(2004/3/24更新)

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 まふまふさんの 沖縄・座間味島体験記

  旅行日程:2003.7.31(木) 〜8.6(火) 6泊7日
  メンバー:パパさん、ママさん(まふまふさん)、ハルちゃん(9歳8ヶ月@お嬢さん)、カナベエくん(6歳7ヶ月@息子さん)
 今年の夏はマイレージを使ってオキナワに行き、ハルに体験ダイビングをさせたい・・・
世間がGWで浮かれている中、まふまふ家はじっと家にこもり夏の計画を着々と練っておりました。
キーワードは『安い』

1.“オキナワ”のどこにするか?
 離島の直行便は便数が少なく、時間も融通が利きません。
那覇までの航空券は取り易いこと、好きな時間を選べること、まだ行ったことがないこと、からケラマ諸島に決め、最後に那覇に一泊して遊ぶことにしました。
(これまで8回沖縄に行きましたが、離島やリゾートばかりで那覇の街を歩いたことがなかった。)

2.飛行機と船とレンタカー
 行きは自宅をゆっくり出て、帰りは那覇を堪能しつつも早めに帰りたかった(この考えがのちのち実に幸運をもたらした)ので、往路は11:00羽田発、復路は17:00那覇発の便を第一希望に、航空券発売開始の5/31、ダンナ(特典航空券は本人でないと買えない)は携帯片手に9:30を待ちました。
意外とすんなり希望の便を予約することができました。

 那覇−座間味の船はフェリーざまみと高速船のクイーンざまみがあります。
 こちらも経費を節約してフェリーにしたかったのですが、ダイヤが合わない為、往路はクイーンざまみの3便を、復路は1便を予約しました・・・(これまた幸運の1便となる)

 那覇の足としてレンタカーを選び、一番安いエックスレンタカーのこれまた一番安い車種をインターネットで予約しました。
地図を持っていないことと不慣れな道を考えて、ナビはけちらず付けました。

3.ショップ選び
 次は・・・9歳8ヶ月のハルが体験ダイビングできるショップを探すこと。
HPを参考にしてメールで問い合わせました。
 その際、“ガンガン潜る”ことを看板に掲げるショップやツアー会社と提携しているショップは避けました。
大方のCカード認定団体の規定では体験ダイビングは10歳からとなっています。

 ハルが1.スクーバレンジャーの講習を受講済みであること、
    2.グァムで体験ダイビングを経験したことがあることの2点を明記して、お願いできないかどうかたずねました。
門前払いを覚悟しましたが、ほとんどのショップから『経験済みで保護者の承諾があるならば』と好意的な返事をいただきました。
断られた理由も「体に合う器材が用意できない」というものが大半でした。
 その中から、『家族4人で船に乗り、親がダイビング中は子供たちをスタッフがみていてくれて、そのうえハルに体験ダイビング、カナベエにシュノーケリングもさせたい』という、わがままとしか言いようのないお願いを二つ返事で引き受けてくださった座間味島の「ザマミセーリング」さんに予約を入れました。

4.宿
 座間味の宿はザマミセーリングさんのオススメ、民宿「みすまるの家」。
家族連れということでペンション「星砂」をまず薦められましたが、少しでも出費を抑えて遊びに回したかったことから民宿を選びました。
 「みすまるの家」は4部屋しかないこじんまりした宿です。
1階がオーナーの住居、外階段で上がる2階が民宿になっており、食堂は別棟にあります。
6畳の和室が3室と10畳くらいの洋室が1室あり、4人の家族連れということで洋室に案内されました。
2段ベッド・セミダブルベッド・シングルベッドが1台づつ、エアコン、冷蔵庫(おかわり自由の麦茶入り)、テレビ、ラタンのテーブルとイスが2脚。
各部屋にベランダがあり、物干し竿と針金ハンガー・洗濯バサミまで用意されています。
シャワーとトイレは共同です。
部屋数が少ないのでトイレやシャワーが込み合うことはありませんでした。
2台の大型の洗濯機と洗剤は自由に使って構いません。
別棟の食堂の前にもシャワー棟があり、海から帰ってきたときにはこちらのシャワーを利用しました。
食堂とシャワー棟の間には、物干しと古い浴槽があり、器材を洗って干すことができます。
 正直なところ、島の民宿ということで設備や部屋にはあまり期待していませんでしたが、食事はボリュームたっぷりの沖縄家庭料理で味も抜群、きめ細かいサービス、清潔な設備と申し分なしでした。
これで大人一人税込み6000円は安い!ただ、赤ちゃん連れにはバスタブなしはつらいかもしれません。
 那覇のホテルは国際通りに近い「ホテルチュラ琉球」の格安ファミリープランを「イサイズじゃらん」で予約しました。
4人で税込み14700円という破格のお値段です。
部屋は広くてきれいでしたが、眺めが隣のビルの非常階段・・・まあ、一晩寝るだけですから・・・

