(2002/9/23更新)
(2002/10/4追記)

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 まふまふさんの モルディブ・アリ環礁・ヴィラメンドゥ体験記 

  旅行日程:2002.7.25(木) 〜8.3(土) 8泊10日
  メンバー:パパさん(39歳)、ママさん(まふまふさん)、ハルちゃん(8歳7ヶ月@お嬢さん)、カナベエくん(5歳6ヶ月@息子さん)
 アリ環礁のヴィラメンドゥは良く言えば自然たっぷり、悪く言えばそれ以外は何もない島です。
そう、『何も』・・・ベビーシッターもありません。

 子連れダイバーの必要最低条件がない島をなぜ選んだのか・・・私達(正確には主人)が希望する他の条件を全て満たしていたからです。
他に2・3候補となる島があがっていましたが、最後に決まって出る一言は『ヴィラメンドゥに託児があったら・・・ (ーー;)
 そして、子供が学齢期に達していること、DSのマキさんから「手の空いているスタッフが面倒を見ます。私も幼稚園の先生をしていましたので、子供の世話は得意です。」との心強い返事をいただいたことに希望を託し、ヴィラメンドゥに旅立ちました。 <これがとてつもなく大きな落とし穴になろうとは、この時の私たちには知る由もなかった。(;^^A アセアセ

 マーレからヒルトン経由で50分、スコールの歓迎を受けて着水。
チェックインを済ませ、部屋に案内されると荷物を解く前にまずは島の探検です。
お世話になるマキさんにあいさつしなくちゃ・・・ん???いない?え?まさか! (゜_゜)
 「今聞いてきたんですけど、レッドシーに行っちゃって、帰る予定もないみたいですよ。」と、水上飛行機で一緒だったS氏。
最後に出したメールの返事がなかったのはそういうことだったのか! <目の前真っ暗、顔は真っ青、言葉を失うダンナ&私。(;-_-)v
しかも、「スタッフが子供の面倒を見ることもしないし、ボートに乗せることもできない」 話が違いすぎる。(X_X)

...と、「どうです?ウチと交代で潜りませんか?娘と年も近い(1歳違い)し、夫婦2人で3人の子供を見るんだったら楽勝でしょう。」
地獄で仏とはまさにこのことでした。
その上!このS氏、外資系の会社にお勤めで上司が外人だそうで英語がペラペラ。
滞在中はすっかりお世話になりました。(^^ゞ

 ダイビングについては、ハウスリーフでチェックダイブを行い、OKが出れば基本的にビーチもボートもガイドは付かない、セルフコントロールダイビングです。
ですから、ダイコンと緊急フロートは一人ひとつ、必携です(レンタルあり)。

1.チェックダイブ
毎朝10時からDS前のハウスリーフ(南側)のパッセージ4付近で行われます。
私達とSさん一家がDSでばったり会ったのは9時半過ぎ、『今からでもすぐに準備できれば間に合います』とのことでしたが、器材も心も準備できていなかったため、翌日にお願いすることにしました。
ところが、Sさんが堪能な英語で交渉してくださり(一日待つのがもったいなかったのでしょう。彼は700本の超ベテランダイバーでした。)、14時から特別にチェックダイブを受けられることになりました。 <ありがたや、ありがたや(^人^)
まず、陸でチェックダイブの内容と手順について細かい説明を受けました。 わからない事はこの時に質問します。

器材のセッティング、エントリー、水面移動、潜降と続きます。
ガイドロープに沿って進み、水深3メートルくらいの海底で、一人一人順番にチェックされます。
レギュレーターリカバリー、マスクの脱着・クリアを行いました。
レギュレーターリカバリーは、レギュを完全に海中に放し見つけるところから、マスククリアははずした後インストラクターにOKサインを出して着ける。
ただでさえ7ヶ月ぶりのダイビングで緊張しているところに、キッチリしたチェックダイブは講習を受け直しているかのようで、心臓バクバク。
これらのチェックが済むと、ガイドダイビング。
ある程度時間が経過し(多分、15分位)、問題がなければインストラクターは合格サインとして「バイバイ」と手を振って戻ります。
残された私たちはそのまま潜り続けても良し、戻っても良し。

言葉ですが、スタッフは英語が話せるドイツ人です。
フリーフィングはドイツ語と英語で行われます。ドイツ語が得意な方はそちらをどうぞ。

2.ハウスリーフ
ヴィラメンドゥは東西に細長い島で、東と西は浅いリーフが沖まで続き、その先は潮の流れが速いため、立ち入り禁止。
つまり、島一周ぐるりと潜ることはできません。
エントリーするパッセージを書いておくと、そこまでタンクを運んでくれます。
エクジットしたパッセージの所にある青い専用台にタンクを置いておけば、回収してくれます。

