主な登場人物

太公望(たいこうぼう):
道士。主人公。元始天尊の直弟子にして仙人界の一大イベント「封神計画」の実行者。現在は周の元帥。知略戦を得意とするため正面きって戦うことはめったにないが、そこそこ実力はあるらしい。目的のために自らが傷つき、また汚れ役にまわることを厭わないので卑怯者ではない。彼に限った事ではないが、封神計画開始当時の年齢が72歳だが全然そうは見えない。そのくせセリフの節々に爺臭さを漂わせている。泥酔拳の達人。殷郊との一騎打ちで左腕を切り飛ばされ義手になったが、復活の玉の影響で生え変わったようだ。主な所有宝貝は風を起こす「打神鞭」。白い霊獣「四不象」を駆る。
実は王奕(王天君)の分割した魂魄体の一人であることが判明。さらに王奕が最初の人の一人「伏義」の転生体であることが判明。三人目の王天君と融合後は相手によって「太公望」「王奕」「伏義」と呼ばれ分けられている。
封神計画終了後は全ての権利と義務を放棄し、一人何処へともなく去っていった。
蘇妲己(そだっき) :
仙女。殷王朝の衰亡の原因を一手に引き受ける傾国の美女。ただしこの外見は乗っ取った別人のもので、その正体は狐の妖怪仙人。誘惑の術(テンプテーション)を起こす宝貝「傾世元禳」ほか多数の宝貝を同時に装備する実力と、当代最高クラスの権謀術数を巡らす能力がある。趣味は土木建築とか装備宝貝のコーディネイトとか贅沢(ゴージャス)三昧とか刺客の派遣とか。わりと妹思い。偶然にも「歴史の道標」と接触し、歴史を動かす実務官としての地位を手に入れる。
封神計画のどさくさに紛れて女禍の力を横領、地球と同化を果たす。
申公豹(しんこうひょう) :
道士。ぱっと見はお笑い要員だが、実は最強の宝貝「雷公鞭」を持ち、最強の霊獣「黒点虎」を駆る最強道士。太公望を勝手にライバルに決定している。妲己と対等の同盟を結んでいるが、その真意は不明。悪趣味を指摘されることを嫌い、自分の美学に反することはもっと嫌う。話の要所要所で登場するので通称「進行表」。暇人。
最終決戦には「女禍は自分の美学に反する」と言う理由で参戦。立派に解説役を果たす。
元始天尊(げんしてんそん) :
仙人。三大仙人の一人にして崑崙十二仙の頂点に君臨する太公望の師匠。宝貝「盤古幡」をもつ。太公望に封神計画を命ずる。よく太公望に何かかっぱらわれているが、そのぐらいは目をつぶっているのだろう。
封神計画終了後は仙界の教主を引退し、神界の管理者になる。
白鶴童子(はくつるどうじ) :
道士。元始天尊の直弟子で太公望の弟弟子。崑崙では珍しい妖精。自力で飛行可能な点で便利に使われている。
紂王(ちゅうおう) :
人間(姐己の改造により既に人間とは呼べない状態ではあるが…)。現殷王。かつては文武両道に長けた名君だったが、姐己の誘惑の術のせいですっかりバカ殿。30代後半だが妲己の改造手術のため老けない。女好きなのは地。前皇后姜妃との間に二人の太子殷郊殷洪がいる。最近は登場するたびにキャラクターが違っているほど精神が安定していない。
全てを失った事に気付いた殷王朝最後の王は、その役目を全うするために武王に討たれる道を選び、封神台へ。
姫昌(きしょう) :
人間。朝歌の西の邑(くに)の西岐を治める領主(西伯候)。その名声は殷国中に広がっており、封神計画の革命側の盟主として選ばれる。26人の妻と99人の子供と一人の養子(雷震子)がいる。ここ20年の老化が激しい。苦労しているんだね。
殷周革命の開始前に衰弱死。死後、周の文王に奉じられる。
黄飛虎(こうひこ) :
