5月1日〜

ダイアリー目次            

 

5月10日(月)雨

ナニワイバラが段々開いてきて5分咲きになってきた。ジャーマンアイリスもいろいろな種類が次々と咲き始めこの時季皆さんに見て貰えないのがいつも勿体ないと思う。この時季にはジャーマンアイリスともうすぐ芍薬もいろいろ咲き始めるからだ。オープンガーデンをするときにはジャーマンも芍薬も終わってしまう。今年の一番バッターは黄色のジャーマン、薔薇はこのナニワイバラ。奥の方に見えるベラムールはまだまだ蕾が固い。ベラムールはイヤと言うほどの蕾を付けているから咲いた時は見事。これからは一年のうちで一番私の庭が華やかな時。花と緑の饗宴になり自分で見ていてもため息が出るほど美しい。今日は生憎の雨になってしまい、庭仕事は一つもできない。明後日から又上京せねばならずこの庭と離れるのが辛い。帰ってきた時は今咲いているものは殆ど終わっているだろう。

 

 

5月9日(日)雨「シャクナゲ・かぐや姫」

私のとっては天敵のようなシャクナゲが今年は沢山咲いてくれた。昔から何回かシャクナゲを買ったがいずれも消滅。

一昨年チャレンジしてみようと又買ってみた。色がとても可愛いピンクのかぐや姫という品種。去年は確か数個咲いたと思うが今年は沢山の花芽を付けてくれた。今までの失敗の原因はすぐに地植にしてしまったことのようだ。まだ株が大きくなってないのに早く大きくしたくて地植にしたのが悪かった。

よく高嶺の花という言葉があるが、それはシャクナゲを指していう言葉だ。とても育てるのが難しい。もともと山などで咲く植物なのだから平地では暑すぎるのかも知れない。鉢で育てれば暑ければ木陰に、雨が降れば軒下にと移動できる。こんなに気を使って育てる植物は胡蝶蘭などの蘭類とこのシャクナゲくらいだと思う。

しかし余所の庭でよくこのシャクナゲが無造作に植えられ見事に咲いている光景を目にすると自分はいったい何をやってるんだろうと思うことが度々。。。

 

 

5月8日(土)晴れ「マック」

爽やかな快晴に恵まれ鉢に水やりをしていたらこんなところにマックが。和風の庭にある灯籠の中に入って辺りをきょろきょろと見回し、どうだいいだろう!と言わんばかり。

マックはうちにいる猫の中で一番大きく体重も重い。性格はいたって温厚。この子が爪を出して引っ掻いたり威嚇したりしたことは一回もない。触られるのは好きじゃないのに、人は好き。呼べばどこからでもすぐにとんでくる。来ると必ずそばに寄ってきて愛想をする。抱けば嫌々ながらも抱かれている。プッチの面倒もよく見て遊んであげたり、舐めてあげている光景をよく見る。

その点、エレなんぞは一回もプッチと遊んであげたこともなし、舐めて毛繕いなどを手伝ってあげたこともない。そばに寄れば変な声を出して威嚇する。どうも長毛種は一人でいるのが好きなようで、わがままな性格が多いよう。その点短毛種はお人好しが多いみたい。プッチもだんだん大きくなってきたがアイとマックがよく遊んでくれるので助かっている。

 

 

5月7日(金)快晴「ハナシマ・ハクレイ」

これだけ暖かになってくると私の庭も毎日写真を撮るのが追いつかない程花が咲き始めた。薔薇も蕾が段々大きくなってきて、毎朝庭に出て蕾の大きさを見るのが楽しみ。その代わりアブラムシもどんどん付き始めそれを又消毒するのも仕事になってきた。

クレマチスの鉢も毎日のように花を付け始め写真を撮るのが日課。赤いのはハナシマ・白いのはハクレイ。これらは皆気ままさんからの挿し木苗。家には気ままさんからのクレマチスのクローンが沢山健在。この2つは色違いなだけで同じもののようだ。下向きに咲きこれ以上開かないのが面白い。でもこうして大写しにしてみると花の形は少々違うようだ。これらはクレマチスなのに全然絡まず咲くのでとても便利。普通のクレマチスは隣り合って置くとすぐに絡み合い、移動したりするのも大変になるのでなるべく離して置いておくようにしてる。この2つはスックと上向きに葉が伸び、冬場には枝が枯れて春になると新芽がぐんぐん伸びてくる。非常に展開の早いクレマチス。

 

 

5月6日(木)晴れ「キャットミント」

キャットミントが庭で満開になってきた。これはブルーと紫の中間みたいな色でとっても可愛い花。ミントと言うと増えすぎて困る植物だけど、これは丈もそんなに高くはならないし、横に少しづつ増えていく程度なので庭の彩りには絶対にお薦め。

キャットという名前が付くからにはやはり猫がこのミントのそばでごろごろしている時がある。人間が匂いを嗅いでも何が良いのかさっぱり分からない。うちにはキャットニップスというものも植えてあるが、むしろこっちの方が猫は好き。ニップスの方は丈が高くなるし、倒れてくるので困りもの。花も白色で大した事はない。

この間ハーブの専門店へ行ったらキャットミントのピンク色が売っていたので珍しく、早速買ってきた。今は植木鉢に植えて置いたがこれも増やしてみたいと思う。

 

 

5月5日(水)曇り

昨日は雨で庭仕事が何もできなかったのでそんな日は園芸店に出掛ける。晴れた日には勿体なくて出掛ける気にはなれないからだ。今回の目的はベンチを買う事だ。

実はこのベンチは去年から目を付けていた。今あるものはホームセンターで買ったものでどこにでもある代物。確か一昨年に買ったものだけど、もうペンキも剥げ、かなりの貫禄になってきた。もう一つベンチがどうしても欲しくて錆びないようなものでちょっとだけ高級感のあるものを探していたのだ。

