6月11日〜

ダイアリー目次            

 

6月20日(日)曇り「篭口(ロウグチ)」

台風6号の接近のせいか今日の蒸し暑さといったらなかった。鉢に水やりをしていてもだらだらと汗が滴り落ちる。水捲きをすると大抵は温度が下がるので涼しくなるものだが、今日は通用しないようだ。この暑さの中友達と海方面へ出掛けるともう海水浴を楽しんでいる家族や男女がいっぱい。私達でさえ足だけでも突っ込んでみたくなるほどうだるような暑さ。しかしおばはん数人で来てるグループは全くいない。

私達が水着姿になり海水浴を楽しめば公害に近いものがある。私だって20代の頃はほっそりスリムで一世を風靡したときだってある。(ちと大げさ・・)おばはんみんなはそう思ってるに違いない。なぁ〜に、今ナイスバディーの姉ちゃん達だって今に結婚してこの年代になれば皆同じ。とおばはんは又もや思ってる。

庭にロウグチが一斉に可愛い花を開き始めた。この花は全開になるということがなくこの形のままで終わるのが良い。見た目よりこのクレマチスは丈夫らしく以前県の中央植物園に行ったらこれがうじゃうじゃに咲いていた。色は地味だけど、絶対にお薦めのもの。

 

 

 

 

6月19日(土)「茶花ホウチャクソウ」

去年ネット友達のお母さんから戴いた茶花ホウチャクソウがこんな花を咲かせた。この花は見たことがないので蕾を持った時から今か今かと首を長くして開花を待っていた。普通のホウチャクソウは白い花なのに、これはなんと茶色のような雰囲気。ここは母屋の庭で結構日当たりも良い。こんな山野草をここに植えても大丈夫かとも思いながら植えた。しかし、すくすくと枝は伸び、不思議な花を咲かせている。これはちょっとフィラチラリア・ペルシカのような感じもする花。

こんな珍しいものが私の庭に咲いているのも何となく不思議だが、オープンガーデンの時もこれを知っている人はいなかった。私は山野草にはとんと疎いので育て方もよく知らないし、植え替えの土なども勉強不足。これが来年も咲いてくれる事を祈るのみ。

 

 

「サタンノアール」

 

「アプリコットダブル」

 

6月18日(金)「ホリホック」

今日は蒸し暑い。曇っていたのが救いだ。ふと思い立ちラティスの方を見ると白のモッコウバラがわさわさと生い茂り、ハニーサックルのアーチも倒れんばかりに生い茂っている。ハニーサックルのそばには栗の木が花を茂らせすす病になる寸前。考えてみると去年もこの栗の木はすす病になり下に植えてあるものが皆真っ黒になり気持ち悪かった。すす病は冬場の消毒が大事ということなので今年ちゃんとシルバーセンターのおっちゃんに丁寧に消毒してもらったにも関わらず又もや。

どうもこの場所は風通しが悪いようでそばに植えてあるモッコウ薔薇も今年も幾つか花を咲かせただけで泣かず飛ばず。根元に陽が当たらないのも原因かも。この場所はいつも何を植えてもダメ。モッコウバラが悪いわけではない。これじゃ育つ訳がない、葉だけが元気に生い茂り隣の庭にも随分と侵入し、いつのまにかちょん切られていた。こんな状態だったら元気に育つ場所に植えて貰おうと里親も決まった。

思い切ってばさばさと切り短く切りつめた。こうなるとどんどん調子付いてきて、今度ターゲットになったのはハニーサックル。これも可哀想なくらい短く切りつめた。今短く切っておかないと夏場になったらもっと生い茂る。これは春の始めに可哀想なくらい切りつめたというのにアッと言う間に伸びる。知らない人が見たら回復不能とも思える程だ。モッコウバラもハニーサックルもすかすかになり、びっくりするくらいすっきりした。これなら風も少しは通るだろう。

やっと仕事も終わり庭を歩くと大好きなホリホックが咲いていた。これは和名はタチアオイ。な〜〜んだ、今どこにでも咲いてるあのアオイか!って思うかも知れないがよ〜〜く見て欲しい。この色、それに八重。赤黒いのはサタンなんて名前が付いていて個性的。これらは毎年種をポットに蒔き、それを地面に下ろしている。翌年は咲かない事もあるが2年後には見事に咲く。これは2年草なのか翌年に残るものと残らないものがある。育ててみようかと思う方もあるかも知れないがこれは2メートル〜3メートル以上にはなるからご注意。

