鳥籠の少年 〜なんちゃってファンタジー B
 

 
          



 彼らが目指す"迷いの森"にその身を捕らわれているらしき存在の、化身だとかいう小さな小鳥。時折、恐れげもなく魔導師さんの立たせた金の髪をクチバシで引っ張ってまでして"こっちこっち"と導いてくれる、なかなか頼もしいガイドさんだが、
「迷いの森とやらの関係者なのなら、もしかして罠ではないのかと疑ってみようとは思わんのか?」
 そんな慎重なことを言い出したのが、選りにも選って進の方だったものだから、

  「………。」
  「何だ、その沈黙は。」
  「…いや、何かに取り憑かれたのかと思ってな。」

 ちなみに俺には除霊術の心得はないから、どうしても離れない相手なのなら望みを聞いてやって速やかに成仏してもらえと、とんだ憎まれを言ってから、
「確かにな。この子が味方かそれとも罠か、決めつける確証みたいなもんは一切ないんだが。」
 道の中途で立ち止まった二人へ"どうしたの?"と怪訝に思ってか。ぱたた…と戻って来て、蛭魔が宙へと差し伸べた指先へ ふわりと留まった純白のインコ。
「森から追い出すつもりなら、とうに外へ出ていたっておかしかない。だがどうだ。木々はだんだんと密生して来ているし、それに…。」
 深紅のマントで覆われた格好になっていた背中へと、もう片方の空いていた手を回した魔導師さんは、その陰から…恐らくはベルトに挟んでいたのだろう、つややかな光沢も冷たい、銀の鞘に収められた三日月型のナイフを掴み出して見せる。丸みを帯びたその鞘には、細かい絵文字や何やが沢山連ねられてあり、
「これは まじないの刀でな。咒を刻む時などに使うんで、特別な念を込めて鋳された代物なんだが…さっきから少しずつ反応してるんだ。」
「反応?」
 一見しただけでは素人の剣士殿には何がどうとは分からない。だが、
「師匠が俺に、せめて強い歪みやら魔力やらを察知出来るようにって下さった、一種の感応器みたいなもんだからな。それがさっきからカタカタと煩い。ってことは、怪しい空間に近づいてはいるって反応なんだよ。」
 蛭魔は そうと言ってにんまりと笑い、
「例えそれが"おびき寄せ"でも、俺らには願ったり叶ったりだろうがよ。」
 だったら罠でも構わないと言ってのける強腰さよ。そして、
「………。」
 こちらさんもやはり…ぽんと手のひらを拳で叩いて見せる進さんであり。…あんたたち、この話が済んだら漫才コンビでも組んだらどうだねと思ったほどに、大雑把で怖い者なしっていう根本的なところが、恐ろしいくらいに似ている人たちなような気が。
(笑) セナくんも桜庭くんも、これは大変だぞ、先々で。こらこら





 それからどれほど進んだか。あたりの風を嗅いでいたらしき魔導師は、ふと、顔を上げると手近な樹の幹に手を置き。それから…懐ろから先程の銀のナイフを取り出すと、精巧な細工の施された鞘をするりと抜き放ち、自分の左手の親指の腹を…一瞬の躊躇もなく、その冷ややかな切っ先でついっとつついて見せる。たちまち…白い肌には尚のこと鮮やかに映える、赤いビーズ玉のような血の玉が盛り上がって来て、
「…何の真似だ?」
 あまりに速やかな一連の行動だったがため、止める間もなくただただ見守るしかなかった進が、やっとのことで声を掛けると、
「この入り口を…結界への境目を覚えとくための封咒だよ。」
 さして意を込めもしないような語調で応じてから、さっき撫でていた樹の幹にその血玉をなすりつけ、それから自分の額へも擦りつける。
「ほら、しゃがめ。」
「…っ。」
 マントをぐいっと引っ張られ、已なく背丈を合わせるように屈んだ進の額へも、その指先をなすりつける蛭魔であって。
「気持ち悪いかも知れんが我慢しろ。これで結界の中が勝手に移動しようとしても、この樹と俺らは引き合うから一種の錨の代わりになる。」
 見下ろした彼の白い額には、不思議なことに血の汚れはもうない。まじないの剣には持ち主を傷つけることが出来ないのだそうで。見た目にはぽちりと出ていた血だが、実は…生気の一部だったとか。
「これ以上の詳しいことは企業秘密だから教えられねぇ。」
 こらこら、蛭魔さんてば。短剣を再び背後の定位置、ベルトへと収め直した金髪の魔導師さんは、むんと胸を張って…その視線の先へと広がる方向を睨んで見せた。どこがどうという違いさえ分からない、今までやって来た道と何ら変わりのない、下生えが細々と続くだけの消えかかった小道にすぎないのだが、まじないの剣の騒ぎようで此処がその入り口だと分かった彼なのだろう。それから、

