(2006/5/7更新)

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 kazurinさんの リロアン(フィリピン、セブ島)体験記

  旅行日程:2006.4.4(火)〜4.9(日) 5泊6日
  メンバー:kazurinさん(ママさん)、お嬢さん(5歳3ヶ月)、息子さん(2歳6ヶ月)



はじめに
いつもこちらのHPを参考にさせていただいています。
同時に、おおいに励ましてもらっています。

以前は夫(ノンダイバー)に子供をみてもらいながら、日帰りや旅行先でダイビングを楽しんでいたのですが、最近それでは物足りなくなり、母子でのダイビング旅行に挑戦し始めました。
今回、こちらには未投稿のエリアに行ってきたので、体験記を投稿させていただきます。

1.飛行機
フィリピン航空を利用しました。
成田からセブへは直行便がありますが、出発地が関空なのでマニラ経由になります。
フライト時間は日本―マニラ間が約4時間、マニラ―セブ間が約1時間30分です。
フィリピンの空港の空港税は、国際線550ペソ、国内線200ペソです(出発地で徴収)。
大人も子供も同額です。

機内の子供向けサービスには、機内食のチャイルドミール(ベビーミールも)があります。
紙おむつやおもちゃのサービスはありませんでした。
9:55に関空を出発し、1時間もしないうちにチャイルドミールが配られました。(写真1参照)
(大人の機内食は、その後すぐに配られ始めます)

メニューは、「スパゲティ、から揚げ、コロッケ、ミックスベジタブル」「マフィン」「プリン」「果物」「トーマスのラムネ」でした。
結構多めで、子供たちは食べ切れませんでした。

エコノミークラスでしたが、座席の前後の幅が若干広いように感じました。
下の子を抱っこしたままテーブルを倒し、食事を食べさせることもできました。

帰りも同様に、出発後1時間以内で配られました。
内容もご飯、から揚げ、パン、ケーキ、果物、グミといった感じでした。
マニラ―セブ間は飲み物と軽食(行きは菓子パン、帰りはスナック菓子3点セットでした)が出ます。

2.空港〜宿泊先まで
セブのマクタン空港からリロアンまでは、車で3時間〜3時間半かかります。
舗装された道路で安全運転でしたが、うちの子は酔ってしまいました。
酔いやすい場合、ビニール袋はいつでも出せるようにしておいた方が無難です。
うちの子が具合悪くなったときなど、運転手さんがスピードを緩めてくださったりで、気配りしていただけました。
途中、ガソリンスタンドに寄ります。
コンビニのようなお店があり、トイレや飲み物・お菓子などの買い物を済ませられます。

3.宿泊
宿泊は「マリンビレッジ」です。(宿泊とDSは一体)
ホテルはランク別にエコノミー、セミデラックス、デラックス、アネックスとあります。

エコノミーとセミデラックスの棟は、ビーチやレストランとは道路を隔てたところにあります。
デラックスの棟はレストランと棟続きになっているので、子連れの場合便利さは格別だと思います。
アネックスはだいぶ離れた場所になります。

部屋にはシャンプー、石鹸、バスタオルの他、蚊取り線香が用意されていました。
虫除けスプレーや虫刺され薬を持っていきましたが、出番はなかったです。

4.食事
レストランの食事は3食ともバイキングスタイルです。
(ポイントが遠い場合、昼はお弁当になります。)
メニューはご飯(朝食のときはパンも)、スープ、おかず数品、デザート、果物等です。

すべて日替わりで、滞在中メニューが重なることはありませんでした。
コーヒー、紅茶、中国緑茶があってお湯で自由に作って飲めます。
それ以外の飲み物は有料です。

味は日本人向けになっており、おいしかったです。
お子さんに偏食がある場合、ふりかけを持参するといいかも知れません。
うちの子はパン、ご飯、煮物、デザート、果物を好んで食べていました。

果物はバナナ、マンゴー、パイナップルなど、「本場」のものです!!
3食以外にも、おやつがでます。
こちらも日替わりで、アジアンテイスト(?)な感じでおいしかったです。

5.ダイビング
極力、こちらの希望に応えてもらえます。
フィリピンの固有種や代表的な魚などもたくさん紹介してもらいました。(写真2参照)
リロアン周辺にはハゼやマクロが多く、ガイドさんは真っ先に見つけて教えてくれます。
1ダイブでハゼを何種類も見たのは、初めてでした。
フィリピンは“殿様ダイブ”が慣例のようですが・・・ここも器材のセッティングから背負うところまでやってもらえます。