この品物はまぁまぁ私のおめがねにかなったものだけど、娘に言わせると背もたれのところにある花がまるで家紋みたいだと笑われた。そう言われてみればそんな気もするが、とにかく私はこれが気に入ったのだ。ほんとはこれとお揃いのテーブルとイスもあったが全部買えば私にとってはとんでもない値段になり、使い勝手が良ければ段々買い足して行くこともできる。雨の中店員にこれをばらして貰い、車に積み込むのも大変な作業だったが、庭に置いたらぴったりと合い嬉しくなった次第。

 

 

5月4日(火)雨「山芍薬」

山芍薬がぽっこりと機嫌良く咲いてくれた。これは先日ホームセンターをうろついていたら蕾を持った苗を見つけたのでラッキーとばかり買ったものだ。ほんとにこのぽっこりと咲いた花を見ていると心が和む。

この花は山に自生しているらしいが私は山登りもしたことがないので見たことがない。今時分になるとたまに余所の家にこれが飾ってあったりすると羨ましくて仕方がなかった。不思議な事にこの花はこれ以上開く事がなく半開きのまま。そして数時間ではらはらと散ってしまう。昨日開いたのに今日見たらもう散っていたのでがっかり。花の命は短くて・・・とはこの花の事を言うのかも知れない。

 

 

5月3日(月)晴れ「花いかだ」

こ〜〜んな可愛い植物があるの、皆さん知ってるかな?これは花いかだと言って葉の上に可愛い小さな花を付ける。雌雄異株であり、雄株では葉の上に多数の雄花ができるらしいが、雌株では多くは1つの花しか付かないようだ。と言うことはこれは雌株という事になる。

初めてこれを見た時なんだか信じられない気がした。こんな不思議な植物があるなんてびっくり。この花はそのうち真っ黒な実になるらしくそれが種になるのかも知れない。しかし雄株を買わないと実にはならないだろう。

この植物は亡き義母が植えたものらしいが、こんなものが母屋の庭に生えていることをずっと気が付かなかった。数年前に気が付き毎年楽しみにしていたのだが去年も一昨年も葉の上に何もつけなかった。もしかしてダメになってしまったのかと思っていたら、今年は沢山この葉が出ていた。同じところに植えてあるのに全然花を付けてないのもあるから気まぐれなのかも。

連休も中盤に入りもう帰省ラッシュが始まったそうだが私の連休と来たら昨日・今日と朝から晩まで母屋の雑草取り。抜いても抜いても細かい雑草がはびこっていて今日は夕方になったらもう止めた。こんなに毎日腰をかがめていたら腰痛の一歩手前だ。

 

5月2日(日)晴れ「ユーフォルビア 黄河」

去年クレマチスと一緒に植えておいたユーフォルビアが今年も綺麗に咲いた。ユーフォルビアで検索してみるととてつもない種類があり、全く似ても似つかない花もあったりする。

これはどうやら黄河という品種らしい。耐寒性も耐暑性も強いらしく、丈夫でよく増えるという。クレマチスと一緒になんか植えてしまったので下手に根をいじれない。

今年はそれでも地面に下ろし、増やしてみようかとも思うのだが。

昨日の話の続きだが私は肥料に詳しい人から勧められたID化成という肥料を使っている。これは20キロの袋で2300円くらいなのでケチらずに使える。うちの方の農協で頼めばこれを販売してくれるのでまことに便利。マグアンプKは肥料として尤も良いものらしいが、何せ高い。ID化成で検索してみるとプロはマグアンプKは高いのでID化成を使うなどと書いてある。この肥料はコーティングしてあるので直に地面にまいても良いし、土の中に埋め込んでも良い。何せ「そさい○号」という肥料は使わないに越したことがないだろう。

 

 

5月1日(土)曇り 「牡丹」

見事に牡丹の花が一輪咲いた。今年は成績が悪くたったの一輪しかない。これは義父が植えたものだが咲かないのには理由がある。うちの義父は草花を育てるという事に関しては全くのとんちんかん。書き出せばきりがないほど私は今までに被害に遭ってる。今でこそ私の植えたものには手を出さないようになったがここまで来るまでにどれだけのバトルがあったか想像を絶する世界だ。

理屈も理論もあったものではなく、いくら説明しても受け付けない。だから義父が植えたものには私も無関心を装っているがそれでも花が可哀想になりまたまたバトルになることも数知れず。

この牡丹に義父は野菜などの肥料に使う「そさい3号」などという肥料を山ほど上からかけていた。この肥料は土の下の方に入れるならともかく絶対に土の上にかけてはいけない肥料なのだ。根にこの肥料がかかると皆枯れてくる。この間ネット友達が薔薇にこれを使い枯れてきたと嘆いていた。この肥料はコーティングしてないので水をかけると根に直接当たる。野菜を植えるときも地面を深く掘りその下に入れるなら良い。

そんな事をいくら説明しても頭が受け付けないのか理解できないのか、肥料ならなんでも上げれば良いと思っているから困るのだ。私の夫は花には全くの無関心だし、雑草が山のように生えていても全く気にならないという。しかし考えてみるとこういう人だからこそ私は安心して花の世話ができる。なまじっか私の植えたものに手を出されたりしたら喧嘩になることは目に見えているからだ。一家に花好きは一人で良いとつくづく思う。