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窓の外には晩秋の陽射し。常緑の茂みや芝草の上に、金色を帯びた紗がかかっている。謎の旅人はどうやら、黒魔導師の蛭魔さんと浅からぬ縁を持つ人物であったらしくって。しかもしかも、かなりの事情持ちでいらっしゃるご様子。突然雷が落ちたことへ、何事でしょうかと様子を見に来た高見さんに“何でもないよ”と雷門陛下が応じて、さて。
「お前、俺に“夢に出て来た奴だ”と言ったが。」
葉柱は…まず。部屋の奥向き、窓辺に据えられた大きめのソファーにデンと腰掛け、それは偉そうにも胸高に腕を組んでこちらを見下ろしている、金髪痩躯の黒魔導師さんへ、手初めにそう訊いてみた。そもそも、この彼がこの城へと引っ張って来られたのは、城下の町角で蛭魔から唐突に声を掛けられたというのが発端で。
『お前、今朝方、俺の夢に出て来た奴だ。』
『誰かを探しにこの城下まで来たんだろう?』
そんな誘い文句でもって、ナンパされた葉柱さんであるのだが。こらこら まずは殴り掛かられたという過激さに“何の真似だ”と声を荒げたものの、此処までの長い旅のその主眼目を言い当てられたその時に、相手の姿をまじまじと見やって…はっとした彼でもあって。
「その夢とやら。今朝だけ観たものか?」
問われた蛭魔は、ちらと足元辺りへ視線を泳がせてから、
「…いいや。時々同じのを何度か観てる。今朝のは妙に鮮明だったし、誰ぞに呼ばれてるような感触にも覚えがあったんでな。」
はぐらかして遊ぶという“言葉嬲り”をまるきり差し挟まない、真剣真摯なやり取りなのが。先程“問答無用”で雷を落としたそのレベルのまま、依然として怒っている彼なのか、それとも。それほど…ある意味で余裕がないほど、この蛭魔が知りたいと切望している何かしらを、この青年が知っているということなのか。訊かれて即答した辺り、そんな蛭魔の心情を映しているようで、
“…妖一。”
こんな彼を見るのは久しいことと、少々気を揉んだ桜庭が…それでも黙って傍観していると、
「確かに俺は人を探している。」
相変わらずに床へと直に胡座をかいたままな格好の、その長い脚の膝頭へと手をついて。意を決したという態度でもって、葉柱は自分の側の事情というものを語り始めた。
「俺が探しているそいつは、俺と変わらないくらいの年頃の若者で、俺とは違って金の髪をしている筈で。近年、魔の者と関わったその折に、陽白の者“金のカナリア”という先導者としての覚醒をもって、主人たる“光の公主”と共にその悪鬼を成敗したと聞いている。」
すらすらと紡がれた説明は、まだ“前置き”という段階のそれだったが、この場に集まっていた皆が、
――― おやや? それって?
思い当たる節があり過ぎて、ついついお顔を見合わせてしまう。それから。そんな彼らの視線が、示し合わせるまでもなく ついつい向いた先には…。高々と組んだお膝のその頂きへ肘をつき、その先の手のひらへ顎を載せ、むっつりとしたままな表情を隠しもしない、黒魔導師様がいたりして。
「………。」
王宮までは衛兵たちに“連行”されたようなものだったし、着いてすぐ“湯浴みをなさいませ”と引き離されてしまった彼だったから。蛭魔当人と特に細かい会話が出来たような暇はなく。たとえ町角のあの縁起を熟読していたとしても、それに関わった存在の中の一人がこの蛭魔であるということまでは知りようがない筈で。たった今さっき、ご本人様からその業績と肩書を居丈高に告げられたばかりではあるものの、
“ただの詐欺カタリなら。それをそのまま口にするなんて、素人に等しい初心者もいいところ…だしな。”
素人ではあろうが、それは“詐欺師”なんかではない、純朴そうな一般人という方向での真っ当な手ごたえで。
“それに…。”
町に掲げられてる縁起には“光の公主”の方はともかく“金のカナリア”の方の呼称までは出て来ない。あくまでも真相や事情を知りたがったゴシッパーたちが、様々な“伝え聞き”をあちこちから掻き集めて編纂したもの。あまりに詳しい実情にまでは至っていない代物だ。だというのに、そこまでを…蛭魔が実は聖魔の気配を読めない身だったことまでもを、こうまでスラスラと口に出来たということは?