人間(天然道士)。殷の鎮国武成王。そのため武成王と呼ばれることが多い。妻と妹の死をきっかけに一族とともに殷を離反。周の開国武成王の任に就く。その軍人としての資質と戦闘力には卓越したものがある。聞仲とは年齢を超えた親友であったが袂を分かつ事になる。トレードマークは無精ひげ。便利な魔剣「飛刀」を手に入れる事により、宝貝持ちとも互角に闘えるようになった。
仙界大戦において聞仲の説得を試み、ある程度効果をあげるものも王天君の策略により封神台へ。
王貴人(おうきじん) :
道士。妲己の義妹。石琵琶の妖怪仙人。見た目より気が短い。申公豹の口車に乗って太公望と戦い敗れる。気合の入ったボイス(「!」が多い)が特徴。所有宝貝は「紫綬羽衣」。
最終決戦時には倒されて原形の石琵琶状態だったが、封神計画終了後に復活している。
胡喜媚(こきび) :
道士。妲己の義妹。雉の妖怪仙人。「ロリッ☆」と言う効果音と共に現れるすごいロリキャラ。もちろん侮れない実力はある。実は王貴人より年上らしい。所有宝貝は変身グッズ「如意羽衣」。四不象黒点虎のぬいぐるみを持っている(黒麒麟はかわいくないから却下なのだろうか?)。
最終決戦時に崑崙側と和解、四不象にラブコールを送ったりと割り切りは早い。
ナタク(りなたく) :
宝貝「霊珠」によって作り出された宝貝人間。李靖の三男として生を受ける。一応太乙真人の弟子扱い。破壊力だけなら全国トップクラス。メイン兵装「乾坤圏」の他に、「風火輪」、「混天綾」、「金磚」、「火尖鎗」、「九竜神火罩II」といった複数の宝貝を同時に使うキャパシティがあり、最近「金蛟剪」内蔵スーパー宝貝人間に生まれ変った。根が単純なので太公望太乙真人にあしらわれている。無口で無愛想なマザコン。切り込み隊長的な役目が多く、それ故に各戦闘で受けるダメージも多い。
最終決戦時に黄天祥を養子にとったようだ。
李靖(りせい) :
道士。陳塘関の総兵官にして崑崙山脈の度厄真人の弟子。ナタクの実父だが親子の縁は薄い。いつのまにか戦線離脱している。
封神計画終了後は人界に戻った。
太乙真人(たいいつしんじん) :
仙人。崑崙山脈の乾元山に住む。崑崙十二仙の一人で宝貝開発担当。自らが開発した霊珠子ナタクがおっかないけどかわいくて仕方が無い人。高所恐怖症で常にカメラ目線。主に究極の捕獲宝貝「九竜神火罩」を使う。
ぜん(ようぜん) :
道士。玉鼎真人の弟子。崑崙山脈では唯一宝貝無しで変化の術を使える、自他ともに認める美形天才道士。単純な戦闘力では十二仙を凌ぐ。仙人を名乗る資格を持っており、「清源妙道真君」という仙人名を持っているが、本人の希望で未だに道士である。封神計画の主導権を巡って一時太公望ともめるが、後に和解。現在戦闘力の頼りない太公望の代わりに前線で指揮を執る任についている。自意識を持つ犬型宝貝「哮天犬」と、大鋤「三尖刀」を持つ。修行好き、犬好き、女装好き三段。最後の方に出てきておいしい所を持っていくのを得意とする(出ずっぱりだとスタミナ切れをおこす)。実は通天教主の一子という出生の秘密がある。
封神計画終了後は金鰲・崑崙双方に通じる人物として、新しい仙人界の教主となる。
雷震子(らいしんし) :
道士。姫昌の養子で雲中子の弟子。崑崙で人体改造を施された後に出奔。盗賊団の親玉をしていた所を太公望に言いくるめられ、打倒妲己のために修行を再開した。背中に風と雷を起こす翼「天騒翼」を持つ。雲中子の再調整により翼と格闘用クローが1.5倍(当社比)パワーアップ。しかし出番はない。
封神計画終了後はナタクと共にパトロール部隊に配置されているようだ。
