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<TITLE>ある金曜日の朝</TITLE>
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<TR><TD>
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<FONT SIZE=2 COLOR="#D90BA0"><B>i　 Say　 to　 Myself</B></FONT>
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<IMG SRC="pic/ico_pan4.gif" ALT="カレーパン" align="middle">
<FONT SIZE=5 COLOR="#D90BA0"><B>独　　り　　言</B></FONT>
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</TD></TR></TABLE>
</TD></TR></TABLE>
</center>
<br>

<hr>
<br><p>
<b><IMG SRC="pic/ico_berry.gif" ALT="ラズベリー" align="middle">
ある金曜日の朝<br><p>

　ある金曜日の朝、腸閉塞をおこして救急車で運ばれました。<br><p>
<br><p>
　やばい、と思ったときには身動きがとれませんでした。<br><p>
　今思えば、確かにその前兆は少し前からありました。<br><p>
　それが前兆だと気付かないまま数ヶ月以上が過ぎていました。<br><p>
<br><p>
　救急車のお世話になるのは、二十数年振りです。<br><p>
　怪我をした当時乗った救急車のことはもう覚えていませんが、<br><p>
　とにかく今回は揺れがひどく乗り心地は悪かったです。<br><p>
　車酔いで余計に具合が悪くなるんじゃないかと思うぐらいでした。<br><p>
　ただ、救急隊の皆さんはとても親切でした。<br><p>
　そして、「病院へ行けば楽になる。。。」という思いだけでした。<br><p>
<br><p>
　すぐにレントゲンとＣＴを撮って、救急室でドクターの診断を待ちます。<br><p>
　その間、喋るのも大変な状態で当日のアポをキャンセルします。<br><p>
　今考えると、携帯で喋っていること自体異常な光景だったはずです。<br><p>
　「山崎先生、大丈夫ですか。声が明らかにヤバいですよ。」<br><p>
　後から聞けば、明らかに普通ではない喋り声だったらしいです。<br><p>
　「救急車で運ばれて、今病院の救急室にいるんです。」<br><p>
　「えぇっっ。大丈夫ですか。」　驚く様子が電波に乗って一緒に伝わってきます。<br><p>
　救急車とか入院とか、そういう表現を使わない方がいい、と学びます。<br><p>
　「ちょっと体調が悪くて病院に来てるんです。。。」<br><p>
<br><p>
　以前勤めていた事務所の後輩が、たまたまこの病院に出向しています。<br><p>
　話を聞きつけて救急室に慌ててやってきてくれます。<br><p>
　とても見せられる姿ではなく、嬉しくも追い返します。<br><p>
　　→　そんな後輩の<A HREF="http://jimutyo.blog62.fc2.com/" target="_blank">ブログ</A>です。<br><p>
<br><p>
　救急室で大声で喋る当直のドクターのくだらない愚痴が耳に残ります。<br><p>
　「大丈夫ですか。」と看護師さんが時折声をかけてくれます。<br><p>
　「大丈夫なように見えますか。」と問い返す気力も体力もありません。<br><p>
　そういう意味ではないということは、十分理解しつつ。。。<br><p>
　そのまま即入院でした。10日間の入院生活の始まりでした。<br><p>
　週末泊まってすぐに帰れるかな、とそのときは本気で思っていました。<br><p>
<br><p>
　入院しても苦痛がすぐに解消されるわけではありませんでした。<br><p>
　ボロボロの状態のまま検査や処置が続きます。<br><p>
　意識が朦朧としている中で、看護師さんががそっと手を当ててくれます。<br><p>
　この「手当て」がどれほどの苦痛を和らげてくれたことでしょう。<br><p>
<br><p>
　点滴は腕の自由を奪います。<br><p>
　ただでさえ身動きが取れないところずっと腕に刺さったままです。<br><p>
　腕だけが頼りの私は、これでますます身動きが取れなくなります。<br><p>
　入院当初はもともと動けませんでしたが。。。<br><p>
　とはいえ、その点滴に慣れないまま眠ってしまうとそんな感覚もなくなります。<br><p>
　入院初日の夜中、ふと目が覚めると点滴の接続が抜けていて一面血塗れです。<br><p>
　体のしんどさの余り、腕だけ暴れていたようです。<br><p>
　こんな状況に冷静に対応する看護師さんはやはりプロです。<br><p>
<br><p>
　入院してから３日間、絶飲食です。その点滴だけが栄養源です。<br><p>
　現実を受け入れられないまま週末が過ぎていきます。<br><p>
　日曜日の夜になっても何も食べられません。<br><p>
　入院当初は、２、３日で退院するつもりでしたので、<br><p>
　何も食べていないという現実とのギャップは大きすぎます。<br><p>
