2004年に北陸地方を襲った台風16号によりゆりかごの庭に立ててあったラティス12枚は無惨にも崩壊。2000年に立ててからもう4年も立っていたとは言え、あれだけ無惨な姿にさらされるとは・・・(その時の様子を見たい方はここへ

その日は最大瞬間風速28.4メートル。ゆりかごの庭は隣りの家はあるが前も後ろも田んぼ。これでは倒れるのも無理ない話し。おまけにその日は風向きがいつもと違って反対側から吹いていた為富山県には莫大な被害をもたらし大木も沢山倒れ被害を被る。

あまりのひどさに一時は落ち込み、立ち直れない程のショックを受けやる気もなくなる程。

しかし冬を越し春の訪れと共にどうにも気になる隣の庭。隠すものがないと言うことは隣の庭が丸見え。こっちは洋風、隣りは和風。薔薇のアーチの向こうに灯籠、松。。。これは何とかせねばとエクステリアの店にあたってはみたもののどうにも納得出来ない値段と図面。今まで立てていたやり方と大して変わらない。夫の構想は去年からまとまっていたようだがいつになっても腰が上がらない。いったいどんな事を考えているのやら・・・と図面を書いて貰うと「これなら!」と思うものだった。善は急げ!とばかりすぐに大工さんを呼び打ち合わせをしこんなものが出来上がった。とくとご覧あれ。

 

「01」

これは「埋め込み用柱受け金具」という。今回は太い柱を使用するため90ミリ用のものを用意した。長さは怖ろしいくらい長くて70センチくらいあるかも。

柱1本に付き2個いるので合計28個用意した。(ラティスは9枚立てる場所と3枚立てる場所があるので柱は全部で14本使う為)

 

「02」

これが大工さんに作って貰ったもの。14本作業場であらかじめ作って持ってきた。全部90ミリの角材を使っている。斜めの筋交いはボルトで止めてあり頑丈。

下には足を付けてありそれを金具に差し込む。地面に金具を入れる時には大工さんは打ち込み用の木枠を作り2人で木槌で打ち込んでいた。

これは簡単に差し込んだもの。

 

「03」

これが大写し。

うちの地面は奥に行くにしたがい地面が高くなっているので入り口部分は全部打ち込まない。

 

「04」

大工さんが3人がかりで打ち込んでいる。これは夫と私に出来る事ではないのでやはりプロに任せて良かった。

 

「05」

使うラティスは90×180センチなので180センチ間隔に何本も立てていく。

 

「06」

柱の始めから終わりまでみず糸を張り水平を取っている。

 

「07」

横に渡す横桟は全部はめ込み式になっている。それを上と下と2本づつはめ込んでいく。

 

「08」

その上にラティスをネジで留めていく。

以前は斜め格子のラティスを使っていたが薔薇を誘引する時に手が入らずすごくやりにくかったし、鉢を掛けるフックも入りずらく、今回は格子のものを使う事にした。

出来上がった頃は夕闇迫る頃で下に植えてあるものをずらしたり、植え直したりと私も疲れました。大工さんが3人で朝から夕方6時までかかり、これはとても素人に出来る事ではないと痛感。出来上がったものは押してもびくともしないものになり一安心。ラティスの耐用年数は3〜4年なのでいずれは又取り替えねばなりません。今度は柱がしっかりしているのでラティスのみの取り替えで済むと思っています。

2005・5・4