  「お前はどうする。ここで俺たちを待っているか?」

 梢の上のインコへと声をかけてみる。
「案内の役目ならこれで終わったのだろう?」
 疑っていた訳ではない。むしろ健気なことよと、この、自負の強い反面、他者にはとことん大雑把でなおざりでいそうな魔導師さんが、愛らしいとさえ感じたらしき小さな小鳥。魔性の空間からの影響がある存在なのなら、連れて行っても支障はなかろうが、道案内を条件に自由を与えられた子なのなら無理に付き合わすこともなかろうと、一応は訊いてみたところが、ちゅくるくと囀ってから ぱたた…と素直に舞い降りて来て、伸べられた指先へと留まって見せる。
「よし。じゃあ連れてくぞ?」
 とうに鈎ホックは外していた詰襟の中、丸首のシャツをぐいと引っ張って、そこへ潜れと示して見せる。こんな簡単な仕草だけで意を酌んだらしき小さなインコ。ぴょいとシャツの縁に留まると、そのまま中へともぐり込む。その上から そおと手を伏せて蓋代わり、小さな存在の温みにやわらかく微笑んでから、


  「さて、突入と行こうじゃないか。」


 一見、何の変哲もない小道の続き。その先へと踏み出したご一行様なのであった。










            ◇




  ――― 銀の籠にはカナリアを、金の籠には月の子供を。
       星降る夜に泉にかざせば、森でフクロウが ほうと鳴く。


 か細い声が寂しげな歌を紡いでいる。どこかの地方の子守歌なのか、静かな夜の情景を綴った歌であるらしく、つやのある上等そうな敷布や柔らかそうなクッションに埋もれた広い寝台の上、膝を抱えてぼんやりと、小さな少年が単調な声で同じ節ばかりを口ずさんでいる。やがてはその歌も途切れてしまって。浮かないお顔のまま、重い溜息がその小さな口から零れ出す。
"………。"
 窓には透き通った水晶の縁取りがあって、それはきららかに目映いのだが…どうした訳だか外が見えない。真っ白な曇りガラスだからだろうか。不思議は他にも沢山ある。窓は白々と白いのに、部屋の中は とほんと暗い。土をしっかりと叩いた壁や床の、どこか冷たい感触のする部屋だ。敷物やら調度やら、贅を尽くしたあれこれが並んでいはするけれど。卓の上には瑞々しい果物やら、甘い香りの焼き菓子、チョコレートなどが、見た目にも綺麗に並べられているのだけれど。そんな華やぎも白々しくて空々しくて、何だか…生気というものや温みが欠けて見える。それに…一番の不思議は、この部屋にはドアがない。どうやって入ったのか、そしてどうやって出れば良いのか。誠にもって不思議な空間であり、そんな中にポツンと一人、お膝を抱えて小さくなっている、つやつやの黒髪をした男の子。絹のモスリンだろう、上等なお洋服を着せられてはいるが、大きな琥珀の瞳を少しほど潤ませて。柔らかそうな頬や小鼻の、幼
いとけないお顔をした少年が、たった一人きりで寂しそうに子守歌を紡いでいただなんて、足枷や鎖こそないものの、これではまるで虜囚のようではなかろうか。そんなお部屋に、


