Diary -過去ログ- 2004年5月(前半)
引っ越しのゴタゴタもようやく落ち着いた…と思う。未だに箱詰めの荷物がいくつか残っているが、別にこれらは開けなくても普段の生活を送る分には余り支障なさそうな気が(ということはいらないものだったということか)。
まあそんなに忙しい日々というわけでもないのだが、やはり肝心の仕事の方が軌道に乗らないとどうにも居心地が悪い。というわけで明日入社。
入社日。
…とは言え、こんな時期に入社する奴が他にいるわけもなく、お偉方が入れ替わり立ち替わり現れては1対1で面談。企業秘密の注意から電話マナーまで一気に説明されたが、んなもの口頭で言われただけで把握できるはずもなく。あとはぶっつけ本番で何とかするしか。
研修の方は、(今まで研究員をやっていたとは言え)ずっと大学にいたわけなので、一応新卒の人と同じ内容をこなすことになっているらしいが、とは言え大学を出たての人間よりは多少は経験はあると思われているフシがあるので、通常の日程よりは少々圧縮されている模様。まあ、Windows操作の基礎とか、ホームページの作り方などという研修はやらんで結構という感じであるが、問題は研究のメインとなるJavaの習得か。今までほぼC言語一筋だったので、オブジェクト指向という概念に対応できるかどうかやや心配。
今日のところは、一通り会社の説明を受けて、自席でPCのセッティングして、配布されたテキスト(うわ10冊以上あるよ。これ全部読むのか)を眺めてたら退社時間。研修中は残業手当はつかないようで、4月入社の連中はとっとと定時退社。見た感じ結構余裕っぽい。こっちも今日のところはこれ以上作業の進めようがないのでさっさと帰途につく。さっそくだが、電車に乗る前に駅前をウロウロ。本屋→さくらや→ビックカメラと、相変わらず本屋と電器店以外に行くところないんか、という行動パターン。西口から東口に抜けるのにしばらく迷う(;´Д`)。そーか、地下から行くのか。仙台駅での癖で、2階から抜けるルートをひたすら探してしまったよ。って本当に2階からは行けないのか? なんかそんなルートもありそうなんだけど。でかい駅はこれだから。田舎者には少々荷が重い(笑)。
1日だけ会社に行ってすぐ土日休みってのがなんとも。一応、目を通しておかなければならないテキストがあるにはあるんだけど、正直なところ今更こんな内容を読まされてもなあ、という本。しかも分厚いし。こんなもんいちんちふつかで読める量ではない。まあ向こうもそれは承知だろうから適当に斜め読み…というか眺めるだけ。
支給されたPCをネットに繋げるようになったので、片っ端からソフトをインストール。メーラーがEudoraに指定されていたり、日本語変換がMS-IMEしかなかったりと、今までの環境と比べると少々不満ではあるが、他はよく使うフリーソフトで固めさせてもらおう。Sleipnir他いろいろ、せっせとセットアップ。ただ、今までと違って業務で使うことになるので、著作権絡みで少々気をつけないといかんかな。
 あとは研修の課題をさっさと片づける。課題といっても、ワープロソフトと表計算ソフトを使って文書、グラフを作るだけという、貴様なめとんのかというような内容ではある。うちの会社は「M$ Officeは高いから」という理由で新人にStarSuiteを使わせるという、なかなかやってくれる(褒め言葉)会社なのであるが。一応M$製品との高い互換性を謳っているだけあって、使い方はあまり変わらない…とはいえ、互換性に関しては、手元にたまたまあったWordファイルを開いてみたところ、レイアウトが微妙に狂っていたので、完全互換というわけにもいかないらしい。
 正直、この程度の課題で手間取っていては沽券に関わるので、サクッと終わらして次行ってみよう。
学会開催に合わせて催された古巣のOB会に参加。苦節ン年、ようやくOB会にOBとして参加できて至上の喜び(笑)。いやいやどうもどうもご無沙汰しております10日ぶりくらいですかわっはっは、みたいな会話を交わしてくる(←微妙に機嫌よさげ)。