　「栄養はもう十分足りているので、脂肪を燃焼する薬でも入れてもらえないだろうか。」<br><p>
　と思えるようになるまでは、まだしばらく時間がかかります。<br><p>
<br><p>
　と言いつつ、ベッドの上ではよく眠れます。<br><p>
　慢性的に寝不足状態だったためです。<br><p>
　どれほど疲れていたのかようやく分かりました。<br><p>
<br><p>
　この際仕事はゆっくり休めばいい、と皆さん仰ってくださいましたが、<br><p>
　いつになれば退院できるのか分からないという先の見えない不安の中で、<br><p>
　ただゆっくり休めるはずがありません。気持ちばかり焦ります。<br><p>
　やむを得ずノートＰＣを病室に持ち込んだのが日曜日の午後です。<br><p>
　そこからとにかく順番にメールと電話でキャンセルの連絡を入れます。<br><p>
　月曜日と火曜日は、このキャンセルの連絡だけで終わったような気がします。<br><p>
　もちろん、いろんな検査や処置は入れ替わり立ち替わり続いています。<br><p>
<br><p>
　そんな中で救いだったのが、担当の看護師さんが付いてくれたことです。<br><p>
　話は全て彼女が聞いてくれます。情報も小まめに伝えてくれます。<br><p>
　そして何より、彼女の笑顔に癒されます。<br><p>
　ようやく今の自分についての正確な認識が形成され始めます。<br><p>
　でもやっぱり、どこか病人としての自覚は欠如しています。<br><p>
<br><p>
　そんなある夜にドクターと今後の治療計画について相談します。<br><p>
　そこでまた厳しい現実を突きつけられます。<br><p>
　「退院時期については現時点ではまだ何とも言えません。」<br><p>
　人間の体のことだから、そりゃそうかも知れないけれど、<br><p>
　それじゃ予定も何もたてられません。<br><p>
　「そんなのんびりしてる訳にはいかないんです！！」<br><p>
　焦る気持ちがドクターに噛み付きます。<br><p>
　資金繰りが厳しい顧問先の経理部長さんから、<br><p>
　夜中の病室でちょうど携帯に相談を受けていました。<br><p>
　この会社を放っておくわけにはいきません。<br><p>
　現場に行くことのできないもどかしさが行き場を失って夜の病室を漂います。<br><p>
<br><p>
　そんな会話のあった夜、全く寝付けない中で、<br><p>
　あるドクターの<A HREF="http://kenkimura.weblogs.jp/blog/2009/03/y-5366.html" target="_blank">ブログ</A>をふと思い出しました。<br><p>
　「医者の言うことをもっと真面目に聴け！」と怒られている思いで涙が出ました。<br><p>
　怒られて悔しい、とかそういうことではなく、何だかとても不安定でした。<br><p>
　怒られる思いがするということは、ドクターに言われることを、<br><p>
　ここに至ってもまだちゃんと聞けていないということです。<br><p>
　分かっていても行動に移せないことを、分かっていないというのだと思います。<br><p>
　分かっているつもりなのですが。。。<br><p>
　病人としての自覚の欠如の現れです。<br><p>
<br><p>
　以前この先生から「<A HREF="tomy175.html" target="_blank">ライフスタイル</A>を変えなさい。」とアドバイスを頂きました。<br><p>
　ライフスタイルというのはその個人の価値観によるところが大きく、<br><p>
　私の場合、ライフスタイルを変えるどころか仕事は忙しくなる一方で、<br><p>
　今回の腸閉塞の最大の原因もこの忙しさだと認識しています。<br><p>
　今年の春ごろからここに至るまで、毎月の稼働時間は300時間を超えていました。<br><p>
　この間、土曜日も日曜日もまともに休んだ記憶はほとんどありません。<br><p>
　明らかに「働きすぎ」です。以前は「働かされすぎ」でした。<br><p>
<br><p>
　今回こそターニングポイントにせねばと思いつつ。。。<br><p>
<br><p>
　ドクターは毎日病室を訪れてくださいます。<br><p>
　土曜日も日曜日も祭日も関係ありません。<br><p>
　朝は７時から夜遅いときは11時ごろということもありました。<br><p>
　ある夜ドクターに噛み付いたというのが、その夜11時ごろのことでした。<br><p>
　焦っていて、とても不安定だったとはいえ、<br><p>
　なんとも大人気ない振る舞いだったと反省しています。<br><p>
　こんな場ではありますがお詫びしたいと思います。<br><p>
<br><p>
　改めて考えてみると、いくら人間の命を預っているとはいえ、<br><p>
　私なんかよりドクターの皆さんの方がよっぽど働きすぎですね。<br><p>
　私のような厄介な患者にこんなことを言う資格はきっとないのでしょう。<br><p>
<br><p>
　「山崎先生、専門家の言うことは聴いておくもんですよ。<br><p>
　　我々だって、先生の言うことはちゃんと聴いてるじゃないですか。」<br><p>
　と仰るのは、また別の顧問先の経理部長さん。<br><p>
　そういえばこの会社、税務上の対応についてこちらの見解を受け入れてくださらず、<br><p>
　結局最後は「一筆頂きます。」という話で決着したばかりです。<br><p>
<br><p>
