも。

割と強めの地震があって、ああやはり関東は地震が多いのだなあ、などとのんきなことを考えつつホテルに戻ってTVをつけたらとんでもなかった。うちはなにかと高層建築物(笑)が多いので心配していたが、机の上に重ねてあったCD-ROMの山が崩れてたくらいで、特に被害なし。

出張中の読書。竹河聖「風の大陸 第二十四部」。これが現時点での最新刊にして、内容的に一段落ついた巻。しかし物語としては全然終わってなくて、まだまだ続く模様。ここまでで約15年かかってるので、完結までにはあと6、7年かかるんではないかと。気の長い話だ。
 我孫子武丸「少年たちの四季」。文体がどうもこども向けっぽいと違和感を感じていたのだが、よく見たらジャンプノベルの収録作品だった。とは言え、一応推理モノなので、人はちゃんと(?)死ぬし、なにやらサイコっぽい話になったりもするし、なかなかの出来。
 井上夢人「メドゥサ、鏡をごらん」。冒頭を読んだだけで推理モノだとすっかり勘違いしていたが、実際のところかなりホラー風味。

東京方面出張では毎度のことながら、今回の戦利品。「カウボーイビバップ 天国の扉」。DVDを中古で3980円也。この手の中古ソフトってのは、例えば同じ秋葉原界隈でも、店によって値段がバラバラで(パッケージの状態などにもよるし)、下手すると1000〜2000円くらい平気で差が付いたりするので、念入りな価格調査が欠かせない。いやこうやって探すのが楽しいんだけど。

肝心の学会ネタを書こうかと思ったんだが、例によってネタにならないので割愛。とりあえず、今使っているノートPCが持ち運びに向いていない、ということだけ言っておこう。右肩が筋肉痛に。

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