小松石は現存する日本の石材産地としては、最も古い歴史
を持った石材の一つです。 奈良時代、岐阜県の「竜潤寺」
で約1200年前、相州産(神奈川県)小松石の墓石が発見
されてい ます。
この時代から石材採掘が行われ、遠方まで輸送されていま
し た。石材産業として発展してきたのは鎌倉時代になって
きてからです鎌倉時代には、関東の石材の主産地でありま
した。
北条氏が石工業に保護奨励を与え、降盛した。
源頼朝公の墓、北条一族の墓もほとんどが小松石である。
現代では力道山、美空ひばり、長島茂雄氏などの墓も小松
石が用いられています。
江戸時代には、徳川家康が江戸城の石垣を小松石で築きま
した。この当時、ほとんど海路により江戸に運ばれました。
真鶴は、第一の良港でした。
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