ソムリエ・ワインアドバイザー受験講座


資格概要  受験講座実施例  講習内容




 
 ソムリエ・ワインアドバイザー資格概要
1)ソムリエ

 ソムリエというのは厚生労働省の職業分類でも正式に認知されている職業で、レストランなどの料飲店でワインなどを中心とした飲料を担当するサービス要員のことです。ソムリエになるためには、一般のボーイさんやウエイトレスさんと同様に、特別な国家資格は必要ありません。しかし、ソムリエの仕事を遂行するためには、ワインを初めとする幅広い種類の酒類やノンアルコール飲料に関する知識その他が必要となります。

 このような能力を持つソムリエを認定するために行われている試験が、社団法人日本ソムリエ協会のソムリエ認定試験で、厚生労働省の後援を受けています。これは誰でも受験できる試験ではなく、飲食店で5年以上サービス実務に携わった等の要件を満たして、雇用主の証明を提出しなければなりません。

 一次試験ではワインを中心とする飲料全般の知識や料理との組み合わせに関する知識だけでなく、飲食店の従業員として必要な公衆衛生・食品保健の知識も問われます。二次試験では、更に実践的な知識を問う口頭試問とワインの鑑定能力を試されるデギュスタシオン、そして顧客に見立てた試験員を相手に、実際にワインの注文を取り、栓を抜いてグラスに注いでサービスする実技試験も課されます。

2)ワインアドバイザー

 ワインアドバイザーは、ソムリエと同等の知識を持つワイン販売員等を想定した資格です。飲食店で顧客にワインの説明をして選択の手助けをし、更にワインの栓を抜いてサービスするソムリエに対して、ワインアドバイザーは酒販店で顧客にワインの説明をして選択の手助けをし、ボトルをそのまま販売するのです。近年は仕事にあぶれたソムリエが多いため、ワイン売り場にソムリエバッジを付けた従業員が少なくありませんが、本来これはワインアドバイザーの役目なのです。

 サービス以外のワイン等を扱う業務に3年以上従事した経験等が必要とされ、ソムリエ同様に証明の提出が必要となります。一次試験はソムリエと全く同じで、二次試験もほぼ同じ内容・レベルで行われますが、ワインの注文を取り、栓を抜いてサービスする実技試験は課されません。

 なお、受験資格を問わず、一般のワイン愛好家がソムリエ・ワインアドバイザーと同様の知識・能力を持っていることを認定する、ワインエキスパートという資格もありますが、試験内容はワインアドバイザーとほぼ同じです。

 
 ソムリエ・ワインアドバイザー受験講座実施例

 佐藤が講師となり、これまでに実施した受験講座の例(別会社での実施を含む)をご紹介します。

1)自主企画の有料講座

 インターネット、ダイレクトメールその他によって一般の受験生を広く募集し、実施。受講生は酒販店子弟、ワイン用品販売会社社員、酒類メーカー社員など。(東京都内の会場で実施)

2)中堅酒類メーカー

 営業要員を中心に全国から若手社員を集め、同社会議室(東京都内)で実施。
 地方の支社へ出張し、若手社員を対象に実施。(東北、名古屋、大阪、九州等)

3)酒類卸

 準大手が全国の営業所から若手社員を選び、同社で実施。(東京、大阪で数社)
 地場卸が若手社員を集め、同社で実施。(東北、名古屋、大阪等)

4)航空会社添乗員

 有志数人から申込があり、二次試験対策を指導。(東京)
 別会社の受験講座で、試飲用ワインの選択等に協力。(東京)

 
 受験講座講習内容の例(各2〜3時間程度、10回コースの場合)

第1回:試験の概要、勉強の進め方、ワイン概論、公衆衛生と食品保健
第2回:ボルドー、ブルゴーニュ
第3回:フランスその他、ドイツ、イタリア
第4回:その他の国のワイン
第5回:料理とワイン
第6回:過去数年の出題傾向分析
第7回:今年の出題傾向予想
第8回:模擬試験1(予想問題)
第9回:模擬試験2(予想問題)
第10回:二次試験対策(口頭試問およびテイスティングの練習)




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