5月21日〜

ダイアリー目次            

 

 

 

5月31日(月)雨 フェンスの薔薇

今日も又最悪の雨。こんな雨ではせっかく来られるお客さんも大変だろうと思い中止の旨連絡を入れるが何が何でもこられるとの事で驚く。中にはこの日しか休みを取れない方達もいるからだ。

昨日あたりから満開を迎えた中庭のベラムールのアーチも花の重さで皆うなだれてしまって可哀想。この写真はフェンスの薔薇で赤は「アンクルウォーター」その奥に見えるのが白の「サマースノー」どちらもすごい花の量なのでこんな時に降る雨がうらめしい。特にサマースノーはこれがたったの一株から出ている花と説明すると驚きの声が湧く。1000ほどの花を咲かせるのかも知れない。この薔薇は棘もないと言っても良いほど少ないし、枝は細いので誘引も楽。それに引き替え赤のアンクルウォーターは枝も太く、棘の大きさも半端じゃない。誘引の時は引っ掻き傷だらけになり、ほんとに大変な薔薇。一気に曲げると折れてしまうので日にちをかけて徐々に曲げて誘引せねばならない。ツル薔薇の女王と言われているビロード状の花は花持ちも良く、切り花にしても買った薔薇のように映える。いつかはこのフェンスの薔薇も終わりを告げる時が来るのかと思うと寂しい気持ちでいっぱいになる。

 

 

5月30日(日)雨「粉粧楼」

せっかくの日曜日、朝から霧雨が降っていたものの午後からは止んでくれる事を期待していたが、皆さんが来るころには本格的な土砂降り。こんな最悪な日はオープンガーデン始まって以来。それなりに皆さんお洒落もしてきていると言うのにこっちは長靴に合羽。皆さん庭を歩けば雨が跳ね返り靴はびしょびしょ、服もずぶ濡れ状態。

皆さんにはほんとに申し訳のないような日になってしまったが、今日いらした方達はいつも顔なじみの連中。庭巡りの後は部屋に入って貰ってお茶を飲む。次々と出るは、出るは、話しは尽きない。ほんとに楽しい時間はアッと言う間にたってしまった。

これは粉粧楼(ふんしょうろう)と言い中国の薔薇。花ビラは薄い薄いもの。この花びらは100枚以上あるという。香りも良し、小さな可愛い薔薇。難は雨・風に弱いので軒下などに入れておかないとすぐに花びらが傷む事。でも可愛い薔薇だ。

 

 

5月29日(土)「ベラムール」

庭の真ん中のアーチに植えてあるベラムールがいよいよ満開の時を迎えた。この薔薇はさほど手入れもしてないし、虫も余りつかないので消毒も忘れがち。それでも毎年驚く程の花を付ける。ベラムールはピンクと白のぼかしのちょっと変わった薔薇だけど香りも良いし、とても可愛い花だ。

しかし今年は誘引の仕方が悪かったのかてっぺんにばかり沢山咲いて、どうも目線だと寂しい状態。来年はもっと真剣に誘引の仕方を考えねばならない。

 

 

5月28日(金)ツル薔薇「サハラ」

フェンスに植えてあるツル薔薇がいよいよ満開になってきた。これはツル薔薇のサハラ。これはネット友達から送られてきたものだ。ここには以前違う黄色の薔薇が植えてあったのだがそれは沢山咲いて良かったのだが花持ちが今ひとつだった。それに比べるとこのサハラは香りもあり、ネット友達の言うとおり花持ちも抜群。咲き始めは綺麗な黄色、咲きすすむとピンクに変わっていく。普通は色が退色すると見苦しくなるのにこの薔薇は退色しても綺麗。今日もガーデンに訪れた人達が黄色とピンクが同じ薔薇とは思えないとつぶやいていた。

