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−2001年9月(後半)−

2001.9.16(日)

ひたすら添削。

現在の科学者の責任、という問題で、「社会に目を向けなかったことこそ、現代の科学者の失態であったのだ」などと書いてあって、しかもそいつの文章が支離滅裂だったりすると、知ったふうな口きくな、などとカチンとくること、いとはなはだし。

2001.9.17(月)

今週のゼミ発表にむけて準備。ゼミ発表をするのも久々だ。…ネタがあまりないが。

2001.9.18(火)

諸般の事情により半年に渡る仕込みがパーになってしもた。鬱だ氏のう。

ていうかゼミ発表どうしてくれよう。真面目な話、ネタがない。思いつくことをかたっぱしからやってみる。

「デュープリズム」も一通りクリアーし、またぼちぼちと「ダビつく2」を再開した今日この頃。久々にGI馬誕生。父サンデーサイレンス、母レガシーオブストレングスと、に続いて実在馬のパクリ。このゲーム、実在馬を再現させると結構走りそうである。というか、単にSS産駒だから走ったということも考えられるが。
 3歳現在で桜花賞、ジャパンダートダービー、秋華賞制覇。他GII2勝。ついでに東京大賞典2着。おお、牝馬三冠(やや違う)。ついでにダービー馬誕生(だからやや違う)。この成績で最優秀3歳牝馬はまあわかるが、年度代表馬までもらってしまった。現実の競馬と比べるとちょっと甘めの評価かも。
 ついでに言うと、鞍上はデビューからずっと新人騎手に任せているのだが、結構そつなく乗っているところを見ると、一応技術は上達しているようだ。よしよし。

2001.9.19(水)

ゼミ準備…というかネタ作り。話がなかなかまとまらない。

2001.9.20(木)

ゼミ準備をしているそばで、ワームによる影響と思われる研究室内ネットワーク不調。これではレジュメのプリントアウトができないではないか。残念、これじゃゼミ発表できないや…、とごまかすわけにもいかず。色々手をうってようやくプリントアウト。ネットワーク担当の人は夜遅くまで色々苦労していたようだ。ただ働きで気の毒に。

2001.9.21(金)

D論の最終試験以来久々のゼミ発表。D論の内容を前提にして話をしてもおそらく誰一人として覚えていないと思うので、とりあえずD論の復習から、と思っていたらそれだけで1時間近くかかる。残りはまあ適当に。さてこれからの研究どうしたものか。

2001.9.22(土)

急に冷え込んですっかり季節は秋。風邪ひいた。

2001.9.23(日)

炊事、洗濯、掃除、ダビつく(なんだそりゃ)。オークス制覇。牝馬は強い馬がそこそこできているのだが、牡馬がからっきし。たまに強いのがでてきたと思っても短距離馬ばかりだし。中長距離のGIはおろかGII、GIIIクラスでもほとんどとれてない。

2001.9.24(月)

サイトのデザイン全面改定。と言っても、見た目は色が緑系から青系に変わっただけであとはそれほど変化はないのだが、スタイルシートを本格的に導入したので、組む方からするとかなり劇的な変化。ただ、本来のあり方である「htmlで文章構造を決め、スタイルシートでデザイン」が100%実現できているかというとそういうわけでもなく。まだまだ精進が必要だ。…などと杓子定規にならんでもいいような気もするが。まあとにかく、スタイルシートはなかなか奥が深い。面白そうである。
 ただ、問題はブラウザ依存性である。にも書いたが、Netscape 4.xのスタイルシート対応のまずさには泣かされた。それほど大きな違いはないとは言え、自分が目指すデザインを再現してくれない。どうしようもないので、Netscape 4.xユーザーに関しては片手落ちなデザインで諦めていただくことに。その辺ご了承のほどを。嫌だったらIE5以降を入れるかNetscape6を入れるかして下さい。まあそこまでしなくても、スタイルシートを切ってしまえばテキスト読む分には問題ないと思うので。