　結局この週の予定は全てキャンセルです。<br><p>
　キャンセルしてそのまま前に進む仕事というのはほとんどなく、<br><p>
　単なる先送りにしか過ぎません。<br><p>
　仕事に復帰したときのことを考えると気が重くなります。<br><p>
　しかもその間、メールと電話は途切れることがありません。<br><p>
　落ち着かなくて、結局全てに対応してしまいます。<br><p>
　無理をお願いして個室に入らせて頂きました。正解だったのか。。。<br><p>
　はたから見ると、とても休んでいる雰囲気ではありません。<br><p>
　逆に、この間メールと電話ぐらいしかできることがなかったので、<br><p>
　私が返すメールの返事の内容は普段よりも丁寧だったそうです。。。<br><p>
<br><p>
　せっかく時間があるのだから、溜まっていた本でも読もうと思います。<br><p>
　でも、本を読み始めると眠ってしまいます。<br><p>
　贅沢な時間を過ごしていたものです。<br><p>
<br><p>
　食事は、三部粥、五分粥、全粥と徐々に食事らしくなります。<br><p>
　そして、退院の目途がついたのが木曜日の夜です。<br><p>
　緊急入院からちょうど一週間のことです。<br><p>
　張り詰めていた緊張がふっと緩んだのが分かりました。<br><p>
　ようやくもとの生活に戻れると分かった瞬間、<br><p>
　この入院生活がとても貴重な休息の時間に思えても、すでに手遅れです。<br><p>
　せめて残された時間だけでもゆっくり休むことに決めます。<br><p>
　仕事ができないときには仕事がしたくなり、<br><p>
　仕事ができると分かったら仕事なんてしたくなくなる訳ですから、<br><p>
　勝手なものです。<br><p>
<br><p>
　ただ、その中でようやく何か少し気付いたような気がします。<br><p>
　「仕事が充実しているから休みも充実し、<br><p>
　　充実した休みの中でリフレッシュするから次の仕事も頑張れる。」<br><p>
　「自分の健康管理の至らなさは、結局まわりに迷惑をかけるばかりで、<br><p>
　　この健康管理も重要な責任である。」<br><p>
　痛い目にあわないと気付かず、気付いてもすぐ忘れる、<br><p>
　というこの性格をまず正す必要性も痛感しています。<br><p>
<br><p>
　退院の目途がたってからは順調に推移します。<br><p>
　一週間ろくに見る気もしなかったテレビも少し見たくなります。<br><p>
　体調は思った通りに回復し、予定通り退院することができました。<br><p>
　入院してからちょうど10日後の日曜日でした。<br><p>
<br><p>
　退院して日常生活に戻って初めて気付いたこともあります。<br><p>
　救急車で運ばれた直後も体調回復後も、<br><p>
　病院での入院生活はとてもストレスフリーでした。<br><p>
　入院中、ドクター、看護師の皆さんは本当によくしてくださいました。<br><p>
　そこにいてくれるというだけで安心感に包まれていたのだと思います。<br><p>
　血塗れになったクッションを洗ってくれていた看護師さん、<br><p>
　ハサミ使いが目にも留まらない素早さの看護師さん、点滴を忘れそうになった看護師さん、<br><p>
　私が注射大嫌いだと分かっていても、「痛いですよね。」と言いながら血管を探す看護師さん、<br><p>
　逆に早朝から採血が上手な看護師さん、ユニクロのＴシャツと見抜く看護師さん、、、etc。<br><p>
　病室を訪れてくれた全ての看護師さんは本当に優しかったです。<br><p>
　こうして人にやさしくできる職業って素晴らしいと思います。<br><p>
　心より感謝しています。<br><p>
<br><p>
　夜中ふと目が覚めると、「あれっ、病室代わったっけ。」<br><p>
　と一瞬考えてしまう夜が、３日か４日続きました。<br><p>
　単なる「慣れ」の問題なのか、もっと深い意味があるのか。<br><p>
<br><p>
　退院後は、また自分で健康管理をせねばなりません。<br><p>
　好むと好まざるとに関わらず、外で食べる食事はバランスが悪くなります。<br><p>
　病院の食事は、、、という話はよく耳にしますが、<br><p>
　こんなバランスの取れた食事はジャンクフードでは実現しえません。<br><p>
　今回の入院を経て、薬が一粒増えました。<br><p>
　同じ失敗を繰り返すのではないか、、、<br><p>
　悪いイメージというのは簡単には消えることはありません。<br><p>
　また一つ増えた荷物を背負いながら、日常生活に戻ります。<br><p>
<br><p>
　このままじゃいかん、と思いながらもなかなか変えられない日常生活の中で、<br><p>
　今回の入院を私はどれほどの「変化への行動力」にできるのでしょうか。<br><p>
　とにかく、できることから始めようと思います。<br><p>
　まずは「嫁さん探し」かなぁ。。。



<br><p>
<hr>
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<div align="right">2009年9月26日　<IMG SRC="pic/ico_h.gif" ALT="海の家" align="middle"></div>
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