  《 何を泣いているのですか?》


 不意に。そんな声がして、少年が肩を縮めるとそれでもお顔を上げて見せる。見回した先には、いつの間にか人影が立っていて、
「………っ!」
 部屋は暗いし、顔の上半分、鼻梁から目許・額にかけてを覆う"ビスチェ"というタイプの、石膏製の仮面をつけているため、すらりと背の高い、真っ黒な髪の男だとだけしか分からない。道着姿の肩にと羽織った、裾の長い白いマントを器用に優雅にさばいて見せてから、取り澄ましたような態度のままに、彼は少年へと言葉をかける。

  《 このところ、毎晩のように外へと出掛けておいでだ。
    外の世界で何か面白いものでも見つかったのですか?》

 穏やかな語調だが、声には温みがなく。思いやりなど含まない、至って冷ややかな言いようにしか聞こえない。
「家へ、村へ帰して下さい。」
 少年が懸命な声を返しても、
《 それは出来ません。第一、もう此処は君のいた村ではありません。そのくらいは分かっているのでしょう?》
 あしらうような言いようは、いつもの事とて変わりがなく。斟酌のない返事を聞いて、たちまち、少年の顔からは生気が消えて。
「………。」
 絶望にも似た沈んだ表情に塗り潰されてしまった。
《 君はずっと此処にいなさい。此処にいればそのままの姿でずっと生きていられる。昔から偉大なる王侯貴族や大富豪、世界に名だたる賢者たちが、それこそ命を削ってでさえ手に入れたがった特権です。不老不死でいられるのですよ?》
 なんと素晴らしくも栄誉なことかと、謳い上げるように言われたが、
「…そんなの要りません。」
 ゆるゆると首を振って見せる少年であり。そんな様子へこれ見よがしに溜息をついてみせると、
《 困った坊やですね。そんな我儘を言っていると、あのインコのように此処へも戻っては来られなくなりますよ?》
 男がそう言って所作で示したのは、窓辺に近い辺り。そこに立つのは、吊り手のついたスタンドが1本。そこから何かが下がっていたのだろう鉤型の金具が、今は虚しくも空になってアンバランスな様で佇んでいる。

  「………。」

 此処に連れて来られた時に、このお部屋に最初からいた真っ白なインコ。此処に来て初めて見た唯一の生き物でもあった、可愛らしいお友達。寂しいと泣くと、いつも綺麗な声で歌ってくれた。金細工の籠の中から出しても逃げなくて、肩先や指に留まっては話相手になってくれた。頬にすりすりって身を寄せてくれて、ピクチュクと可愛らしい声で歌ってくれて。それが唯一の慰めだったのに。そのインコが何の拍子にか窓から飛び出して、そのまま帰って来なくなった時は、悲しくて寂しくて一晩中泣いてしまったものだった。

  ――― そんな時に…あの人に気がついたの。

 遠くから歩いてくる誰か。こちらに気づいた訳ではない。でも、真っ直ぐこちらへと向かってる気配。だから、その人の夢を見るたびに、一生懸命呼びかけた。小鳥になって窓まで飛んで行って、ボクに気づいてと呼びかけた。この頃ではお顔まで見えるの。お部屋には入れないけれど、傍までは行けないけど、眠っているその人の横顔が見えるの。真っ黒な髪をした剣士様で、すっかり大人の頼もしいお顔と、健やかそうな大きな体つきがいつも見えるの。お返事はないけれど、でもね、その人は日一日と近づいて来る。だって、眠っている窓が、お家が、毎晩違っている。旅をしている人で、どんどんとこちらへ近づいてる。だからね、もしかしたらって…。


