ゆりかごはぶどうが大好き!今年の夏にぶどうが沢山なっているぶどう園を見てからというもの、毎日うなされる程ぶどうの棚がある庭にあこがれました。こうなったら作るっきゃない、いつになくちょっと乗り気だった相棒に拝む、頼むとお願いしてついにぶどうの棚を完成。皆さんもこれを参考にお庭に場所がある方は作ってみて下さい。

「01」

まずは作りたい棚の図面を書きましょう。図面を書くとどれだけの木材が必要なのかが分ります。木材に無駄の出ないようにしなければいけません。まずは材料から説明します。私のところの棚の寸法は高さ2m、横幅3.66m、奥行き3mの物をつくる予定なので、それにあうような材料を揃えました。上には桟をつけますので、その木材も揃えます。それからボルトやアングルなど前もって全部取り寄せましょう。アングルはとても沢山いるので、ホームセンターにはそんなに数がないので、注文しました。木材は全てボルトで止めます。

「02」

上に渡す桟の角をあらかじめ切って作っておきます。

「03」

ボルトを通す穴も初めから全部あけておきます。

「04」

木材には全て防腐剤をぬっておきます。結構沢山な量が必要です。

「05」

いよいよ柱を立てる穴を掘ります。穴を掘って中に小石を詰めておきました。

「06」

穴に柱を立て、横に渡す木材をボルトで止めます。

「07」

ボルトで止めたらまっすぐに立て、それを他の棒で立てておきます。

「08」

もう一方も立て、それから2本の柱同士をボルトで止めます。

「09」

4本の柱を立てたら、上から振り子を下げて地面にまっすぐになっているかどうかを調べます。
柱の上部の寸法と下部の寸法が同じになればオッケーです。(垂直を出す)
画像はスケールで上部を計っている所です。

「10」

4本の柱がきちんと水平になったのを確かめた後、筋交いを8本、ボルトで固定し、しっかり止めます。これでびくともしないものになりました。

「11」

いよいよ柱を固定するセメントを土に流し込みます。セメントは水で溶かすだけの簡単なものを使いました。1本に1袋使ったので、4袋いりました。

「12」

上に桟をつけ、ランプもつけました。これで雰囲気がいっぺんにオシャレになります。

「13」

これで全部できあがりました。朝からすれば1日で出来上がる行程です。

「14」

これが上から写したものです。とっても綺麗なものができあがったでしょう。

棚の下にサークルの煉瓦を敷き、夏にはこの下で休むのが夢です。サークル煉瓦の敷き方は庭造りの始まりのところに載せてあります。ここの地面は少し斜になっているので、真ッ平にするのに苦労しましたが 多少はまだ斜になっています。棚に合った雰囲気の庭造りをしたかったので、流木や友だちから分けてもらった角材に色を塗り、渋い感じの雰囲気にしました。土の部分は雑草を取るのがすごく大変なので、雑草シートを敷いた上にレッドブロックという赤い石を蒔きました。これで少しは雑草を取るのが楽になるかなと思うのですが。都会に住む方達はなかなかこのようなスペースが確保できないかも知れません。田舎は比較的地面が広いと思うので、地面をお持ちの皆さん是非こんな棚を作ってみてはいかが?ぶどうでなくても藤でもいいし、薔薇がからむパーゴラにしても素敵ですよね。材料費は棚だけだったら5万くらいで出来ます。(余りいい材料は使っていませんが・・・)では皆さんがんばってね!

2001年10月6日

追伸

ブドウ棚を建ててから8年が経ちました。やはり地面に柱を直接埋め込むと柱が腐って来ました。私のページで「頑丈なラティスを立てよう」というところに「埋め込み用柱受け金具」を載せてあります。やはりこんな金具に柱を埋め込んだ方が良いという事が分かりました。是非参考にして下さい。8年経つと上の桟ももうぼろぼろになってきて風前の灯火です。毎年防腐剤を塗ればある程度は保つかも知れませんが、耐用年数は10年というところでしょうね。

2009年5月18日