SONAR7の新機能〜オーディオ編〜

SONAR7特有の新機能をざっと説明したいと思います。
サイドチェインの使い方も紹介。

Pitch to MIDI 

若干目玉っぽいけど、個人的にはまったく期待していなかったPitch to MIDIから。

操作は、ドラッグアンドドロップで一発変換と簡単である。
今回は適当に歌ったのをMIDIにして、TTS-1で鳴らしてみる。
元データ 変換後 同時に鳴らしてみる

・・・もう、なんというか。
俺の歌が下手なのが悪いのか...タイミングもずれてるし...

このままではあまりにもアレなので、V-Vocalでちょっくら編集。

こんなかんじでどうでしょう?
ちなみに、オレンジが元データ、黄色が編集後です。
いかに音がずれていたかがわかります。
加工後データ 変換後 同時

きびしー。
もっとハードに補正しないとダメっぽいですね。
まぁ、7になってMIDIの編集がやりやすくなったのでV-Vocal内で色々いじってからMIDIにするより
MIDIにしてから、編集した方が早いと思います。
というか、実際に弾いたほうが早いです。
実際に弾いた

サイドチェイン 

サイドチェインとは何なのか?
たとえば、Aという信号とBという信号があって、
AにセットしたエフェクトのトリガーをBにできる。と。

具体的にやってみます。

まず、例に倣ってAという信号、「あー」って歌ってみます。
信号A

次に、信号Bです。
Session Drummer2でハイハットを鳴らしてます。
信号B

今回はGateを使ってサイドチェインしようと思います。
まず、セッティング。

信号AにGateを入れる。
信号BのOutputをNoneにする。→こうすることで信号Bの音は出なくなる。
信号Bを信号Aのゲートにセンド送りする。→これがトリガーになる。

Outputを直接トリガーにしてもいいですが、上記のやり方のほうが色々と応用する時、楽です。
(たとえば、信号Bの音も出したいときは、OutputをMasterにすればいいだけ)

次に、Gate自体の設定。

あくまでも一例です。
threshold以上の値になったときにGateが開くようにしています。
コツとしては、AttackとReleaseは短めに!
ただし、Attackは短くしすぎるとノイズが入るので注意。

で、出来上がるのがこんな感じです。
完成品

GateのDuckとNormalを換えると、また違った面白さが出てきます。
Normal版
なんかテクノっぽいですね(勝手なイメージ)。

EQコピー 

Ctrlキー押しながら、ドラッグ&ドロップでEQのコピーができるようになっています。
地味に便利です。
というか、今までできなかったのか!といったところ。

他にも、LP64など使えるエフェクトがありますがここでは割愛させていただきます。
早い話、公式ページの動画見た方がいいってことですよ。

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