Diary -過去ログ- 2005年2月(後半)
ファイアウォールも無事立ち上がったから…、というわけでもないのだが、息抜きにスクウェア・エニックス「ラジアータストーリーズ」プレイ中。なにせ開発・トライエースですから。テイルズオブファンタジアとか、スターオーシャンとか、そこら辺をやったことのある人間としてはとりあえずチェック。
 公式サイトトップのフラッシュなんかから想像するに、世界の危機に立ち向かう主人公とヒロインの女の子とのボーイミーツガールな物語、などという感じなのかと思っていたのだが。プレイ時間10時間ちょいの時点で、世界の危機などという大仰なことは欠片もうかがえず。盗賊の襲撃だのモンスター退治だのと、小ネタ的なハプニングはあるものの、全体としてはおおむね平穏無事な世の中である。まあ、プロローグで主人公の父親らしき人物が強大な敵を倒して世界はすくわれた、のような描写をしているところからして、徐々にそういう話になっていくのではないかと思われるが。
 ていうか、(序盤のネタばれになるが)とか、請負仕事でドキュソなクライアントに足引っ張られ〜の無茶な要求され〜の礼金ケチられ〜の、となんかやたら身につまされるようなイベント(笑)が続出。やっぱ騎士ったって所詮は雇われサラリーマンだよな〜、という描写が随所に見られる。脇役は脇役で、「城の見回りも結構疲れるのよね〜」とか愚痴ってるし。全体的に割とコメディちっくな演出なので笑ってすませられるが、これってシリアスにやるとかなりしょっぱい状況になるんではないかと。齢16歳にしてサラリーマンの悲哀を味わう主人公ジャック君。いや単なる穿ちすぎという気もするが。
 ドラクエのように世界中を旅して回るようなタイプのRPGではなく、一つの街を拠点として、周辺地域に出かけていってイベントをこなす、という形式であり、大作RPGという雰囲気でもなく、割とこぢんまりとした感じである。面白いのは、(条件をクリアしさえすれば)街の住人全部がパーティの仲間になれるようになっていて、名前や戦闘能力等の設定はもちろん、台詞の性格付けやら街の中での居住地やら1日の行動パターンやら、かなり細かく設定されていること。これを全キャラ〆て177人についてやってある(たぶん)というのもなかなかすごい。とりあえず街の中で各住人の行動を追っかけてるだけで結構楽しい。こういうことばかりしてたから、たぶんプレイ時間の割にシナリオはほとんど進んでないと思う。もうちょっとシナリオを進めると、前述の「平穏無事」という印象も変わってくると思うが。
 とりあえず、超大作RPGに疲れたあなた、箸休めにどうですか、というこの作品。コメディちっくな演出もあいまって、割と好み。
ちなみに、ファイアウォールの件は、独力ではどうにも埒があかず、結局は上司が直接出ばってきて解決。ていうか始めっからそうしときゃいいものを。うまくいかなかったのはなぜかというと、私が独力でセッティングした段階でマシンクラッシュ前の状況にはちゃんと戻っていたものの、その設定そのものがそもそもおかしかったという、なんだそりゃ、な理由だったり。じゃあなんで今まで普通に動いてたんだ、という疑問が当然ながら浮かんでくるわけであるが、(クラッシュ後に再び当てた)ファイアウォールソフトのパッチがクラッシュ前のものよりバージョンアップしていたせいで、パケット管理がいっそう厳密になったせいではないか、というホントかよそれ的な見解が上司から出されている。なんかわけわからんなあ、ネットワークは。
 まあ、上司が出ばってきてから解決するまでに丸2日かかったので、とりあえず私の面目は保たれたと言える。上司が来たらあっさり解決したでは、私の面目丸つぶれだった(まあ、ネットワークに関してはつぶれるほどの面目は持ち合わせていないのであるが)。もうちょっとネットワークに詳しければ、元々の設定におかしいところがあることもピンと来たかもしれんけどな。多少言い訳をすると、そもそもこの仕事ってうちの課がやった仕事ではなくて、他の課(ネットワーク専門の課)がやった仕事なので全ての状況を把握できていたわけでもなく、しかも設定内容の書類が古い物しかなくて、今の設定内容と違う、などというせいもあったんだけど。うちの課はネットワークにそんなに詳しいわけでもないし。
仙台よ、


私は還ってきた!!