雲中子(うんちゅうし) :
仙人。崑崙山脈の終南山に住む。生体改造を得意とし、ついた異名は「奇人(スプーキー)」。雷震子も彼の担当。
土行孫(どこうそん) :
道士。崑崙十二仙の一人懼留孫の弟子。土中を自由に移動できる宝貝「土竜爪」を持つ。ナンパのために四不象を拉致した事がある。ブ男だが女の趣味にはうるさい。
周の増援として下山した際にケ蝉玉に惚れ込まれ、封神計画終了後についに結婚。
聞仲(ぶんちゅう) :
道士。殷の太師でもある。仙人骨を持たない人間の妖怪仙人。姐己申公豹に匹敵する実力を有する。殷の存続のため、妲己太公望の双方と敵対する。黄飛虎とは年齢を超えた親友だったが袂を分かつ事となる。崑崙山脈とはライバル関係にある金鰲列島出身。怒ると三只眼になる。猫背。宝貝「禁鞭」を携え、霊獣「黒麒麟」を駆る。やること為すことすべて後手に回るため貧乏クジを引きっぱなし。
仙界大戦において自らの敗北を悟り自決。封神台へ。
武吉(ぶきち) :
人間(天然道士)。西岐に住み木こりを生業としていた。太公望を師匠と仰ぐ。太公望の補佐官兼SPに就いていたが、最近は足を生かした伝令兵の役割が多い。トレードマークはジャージに短パン。各種運動能力から五感に至るまですべて高い。結構意外で、かつ膨大な履歴を持つ事で有名。
封神計画終了後も仙界で暮らしているようだ。
黄天化(こうてんか) :
道士。清虚道徳真君の弟子。黄飛虎の次男で、殷から離反した黄飛虎一族の護衛のために崑崙から派遣され、そのまま周に居着く。武器使用に対するカンが鋭い。常に煙草らしきものをくわえている。主兵装はライトセイバー「莫邪の宝剣」。黄一家で唯一方言が入っている。普段は飄々としているが、その実激しい気性と執念深さと不屈の闘志の持ち主。
牧野の戦いの後、自らの死期を悟り朝歌へ突撃、紂王を倒すも一般兵に虚を突かれ封神台へ。
黄天祥(こうてんしょう) :
人間(天然道士)。黄飛虎の四男。槍が得意。ナタクと仲がいい数少ない人間。
封神計画終了後も仙界で暮らしている。後日談の「仙界伝弐」の主人公に抜擢されている。
清虚道徳真君(せいきょどうとくしんくん) :
仙人。崑崙十二仙の一人で黄天化の師父(コーチ)。戦闘専門道士の育成を得意とし、自らも鍛練に余念がないスポーツマン。「莫邪の宝剣II」を持つ。
金鰲島内白兵戦で聞仲に敗北、封神台へ。
高友乾(こうゆうけん) :
道士。聞仲配下の九竜島の四聖の一人。ロンゲで半ズボンの人。水を自由に操る宝貝「混元珠」を使う。太公望の策にはまったり武吉に宝貝をカットされたりと、うっかり者という印象が強い。
聞仲の死後妲己に抗する事もできず改造紂王に敗北、封神台へ。
楊森(ようしん) :
道士。聞仲配下の九竜島の四聖の一人。四聖一の身長とフケ顔を誇る。地脈を統べる宝貝「劈地珠」を持つ。天化の必殺宝貝に切られて生き延びたラッキーマン。
聞仲の死後妲己に抗する事もできず改造紂王に敗北、封神台へ。
王魔(おうま) :
道士。聞仲配下の九竜島の四聖の一人。石笠に外套の人。四聖のリーダー格らしい。ビット兵器「開天珠」を所持する。目的のためにはジェノサイドも辞さない暴走ぶりが個性的。
聞仲の死後妲己に抗する事もできず改造紂王に敗北、封神台へ。
李興覇(りこうは) :
道士。聞仲配下の九竜島の四聖の一人。常に空中砲座「拌黄珠」に乗っているので区別は容易い。他の三人に比べて攻撃範囲が狭く自然にやさしい。
聞仲の死後妲己に抗する事もできず改造紂王に敗北、封神台へ。
李金タク(りきんたく):
道士。李靖の長男。ナタクの兄にあたる。笑顔がさわやか。宝貝「遁竜椿」を持つ。
