実用的V-Vocal徹底攻略!

というわけで、今回はV-Vocal特集。
簡単なピッチ調整からハモリの作成までやってみようと思います。

ピッチの調整 

では、まず何も調整してないものを聴いていただきましょう。
調整なしメイン

ミファミレドー
と歌ったつもりです。

V-Vocalで表示してみると、若干ピッチが低いのがわかります。
ですので、マウスを使って微調整します。
オレンジ色の線が元のピッチ。
黄色い線が修正後のピッチです。
ここで重要なのは、右下にあるPITCH FOLLOWを0にしておくことです。
デフォルトでは100になっていますが、そのままでは機械的な声になってしまいます。
PITCH FOLLOWは0
これは重要です。

ついでに、最後のラーンがうねってる感じがするので揺らぎを抑えます。
これはLFOツールを使います。
LFOツールを選択してマウスカーソルを波形の上に載せると
「鉛筆+波マーク」が「↑+波マーク+↓」になるので
その状態でマウスの左を押しながら上下すると揺れの大きさが変わります。
図を見ると、最後の方のゆれが少し小さくなっているのがわかると思います。

では、調整後のボーカルを聞いていただきます。
調整ありメイン
まぁ、微調整なんで気にならない人は気にならないかも。

コーラス作成 

コーラスを作成するに当たり、元のボーカルを別のトラックにコピーしておきます。
ミファミレドー
なので、妥当に
ソラソファミー
でいきたいと思います。
ここでもPITCH FOLLOWは0です。

では、ボーカルとコーラスをあわせたのがこんな感じになります。
ハモリ

まぁ多少、機械的な音になるのはしょうがないとして
許せる範囲だと思います。
が、しかしやっぱりどっか気持ち悪い!
という人のためにココでもワンポイント技。

それは「ナッジ
やっぱり、ぴったり合ってるというのは機械的です。
実際ハモる時だって微妙にずれるモンです。
プロセスナッジで適当にずらします。
結果はこんな感じです。
ナッジ効果

ほら、ちょっと人間味増した感じしませんか?
変なうねりが少なくなったというか。

より自然的なコーラス作成 

私がよく使う方法です。
適当にハモリっぽく歌ってV-Vocalで調整。
まず
ハモリっぽく歌った結果

案の定、途中がずれてます。
わ、わざと下手に歌ってるんだから!

で、このずれたハモリをV-Vocalで調整します。
メインボーカルからコーラスを作成するのより、手間はかかりますが、
タイミングが不自然にならず、ピッチをあまり動かさないため、機械的な声にならない。
というメリットがあります。
まぁ、これちょっと最初ずれてますけど。
調整後

前の章へ目次へ次の章へ

トップへ

V-Vocalでギターをベースにしてみました。