今日も又庭に何人もの人達が訪れたが何せ今日は今までで一番暑くとても5月とは思えないような日。庭の入り口を皆で歩き始めるとどこからか「あ〜〜〜、この道を歩いてみたかったのよ〜〜!」と声が聞こえた。ネットで庭の写真を見ている人だったのか、それとも私の家の前の通りから庭を眺めていた人なのかは分からない。何人ものゲストなので誰が話しているのか定かではない。ネットを見て申し込んで来る人の他に、直接玄関に来て見学希望の申し込みをする地元の人達も結構いる。そういう人達には改めて申し込みをしてから来て貰うことにしている。

申し込みの人数に合わせビビアンさんにケーキを焼いてもらうのでいつもいつも私のところにケーキやお茶が用意されているわけではない。中には強引な人もいて誰かに聞いたと言って電話がかかってくる。今からすぐに行くので庭を見たいと言ってくる。私もいつも暇な訳ではないのでお断りすると、断ったにもかかわらず直接車で乗り付ける。人の都合などお構いなし。お手上げ。。。。ルール違反だ。。。

 

 

5月27日(木)曇り「庭入り口」

ここは私の庭の入り口部分。ここから奥の方へ進んでいくのだが、アーチが3つ並んでいる。一番目は白いアーチでここにはマダムハーディーとバリエガータボローニャというイングリッシュローズが植えてある。これらはまだ満開とは言えずぼちぼち開き始めた。
2番目にはグリーンのアーチがおいてあるがそこにはスパニッシュビューティーの薔薇。この薔薇はピンクでひらひらとして可愛い花が咲くがもう終わりに近い。下に花びらが大分落ちている。今年このアーチを設置したが、どうも高さがありすぎ、花がよく見えず失敗。
そして一番奥には丈の低いアーチ。そこにはハニーサックルが植えてある。これもぼちぼち開き始めたが、これが満開になると庭じゅう爽やかな香りで包まれる。

毎年秋になると来年の庭の展開を考える。どこを一番ポイントにしようか考えながらいろいろ植え込む。定番であるものは場所は決まっているので変えないが、鉢に何を植えるか考える。思った通り定番のものが咲いてくれない時は鉢を置く。地面が空いているからと言って全部いろいろなものを植えるとゴチャゴチャの庭になる。随分と考えて植えたつもりでも寂しい場合もあり、なかなか思うとおりにいかない。

 

 

5月26日(水)晴れ「ニゲラ」

ニゲラが綺麗に咲いて来た。このニゲラはこぼれ種で出てきたものだが、これが増えて増えて困るという人もいると言うのにどういう訳か私の庭では居着かない。毎年2・3本出てそのこぼれ種で翌年又2・3本咲く。でも忘れずに咲いてくれるのは有り難いのだが。

これは和名は黒種草とか良い、名前の通り真っ黒な種を付ける。葉は細く蜘蛛の巣にかかった花のような感じもするが、とても可愛い花だ。

 

 

 

 

5月25日(火)晴れ「スパニッシュビューティー」

オープンガーデンも3日目に入り、毎日ゲストとの楽しい会話が弾む。嬉しい事に毎年訪れてくれる方もあり、変わり映えのない来て下さるのが嬉しい。薔薇はまだ5分咲きといったところだが、このスパニッシュビューティーはもう終わりに近い。ひらひらの下向きに咲く花がアーチに満開になったときは嬉しくなるが、散るのも早い。

薔薇も綺麗なのは開きかけの時で全開になるとアッと言う間に見苦しい花になるのが悔しい。それは花全般に言える事だが、なんでも蕾の時には期待してワクワクするが、全開になると私はがっかりする。そしてたいてい次の日には切ってしまう。私が切っている姿を見て庭に訪れた人は勿体ないと言う。でもなまじっか開いた花を付けて置くとどうせ2・3日たったら散り始めるし、花びらを掃除するのも大変なのだ。切った花ビラをポプリにしたら?などと言われるけど、膨大な量の花びらを乾かすのも大変。お風呂に浮かしたら薔薇風呂になるなどとも言われるがそれもまっぴらごめん。後の掃除を考えたらぞっとする・・・・