「成程な。俺の“関係者”ではあるらしい。」
理屈の上での整合性というものをまずは確かめた魔導師様が、酷薄そうな口許をにっと吊り上げて見せる。そんな彼を依然として黙ったままに見やりつつ、
“アケメネイ。あそこには………。”
峻烈なまでにそれは険しい山岳地帯。そんなところに隠れ里なんてものがあっただなんて事実は、元は精霊だった桜庭にとっても意外な話だったけれど。それを言うなら“光の公主”という存在自体も、桜庭には知り得なかった伝承だったのを、皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか。なんだ、案外と惚けた魔神様だったのね…じゃなくって。おいおい ご贔屓キャラだからと肩を持つ訳ではありませんが、例えば『ここで意味なくタムロってはいけません』という看板を立てたとて、相手が“犬”ではまずは字が読めない。おいこら 何でいけないのかという点だって、人間の側の都合だろうから、空気を読めとか理解しろという方が無理な相談なのであり、
“…俺は犬ですかい。”
こらこら、フォローされてる本人が怒るな。(笑) そうじゃなくってだな。精霊さんだった頃の彼には、人間たちの事情や何やになど さして関心もなかったろうから、注意だって散漫になっていても仕方がない。よって、いちいちチェックしていないことだって たんとあったに違いないという訳で。そしてそして、人間へ しっかり関心が沸いた存在になった今現在、
“実を言うと、とある心当たりがなくもないんですよね。”
アケメネイに一番間近い泥門の村。それは高名な導師が庵房を構えており、その傍らでは大地の力を反映させられる鉱石を採掘していた。大地の気脈の力が多大に影響する“咒”にまつわるものが、あんなに小さな村に揃っていたのは何故? そして、ずんと人里から離れたそんな村に、大地の気脈も読めないのに咒力だけは桁外れに強いという不思議な子供が、どこからともなく預けられたのは何故? どれもこれも“たまたま”の巡り合わせか? それとも………?
「…? どしたの?」
事情ワケ有りらしきお客人のお話を、こちらは少々離れたソファーに座して聞いていたセナ王子。蛭魔さんへの特別なお客人らしいということなので、自分には関係があるよな無いよな…ちょこっと“他人事”かもというスタンスにて、模様眺めをしていた彼のお膝の上で。バナナを食べてお腹が膨れたか、つぶらな眸をしょぼしょぼさせ始めたトカゲくん。自分を見上げたように見えたほど、くああと大きく お口を開けた彼だったのは、もう眠たいですという欠伸のつもりだったのか。ぱふんと頭を前足の間に落とすと、そのまま“くうくう…”と眠りについたらしいのを、何とも微笑ましいこととニコニコ笑って見守っていたセナだったのだが、
「………え?」
そんなトカゲくんが、突然“ふわ…っ”と目映い光に包まれ始めたものだから、単なる…えっと、ドウナガリクオオトカゲだと思ってたセナくんはギョッとし、
「あ。」
「まじ…っ。」
そんな気配に気づいた、本来の飼い主と、ついさっき変身したところを直に目撃した蛭魔とが、ほぼ同時に慌てて立ち上がりかかる。お膝に載せていた ただの手乗り大型トカゲが、あんな…大人が騎乗出来るほどの嵩かさは優にあった、大きな大きな膜翼つき直立型オオトカゲに突然育ってしまったら。爬虫類自体は怖がらなかったセナでも、たまげてしまうに違いないと焦った二人だったのだが、
………え?