 

 

6月17日(木)晴れ「グラハムトーマス」

ここのところいったいどうなってる?と思うほどの晴天続き。雑草を抜くにも地面が固くてなかなか抜けない。庭作業をしている時はまるでサウナ状態。顔も身体も汗が滴り落ちる。毎年夏場になってくると大体3キロは軽く痩せるのもこんな状態の連続だからかも。冬場にたんまり溜まった脂肪が庭仕事によって落ちていく。(痩せて今の状態だったらいったい元はどれだけあったか?)

今日の薔薇は庭の入り口に咲いているグラハムトーマス。MARUMIんのレポートに書いてあったがこれはMARUMIン達が来た時は殆ど蕾状態でたった一輪綺麗に咲いていた。その咲いた一輪を私は大事そうに優しく撫でたようだ。私はいつも綺麗に咲いてくれると「いい子だね、今日の一番器量良しだよ」と誉めてあげる。そしてそっとくちづけをしてみる。(ウギャー、誰だ、柄にも似合わない、なんていうのは?注・蜂がいたらとんでもないことになるのでくれぐれも真似はしないで下さい・・・爆!)

この花ほど写真写りの良いものもないと思えるほど実物以上に綺麗に写る。花持ちも結構良いし、入り口のラティスに来年は這わせることが出来るくらい伸びてくれればと祈ってる。

 

 

6月16日(水)晴れ

これはMOさんから送って戴いたアジサイ。一昨年送って貰ったが名前が判らないかという事だった。残念ながら昨年は花芽を持たなかった。今年沢山蕾を持ち開いたのを見ると私もこのアジサイは名前が判らない。見事なまでに花も額も美しいブルー。

アジサイと言えば昔はどこにでも咲いている手まり型の薄い色で梅雨時になると花をたわわに付けていた。今でも余所の家の庭の塀の上からよく山のように花を咲かせているのを見ることがある。きっと昔からあるアジサイで塀の上に伸びるほど手入れもされずほったらかしてあるのだろう。それでも花をたわわにつけている。この頃園芸店に行くと見たこともないような派手な色のアジサイを沢山みる。大抵は贈答用にラッピングされ、お値段も5000円以上していてぶったまげる。

アジサイの種類も豊富になり値段もうなぎのぼり。私はそんなに高いアジサイなど買ったこともないが、ネットのおかげでいろいろな種類のアジサイが集まった。何気なくしたアジサイプレゼントで反対に珍しいアジサイのお返しをしてもらったりするからだ。こうやって持ってないものを交換していれば買わずに済むのだからネットの世界は止められない。

このアジサイの名前が判る方は教えて下さいな・・・・

 

 

6月15日(火)晴れ「パパメイヤン」

去年は何故かこんなどす黒系の薔薇がむやみに欲しくて2本も植えた。こんな色は庭には合わないかとも思ったけどホリホックの黒系が咲いたのを見るととても良かったのに気を良くしたからだ。そしてこのパパメイヤンが今日綺麗に開いていた。今の時季せっかく蕾を持っても大抵は暑さや雨や虫にやられ大抵は穴があいていたり、虫に食べられたりしてなかなか綺麗に咲いてくれない。

こんなに綺麗に咲くのも今の時季に珍しく拍手喝采といったところ。ほんとはもっと早く咲いていた筈なのに草むしりをしていたときに枝をお尻にぶつけ折ってしまい、泣きたくなる気持ちだった。でもその後又枝がぐんぐん伸びて蕾を付けてくれた。庭も今は過密状態で新しい薔薇を植えたいと思えば何かを整理せねばならない。幸い私の場合抜いたものは貰ってくれる人が大抵いるので助かっている。薔薇はいくらいらないと言っても捨てるには余りにもしのびない。又新しい薔薇を欲しいときは次に犠牲になるのは何か、頭の中ではもう候補がいくつか挙がってる。でも口に出すのは可哀想だからその時になったらそっと入れ替えようと思ってる。

 

 

6月14日(月)晴れ

夜にライトアップした庭を何となく歩いてみる。一人でぼーっと歩いてみるのが好きなのだ。明日の作業は何をしようとか、暗くても可愛らしく咲いている薔薇をそっと撫でてみたりする。