  ――― お願いです、旅の剣士様。
       どうかどうか、ボクに気づいて。
       どうかボクを助けて下さい………。







            ◇



 結界の中へと分け行って一番に見られた変化は、生き物たちの気配や物音がしなくなったことだった。風景も何も、全く変わりはなかったのだが、蛭魔が懐ろからインコを出してやったその鳴き声で異様なくらいに無音なことにまず気がついて。風も吹かないのか梢が揺れる音さえしない。その代わりのように、様々な異形のものが襲い掛かっても来た。
『あまり離れるなよ』
 そうと注意をくれた先から、空に舞い上がりかけていたインコへ横ざまに食いつかんとした丸太のような大蛇が現れて。

 《フレイアっ!》

 案内役のインコには懐ろに庇い続けるほどの優しい顔を見せていたものが、炎群
ほむらの塊を手のひらから飛ばして相手にまともに叩きつけるという大技なんぞを、容赦なく繰り出す蛭魔だったりして。相変わらず、遠慮とか斟酌というものを知らないほどの苛烈な攻撃振りである。
「少しは加減してはどうだ。」
「…お前に抗議されたかねぇな。」
 当たるを幸いの片っ端から、自慢の大太刀にて ずんばらりと。こちらもまた、襲い掛かって来る化け物や怪物たちを、頭の先から足元まであっさりと両断しまくっている剣士殿なのだから…確かになぁ。
「こいつらは本物の生き物ではないからな、遠慮は要らんのだ。」
 そうと言いながら、草むらから飛び出して来た6本足のサーベルタイガーに、撓やかに伸ばして見せた腕の先から、

 《ラ・シルトっ!》

 障壁技を食らわせて易々と鼻面を叩き潰し、
「見たことのないような連中がほとんどだろう? 此処の主の想像力から生み出されているモンスターたちだからだよ。」
 まあ確かに、大人の顔ほどもあるような大きさの毒グモだとか、首が3つもあるカモシカだとか、日頃の生活はおろか、百科事典にも出てはいなかろう存在が次々に襲来するのは異常事態にほかならず、
「結界の中なのだから此処では"不招の術"も効いてはいない。なのに、この抗いようはどうだ。いかに俺たちを"招かれざる客"だと思っているのかの裏返しだ。奴にとっても脅威なのだろうよ、俺たちは。」
 だから、抵抗が強い方向にこそ本拠もあるのだという彼の言いようには一理あり、それを唯一の判断に前進を続けている彼らであり、
「…おっと。」
 襟元に指先を突っ込むと、懐ろをくつろげて、そこへと再び避難させておいたインコのお顔を外へと出させる。
「苦しかったろ。もう大丈夫だ。」
 キョトキョトと辺りを見回す小さな小鳥。ひょこっと出て来て、だが、辺りの様相にも、蛭魔自身にさえも怖がりもせず、こんな格好での就縛を受けても逃げようとはせずにいる。ぱたた…と小さく羽ばたいて、顔の前辺りへと構えられた指先に留まり、魔導師の青年へとピクチュク何かしら話しかけている。先程は"もしかしたら罠なのでは?"とその存在を少しばかり疑ったが、それならこんな危険な段階にまで付き合う必要はない筈で。だのに、先へ進み過ぎては危ないからと蛭魔から呼ばれると、逃げるどころか自分から飛んで来ては青年魔導師の懐ろへと庇われているほどなのだから、これはやはり善意からついて来てくれている小鳥なのだろう。
"………。"
 そんなインコの明るい羽根やつぶらな瞳を愛惜しむように見やる蛭魔の眼差しの、こちらもまた、意外なほどに優しいこと。まるで何者かの影をそこに偲んでいるようなそれにも見えたが、深い経緯
いきさつを聞きほじるつもりも趣味もない進にしてみれば、ただ単に微笑ましい情景でしかなくて。ただ、
"鳥か…。"
 そういえば。自分の眠る窓辺に小さな鳥が飛んで来たのを見かけたと言われたのが、この青年との道行きの始まりだ。その存在があったからこそ彼からの目串を立てられた訳だから、その小鳥もまた、先程の説明に出て来た"捕らわれの誰か"であり、この封じられし世界から自分へと呼びかけて来た者、なのだろうが。
"………。"
 蛭魔には"カナリア"と言われたが、どうもそういう存在だったとは思えない進なのである。