城下で蛭魔に驚かされたその拍子、うっかり変身しちゃった時のよに。やっぱり“ぽうっ”という何かしら弾けるような衝撃が起こったのだが。その次の展開は…ちょこっと違って。
「何・なに・何・なに?」
あややや…と驚いているのは、セナくんのみならず。すぐ間近にいた雷門陛下も、セナ王子をお守りするのが使命である“白の騎士”の進さんも。その場から逃げ出すとか、逆にお守りするために飛び出すとか。そういった咄嗟の反射をさえ押さえ込むほどの、それはそれは強烈な驚きに身を凍らせてしまっている。そして、
「…なんだ、ありゃ。」
ついさっき目撃した筈の翼竜ではないぞと、切れ長の眸をその限界まで真ん丸く見開いていた蛭魔の傍らで。飼い主である葉柱までもが唖然としていたのは、
「なんで…。」
彼にも予想だにしなかった展開なのか。何しろそこに現れたのは、純白の羽毛をまとった大型の鳥。健やかで大きな翼を背に畳み、長々と床にまでこぼれている何本もの尾羽根も優雅に美しく。白鳥やフラミンゴのような長い首を少しほど曲げて縮め、短い羽根が頂にちょこりと数本立った頭をセナ王子のお膝に乗っけたままにて、くうくうと安らかに眠っているものだから。
「…相手によって変身する姿に差をつけるんかい、あのトカゲはよ。」
「あ、いや…そんな訳では。」
何しろ。自分が見たのは翼竜で、セナ王子には白鳥みたいな優雅な鳥類だなんて。そんな“区別”を物言わぬ動物につけられてはね。一体どんな躾けをしとるんだとばかり、蛭魔がついついムッとして見せたが、
「俺だってあの姿を見たのは里を出て以来のことだ。」
葉柱もまた“おかしいな”と小首を傾げており、
「カメには父からの厳重な封がかけてあった。そう簡単に解ける筈がない。」
「だが、亀でもワニでもトカゲでもないぞ、あの姿はよ。」
現に“ああ”だろうがと、細い眉を寄せて言い放った蛭魔へ、
「そうだね。あれはスノウ・ハミング。聖なる物の傍らでしか安らかにいられない、それは繊細な気性をした祝福の鳥だ。」
そんな風な説明をしたのが…桜庭である。
「アケメネイの頂きに住まう幻の鳥。穢れを嫌い、邪心がある者が不用意に触れると、その翼が腐って死んでしまうと言われているほど、聖なるものにしか懐かない気難しい存在で…。」
半ば呆然とした表情で、そんな言いようをする桜庭に、
「じゃあ何か。俺は邪心を持ってたからこの姿を見せてもらえんかったんか。」
「…痛いってば、妖一。」
両頬を両側から引っ張って一度につねるなんてのは、見た目的にも“痛い”体罰なので。辞めたげて下さい、蛭魔さん。(笑)
「そうじゃないさ。」
やっと解放してもらって“痛かったよう”と頬を押さえている桜庭に苦笑をしつつ、葉柱が執り成した。
「あれは…スノウ・ハミングは、俺たちが隠れ里から出るための唯一の手段だから。」
けもの道さえ有りはしないアケメネイ。ともすればオーバーハング、深い渓谷へ向けて大きく迫り出して足場さえない、急角度の崖っぷちばかりで囲まれ閉ざされた、出ることも入ることもそうそう簡単には敵わぬ“隠れ里”だから。聖地に住まう聖なる鳥、あの険しい山岳地帯を唯一自由に飛び回り、闊歩出来る優美な存在だけが頼り。幸い、聖地に住まう自分たちは余程のこと邪心も欲も薄い存在だったか。スノウ・ハミングに拒まれることは滅多になく、
「何かと騒がしい下界に降りて、雑多な気配に怯んだり、居たたまれなくなって逃げ出したりしないように。それと、珍しい鳥だからと人々から目をつけられないように、障壁を兼ねた封咒をかける。だから、里に戻って父の解咒を受けるまでは、元の姿には戻らない筈なんだが。」