今日一日はほんとに暑い日で倒れそうな程だった。こんな暑い日に庭作業をするのは辛いものがあるけどこれも自分の愛する庭の為。時々余りにも庭に支配されている自分に気づき呆然とする事がある。毎日毎日いったい何の為にこんな事をしてるんだろうと思うこともある。暑ければ家の中にいて好きな事をすれば良いのに、寝ても覚めても這い蹲っての庭作業。これが誰かに命令されてしてるならきっと耐えられない毎日の連続。40代始め頃からガーデニングに目覚め、あの頃は買ってきた苗を植えるだけだったからこんなに働き詰めではなかった。その時は自分の好き勝手に出来る庭もなかったのでそれなりに満足していた。

でも今は自分の作った庭がある。愛して止まない私の庭。オープンガーデンにいらした人達はこの庭が私の手作りと聞くと皆驚く。しかしそんなに庭造りは大変な事なのだろうか?この庭は4年前までは全部義父の畑でジャガイモや夏野菜が植えられていたのだ。家の裏にある地面、欲しくて欲しくてたまらなかった。義父を説得し、いや説得というより攻めたというに近いものがある。少しづつ私のものにし、全部私のものになったときは嬉しくて眠れない程だった。

私の庭を見た時皆さんはブロック毎に分かれている事に気づかない。あれはすこしづつ侵略していったからああいう作り方の庭になったのだ。最初から全部貰っていたら又違う作り方になっていたと思う。敷石が敷いてある下はコンクリートで仕切られている。義父が畑をするのに歩き易いように道をコンクリートで作ってあったのだ。庭造りをしようと思ったときあのコンクリートの味気なさに泣きたくなる程だった。いっその事全部崩してしまおうかと思った程だったがコンクリートを隠すにはいったいどうしたら良いのか考えた。始めは上に土を敷いてみた。それで何とか庭としての格好は付いたがしばらくすると又納得できなくなった。それなら敷石を置いてみよう。敷石を置いてみるとなんとかガーデン風になってきたが、まだ納得できない。やはり土は全部取っ払い、敷石の間をレッドブロックという赤い石を乗せてみようと考えた。それからはホームセンターに行き、長い間かかってバーゲン狙い。袋の破けたレッドブロックなら半額で買える。売り出す度に買い占めた。今となったらあのコンクリートが敷いてあるおかげで敷石もぐらつかず、雑草も生えない。何が幸いするかわからないものだ。

私の庭を見た方達はお金がかかってるように思う人もいるようだが、何もかも安くあげる為に努力を惜しまず作った庭だ。その頃はホームセンターには足繁く通い、目玉商品には必ず目を付けていろいろなものを買った。サークルレンガのレンガも特別に安いレンガを使っている。

私の庭の場合長方形の形をしていて周りを遮るものがないというのも幸いしている。普通は一般の家庭なら庭に物置があったり、物干しがあったりするがそれは私の場合全部母屋の方にあるので恵まれている。どんな素敵な庭でも物干しが見えたりしたら興ざめ。隣りは田んぼだし、横の家も庭が広いので邪魔にはならない。物干しや物置が邪魔になるのならラティスなどで隠してしまうのも良いだろう。そこにツル薔薇でも這わせれば全然見えなくなる。

こんな風にいろいろ考えてみればガーデン作りはそんなに難しいものではない。自分には絶対出来ないと思わずいろいろな参考例を見て歩くと良い。よその庭を覗いたり、エクステリアの店に行けばいろいろな例が作ってある。自分に取り入れられる事を参考にすればいつかは手作りの庭が出来る。あんな畑だった場所が皆とお茶を飲んでお喋り出来る場所になるなどとは私も想像だに出来なかったことなのだから。

 

 

 

「ホバリア・ホバル」

 

6月13日(日)晴れ「小道」

今日は日曜日。この間皆が集まったオフ会からもう一週間がたったのだと思うと何だか信じられない。あれだけよく食べ、よく笑った事って最近なかったかも。初めて会った者同士あんなに笑えるなんてとても不思議な事だ。

前から気になっていた木があり、昨日それを必死になって抜こうとしたがどうにもならず、最後には夫に助けを求めやっと抜けた。それはヒュウガミズキだが薔薇のアーチの手前に植えてしまったのでこれが大きくなったらどうしようと不安を感じていたのだ。やっとの事で抜けた。後を見るとぽっかり空間が出来た。さあ、この空間をどういう風に生かそうか。薔薇を植えてもいいし、何か花を植える事も出来ると思ったらすごく嬉しくなってきた。