南側リーフ(パッセージ1〜5)は、ゆるやかに傾斜しており徐々に深くなります。
チェックダイブの残り30分、実は何を見たのか、記憶にありません・・・とにかく、勘を取り戻すのが精一杯で・・・情けなーい!f(^^; 大物がいなかったのは確かです。
北側リーフ(パッセージ6〜10)は・・・水面移動の際にへこませていないとハラをこすりそうな程浅いリーフが沖合いまで続き(パッセージ以外は通りたくても通れない)、いきなりドーンとドロップオフになります。
ジンベエザメが見られるハウスリーフはこちら側。 が、ジンベエザメはおろか、大物は何も出現せず。(T∇T)
やたら見かけるウツボ(ですから、迂闊に岩に手を伸ばせない)とミノカサゴが印象的でした。
シュノーケリングでは見事な歯で穴を掘っているゴマモンガラが!思わず後ずさり。

透明度はあまりよくありませんでしたが、潜っても潜っても景観がほとんど変わらないので、気がつかないうちに30M超えちゃった(最大水深100fつまり33Mと決められている)!!なーんてことがないように、水深計のこまめなチェックと中性浮力は欠かせません。
どちら側も風向きと流れは時間によって変わるので、事前にスタッフに確認するか、どちらに流されても問題ないように真ん中のパッセージからエントリーすると良いです。d(^-^)

万一、端っこのパッセージを過ぎてしまったら・・・浮上してパッセージの位置を確認し、戻る。
戻れなかったらフロートを上げて救助のドーニを待つ。ことになります。
自己管理に厳しく(守ったかどうかいちいちチェックが入るわけではありませんが)、ガイドダイビングに慣れた方には面食らう部分が多いかと思います。
『自分のことは自分で』『自分の身は自分で守る』というダイビングの基本を改めて認識させられました。

3.ボートダイブ
9時と14時30分の2回。
ボートは3艘あり、ホワイトボードにボートNO.、ポイント、ポイントまでの所要時間が書かれています。
側に紙が張ってあり、希望のボートNO.に名前と部屋番号を書きます。
使っている1stステージがインターナショナルタイプの場合、それを示す*マークを書き忘れないように。
各ポイントの特徴は近くのファイルに綴じてある(日本語あり)のでポイントを選ぶ際の参考にします。
英語に自信がある方はスタッフに尋ねると丁寧に答えてくれます。

ガイドは一緒に潜りますが、潜るだけ。ですから、ブリーフィングはきっちり聞いておきましょう。
流れ、深度、エクジットポイントが理解できれば英語が少々苦手でも大丈夫です。
魚の名前は・・・見たい魚の英語名を覚えておけばOK。

 ガイドなしダイビングは初めてだったのでかなり不安でしたが、好きなように潜れるので、とっても気が楽でした。
もちろん、ダイコンと残圧はまめにチェックしました。
ヴィラメンドゥはドイツ系のリゾートのせいか、南の島には珍しく時間にはきっちりしています。
30分前には皆さんボートに乗りセッティングし、ウェットスーツまで着こんでいることも・・・ <フィジーとはえらい違い。

 子供たちはあっという間に打ち解け、3人兄弟のよう。
勝手に遊んでくれるので、親は危険がないか、見ているだけ。 <う〜ん、らくちん。d(^-^)

 食事は料金に含まれているのはメインレストランのビュッフェです。
朝食は毎日ほぼ同じもの。
昼食はカレー・パスタ・肉料理・温野菜にサラダ、パンとライス。 デザートはアイスクリーム! それぞれの内容は日替わりです。
夕食は昼食とほぼ同じですが、スープとケーキが加わります。 おいしいです。 <去年のバンドスよりおいしかった。
特にカレーは本場のカレーです。
お腹いっぱい食べていたにもかかわらず(デザートは特に)、帰宅して体重計に乗ったら体重2キロ、体脂肪3%、減っていました!(^O^) 香辛料のおかげでしょうか?(もう元に戻った)

 本音をいうと、子連れダイビングには不向きだと思います(ドイツ人は小さい子連れで楽しんでいますが)。
豪華な設備は何もないけれど、日常生活を忘れるには絶好のリゾートです。
ゆったり流れる時間、波の音、突然やってくるスコール、モルディブらしさを求める方にはお勧め。
島そのものは大きいですが、大きさを感じません。

 非常に残念なことに、ヴィラメンドゥを選んだ一番の理由だったジンベエザメにはとうとう遭えませんでした。  (;_q)グスッ
ジンベエツアーも悪天候のためキャンセル、一番の大物がウミガメというその点ではちょっぴり寂しいダイビングでした。

 滞在3日目にデジカメが動かなくなる、ダンナは体調を崩す、などなどトラブルも続出しましたが、それも今となっては思い出。
次に行くときにはジンベエに遭えますように...(^∧^) その前に英語をなんとかしなくちゃ!p(^-^)q

まふまふさんからのコメントd(^-^)
長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
もっと細かいことについては、直接メールを下されば、お答えします。
子連れダイバーがもっともっと増えて、それが当たり前になると良いですね。



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