しかしまあ、一昔前には「Netscape好き、IE嫌い。IEを使うなんてとんでもない」なんてなことを言っていたような気がしなくもないが。この変わり身のはやさは我ながら天晴れである。って昔からそういうところがあるんだけど。「♪今日と明日では自分同士で意見が分かれて、熱しやすく醒めやすいAB型」ではないんだけど、何らかの利益があると見たら、今まで言っていたことにこだわらず乗り換えるのには抵抗があまりないようだ。だから、研究室で初めてマックというものに触れ、「マック便利、マック欲しい〜」と公言してまわり、そして言ってるそばから突然PC-9821を購入してしまい、マカーな友人から裏切り者呼ばわりされたりするのである(笑)。

あたしは、こうして生きてきたんだ!
サイド3でぬくぬくとうずくまる者達の、あごで扱われ!
あたしは、故あれば寝返るのさ!
── シーマ・ガラハウ(機動戦士ガンダム0083)──

↑パクリ(笑)。

小論文添削会議。安楽死に関する文章を読んだ上であなたの考えを述べなさい、などというどうとでも書けそうな問題は全力で回避し、気象データからの読み取り問題の方を強引に奪い取る。こういう問題は添削してて楽しい。

2001.9.25(火)

小論文添削。ここ100年の気温が急上昇しているデータを示した上で、「それにはどういう意味があると思いますか」と聞かれたら(これって設問としては非常に曖昧だと思うのだが)、産業革命以降の工業発展における化石燃料の使用増加によって二酸化炭素濃度が増大してうんたらかんたら、とか答えたくなるよなあ、普通。しかし、添削解説書曰く、自然科学系志望の学生たる者、そんな社会的な要因について述べるのではなく、(気温上昇によって起こりうる)生態系などの自然環境変化などの自然科学的な視点から述べないと高評価は与えられない、だと。う〜む、そういうもんかいな。ていうかあの設問でそこまで深読みできる受験生がいたらお目にかかりたいものだが。他人事ながらなんか納得いかん。納得行かないので添削がさっぱり進まず。
 そもそも、この設問だと、気温上昇の「原因」について聞いているように見えなくもない(というかこの問題を一目見てそういう意味に取った)のだが、模範解答を見ると全然違って、気温上昇が起こった「結果」どのような影響が起こることが考えられるか、という観点から論述されている。この辺もちょっと問題作成者の意図がいまいち読み取りにくい。添削会議では、「原因」について述べるのもアリ、とは言われたが、それにしたって主に二酸化炭素濃度増大という自然科学的観点から述べないとダメ、ということらしい。ダメ、って言われても、そもそも二酸化炭素増大の原因が人為的な要因によるものなのだから、工業の発達という社会的な事柄に触れないわけにはいかんと思うのだが。繰り返すようだがなんか納得いかん。

…まあ、そういう「受験上のお約束事」を学ぶのが予備校ってものなのかね。

2001.9.26(水)

連休中にサイトリニューアルで徹夜した影響か、朝起きられない。というか夜眠れない。どこかでリセットかけないと。

小論文添削。今回は話によると追加の枚数も少ないそうなのでのんびりとやってたら、別件の模試の添削依頼が舞い込む。反射的にやると言ってしまったが、結構スケジュール的に忙しくなりそう。

映画館のメンズデーを狙って、「COWBOY BEBOP 天国の扉」を観に行く。TV版の方はかな〜り気に入ってしまったのだが、映画の方もいい出来。小ネタが各所にちりばめられていて色々と笑える。石橋蓮司は出番あれだけですか。いきなり出て来て5分でノックアウト。めちゃくちゃチョイ役。ドラマなら「友情出演」と言ったところ。今回のゲストキャラ(ていうか賞金首)役をやっていた磯部勉。ハリソン・フォードのような渋めの二枚目役も似合うが、今回のような「狂」が入った役柄も結構ハマる。そして見所はやはりアクションだろうか。ドッグファイトがかなり。PS版のゲーム(3Dシューティングらしい)を買いたくなってしまった(笑)。

2001.9.27(木)