 つーわけで休み取って仙台訪問。この時期の仙台は寒いよなあ。駅前の電光掲示板に燦然と輝く「0℃」の文字(ちょうど正午あたり)。冬ってのはこうでなくては。歩いていると自分の吐く白い息が顔のあたりにもわ〜っとまとわりつくようでないと冬って気がしない。静謐な空気の中、ていうか(より私らしく言うところの)花粉が飛んでなさそな空気の中、なるべく早くこっちに戻ってこようと堅く心に誓うのであった(笑)。いや東京だろうが仙台だろうが、暖かくなったら花粉は飛ぶんだけど。
それはともかく、去年の5月以来の大学訪問。研究生活から足を洗って1年近く経つというのに、未だに片づかない投稿論文について古巣のボスとご相談。先日戻ってきたレフェリーコメントを基に検討したところによると、敵ノ攻撃ハ甚ダ苛烈ナルモ、現有戦力ニテ対処可能、という結論に。つーか、2人のレフェリーのうち、一方は割と好意的なコメントなのだが、他方がやたら細かいところにツッコミ入れるコメントだったので、ボスと二人して閉口気味。まあとりあえず質問の数が多いだけで、内容そのものは十分対応可能なのでどうとでもなるでしょ。
我が家のメインPCのHDDがお亡くなりに。ちょっと前に、使用中にいきなりブラックアウトするようないかにもヤバげな雰囲気を醸し出していたので、重要データはサブマシンのノートPCに退避させていたから、実際のところデータの被害はほとんど無いのであるが。CDブートでシステムの復旧もやってみたのだが、作業後に再起動しても途中でブルースクリーンになってしまうので、どうやら駄目っぽいですな。
あ、データ被害はほとんどない、と思ってたら、ゲームのセーブデータのバックアップを取り忘れてたorz。てことはFateのアレがパーか。なにげに痛恨事。
とは言え、現状は、Win2000の起動途中でダウト、な状況で、どうもc:\winntディレクトリが「中の人などいない!!」とおっしゃってるようであり(復旧作業中の反応を見るとそんな感じ)システムファイル以外の部分は何とかサルベージできんかな〜、などと甘いことを考えているのだが。まあこの辺はあまり経験がないのでよくわからんのだけど。ていうか、10年以上パソコンを使ってきてこれが始めてのディスククラッシュだな。やはりメーカー製のマシンは高いなりに頑丈なのかね。
さて、サルベージ作業に取りかかるにしても、何せうちのマシンはハードディスクが1台しかついてないので、別のドライブを使ってのOS起動もおぼつかない状況である。まあハードディスクの1台くらいとっとと買ってくればよいのだが、実は少し前からメインマシンの増強策を何となく考えていた、という事情があるので、どう対処したものやら悩みどころ。メモリにしろハードディスクにしろ、規格が古いものになってきているみたいなので、今更これに金突っ込むのもなあ、という気がするし。
ちなみにこの増強策ってのは、ハードディスクの不調とは全然関係なかったりする。まあ私のことであるから、パソコンのパワーアップの理由というと「やりたいゲームソフトがパワー不足で動かないから」とかそんなことが連想されそうだが、まさしくその通りなところがなんとも。はじめは、そろそろオンラインゲームにでも手を出してみるか、と思って、「DOCオンライン」あたりに目をつけていたものの、よし買うか、という段階になった時点でふと気が付いて動作環境を確認してみると、どうも必須環境ギリギリでお話にならなそうな雰囲気だったのである。いやふつうこういうのは始めに確認するものなのだが、どうもパソコンのゲームというと「性能はともかくディスク容量は潤沢に」みたいなノベルゲームの印象が強くて(笑)。セレロンの…あれ、1.2GHzだっけ、1.4GHzだっけ、とにかくその辺*のCPUパワーなら、あの手のゲームはほぼ無問題だろうから。しかしポリゴンばりばりの3D描画を要求されると今のマシンパワーでは手に負えない(グラフィックボードも大した性能ではないし)。
 まあ、さすがにこの一件をもってマシンのリプレースに踏み切るにはちょっと躊躇する状況であったのだが、今月になって状況が一変した。「A列車で行こう7」のサイトを発見。「A列車」と言えば、DOS時代に「3」をさんざんやった人間としては心動かされないはずもなく。実際、画面写真の数々を目にしてゲーム魂鷲掴み状態。かつてないまでに購買欲が高まったところで今回のトラブル。今日現在の「本日の格言(?)」にもあるが、ゲームをやりたいという欲求だけではまだ新しいPCは「欲しいもの」の状態だったわけだが、このトラブルをもって、めでたく「必要なもの」に成り上がったわけである。…いや、こうやって自分の中で理論武装しないと金を使えないのよ。ケチだから。
*: 他人に組んでもらったマシンなのをいいことにこの体たらく。自作マシン使いにあるまじき発言。
ともかく、パーツを購入するにしても、今回のトラブルが起こった後に泥縄式で「目的別自作パソコン教本」なる本を買い込んで勉強してるくらいだから、自作マシンに関しては知識がなさすぎ。現時点ではどんなパーツを選んだものやら見当もつかん。幸いにしてサブマシンのノートPCがあるので、当面のネット接続は確保されているから、もう少し知識を得てからにしたほうが無難。拙速は禁物。…ていうかその前にとっとと論文の直しをしなきゃならんので、PCいじりにかかずらわってる暇はしばらくなさそうである。