1-4 この詩の語り手(話者)。 1-5 「フランスのいくさ場」。 「ここ」という表現が根拠になる。 1-6 「いくさ」のため、つまり、兵士として戦うために来ている。(他国に来ている「あいつ」が死んだことが根拠。) 1-7 戦友であり、親友。幼なじみと言う答えは、妥当ではないだろう。同じ部隊にまで配属されるという偶然はないだろうから。むしろ、「戦友でありながら、相手の生まれ故郷や育った場所まで打ち明けあっている、緊密なつながり」、ととらえたほうがよいのでは。 2-1 冬。「雪」という表現が根拠になる。 2-2 午前中または日中。冬にもかかわらず「お日さん」が温かく照っているということ、「けさまではけさの雪までは」、「あいつ」が起きた、ということから考えて。 2-3 死んで、横たわっている(眠ったようになっている)。「―まだ温い?―でも もう硬い?」が根拠。 また、あいつが目覚めない、ということも根拠になるが、ここではそこまで言わなくてもよいのでは。 2-4 「けさの雪」のあと、午前中。死んで、まだ間もないことがわかる。(2-2の答え参照) 2-5 「かつて」の「あいつ」、「種子」、「凍て星の泥の土」。 2-6 種子から芽が出ること。 2-7 かちかちに凍った泥の土が、(「お日さん」の温かさで)溶けて、柔らかい泥になること。「凍て星=星も凍りつくほど寒いとき=冬」という、補足が必要かもしれない。 2-8 その熱で温めて溶かすから。 2-9 (例)氷のようにかちんかちんに硬い、泥の土さえ、溶かしてしまうのだから、まして、まだ温かい(死んで間もない)あいつが、よみがえらないはずがない。 2-10 もう一度生き返らせてほしい。「もう一度起こしてほしい」と答える生徒が多いが、「具体的には?」と、詰めが必要。 3-1 (例)死んで間もない。死んだことが信じられない。死んだということを受け止められないが、少しずつ受け止めざるを得ない。体がまだ温かい、ということが、かえってむごい。時間がどうしようもなく過ぎていく。 3-2 あいつ。「非力へと仕向ける」、つまりどうにもならない、「土の眠り」だから。 3-3 すくすくと育ったいとしい手足。丈夫に引き締まったわき腹。こんなにも伸びた背丈。以上3つ。 「―まだ温い?―でも もう硬い?」も。 3-4 (例)健康、成長、たくましさ 3-5 (例)いたましさ、無念さ、悔しさ、悲しみ。 「あいつ」の肢体の素晴らしさを描くことによって、それらの感情が、いっそう際立つ。 |
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中川とも子
神奈川県立向の岡(むかいのおか)工業高等学校定時制