「こんな名前だれがつけたの」と言いたくなる野草はたくさんありますが,ママコノシリヌグイほどインパクトのある名前はないでしょう。かなり残酷な名前ですが,一度聞いたら忘れられないという意味では,いいネーミングかもしれません。

名前
ママコノシリヌグイ(トゲソバ)
科名
タデ科
学名
Persicaria senticosa
花期
夏〜秋

道ばたや林,水辺に生えることが多いようです。

葉は三角形または細長い三角形です。

くきや葉のうらには下向きのとげが,たくさんならんでいます。

小さな花がえだの先にかたまってつき,色はうすいピンク(下の方は白色)です。

小さな花をよく見ると,花びらが5まいのように見えますが,これは花びら(花弁)ではなく,「がく」が5つにさけたものです。

名前のいわれ

とげのある葉で継子(ままこ=血のつながりのない子)のおしりをふいていじめるという意味。

 

 

 

にている野草の見分け方

くきのとげはあまり目立たない。葉の下の方が左右につき出す。

ミゾソバ