コンウィ城
Conwy


カーナーヴォンと並んで中世城塞都市の傑作と言われるコンウィは、北ウェールズを流れるコンウィ川の河口近く、コンウィ港に面した岩上にどっしりとたっています。カーナーヴォンと比べると少し小さくなりますが、負けないぐらい見ごたえのある城塞都市です。

コンウィ城の建設は、エドワード1世の命を受けた築城家ジェームズによって1283年〜1287年という短期間で完成されました。カーナーヴォン城と同じようにキープを持たず、8つの円塔と二つの監視塔を持ち、それぞれが厚い幕壁によって結ばれています。

城と同時期に建設された市城壁は3つの門と22の塔を備え、当時王の奨励によって町に移住してきたイングランド人をウェールズ人たちの攻撃から守れるように、町全体をすっぽり囲んでいました。この市城壁は、カーナーヴォンとは違い、現在でもほぼ完全なままで残っています。。

全長は約1.2キロメートルなので、町を見下ろしながら歩いて回るのにちょうど良いかんじです。コンウィの町は、中世の時代のたたずまいを多分に残した、興味深い町です。散策をしながら、当時の生活に思いをはせてみてください。


現在城は、CADW:Welsh Historic Monumentsによって管理されています。



コンウィ城への行き方: スランドゥドノ・ジャンクション駅より徒歩2キロほど。
城は町の入り口にある。



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