「02」

08「ミズヒキ」

これじゃ何だか分からないただの葉だが、夏になるとひゅ〜〜〜っと細い水引のような茎に花を付ける。茶花などに使われるようで取り合わせとしてはまことに格好良い。が、この繁殖力ときたら驚き、桃の木、山椒の木!

この花が種にならないうちに切り取るようにしているにも関わらず不思議と毎年周り中に零れ種から出た芽が山のように咲く。その細かい芽を抜くのも一仕事。これは斑入りとかでちょっと格調高かったので残したが、普通のものは全部撤去。

09「ノースポール」

一気に世界の違うものがお出まし。この零れ種もちょっとやそっとではない。煉瓦の間にもあっちにもこっちにもすごい量の新芽が出て仰天!

春に花のない北陸で元気に咲くのでつい喜ばせてくれるが侮れない。こぼれ種覚悟で植えるんだったら諦めもつくってもの。

10「ポリジ」

出ましたハーブのポリジ君。水色の星形の可愛い花を付ける。葉はガラス質の棘が一杯出て寄せ付けない怖さがある。うっかり触ろうものなら手に刺さる。

しかし花は可愛く食用にもなると言うのでお洒落。しかし、この繁殖力も又すごい。ごわごわの葉で元気に冬越しし、春になるとすぐ花を付ける。そして自分の世界とばかりあちこちに怖い葉を広げるので抜こうにも抜けない。

根も太くがっちりと居座るのが怖い。抜く時はいつも皮手袋にスコップで掘り上げる。花を沢山付けると言うことは種もまき散らし、枯れたころには次の新しい芽が出ている。花が可愛いなんて許していると全部ポリジだらけになる。

11「リナリア」姫キンギョソウ

この細々とした頼りなさそうな葉にだまされる。庭のあちこちにコスモスのような葉を繰り広げ、放っておけば全部地面を乗っ取られる。花は可愛いし、これが群生するとふわっとしたイメージになるので少しは許してあげるけど、目的地以外のものは全部抜く。

花が咲く頃になると茎が細いので当然倒れてくる。倒れ防止にこのくらいの時に摘心するがそれでも倒れる。倒れるのが好きな人にはお勧め。

12「リシマキア」

これはグランドカバーにはもってこいの奴。雑草防止に地面を一気に早く覆いたい人向き。葉はかなりのインパクトのある黄色。葉は柔らかくそよそよとしている。

しかしランナーをあちこちに張り巡らせ気が付いた時は庭中がこれで覆われていることになる。うっかりすると庭中真っ黄色って事になるのでご注意。

13「シラン」

何やら情けない姿だがこれはまだ茂っていないからだ。夏になると葉をぐんぐん伸ばし、花は綺麗だが葉が大きすぎ、ひどく場所を喰う。ゆりかごの庭では去年このシラン撲滅作戦に追い込んだがちょっと可哀想になり少しだけ残した。全部株ごと抜き、違う場所に移動。今までの10分の1ほどにお片付け。今年はすっきりと咲いてくれるだろう・・・・

14「ソープワート」

まだ葉が生い茂ってないので迫力不足だがこれが又ひどい繁殖力。抜いても抜いてもどこからか出てくる。根が這うようにあっちこっちに広がり、毎年3分の1程に減らさなきゃダメ。花自体はとても可愛いけどその花にだまされちゃいけない。うっかり許そうものならアッという間にソープワート畑になる。

 

ここに紹介したものはほんの一部。宿根草は楽とは言え、毎年整理して半分ほどに減らしたほうが無難。又零れ種で増えるものは種を付けないように花が終わったらすぐに切る。
今日紹介したものの他、ミント類・トラノオ類等も増えて困るからご注意。そして最も困る奴はドクダミ。花が可愛いのでつい「ま、いいか!」なんて許してしまうがこれを植えたら撲滅は無理に近いものがある。根をそっと切らないようにして深く掘り進め全部根こそぎ抜かないと途中で切れたらそこから又出てくる。斑入りであろうが5色のものであろうが絶対に地面に植えてはダメ。
花木で心配なものは萩。これは絶対に庭に植えない方が安全。凄い根っこを右往左往と広げ、抜くのも容易でなく、終いにはノコギリで切らねばならないほど。他の植物にも影響があるほどの根っこ。藤も同じだからご注意。気が付いたものは順次又アップするからね。じゃあ又ね!

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