最終決戦には元始天尊の護衛についたため不参加。
李木タク(りもくたく) :
道士。普賢真人の弟子。李靖の次男。ナタクの兄にあたる。露出度高し。宝貝「呉鉤剣」を持つ。
最終決戦には元始天尊の護衛についたため不参加。
南宮適(なんきゅうかつ) :
人間。周の大将軍。面白いほどの熱血漢。外様である武成王黄飛虎にライバル意識を燃やす。第一回象レース優勝ジョッキー。
姫発(きはつ) :
人間。姫昌の次男。周建国の際に武王と号し殷周革命に臨む。元々女好きで借金王であり、およそ国主としては足りない者であったが、殷周革命の末期あたりになるとキャラが違うと言われるほど王者の風格を見せる。
殷周革命後は周公旦邑姜らのサポートと共に治世に望む。牧野の戦いで受けた傷が原因なのか体調が良くなさそうだ。
周公旦(しゅうこうたん) :
人間。姫昌の四男で本名姫旦。十代にして周最高の政治家との呼び声も高い。フケ顔。象使い。
通天教主(つうてんきょうしゅ) :
仙人。三大仙人の一人にして金鰲十天君の頂点に君臨する大司教。ぜんの父親でもあり、聞仲の師匠でもある。姐己王天君の陰謀により正気を失っている。宝貝「六魂幡」を持つ。
金鰲島内白兵戦で自爆。利用され尽くした人生に終止符を打つ。
崇黒虎(すうこくこ) :
道士。北伯候崇候虎の実弟で崇城城代。兄の身柄と引き換えに殷に従っていたが、姫昌らの説得により西岐に投降。兄の獄死が判明後、北伯候として殷包囲網の一翼をになっている。妙に悟ったような話し方が特徴。霊獣「神鷹」を持つ。
張奎(ちょうけい) :
道士。聞仲付きの秘書官。朝歌在住の金鰲の道士の中では、戦士としての能力は聞仲に次ぐものがあるらしい。霊獣「烏煙」を駆る。既婚。
最終決戦時に聞仲形見の禁鞭をもって参戦。封神計画終了後は新仙人界における妖怪側の大幹部となる。
魔礼青(まれいせい) :
道士。魔家四将の一人。防塵マスク着用の人。複刃型ビームナギナタ「青雲剣」の使い手。自称リアリストのわりには詰めが甘く、黄天化を追いつめておきながら逆転負けを喫した。
殷の西征の前哨戦で敗死。封神台へ。
魔礼紅(まれいこう) :
道士。魔家四将の一人。バンダナの人。カウンター兵器「混元傘」を持つ。よって戦法はガチガチの待ちになる。
殷の西征の前哨戦で敗死。封神台へ。
魔礼海(まれいかい) :
道士。魔家四将の一人。ロボコップヘルメットの人。サイコウェーブ「黒琵琶」を操る。崑崙勢に対する決定力はほとんど無かった。
殷の西征の前哨戦で敗死。封神台へ。
魔礼寿(まれいじゅ) :
道士。魔家四将の一人。耳付フードと鞄持ちの人。宝貝ロボ「花狐貂」の操者。道士に対する個人戦闘力は無いに等しい。
殷の西征の前哨戦で敗死。封神台へ。
趙公明(ちょうこうめい) :
仙人。妲己聞仲と並び称される金鰲三強の一人にして唯一の金鰲島在住者。エレガント一代男であり、華麗なる戦い主義者でもある。様々な二つ名(8割自称)を持つ。妹にセクシータレント集団・雲霄三姉妹がいる。普段は宝貝「縛竜索」を使うが、雲霄三姉妹のスーパー宝貝「金蛟剪」も元々彼の所有物である。原形は伝説の巨大花(ヤマユリ)。
渭水船上バトルにおいて敗死、華麗に封神台へ。
ケ蝉玉(とうせんぎょく) :
道士。聞仲配下の周方面の諜報員(周公認)。自称美少女スパイ。土行孫と交際するために周サイドにあっさり寝返る。ケ九公曰く「思い込んだら一直線」な35歳(推定)。ぜんすら恐れる宝貝「五光石」を持つ。鳥アレルギー。
封神計画終了後念願かなって土行孫と結婚式をあげる。
