7月11日〜

ダイアリー目次            

 

7月20日(火)曇り「ソープワート」

今私の庭はピンクの花で氾濫してる。薔薇のマチルダ、ピンクメィディランド、フロックス、そしてこのソープワートが満開。花の少ない時季にこの花は次々と咲いてくれるのは有り難いが何とも行儀が悪い花で閉口。

くねくねと曲がって生え、地べたに這い蹲る。それがイヤで今年は早い時期に摘心し、四隅に棒を立ててヒモで囲んで倒れて来ないようにした。するとまっすぐ生えてくれた。この手合いの花はそうするより他方法がない。摘心したにも関わらず結構丈も伸びている。ちょっと目にはフワフワの花で優しい感じがして良いが何せすぐに傷むのが困る。花は1日花ですぐに汚くなってしまう。

ソープワートと言えば全く違う種類の花があり、私も始めは不思議でならなかったがどうやら2種類あるようだ。もう一つのほうはサポナリアともいいカスミ草を少し大きくしたような花でピンクが濃い色。そちらもとても可愛い花だがやはり倒れてくるのは免れない。

 

 

7月19日(月)曇り 「ミズヒキ」

斑入りのミズヒキが今年も又美しい葉の展開を見せている。が、これは増えて困る「困った植物」。花の種が散るから増えるのだろうと思い、毎年花が散る前に切っているというのにどういうわけか毎年零れ種から沢山出る。うちの庭では普通のミズヒキも至るところに顔を出しているが毎年目の敵にして抜いている。これを野放図にさせたら怖ろしい事になるからだ。トラノオなんぞも一回植えたが最後もうトラノオ地獄から抜け出せなくなる。2・3本なら良いだろうと思って残しているのだがそれでもきっちりと毎年出て来て凄い繁殖力だ。この斑入りは葉がとても綺麗なので毎年数本だけ残すようにしているが来年も又とんでもなく出てくる事だろう・・・

 

 

7月18日(日)曇り 「カシワバアジサイ」

見よこの見事な花!これはカシワバアジサイの八重。花の一番美しい時が終わったとき切ろうかどうしようかと思ったがこのまま付けておいたらどんな風になるのかと切らないでおいた。すると花の周りがだんだんグリーンに変化してきた。そして外側の花びらは薄いピンクに変わっている。

このアジサイは生徒の家に咲いていたものを一昨年挿し木したものだ。去年は花が咲かなかったのでがっかりしたが、今年はどの鉢も見事に花を咲かせた。こんなに芸術的な色に変化するとは思っても見なかった事なので何だか得をした気分。

カシワバアジサイの一重も持っているがそれも今花がピンクに変化してきている。しかし八重の美しさには勝てないようだ。

 

 

7月17日(土)雨 「キキョウ」

ここのところずっと雨が降ったり止んだりで曇りの日が多くとても楽。関東方面では今日も暑い日だったようだが、こちらはここのところ30度は越してない。こんな日ばかりだったら庭に出るのも助かるがこれじゃ商売が上がったりの人達も沢山いるのだろう。

キキョウが今年も綺麗に咲いてきた。この花の蕾は五角形だがなるほどよく見ると5枚の花びら。何とも日本的な花だけど、この紫が庭を清めるような感じもする。この花もほんの少し咲いているから格調高く見えるけど、これがどっさり咲いていたらなんだか価値が半滅。田舎の方ではこれがかたまってゴチャゴチャ咲き、終いには縄で縛ってあるのをよく見る。キキョウに縄は可哀想じゃと思いながらよく見るのがこちらの風景だ。

 

 

7月16日(金)雨 「フロックス」

今フロックスがたわわに花を付け満開になっている。春も早い時期に分岐するように摘心したので、何本も茎が立っている。花をよく見ると中心が濃いピンクになり、周りは淡いピンク。

しかしちとこの色も飽きてきた。今年は通販で珍しい色のものも取り寄せ鉢に植えてあるがそっちはもうとっくに咲いている。これの別名はキキョウナデシコと言う名がついているがきっと昔からこの花はあったのだろう。

この花は夏になるとうどん粉病になりやすく注意は欠かせない。うちの隣の家にもこれが植えてあるがそっちはうどん粉病にいつもかかりまくっている。やはり定期的な消毒が必要。切り花にしても結構持つし、夏には欠かせない花のひとつだ。

 

 

7月15日(木)曇り 「ブラキカム」

6月中旬に切り戻したブラキカムが又綺麗に咲き始めた。これは3月くらいに小さな苗を買い植えたものだ。4月頃から可愛い花を沢山付け始め喜んでいたがずっと咲きっぱなし。オープンガーデンに来たお客さんも余りの可愛さに大抵の人が名前を聞く。夏にはダメになるだろうと思い、オープンガーデンが終わってから全部短く切っておいたら又こんな状態になり嬉しい限り。