立ち上がったそのまま、そちらへと歩みを運び、くうくう安んじて眠っている“カメ”くんの頭を撫でてやって、
「そうか。あんたが…いや、貴方様が“光の公主”だったか。」
さっぱり気づかなかった無礼をどうか許して下さいと、されど大仰に跪ひざまづいたりはしないで、セナへとあっさり謝った葉柱であり。セナもまた“ふるふる…”と軽やかにかぶりを振って見せると、気にしないで下さいなとはんなり微笑った。心優しい和子様なれど、それでいて初めて逢う相手には、要らぬ緊張をして人見知りもする方なのに。この、得体が知れなかった筈な青年には、そういえば最初からすんなりと馴染んでいる彼であるような。
“………。”
それに気づいた進が、なれど自分は警戒せねばと、あくまでも護衛の本分を守ろうとするガッチガチの心得の遂行を…不思議とこちらも構えてはいない。それもこれも、この青年の持つ、肩に力の入らぬざっかけない雰囲気のせい。その屈強な肢体が伊達なものでなく、殺伐とした空気や卑屈さを一切知らぬかのような余裕をもって練られているから。なればこそ、心身共に同じくらい健全に鍛えられている…そんな余裕が態度にも滲み出ていて。
「アケメネイの山は、それは険しくて人を寄せない。」
この美しい鳥が自由に悠々と舞う、それはそれは凛然とした孤高の誇りに満ちているがゆえ、人を寄せつけない山岳地帯。そこが故郷だという葉柱だから、人懐っこいのだが少々礼節へは疎いという、微妙に人馴れぬ性分をしているのだろうと思われる。そんな彼が言うには、
「だからこそなのか、その頂きの雪渓の陰には“聖地”があってな。俺たちはそれを代々守って来た一族で、その昔に陽白の眷属に招かれたとされる“始まりの祖”たちは、結界術の中、最強の“合”を幾重にも張って、そこでの住処と聖地とを守りつつ、孤高のうちに永らえて来た。」
桜庭でさえ知らなかったほどの隠れようは半端ではなく、その結界、ただならぬレベルのものであったのだろうことは容易に偲ばれる。そんなところからやって来た旅人。そして、
「お前は俺たちの里で生まれたんだ。」
「………っ。」
長旅の疲れから解放され、安心し切って眠っている純白の鳥から手を離し、再び蛭魔へと向き直る彼だ。
「本来、俺たちの種族は黒い髪の者しか生まれない血統なのだがな。それは綺麗な金の髪を持って生まれた赤子に、里は騒然とした。首長の一門しか下界へ出られぬ俺たちからそんな容姿の子が出たということは、そのまま伝説の“陽白の眷属”が生まれたってことになるからだ。」
勿論、あまりに古い言い伝えだし、自然界ではどんな奇跡が起こるやら。混血を避けるためにと下界へ降りる儀式が何世代か毎にあるのだから、その時にそんな遺伝子を持つ者との交わりもあろうし…と、さすがに近年になっても来れば、伝承なんて曖昧なものに何がなんでも盲従するのは如何なものかと、そんな方向へ案じる見解だって当然出て来る。そこで、
「自分では身を守れもしない赤子の処遇だからと、しばらく様子を見ることとなったのだがな。やはり…咒にまつわる素養を強く持つことが判明し、これは只者ではないぞと断じられてな。」
疎んじた訳でも忌み嫌った訳でもない。世界を救う大切な御方の導き手となる子供だったと判った、言わば“誉れ”だからと、生みの親御を説得し、
「麓の泥門の村に住む、最も偉大な導師の元へ、素性は隠したままに預けることとなったのだと。」
本人に問われても身元は決して明かさぬようにと、堅く堅く約束を交わし、そしてその折に、
「里心が沸いても戻って来れぬようにとな、
俺の親父がお前の“気脈読心”の能力を封じてしまった。」
