Diary -過去ログ- 2004年3月(後半)
正月休みにハガレン単行本を大人買いしたっきり音沙汰がありませんでしたが、このたびコソーリと復活。ついでなんでサイトデザインリニューアル。最近流行ってるらしい、2段組の日記メインなblog風に。あくまで“風”だが。うちのサイトは実質的に日記以外ほとんど更新されていなかったので、もはや日記メインにしてしまって何ら問題はないだろう、ということで。
 で、この際なので、いつまでたっても更新されない月の写真は取っ払って(ほとんどどこにも出かけていないので、絵になる写真なんぞ取る機会がない)、ロゴを新たに作成。日本語フォントはこちらで公開されているフリーフォント「懐流体」を使用。なかなか味があってよろしい。ちょっと前のヲタサイトで氾濫していた金文体*1でも使ってやるかと思ったが、まあその辺はギリギリで踏みとどまったというか(笑)。
 作成は主にIllustrator上で。月と雲と提灯(なんですよ、あれ。右下に引っかかってる奴)はPowerpointのオートシェイプからコピー&ペースト。大学の研究発表などで、限られた図形を駆使して模式図などを描きまくってきたせいか、この手のお絵かきにすっかり慣れてしまった。ちなみに、大きいフォントの題名、その下に線1本、題名の間にイラスト、線の下に英語、というレイアウトは、ぶっちゃけた話これのパクリである。もう、あのロゴを見た瞬間にパクリ決定。英文は何を書くか色々迷ったのだが、ここは一つうちの特徴のひとつである自虐テイストあふれる文章を。文法的にどうこう、という突っ込みはお手柔らかに。あまり自信がない。
*1: 別名「月姫フォント」。一時期かなり多くのサイトでこのフォントを使ってたような(いやまあソレ系のサイトばかり見てたから、という話もあるが)。Asahi.comで使われた日には「世も末だ」と思ったものである。
…今日のところはサイトリニューアルで手一杯なのと、しばらく文章を書くのがご無沙汰だったのでなかなか筆が進まない。今後リハビリを兼ねてぼちぼちと。
さて、なぜ去年の冬あたりから日記が途切れがちだったかというと、それはひとえに就職活動してたから、ということに他ならないわけであるが。といっても、実質的に動き出したのは年が明けてからであり、しかも実際に面接を受けるまでやったのはせいぜい数社なんだけど。まあなんつうか、大学も独立行政法人化のあおりでポスト増などほとんど望めない状況であり、それどころか(私の所属する分野のような金にならない学問は特に)現在のポストを維持するだけでも手一杯という感じで、そういう状況の中であえて研究職を目指すほどお前は研究に対してこだわりがあるのか、と改めて尋ねられると、いやそれほどでもないかな、などと身も蓋もないことを唐突に悟ってしまったわけである。なんかね、博士号取ってしまったら急に研究をやる気が減退したというか。
 まあ、あとは、金にならない学問をあえてやるということは、それを進めるにあたっては知的好奇心の探求くらいしか動機がないことになるんだけど、ではそれほど好奇心が旺盛かというと、これまたいやそれほどでもないかな、という感じで。私は基本的に怠け者なもので、やらなきゃならんことは一応それなりにやるけれど、やらなくていいならやらねえよ、という人間なのである。研究職への就職が厳しい状況下で、あえて金にならん研究を続けるほどのこだわりがなくなってしまったというか。やっぱ世の中しょせんは金である(笑)。いやまあ、さすがに面接で「金になる仕事がしたい」などと直球勝負な台詞を吐くわけにもいかんので、「もう少し世の中に直接的に貢献できる仕事がしたくなった」などと耳障りのいい動機を話してたけど。
 で、今やっている研究員の仕事(人工衛星データ処理システム開発)が割と面白かったこともあるし、自分の研究でも数値シミュレーションをやってたこともあるので、まあ今後食っていくとしたらコンピュータ関係の仕事だろう、ということでその手の仕事を探していたわけであるが。ただ、今まで研究者としてそれなりに経験を積んできたこともあるし、コンピュータ関係ならなんでもいいというわけでもなく、できればサイエンス関係の要素がある仕事がいいなあ、と思って転職情報のサイト(リクナビNEXTとか、インテリジェンスの転職支援とか、その辺)を物色していたのだが、希望する業務内容がやや特殊なせいか、この手の転職サイトだと良さげな物件がほとんどない。結局、今回採用されたのはGoogleで探し当てた会社だったりする(笑)。Googleマンセー。
実際のところ、日記を書くヒマもないほど就職活動が忙しかったかというと、そんなことは全然なく、単にいちいち就職活動の詳細を書くのが面倒だった、というただそれだけ。まあ、あとは割と秘密裏に活動をしていたので、正式に決まるまでは周りには黙っておこう、という意識も働いていたかも。ただ、やはり精神的にはなかなかきついものがあって、特に1〜2月あたりは結構きていたかな。というわけで、すんません、2月頭の飲み会を断ったのはひとえにこれが理由であります。 >私信
こういう状況だと、大学で仕事をしているときはともかく、うちに帰るとなんか色々余計なことを考えてしまうわけで。おかげであの時期は(普段なら必要不可欠な)TVゲームすらほとんどやっていなかったかな。「ダビつく3」なんかほとんど手つかずですよ。ゲームの中でまでままならない思いなんぞしたくねえ、という心境だったし。
 …などと言っておきながら、ままならなくないゲームはきっちりやっていたりする(笑)。ていうかつまるところはひたすらFate/stay night。いやもう、あの時期の心の拠り所、というか単なる現実逃避。かなりのめり込んでおりました。おかげで、グッド・トゥルー・ノーマルエンド全クリア、グラフィック100%はデフォルトとして、さらには、
タイガースタンプ*1完全制覇。こういう機能を付けられたら全クリしますよ私としては。とりあえず、制作者の意図通りの順番で各ルート2回ずつクリア。おかげで総プレイ時間はやりもやったり
100時間に届こうかという勢い。やりすぎ。競馬のシミュレーションゲームのような、エンドレスでプレイ可能なゲームならいざ知らず、基本的に一本道のノベルタイプゲームでここまで時間を費やすのは…「YU-NO」以来かな。まあそれほどにすばらしい出来映えのシナリオだった、ということである。しかも、最後のクリアが桜ルートだと、もう一度セイバールートをやりたくなってしまう罠。プレイ時間はまだまだ延びそうである。
*1: 要するにバッドエンドのクリアを記録する機能、と思っていただければ。
あ、ちなみにだいぶ返事が遅くなったが私信。 >ろーれる氏
コピ(略)しますか? とのことですが、
すでに購入済みなんで、結構です(笑)。お気持ちだけいただいておきます。ていうか当方、サントラも同時購入(Amazonの送料無料化対策)なんですが、いります?