6.ベビーシッター
現地の女性がみてくださいます。
ただ、「保育の資格はないので、了解いただける方のみご利用ください」とのことでした。
でも・・・全く問題ありません。
とっても子供好きの方が、私以上に(!)やさしい眼差しで子供をみてくださいました。
危険なことへの注意も行き届いていて、安心して預けられました。

シッターさんの“人選”ですが、子供の年齢に合わせるとのことでした。
赤ちゃんや小さな子には子育て経験のある“ベテランさん”、ある程度大きい子には親しみもってもらえるような“若い人”とのことです。

シッター代は、なんと1日一人350ペソ=900円弱です。
時間はダイビングの開始時間(ポイントによって異なる)に合わせてもらえます。
延長も可能なので、ナイトダイビングや夕食後のログ付けに参加する場合などもお願いできます。
シッターさんは英語が話せるので、こちらの希望などは英語でやりとりしました。
片言で身振り手振りでしたが、十分(?)通じました。
難しい内容を伝えたいけど英語が苦手・・・という場合は、日本人スタッフにお願いすれば通訳してもらえます。

基本的に、子供のやりたいように遊ばせてくれます。
プールやビーチ遊びにも、水着に着替えて一緒に付き合ってくれます。(写真3参照)
安全のための規則で子供一人につき一人のシッターさんをお願いすることになるのですが、上の子が泳ぎたいけど下の子は怖がって陸にいたい・・・というときも、両方のニーズを満たせます。

プールやビーチの他、レストラン(他にお客さんがいない場合)や宿泊部屋が遊び場になりました。
お昼寝も子供のペースでやっていました。
おもちゃがあった方がいいとのことなので、荷物にならない程度に何点か持参しました。

遊び道具として水着、浮き輪、トランプ、折り紙、風船を持って行きました。(ビーチサンダル、帽子も。)
上の子はシッターさんと神経衰弱(もどき)をやって楽しんだそうです。
慣れてくると、「外に連れて行ってもいいか」と聞かれました。
ホテル前の道端で、現地の大人や子どもと遊ばせてもらいました。(写真4参照)

フィリピンの人にとって、子どもは宝のような存在でとても大切にされるらしいです。
外国人の子供となると格別で、さらに大切にされるそうです。
子供達は、シッターさん以外のフィリピン人スタッフにも名前で呼びかけてもらっていました。

上の子の感想です。「お姉さんとトランプで遊んだりプールで競争できて楽しかった。」
日本語が通じないことは不便だったようですが、毎日楽しそうに遊んでいました。
下の子は・・・普段から人見知りするので私の姿を見ている限り「ママ、ママ〜」でしたが、離れるとすぐに遊びだしていたそうです。

7.荷物について
海外なので現地まで荷物を送ることもできず(自宅から日本の空港まで送る、という手もありますが)、大人は私一人なのでどうしようか悩みました。
結局、ダイビング用キャリーにフル器材・母子の着替え・下の子の紙おむつなどを入れ(・・・パッキングの限界でした。総重量22kgくらい。)、
私が背負うリュックに貴重品・ハウジング・洗面道具・おむつ1日分を、上の子が背負うリュックに水着・浮き輪・おもちゃ・ビーチサンダル・お菓子を入れました。

上の子は「重い〜っ」と不満げでしたが、セキュリティーチェックのベルトコンベアー(?)にリュックを自分で乗せるのが嬉しかったらしく、張り切っていました。
(もう、戦力としてうまく動いてもらうほかないです・・・。おだてて、おだてて、で乗り切りました。^^;)

着替えですが、現地では軽装で済むので最低限の枚数を持って行き、毎晩部屋のシャワーや洗面台で洗濯していました。
エアコンが利いているせいか、よく絞ってさらにバスタオルを巻いて水気をとれば、翌朝には乾いていました。

おわりに
今回は初めての「母子だけの海外」でした。
留守番の夫には心配されましたが、治安も特に問題なかったし、行ってよかったです。

一番苦労したのは、空港〜リロアン間の車中と、帰りのマニラでの乗り継ぎ(出国審査に1時間以上並びました)です。
子供の体調の変化に気を配り、親が体調万全であれば、問題なく過ごせるはずです。
大変なこともあったけど、それ以上に楽しい、子連れダイビングの旅でした。

写真1 フィリピン航空のチャイルドミール写真2 メラネシアンアンティアスの群れ
  
写真3 シッター中の風景(ビーチ遊び)写真4 シッター中の風景(地元の人たちと)




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