5.いよいよ・・・
 台風が来ませんように・・・ハルが熱を出しませんように(グァムを含めて前科3犯)・・・どうか座間味に着けますように・・・
7/31、今回は何事もなくまだ梅雨の明けない肌寒い羽田を離陸しました。
那覇は猛暑で34℃、空港から外に出るや否や汗がブワーッと噴出して止まりませ〜ん。
泊港まではタクシーを使いました。頭上には8/10開通予定の「ゆいレール」が試運転中。
 真っ白い船体が眩しい「クイーンざまみ」に乗り、いざ座間味へ!・・・エアコンの効いた船室は心地よく、うたた寝して目覚めるとあたりにはたくさんの島影があり、座間味島が近いことが想像できました。
 港には「ザマミセーリング」のオーナー又吉さんが車で迎えに来てくださり、「みすまるの家」まで送っていただきました。
 夕方6時近いというのに、日はまだ高く涼しくなる気配はありません。シャワーを浴びてさっぱりしたいところでしたが、座間味は例年より暑く雨も降らず深刻な水不足です。
ダムの貯水量が49%をきっており、夜10時から朝6時までの夜間断水が行われていました。
こういう状況でザバザバ水を使うのはためらわれ、夕食後まで我慢してしまいました。
宿泊施設や飲食店には貯水タンクがあり、断水時間でも水は出ます。
みすまるの家』にもありますから夜中でも蛇口からは水は出ますが、トイレは流れません。
トイレの前に置いてある青いポリバケツと手桶の意味がすぐにわかりました。

6.家族で舟遊び
 朝9時頃にザマミセーリングの車が迎えに来ます。といっても、運ぶのは器材だけで人は歩きです。
港までは出たら真っ直ぐ3分。船は38フィートのカタマラン。波に揺れている姿がなんとも言えず優雅です。
 ダイビングの基本スタイルは朝、港を出たら夕方まで戻らない、ケラマでは珍しいパターンです。
お昼は、仕出し弁当(前の晩までに宿かショップに頼む)、(お湯は沸かせるので)カップラーメン、パンを購入する等予算と好みに応じて自分たちで用意します。
 スタッフはガイド兼オーナーの又吉さんと助手のフジマキ君。2人だけでファンダイブと体験ダイブとシュノーケリングをこなします。
ファンダイブがメインで、体験ダイブとシュノーケリングが合間に入ります。それぞれのポイントと順番は海況次第です。
同じ場所で時間を違えて行うこともありますし、移動することもあります。
 ポイントはその日の候補の中から、ダイバーの技量、海況、リクエスト、ポイントの混雑具合等を考慮しその場で決まります。
又吉さんはダイバーを器材のセッティングからエクジットまでずっと観察しているようで、上手か下手か、いともあっさりと見抜いてしまいました!
 丸一日海の上にいるため、時間はたっぷりあります。
そのため、お客のリクエストにはできる限り答えてくれます。
4日間、4人がそれぞれ舟遊びを楽しみました。

7.台風が来た!
 座間味滞在3日目頃、恐れていた台風が天気図に現れました。
沖縄地方が台風10号の進路にあり、突然スコールに見舞われたり、風が強くなったり、不安定な空模様です。
 那覇に戻る8/5の朝、歯を磨いていると島内放送でクイーンざまみの2便以降欠航の案内が流れました。
晴れてはいましたが、時折強い風が吹き雲の流れが速くなっていました。
 最終日の翌6日、ますます怪しくなりました。晴れていたかと思うと急に暗くなって雨が降り、風はいっそう強く吹いています。
レンタカーで琉球村へ遊びに行き、那覇へ戻った頃には雨は本降りになっていました。
予約した飛行機は17時でしたが、フライト状況が気になり、15時には空港に向かいました。
 この時点では那覇−東京便はダイヤ通りに飛んでいましたが、石垣や宮古便はフライトの繰上げや欠航が相次いでいました。間もなく19時以降の那覇便の欠航が決まり、7日の午前まで全便欠航となりました。
 ギリギリ欠航を免れたまふまふ家は予定通り、無事帰宅することができました。
雲の上に出るまでそれはそれはスリリングな乗り心地であったことは言うまでもありません。


あとがき:
 「グァムは安いから」そう思って自費を承知で結婚式に参列することを決めたまふまふ一家でしたが、それは大いなる勘違いでありました。
「飛び石連休にマリオットリゾート」は4泊5日でJ社やK社で1人約15万円!しかも、子供もほぼ同額。
  ・・・おととしのバンドス8日間の方が安いじゃん・・・
時期を待てば安いツアーも出てきますが、「予約が一杯で取れないの〜」ではシャレにもなりません。日程を縮めるのも不本意。
今さら「ツアー代が高いから」と欠席の返事をするわけにもいかない・・・





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