10月24日〜

ダイアリー目次      

 

10月31日(火)快晴 「パイナップルセージ」

私の庭で一番遅く咲くハーブ、「パイナップルセージ」が満開だ。これの向かいに植えてあったアメジストセージは今年の豪雪で消滅。今迄どんな雪でも翌年になるとちゃんと紫の美しい花穂をつけてくれたというのに泣くに泣けない。仕方がないので最近ちび苗を買って来て鉢で育てている。来年になったら又同じ場所に下ろそうかと思っている。このパイナップルセージは派手な赤だが晩秋の淋しい庭を賑やかに彩ってくれるのが良い。葉に触れるとほんとにパイナップルの香りがする何とも不思議なハーブだ。

 

 

10月30日(月)晴れ 「寄せ植え」

去年の秋に植えた寄せ植えが綺麗に咲いている。綺麗と言っても雑な感じはする。だが始めからこんな感じに植え込んであるので乱れたという感じもしないのだ。茶色のつくつくと伸びた葉はカレックス。枯れているからカレックス?と言いたくなるが枯れたわけではなく始めからこんな色をしているのだ。結構渋い感じがして私は好きなのだがこれをみて枯れてると思う人は沢山いるだろう。カレックスの前に植えてあるものはセダム。多肉植物なのにこれがなかなか元気で冬の雪の下でも平気。長く伸び過ぎるので時々カットする。まん中当たりで少し葉先が黄色く見えるものはロータスプリムストーン。東京で見つけた時とても素敵な葉に感動しわざわざ送ったというのにこっちの園芸店にウジャウジャ売っていたのにはがっかり。こんな寄せ植えは手入れをしなくても良いのでまことに楽。

 

 

10月29日(日)くもり 「ヒメツルソバ」

去年グランドカバーに植えたヒメツルソバが満開を迎えている。センニチコウを縦長にして小さくしたような可愛い花だ。しかしまさかこのように増えるとは思わなかった。夏にはまだほんの少しだったのにあれよあれよという間に広がり、今では地面が見えないほどになり少し慌てている。グランドカバーとしてはすこし葉が大きすぎるような気もするし、余りに凄い繁殖力。他の植物がダメになるのではないかと思う程。しかし花が可愛いので許すかどうか考慮中。

 

 

10月28日(土)晴れ 「ダリア球根」

今年の冬の豪雪で植えていたダリアの球根が殆ど全滅。悔しかったのは一番好きだった名無しのダリアも消えてしまった事だ。名前のあるダリアなら通販で注文すれば買う事が出来るが私の好きだったものはいつ買ったのか、いったいどこで買ったのかも忘れてしまったので今さら買うわけにもいかない。

去年ネット友が私の庭に訪れた時にそのダリアをお裾分けしてあげた。すると嬉しいかなその友達のところではダメにならずちゃんと生存していたのだ。そしてそれが今日送られて来た。こんな立派なものなら又来年植えさえすれば育ってくれるだろう。

自分の庭の大切なものは誰にも分けてあげたくないという気持ちはあるが、孫子をばらまいておかねばならない。自分のところのものがダメになってしまうという事もあり得るからだ。ダリアなんぞは1年植えておけばいやほど増え、植えるのにも困る程。今迄ダリアは掘り起こさなくても冬越しは出来たが今年は早めに掘り起こし大切に保存しておこうと思う。掘り起こしてみて増えているようならば又友達にお裾分けせねば。

 

 

10月27日(金)くもり 「チェッカーベリー」

去年友達から戴いたチェッカーベリーが真っ赤な可愛い実を付けている。これが実になり始めてからもうかなり長い間たっているから結構長もちする。調べてみるとこれはツツジ科の植物でアメリカ東北部原産となっているので寒さにはかなり強い。夏場の高温多湿には弱いようなので夏場の管理に気をつければ育てるのはそんなに難しくないようだ。先日園芸店に行った時コケモモというのがこれとよく似ていた。両者とも同じツツジ科だがチェッカーベリーはシラタマノキ属でコケモモはスノキ属なので実を見るとそっくりでも全く違ったもののようだ。両方とも常緑低木なので庭に植えて見たら可愛いかも。チェッカーベリーの和名はヒメコウジ。

 

 

10月26日(木)くもり 「ブルームーン」

空は昨日に引き続き曇り空。こんな日は庭仕事にはうってつけだ。まずは栗のイガ拾いだ。もう殆ど実は落ちてしまい空のイガばかりだ。今年も沢山の実を付けてくれたが私は料理はまったくもってして苦手なのでせっかくの栗も茹でて食べるくらいしか脳がない。殆どが友人にお裾分け。しかし世の中良くしたもので栗をお裾分けすると栗御飯になって返ってくる。うちの家族はまぜ御飯類は余り好きではないので私独りでたらふく食べるという事になる。今年は夏の剪定の時にたわわに実を付けている栗の枝を沢山切り落としてもらった。シルバーセンターのおっちゃんは「こんなに実がなっているのに勿体無い」と躊躇したがもう道路に随分とはみ出しているので切らざるを得ない。昔は朝起きると沢山の空のイガが落ちていて誰かが実を取って行った跡があったり、子供達が必死で棒でたたいて落としているのを見かけたが、この頃ではそんな事もなくなった。しかし世の中収穫間近な果物や米を根こそぎ持って行く窃盗団もいるのだから、うちの栗くらい取って行ってもたかが知れているというものだ。

毎日めっきり涼しくなってこの頃では夜になるとホットカーペットを付けなければいられない。こんな時季は庭に出ても汗もかかず四季の中では一番楽な季節。秋バラはぼちぼちと咲いているが今日の絶世の美人はこのブルームーン。余りの美しさに思わずシャッターをきった。

 

 

10月25日(水)くもり 「アザレア」

去年競りで100円くらいで買ったアザレアが綺麗に花を咲かせている。夏くらいから花を付け始め、たわわとはいかない迄もぼちぼちと花を付けてくれる。アザレアは西洋ツツジだがこの花の特徴は花弁の周囲が縮れている事だ。ツツジのように寒さには強くなく冬には家の中に取り込まねばならない。これから園芸店にはこのアザレアが所狭しと並び鮮やかな色がどんよりとした北陸の冬を明るくしてくれる。本来ならば4月頃に咲く花のようだが明るい室内で育てれば冬でも咲くようだ。乾燥は禁物なようで鉢の表面が乾いたら水やりを忘れずに。

 

 

10月24日(火)くもり 「ギッツパーフェクション」

今年買ったダリアのギッツパーフェクションがやっと花を咲かせてくれた。今年の豪雪で植えっぱなしにしていたダリアの球根は全部消滅。がっかりした反面これで又新しい球根を買って植えることが出来るとほくそ笑んだ。ダリアは場所喰いなのでもう植える場所もなかったからだ。今年買ったものは3種。他の2個は夏からじゃんじゃん咲いてくれたがこの一番高かったギッツパーフェクションだけ鳴かず飛ばず。今頃になってやっと咲いてくれたのだ。しかし見事なお姿には感動。外側はラベンダーピンクで中心は白い。幅広い花弁は波打ちながら重なりあい20cmはあろうかと思える程の大きさ。晩秋までは咲くそうなのでこれからも楽しみ。