 

 

5月24日(月)曇り「雪おこし」

オープンガーデンで人目を惹いてるものがこのクレマチスの雪おこし。これは気ままさんから挿し木を送ってもらったものだが、今年は見事に開花した。大きめな花がいくつも開花するとなかなか見事なものだ。

昔はクレマチスを買っても買っても枯らしてしまった。自分にはクレマチスはダメなのだと諦めかけていた。何が悪かったのかと言えばまだ小さな苗の時すぐに地植えにしたのが原因。花全般に付いて言える事は小さな苗の間は2・3年鉢で育て、ある程度の大きさになってから地植えにすればたいていは大丈夫。よく根を張らせるという事だ。これに懲りて鉢で育てるようになってからは失敗したことは殆どない。ただクレマチスの場合は突然立ち枯れというのがあるのでこれは何が悪いのかよく分からない。薔薇と違ってクレマチスはツタの植物なので隣り合って置くとすぐに絡まるのが悩み。或る程度間隔を置いておかないと収拾がつかなくなる。

これももう少し鉢で育てて大きくなったら是非地面に下ろしてみたい。

 

 

5月23日(日)曇り 芍薬「ピンクカフェ」

今日からいよいよオープンガーデン。これで3回目の催しになるが、年に1回のこの日の為に日頃の手入をしているような感じもしてくる。自分の育てた花や庭を皆さんに見て貰えるのは自分にとって最大の喜びになる。こんな催しをする前はどんなに花が見事でもせいぜい友達数人に見てもらえるだけでほんとにもったいないと思ったものだ。

花を育てるなどと言うことは所詮は独りよがりの自己満足だが、この喜びを分かち合えるとなると力も入る。特に種から育てた珍しい品種のものを植えて、それが誉められたりすると有頂天。これは自分のところにしかないとなると、ついつい鼻も高くなるというものだ。

これだけ見せたがり屋のくせに、自分の知らない間に勝手に庭に入られたりすると気分が悪い。時々家に帰ると庭の入り口の方に他人が立っていたりする事がある。私の庭は家の後ろにあるので道路からは殆ど見えない。他人の庭を見たいという気持ちは私もよくあるから気持ちが分からないでもないが、やはり黙って入られると凄くイヤな気持ちになる。トラブルはイヤなので今の時季には出掛ける時に入り口に立ち入り禁止の看板みたいなものを立ててから出掛けるようにしている。

このオープンガーデンを通じて知り合った友達も沢山になり、花好きの輪が広がっていくのは嬉しい限り。今年はどんな出会いがあるのか心躍る。

 

 

5月22日(土)曇り

「ベロニカ ブルーアロー」

これは一昨年ネット友達に戴いたものだ。こうして大写しにしてみるとなかなか可愛い花でベロニカのブルーアローという。なよなよとした株だけど宿根草なので毎年忘れずに咲くし、手間いらず。地植えにしたものもちゃんと元気に出て来てくれた。難点はすぐに間延びし、ヒョロヒョロとしているので倒れて来る。大きくなりすぎるとちょっと場所喰い。

いよいよ明日からオープンガーデン。薔薇はまだ3分咲きというところ。スパニッシュビューティーのアーチはもう散り始め。一斉に開花が揃ってくれないが順番に咲くから良いのかもね。

 

 

5月21日(金)曇りのち晴れ

「コモンセージ」

コモンセージが今満開になってきた。これを植えてある場所は庭の隅の方で隣の田んぼの境にある。庭に立っていてもよく見えない場所なので満開になってるとは気が付かず草むしりをしていたら気が付いた。

今年の私の庭は意識したわけじゃないのに何故かブルーの花が多く、ちょっと寂しげ。今からピンクの花が沢山咲いてくれたら賑やかになると思うのだが、やはりブルーの花は庭を暗くする。

このコモンセージを友達にあげたらガラスの素敵な器に入れ活けていた。私はこれを切り花になんぞしたことがなかったのでとても新鮮に感じた。