ケ九公(とうきゅうこう) :
人間。ケ蝉玉の父。殷の将官だったが周に寝返る。親バカ。
竜鬚虎(りゅうしゅこ) :
妖精。ケ蝉玉の道友。恐竜並みの大きさのカンガルーネズミ。ケ九公蝉玉親子とともに周に投降。尾撃によって岩石群を敵にぶつけることを得意とする。
蘇護(そご) :
人間。八百諸侯の一人キ州侯。蘇妲己(肉体)の父。周に寝返る。
殷郊(いんこう) :
道士。殷の第一太子。殷を出奔し道士になったあと再び殷に帰参する。宝貝「番天印」を持つ。
シ水関前野戦で戦死。封神台へ。
殷洪(いんこう) :
道士。殷の第二太子。殷を出奔し道士になったあと周軍に加わるはずだったが…。宝貝「陰陽鏡」を持つ。
番天印の光弾を一身に浴び死亡。封神台へ。
広成子(こうせいし) :
仙人。崑崙十二仙の一人で殷郊の師匠。一人称が「小官」というガチガチの軍人気質。宝貝「番天印」を持つ。
金鰲島内白兵戦で聞仲に敗北、封神台へ。
赤精子(せきせいし) :
仙人。崑崙十二仙の一人で殷洪の師匠。シニカルに皮肉を言う素浪人。宝貝「陰陽鏡」を持つ。
金鰲島内白兵戦で聞仲に敗北、封神台へ。
竜吉公主(りゅうきつこうしゅ) :
仙女。崑崙山脈の鳳凰山に住む。仙人同士を両親に持つ生まれながらの仙人。妲己に比肩しうる実力と美貌の持ち主だが、地上では3分間しか活動できないという弱点を持つ。水の宝貝「霧露乾坤網」を使う。元始天尊より「盤古幡」を譲り受けるが、使う間もなく喀血・昏倒。体育会系の異母弟燃燈道人の登場により病弱なお姉さんの地位を確立。
飛刀(ひとう) :
妖精。刃渡り3メートル近い大剣。形状はある程度自由に変えられる。趙公明の僕余化の所有物であったが戦闘中に寝返り、そのまま黄飛虎の所有物になる。
雲霄(うんしょう) :
仙女。雲霄三姉妹長女。芸名「ビーナス」。筋肉質のロマンチスト。宝貝「混元金斗」を持つ。趙公明の死後、崑崙側に寝返る。自称太公望の妻。
瓊霄(けいしょう) :
仙女。雲霄三姉妹次女。芸名「クィーン」。老け顔のリアリスト。宝貝「金蛟剪」の片方を持つ。趙公明の死後、崑崙側に寝返る。
碧霄(へきしょう) :
仙女。雲霄三姉妹三女。芸名「マドンナ」。大柄な食欲魔人。宝貝「金蛟剪」のもう片方を持つ。趙公明の死後、崑崙側に寝返る。
夢小路サトル(ゆめのこうじさとる) :
人間。劇中劇「国立アンニュイ学園」主人公。サッカーワールドカップを目指す15歳。北海道から転校してきたハプスブルグ家の血を引く生っ粋の江戸っ子。
玉鼎真人(ぎょくていしんじん) :
仙人。崑崙十二仙の一人でぜんの師匠。お約束的な長髪美形剣士。宝貝「斬仙剣」を持つ。
金鰲島内白兵戦で王天君に敗北、封神台へ。
普賢真人(ふげんしんじん) :
仙人。崑崙十二仙の一人でタクの師匠。太公望の同期で十二仙にまで昇格した出世頭。化学反応宝貝「太極符印」を持つ。天使のような姿とやんわりとした口調が特徴。
金鰲島内白兵戦で聞仲に一矢報いるために自爆、封神台へ。
王天君(おうてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。病的なビジュアル系。十天君のリーダー的存在だが、姐己とも通じている。元は崑崙出身で本名王奕。ぜんと人質交換という形で金鰲に入る。魂魄が複数あるという異能者。亜空間宝貝「紅水陣」を使う。金鰲島内白兵戦で通天教主の自爆に巻き込まれ封神台へ…と思ったらどっこい生きてる。さらに聞仲の八つ当たりを受け封神…でもやっぱりまだいる三人目。紆余曲折を経て太公望に融合を持ち掛け消滅…したのか?