しかし考えてみるといつも庭は生い茂り過ぎて歩くのも邪魔になるほど植え込んである。いっその事これは小道にしてみたらすっきりするかも。思い立ったら吉日。すぐにホームセンターへレンガと砂を買いに走る。今までのレンガと同じものが欲しかったので前に余ったレンガのかけらを持ちいざ出陣。
店に行ってみるとラッキーな事にあったよ、あった。おまけに在庫処分で1個50円になっている。あれはたしか一個100円くらいはしたはず。ほんとに小さな小さな道なので20個もあれば十分。砂は3袋買い、これが結構重い。砂はレンガの隙間に入れたり地面を平らにするのに使う。

たった20個ほどなので小道は直ぐに出来た。こんな小さな道でもあるとすごく便利。おまけに今が盛りのアジサイの「ホバリア・ホバル」が正面に見えとてもいい感じになった。これは私の大好きなアジサイで花びらがまるでマシュマロみたいなもの。良かった、小道を作って。

 

 

6月12日(土)曇り「アルバ・ラグジュアリアス」

先日のオープンガーデンで友達が連れて来た男性の○さん。○さんは山の中に住んでいるらしいがいたく私の庭を気に入ったらしい。先日偶然に会ったら自分の田んぼ一枚を潰してガーデンを作ろうという気になったという。田んぼ一枚と言えば300坪以上。そこをガーデンにしようというのだ。田んぼ、い・い・いちまい?っと絶句してしまった。

杉の木なんかイヤほど山に生えてるからそれをぶった切り、輪切りにしてそれを道にしようかと言う。し、し、しかし、それには防腐剤を塗らないとすぐに腐るけど?と助言するといちいち塗るのは大変だから大きな缶の中に防腐剤を入れ、そこに浸しておけばいいと簡単に言う。

その後○さんは又男性の友達を2人連れてきた。それがどう見ても怖い筋のお兄さんに見える人達。しかし、その2人は薔薇が好きらしい。1人は山を持っていてそこを薔薇の山にしようと、ぬぁんと1000本の薔薇を植えたらしい。1000本!ヽ(・_・;)ノ ドッヒャー

目が回りそうな本数!1000本も植えていったいどんな風に手入れをするのじゃ?と思っていたら案の定殆ど育たず残ったのは3本だけ。いったい何が悪かったのじゃろうか?と私のところに聞きにきた模様。私だって見たわけじゃないから助言のしようがない。お金もすごくかかったでしょ?って聞くと生産者のところに行って買ったから滅茶苦茶安く買えたらしい。しかし、どんなに安くても3本しか残らなければ高いものについてる。

話しを聞くとどうやら除草剤を捲いたり、自分で手入れはせずに使用人にさせたりと全く心がこもってない。薔薇ほど手入れをすればするほど応えてくれる植物もないと思うほどなのに、心を込めて手入れをしなければ1000本の薔薇も無駄になると言うことがつくづく思い知らされた話しだった。

 

 

6月11日(金)曇りから雨「ブラックティー」

台風4号が来ているらしく朝から冴えない天気。しかし午前中はなんとか雨も降らずにいたので庭の掃除やら花殻摘みなどする。ベラムールのアーチは花も殆ど終わり、沢山咲いた薔薇が真っ茶色になりついたまま。あれだけ咲くと終わった花を切るのも半端じゃない。おまけに手が届かないので脚立に乗って取らねばならず、注意深くしないと又落っこちて頭を打つなんて事になる。

アーチの薔薇は四季咲きが良いなどと皆言うが私はこんな事一年中しなきゃならないのは真っ平ごめん。だからうちにあるアーチの薔薇は殆どが一季咲き。大変なのは春だけで十分。

去年買って植えたブラックティーが今日の主役。写真だと赤に見えるがこの色は不思議な色。なんとも形容しがたい色だ。この渋い色に惹かれ去年どうしても欲しくて買ったが、秋に咲く時は又違う色になる。もっと渋い色になるはず。

広島のMARUMIんがこの間のオフ会のレポートをアップした。興味のある方はこちらへ。

http://www.mickey.ne.jp/~flowerbed/