私は花が咲いている苗を買うのはどうも苦手。どちらかと言うと花が咲いてないかまだ蕾のものを選ぶ。又買ってきた苗をすぐに地面に植えるのも苦手で、必ず鉢でしばらく様子を見てこれなら大丈夫と見極めてから地面に下ろす事が多い。

鉢で何年か育てそれから地面に下ろせばかなりしっかりとした苗になっている。ルピナスなども2年鉢で育ててから下ろした。

苗が小さなうちは虫にやられたり泥の跳ね返りなどですぐに傷みダメになってしまう事が今までの経験でわかるからだ。鉢で育てれば栄養もたっぷり入れられるし苗がどんどん大きくなっていくのがわかる。

 

 

7月14日(水)晴れ「モントプレチア」

今年もモントプレチアが次々と咲いている。これは和名をヒメオウギスイセンという名が付いているらしいが、憎らしいくらい毎年増え私は邪険に扱っている。

しかし先日これを行きつけの店に持っていったところそこにいたお客が「なんて素敵な花!」と言ったのでびっくりした。私は増えるのがイヤなので球根ごと引き抜いて持っている。お客は喜んで球根のところだけ切って貰い持ち帰った。

その店のママはいつも私の花を活けて店に飾ってくれるがその飾ってある姿を見て驚いた。私が見ても「オービューティフル!」と言いたくなるのだ。スックと涼しげに活けてある花を改まって見直すとなかなか美しい。夏の花のない時にこれはイヤになるほど沢山咲く。毎年どういうわけか3倍くらいには増える。で、私は毎年これを目の敵にして球根を見つけ次第捨てているのだ。それでも毎年確実に出てきて私を悩ます。しかし今まで虐めすぎたようだ。今年はちょっと可愛がってやることにしようか・・・・

 

 

7月13日(火)曇り雨「スノーサンゴ」

今年ネット友達から戴いたスノーサンゴの実が大分色づいてきた。こんなものを育てるのは初めてなので実の鮮やかさにびっくりしてる。プチトマトがまるでなっているようで葉は斑入りなので対比がとても綺麗。耐寒性は弱なので室内での越冬にならざるを得ないがグランドカバーにも良いなどと書いてあるところを見るとある程度の寒さには耐えられるのかも。

この頃庭に出るとばさばさと葉を切ったり、不必要と思うものはどんどん抜いている。自分にとってこれは必要なのか不必要なのか考えると大抵は不必要という答えが出てくる。同じ種類のホスタ(ギボウシ)、何となく植えてある薔薇やアジサイ等々。思い切って整理を始めるとどんどん何でも抜きたくなってくる。昨日もいらないものを大分整理し、小道を作ったりしてみると庭の感じが大分変わってきた。スッキリしたと言えばスッキリしたが寂しいと言えば寂しい庭になった。

庭に遊びにいらしたお客さんは誉めてくれても家族に言わせるとゴチャゴチャしてると言う。そう言われてみればいつも何か鬱蒼とした感じもする。何でも植えすぎなのだ。しかし大好きな芍薬やジャーマンアイリスなどは花が終わってもいつまでも葉は茂ってる。葉から養分を蓄える為バッサリと葉を切ってしまうわけにもいかない。私の庭には1年草は殆ど植えてないのでいつも葉が茂っている。これは大きな問題だ。。。

 

 

7月12日(月)曇りのち雨 「ネジ花」

いつの間にか鉢の中でネジ花がひっそりと咲いていた。どこからか種がとんで来たのだろう。こんなのを生命の神秘というのだろうか、上から下まで綺麗にねじれてる。こんな風に作ろうと思ってもなかなか出来る事じゃない。

ネジ花は以前は雑草のようにどこにでも生えていたというのにこの頃では殆ど見かけなくなってきた。昔は雑草と同じくらいの価値しかなかったのかも知れないが、だんだん少なくなってくると売っているのを見かけたことがあるくらいだ。雑草を許さない私でもこんなものなら大いに大歓迎。

 

 

 

 

7月11日(日)曇り「ミッドナイトムーン」

今年も銅葉色のダリア「ミッドナイトムーン」が咲き始めた。この鮮やかな黄色と銅葉のコンビが見事な組み合わせ。いつも通る道には葉は普通のグリーンで同じ感じのダリアの花がどうって事がないって感じで咲いている。これは銅葉だから良いのであって、花をよく見るとダリアの花として別に代わり映えもしないどこにでもある花だ。

これは余り大きくならないタイプのダリアで数年前から園芸店で売り出している。今年はピンクも見かけたのでゲットした。鉢植えでも次々とよく咲いてくれるが所詮ダリアを鉢というのは無理な気がする。いつもだったら鉢で育てるけど今年は思い切って地植えにしてみた。案の定 葉は虫にやられ大分穴が空いている。ダリアは切り花にしても持ちは良いし個性的なのでお薦め。