今日の研修は…。HTMLを使って自己紹介のホームページを作りましょうっ、という貴様なめとんのかその2、な内容。この期に及んで私にHTMLについて講釈を垂れようとはっ…、と思いきや、「HTMLはわかりますか」「はいわかります」「じゃあ勝手にやって下さい」(意訳)というやりとりのみで、あとはほったらかし。ではこちらも自由にやらせてもらう。どうせ社内向けのサイト、趣味に走れそうもないものに必要以上に入れ込んでも仕方がないので、あらかじめここのサイトのソースを準備しておいてそのまま流用。手抜きの極地。パッと見、このページとほとんどレイアウトは同じ。1時間少々でとっとと今日の課題完成。
4月入社の連中に一刻も早く追いつかねばならんので、引き続き明日以降予定の研修を先取りで進める。ここからはeラーニングなので、各自のペースでどんどん進められるのも都合がいい。まずはJavaの基礎知識から。ただ、この研修形式はどうなんだろう。ブラウザ上で、RealPlayerのプラグインで講師の説明が延々と流れつつ、並行してPDF形式のテキストが自動的に進んでいくという、システムの仕組みそのものは非常に興味深いのであるが、プログラミングってのは基本的に習うより慣れよだと思うので、他人様の説明を聞くより手を動かして実際にプログラムを組んだ方が早く覚えられそうな気はするのだが。しかしまあ、一通り説明を聞いて、4択のテスト問題を解かないと研修を受けたことにならないので(ちゃんと説明を聞いたかどうか逐一記録される)、おとなしく聞いておく。はやいとこ実習編に突入したいところである。
eラーニングでJavaの説明をひたすら聴く。…とっても眠い。とっとと実習させろ〜、と思いつつ睡魔と戦う一日。
明日からの実習の前にJavaプログラミングの環境を整えてたのだが、Windowsのコマンドプロンプトってどうも使い勝手が悪い。UNIX上でやらせてもらえると助かるのだが、まだアカウント作ってもらってないし。Cygwinでもインストールしちゃおうかしらん。
Javaプログラミング実習。与えられた問題についてひたすらプログラミング。…と言っても、数値の平均だの最大・最小を計算するなどという、大学でよくやった処理ばかりなのでアルゴリズムそのものは全く難しいなんてことはなく。問題はオブジェクト指向だが、私の頭の中では、要するにC言語の構造体を機能拡張させたもの、というイメージが固まりつつあるが、それでいいのかしらん。構造体は変数しか扱わないが、オブジェクト指向だと関数…というかメソッドそのものも扱える、というような感じで。いきなり何も知らない状態から勉強すると大変そうだが、構造体でワンクッション置くと理解しやすい気がする。
 とりあえず、Javaアプリケーションとアプレットについて色々。アプレットは結構遊べそうで面白い。そのうちこのサイトにJavaアプレットが登場する日もそう遠くないと思われ。
引き続きJavaプログラミング実習。アプレット…というか、アプレットのイベント処理の部分で少々手こずる。マウスクリックで反応させるとか、プルダウンメニューで選択した処理をするとか、いわゆるアプリケーションっぽい操作に関わる処理なのであるが、こういうのはC言語しかやってない身からすると今までにない概念であるからして、やり方を理解するまでちょっと時間がかかった。とはいえ、ひとたび理解してしまえば結構簡単。Javaマンセーである。
というわけで研修が1週間経過したわけであるが。正直なところ、かなり余裕かましてるような気がしなくもなく。毎日ほぼ定時で退社している割に、日程的には2日分ほど先に進んでるし。余裕を持った日程なのかしらん。しかしまあ、長いこと大学に留まっていたとは言え、その間遊んでいたわけでもないので、大学出たての若者(笑)向けのカリキュラムで難儀しているようでは先が思いやられるわけであるが。
週末と言えば、朝起きたら昼だったというのが大学時代のよくある姿だったのであるが、勤め始めてからすっかり朝型の生活になってしまって、7時台で目が覚める罠(と言っても平日はもっと早く起きてるが)。夜は夜で、11時台のニュースを観ているあたりで眠くなってしまうし。学生時代の、朝刊を読んでから就寝、などという生活ぶりと比べると隔世の感有り。
しかし、7時台に起きても、飯食ってすぐ昼寝、なんてことをしてしまうと、早起きした甲斐がさっぱりない罠。