姚天君(ようてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。ドリルっぽい人。符術士。亜空間宝貝「落魂陣」を使う。
金鰲島内白兵戦で韋護に敗北、封神台へ。
張天君(ちょうてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。狐目の狐。亜空間宝貝「紅砂陣」を使う。
金鰲島内白兵戦でぜんに敗北、封神台へ。
孫天君(そんてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。人形使い。亜空間宝貝「化血陣」を使う。
金鰲島内白兵戦で玉鼎真人(事実上は太公望)に敗北、封神台へ。
韋護(いご) :
道士。道行天尊の弟子。上からの命令であっても、当然のように対価を求めてくる。寒いオヤジギャグが得意。宝貝「降魔杵」を持つ。
道行天尊(どうこうてんそん) :
仙人。崑崙十二仙の一人で韋護の師匠。小動物系のシルエットを持つ男。「万能包丁」の使い手。飛行可能。裏表のある性格。
董天君(とうてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。セミの幼虫。亜空間宝貝「風吼陣」を使う。
金鰲島内白兵戦で黄天化に敗北、封神台へ。
袁天君(えんてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。毛玉な詩人。亜空間宝貝「寒氷陣」を使う。
金鰲島内白兵戦で普賢真人に敗北、封神台へ。
趙天君(ちょうてんくん) :
仙人。金鰲十天君の一人。石版。亜空間宝貝「地裂陣」を使う。
金鰲島内白兵戦で見せ場も無いままナタクに敗北、封神台へ。
金光聖母(きんこうせいぼ) :
仙女。金鰲十天君の一人。光を操る。亜空間宝貝「金光陣」を使う。彼女自身亜空間っぽい。
金鰲島内白兵戦でナタクに敗北、封神台へ。
白天君(はくてんくん)&泰天君(しんてんくん) :
ともに仙人で金鰲十天君。秦天君が「天絶陣」、白天君が「烈焔陣」を使う。
二人三脚の人と石化クラゲの人とどっちがどっちであるかは、雲霄三姉妹に敗れ封神台に飛んだ今となっては知るよしもない。
黄竜真人(こうりゅうしんじん) :
仙人。崑崙十二仙の一人。色黒で外人傭兵部隊にいそうな人。「両手持ちサバイバルナイフ(名称不明)」を持つ。
金鰲島内白兵戦で
聞仲に敗北、封神台へ。
慈航道人(じこうどうじん) :
仙人。崑崙十二仙の一人。小柄でモンゴル相撲に参加してそうな人。「燃えるメリケンサック(名称不明)」を持つ。
金鰲島内白兵戦で
聞仲に敗北、封神台へ。
懼留孫(くりゅうそん)&文殊広法天尊(もんじゅこうほうてんそん)&霊宝大法師(れいほうだいほうし) :
それぞれ仙人で崑崙十二仙。ここでは二頭身で土行孫と同じ爪を持つ人を懼留孫、メガネで触覚の生えてる人を文殊広法天尊、人のよさそうな老人を霊宝大法師と仮定する。それぞれ「梱仙縄」・「瑠璃瓶」・「落魂鐘」を持つ。
金鰲島内白兵戦でまとめて聞仲に敗北、封神台へ。
太上老君(たいじょうろうくん) :
仙人。三大仙人の一人で通称老子。その半生のほとんどを寝てすごしているためか外見は異常に若い。実力は元始天尊通天教主の二人を遥かに凌ぐ。ただし極めすぎて常人の理解できない高みにイッてしまった人らしい、と申公豹の談。
呂邑姜(りょゆうきょう) :
人間。太上老君の養女。その正体は太公望の生き別れの妹のひ孫にして、羌族の統領を務める才女。
女禍(じょか) :
地球の生態系の外からやってきた超絶の能力者。同族の裏切りによりその肉体を封じられるが、魂魄のみで行動し歴史を思うように操る「歴史の道標」である。その性格は残忍にして傲慢。宝貝「山河社稷図」「四宝剣」を使う。
強大な力を持つが故に孤立し、孤独故に暴走し、自分が創った世界すべてに否定されて滅ぶことになる。
燃燈道人(ねんとうどうじん) :
仙人。元崑崙十二仙筆頭にして竜吉公主の異母弟。元始天尊より何らかの密命を受け最近まで行方不明であった。冷徹な態度の裏に熱い心を秘めたるタイプ。宝貝「飛焔剣」を持つが、主に仙術(通称:気合)を使う。
封神計画終了後は新仙人界における人間側の大幹部としてぜんを補佐する。
伏義(ふっき) :
地球の生態系の外からやってきた超絶の能力者。女禍を封じた4人の一人だが転生を繰り返しているのか、王奕を名乗っている時点で当時の面影はない。元々かなり酷薄な人物で、太公望ベースである現在でも時々伺われる。それでも女禍に言わせれば優しい男らしいが。亜空間宝貝「誅仙陣」「万仙陣」を使いこなす。
太公・望(たいこう・のぞみ):
道士。外伝「異説封神演義」の主人公。人の幸せのためにがんばる彼女の姿は、人を優しい気持ちにさせる。間接的にトラブルに巻き込まれる人間以外は…。霊獣・四不象(本編とは別人)を引き連れ、今日も親切を押し売りに行く。