小論文添削。医療関係の問題だと、自分の専門外なので問題の善し悪しというものがさっぱりわからないのだけど、今回のような自然現象の観測データを題材にした問題だと、「そういう答えを期待するなら、その設問じゃいかんだろ」などと感じることがよくある。少々歯がゆい。

テキスト系のサイトを見ていると「〜に対する100の質問」というものがちょくちょくあって、自分も答えてみようかと思うものの、内容的に自分は対象外っぽいとか、忙しくてやっている暇がないとか、そんな理由でやらないでいたのだが、今回ようやくやってみた。日記書きさんに100の質問。火曜日に見つけて、ダラダラと答えていたら今日までずれ込んでしまった。

2001.9.28(金)

研究室ゼミ。眠くて仕方がない。

小論文添削答案受け取り。…全然少なくないじゃない。またこれで土日がつぶれそう。

2001.9.29(土)

近くの河原で、研究室の芋煮会。料理するところから参加したい人が11時集合で、食べるところだけ参加したい人が11時半集合。…料理が30分で終わるわけないよなあ、と思いながら11時半に言ってみると、果たしてその通り、まだお湯すら沸いてない状態であった。やっぱり。
 芋煮の準備をする若い諸君を差し置いて調理に口出しするのももはや大人げないので、傍らで雑談しながらちらちら眺めていたが、どうも段取りが悪くて口出ししたくなることしきり。ゴボウは一番最初に入れろよ、とか、里芋が冷凍の調理済みの奴とは何たる風情のないこと、とか。それと、大根、人参、ゴボウ、豚肉、ねぎを煮込んだ2つの鍋に、一方は味噌、他方は醤油で味付けをして、「こっちは仙台風、そっちは山形風」とか言うな。全然違うぞそれは

程良く酒を飲んで帰宅。気持ちよく昼寝。起き抜けにダビつく2。おかげで添削がさっぱり進まず。

某知り合い日記に密かに反応。シュレーディンガーの猫、の話。「原子の確率的崩壊によってスイッチがオンになる毒ガス噴霧器を、外から見えない箱に猫と共に入れたとする。猫はいつ死んだといえるのか?」という話だが、これは要するに、「猫の生死を箱を開けていない状態でどうやって定義するか」という話だったと思う。この場合、猫が「生きている」か「死んでいる」かを(二値的に)明確に定義することができないので、確率的な表現(猫が「生きている」と「死んでいる」という状態が混ざり合った、というか並行して存在する、という状態)にならざるを得ない、ということじゃなかったかな。さらに言うと、この場合、箱を開けて覗いた瞬間に猫の生死を確定することができる。すなわち、猫が生きているか死んでいるかは観測者の有無には関係がないのに、観測によってものの状態が変わってしまうことを意味し、これじゃおかしいじゃないか、ということで論議になった…らしい。
 そもそもこの話は、量子力学における波動関数の例え話、だったと思う。古典物理的には(要するに高校までの物理レベルの話だと)原子というのは原子核の周りを電子という物体がぐるぐる回っているようなイメージだったわけだが、実際には(というか量子力学的表現では)電子が原子核の周りを回る軌道上のどの位置にいるかを一意に決めることができず、軌道上のこの位置にいる確率はこれくらい、というように表すのである。この確率が「波動関数」というわけ。ちなみに、この波動関数を導出する方程式を「シュレーディンガー方程式」という。

蛇足だが、上に書いたように、「ものの存在」が確率で表される、などという学問は、私ははっきり言って苦手である。頭の中で具体的にイメージすることが難しいから。力学とか、電磁気学とか、流体力学とか、ものの動きとか場の大きさとか、頭の中で(映像的に)イメージしやすいものは割と得意なんだけど。

2001.9.30(日)

今年も残すところあと10週+3週+1週となってしまった。というわけでもう秋のGIシリーズか。時のたつのは早いもので。このままだと今年は何ら変化がないままに終わってしまいそうだ。

小論文添削。結局1日中かかってしまった。日曜日が台無し。

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