  ――― 誰か聞こえませんか?


 あのか細い声。まだ声変わりさえ迎えてはいないかのような、少年の声。最初は空耳かと思った。だが、旅程が進んで宿を変えても、夜ごと聞こえ続けるものだから、もしかして…先の戦において倒した何者かの憑衣かとも思わないではなかったが、それにしては呼びかけ方が漠然とし過ぎている。それに、こんな幼い声を出す相手を手にかけた覚えはない。甘いと言われがちだが…そしてそんな所もまた新王に煙たがられたのだが、不要な殺生は好まず、最初の一太刀の剣の重さとそこに孕ませた気魄とで相手から戦意を失わさせるという対処ばかりを取っていた彼だったので、あの内戦でも…実際には一人も殺してなどいないかも知れないほどであり。そんな人物に何かが憑いて来て、しかもこうまで朴念仁なのにその心へ届かせる囁きを送り続けるなどとは…ちょいと考えづらいこと。それでも、
"俺への恨みであるのなら…。"
 例えば家族が殺された、大切な人を失った子供の声であるのなら、拙いこの手で報いてやりたいと思う。そんな殊勝なことを感じるほどに、その囁きを聞くうち、じっとしてはいられなくなった進だった。一体どんな人なのかを知りたいと、強烈に感じたか細い声。これまで何かに執着したことなど一度もないというのに、そんな心を易々と掴んで揺さぶった、切なくて悲しい声。

  "……………。"

 そのような物思いに耽りながらも、体の方はきっちりと防衛本能が働いているから…そこが伝説の騎士様たるところ。曲がりくねった角を頭から生やした大きな鷲が、ばさばさと羽根を鳴らして舞い降りて来たのを、有無をも言わさぬ一刀両断、ばっさりと見事に切り捨てたところで、



  ――― ………っ!!


 彼らの周囲を取り巻くかのごとく、いきなりの突風が吹き過ぎた。砂混じりの強風は、辺りの風景をあっさりと霞ませ、
「…くっ。」
 目や口を庇う必要から、この強腰な二人から、しばしの間、抵抗力を奪い取る物凄さ。しかも、
「………っ!」
 体の前へと掻き寄せたマントの陰にて、自分の目鼻より優先して庇うようにしていたインコが、だが。どういう隙をつかれてか、逆巻く風にふわりと攫われ、吹き飛ばされてしまったものだから。
「…ちっ!」
 手を伸ばしても一瞬の差で届かなかった小さな影へ、悔しげに唇を噛むとそれをいつまでも目で追っていた蛭魔だったが。そんな彼らの眼前に、風の奔流に押し出されるようにして突然その威容を現したのは…頑健そうな岩作りの高い高い尖塔である。そんなものがあったなら、これまでの視界のどこかに見えていたろうに、まるきり覚えのない存在であり、


  「…向こうさんでも痺れを切らしたか、いよいよのお出ましのようだぜ。」


 余裕綽々、不敵そうな笑みをその肉薄な口許へと浮かべた蛭魔に、進も無言のまま、短く頷いて見せたのであった。









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  *さあさ、登場人物が出揃ったところで、
   お話はクライマックスへと突入でございます。
   筆者はあまり活劇シーンは得意ではないのですけれど、
   頑張ってみますので、どうかお待ちくださいませですvv