あの隠れ里に生まれながら、だのに金色の髪や淡灰色の瞳だったのは、公主様を導く“カナリア”である証し。尊いお役目があるのだから、それを二の次にして里へ戻って来るようでは困る。それに、覚醒前の身で里が守りし聖地への道を刻まれては、アケメネイへの魔物の跳梁・蹂躙を招きかねない。そこでと取られた処置であり、
「近年、やっと初めての“公主様”が覚醒あそばしたと占に出たのでな。封じを解きに、そして聖地への“合”の解封咒を授けに、俺が下山して来たという訳だ。」
これが全容だということだろう。口を真っ直ぐに結んで噤んだ葉柱は、正面に座した蛭魔をまじと見据えたままでいる。どこか気の利かなさそうな、芯の太い気性を滲ませた男臭い精悍な顔。気が利かないことではこの王城キングダムの王宮一ではないかという、進の武骨さとは微妙に違って。そんな奥の院で生まれ育った割に、頑迷そうではなく、口を開けば…むしろ懐っこい種の柔軟性を見せるのは、此処に至るまでの長旅で人性が練られたせいなのか。
「………。」
蛭魔の側も、一向に口を開かぬものだから。
「導師の修養をしたのなら…もしかせずとも様々に不便を強いられただろう。それへは、親父に代わって俺が詫びるさ。」
なかなかに潔い言いようをする葉柱であったが、
「…ねぇ。もしかして当て処なく歩き回って探したの?」
セナが“光の公主”へと覚醒したのは今から丁度1年前の話。いくら交通機関が不備な土地だとはいえ、その気配自体を直接察知して辿り、こうしてやって来た…とは思えないほどに間の空いている来訪だし、何と言っても、時間的にも距離的にも凄まじい旅程を乗り越えて来たことを想起させる、それは凄まじいまでに煤けたいで立ちをしていた彼でもあって。桜庭に訊かれて、
「まあな。」
葉柱はやはりあっけらかんと応じ、詳細を知る者は殆どいないし、お前たちは行方が知れないままだと泥門の大導師殿も途方に暮れたように言うばかり。事情を知らぬ者に聞いて回ったとて詮無いこと。よって、自分の気読であちこちの痕跡を追って探して…1年かかったという訳だ。そうとけろんと言ってのける彼へ、
「あ…。」
「そうだった。」
師匠に連絡つけてなかったなと、蛭魔と桜庭が顔を見合わせた。おやおや、あんたたちの方でも暢気な手落ちをやっとったのね。
「苛酷なことを幾つも体験しただろう。
今更詫びても追っつくまいが、どうだ。解封の儀、受けてはくれぬか。」
真摯な声で、あらためて持ちかける葉柱であり。
「…………。」
蛭魔は少々表情が硬いまま。今や自分も“金のカナリア”とかいう陽白の素養に覚醒しており、大地の気配を読めなくたって…莫大な自身の生気によって、何物かに対する施術にせよ防御にせよ、十分すぎるほど用が足りる身となっている。一方的な経緯に翻弄されたそもそもの始まりを、しかも…そんな腹立たしい思い出のまつわるものを、今更やると言われてもなと、ただでさえヘソ曲がりな黒魔導師さま、機嫌を損ねたそのままに蹴ってしまっても無理はないかも。その場に居合わせたものが皆して案じたのだけれど。
「…判った。受けてやるよ。」
金髪痩躯の魔導師様は。綺麗な笑顔を見せて、案外と。さしたる抵抗も無さげに、彼の申し出を受けたのだった。
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*このお話の葉柱さんは、
ちょっと何だか、性格の設定が違っててごめんなさいです。
蛭魔くんとの位置関係を優先してお話を考えたら、こうなってしまいました。
パロディの作り方じゃないかもですね。要勉強だな、うんうん。(笑) |