8月1日〜

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8月10日(火)曇り

フェンスのところに植えてある薔薇チャールストンが以前から気に入らず今日は久しぶりに日中大仕事をした。

チャールストンはそれなりに綺麗に咲いてくれるのだが何とも花持ちが悪い。始めは黄色いが次の日からは赤くなり何とも汚くなるのがイヤだった。

いやだと思いながらもシュートはどんどん伸び手に負えなくなっている。思い切って抜く事にした。植えてから4年くらいは立っていたが案外簡単に抜けて拍子抜け。その後にロココが挿し木苗であったのでそれを植えてみた。この場所に合うかどうか分からないがダメだったら又入れ替えればよい。ほんとは他の新しい品種の薔薇を植えてみたい気もしていたのだが今は何せ買いに行ってる暇もないし、通販で頼むにもきっと今は薔薇の苗の時季ではないのであるかどうかも分からない。

花なんというのも洋服と同じで、ある程度の年数が立つと飽きてくる。植物だからほんとは可哀想なのだがそんな事を言ってたらずっと我慢をしなければならない。植物に関しては思い切りも大事と言うことがだんだん分かってきた。今までだったら未練たらしく捨てたりする事は出来なかったが貰い手を探したりするのもなかなか大変な事なのだ。今私の庭には抜きたいものが沢山ある。庭を作った初期の頃に植えたものは殆ど抜きたいものばかり。新旧交代の時が来ているのかも知れない。

 

 

8月9日(月)曇り 「ガウラ」

今日は久しぶりの曇り空、蒸し暑いが風があるので涼しく感じる。しかし今の時季風があると家の中はすぐに埃でざらざらとする。それでなくても孫が来て忙しいというのに床を拭かねばならず尚更忙しい。うちには4匹の猫がいるのも孫にとっては良いのか悪いのか。大人だけの生活だと少々猫の毛が落ちていても気にならないが幼児がいるとなると床を這い蹲る。ふと孫の顔をみると猫の毛が顔についていたりして慌てる事がある。いつもは掃除もいい加減だったが孫が来たらやはりこまめに家の中の掃除もせねばならずこの暑さの中汗だくだ。

庭には今ガウラが満開。これは白蝶草ともいい白い蝶が舞ってるような花。フワッとした感じで庭を賑やかにしてくれるが難点は増えすぎる事。春には怖ろしい程のちび苗が地面にウジャウジャ出る。しかしこの可愛い花姿なので許している。

 

 

8月8日(日)晴れ 「ニワナナカマド」

昨年余所のお宅に庭に生えていて欲しくてたまらなかった木、ニワナナカマド。あつかましくもそのお宅に伺い一枝切って貰った。そのお宅も何の木かわからないとの事でネットに載せてみたところすぐに判明し、ニワナナカマドと分かった。しかし園芸店に行ってもこんな木は売ってなくがっかりしてたところ、ネット上でおつき合いしてる方から送られてきた。

まだ小さな苗だったので鉢に植えて育ててみたら今年はこんなに美しい花を咲かせてくれた。ほんとに美しい花。葉もとても涼しげで好みのものだ。この木はなかなか売ってないものなのでほんとに嬉しかった。

 

 

8月7日(土)晴れ 「センニンソウ」

このセンニンソウは友達が近所の山に生えていたものを挿し木し、私にくれたものだ。私も一緒に挿し木したが見事失敗。山に生えているクレマチスなので花も小さいし、迫力があるものとは思えない。しかし地植えにしたところ、ツルはどんどん伸びアーチを覆うほどになっている。これは鉢に植えてあるものを写真に撮ったものだが地植の方はまだ花が咲いてない。夏にたわわに花を咲かせるクレマチスと言うのが珍しかったのでアーチに這わせてみたがどうも撤去の可能性ありのものだ。

アーチに這わせる植物はやはりある程度花が大きくないと見応えがないし、このセンニンソウは香りが良くない。こんな可愛い花なのに残念だ。アーチの片側には薔薇が植えてあるがツルが絡みついてひどいのが困りもの。

 

 

8月6日(金)晴れ 「ワイルドオーツ」

春にハーブ専門店で買ったワイルドオーツが穂を付け始めた。これは西洋コバンソウとかニセコバンソウという名前もあるようだ。店の人はやけにこれを自慢げに勧めたのでついつい買ってしまった。普通のコバンソウならイヤほど庭に咲き、あれは雑草に近いものがあり、うんざりしてたがこれはどうも格調高いらしいと私はふんだ。耐寒性のある多年草で秋から冬にかけ赤に変化しずっとこのままいるらしい。葉はイネ科なのでご覧の通りイネのようだ。しかしこの手合いのものは地植えなんぞにしようものならじゃんじゃん増えるに違いないから要注意だ。

 

 

8月5日(木)曇り

今日は一雨来そうな気配の久しぶりの曇り空。だが降りそうで降らずがっかり。連続13日間の真夏日が続いていては地面もカラカラになり雑草を抜こうにも固くなってしまっている。

このレンガの道のアーチには手前はクレマチスのセンニンソウが生い茂ってきた。右側にはスパニッシュビューティーの薔薇が植えてあるが絡みついて大変な事になっている。よくガーデニングの本を見るとクレマチスと薔薇が美しいコンビを見せているが実際にしてみると開花時季は違うし、薔薇に絡みつきあとの始末が大変そう。今年花が終わったらセンニンソウは早速撤去の予定。センニンソウは短く刈り込んでも大丈夫なものだが薔薇の枝に絡みついたものを取り除くのはさぞや大変な作業。何でも経験してみないとわからないものだ。

 

 

8月4日(水)晴れ 「カラー」

今年もこの斑入りのカラーが茂っているがどうしたわけか葉ばかり茂り花は殆ど咲かない。この葉は毎年気持ちの悪いツマグロヒョウモンという幼虫が来てバリバリと食べられてしまう。

食べられる前に消毒をするようにしているので今年は何とか無事だが肝心の花が咲かない。色も初めは確か黄色が咲いていたはずなのに今年はちょっとだけ咲いたものは白色だった。カラーでも色が変わるのかどうか不思議?

今日も外は暑い。孫は庭に置いたプール遊びに夢中。だがプールの中には入らずホースのシャワーがお気に入り。庭に水まきをしたり、鉢に水やりをしている。私のところにいれば自然と植物を好きになることは間違いなし。

 

 

8月3日(火)晴れ

7月22日にこちらでは梅雨が明けてからというもの11日間連続真夏日が続いている。94年が一番暑い夏だったらしいがそれを抜いて今年は戦後最も暑い夏になる可能性があると気象庁が発表している。どうりで毎日毎日暑い筈だ。日中にはもうこの私でも炎天下の下には怖ろしくて出られないほどの熱気。

去年は冷夏で過ごしやすかったというのにいったい今年の暑さと来たら例えようもないほど。この頃は朝の5時に起き水やりをしている。こんなに朝早く起きると言うことを今までしたことがなかったが想像以上に気持ち良い。ミモザの隙間をぬってツキヌキニンドウがいつの間にか真っ赤な実をつけ、色の対比が美しい。

 

 

8月2日(月)晴れ 「ユーパトリウム」

ライムグリーンの美しい葉を持ちアゲラタムのような花が咲くユーパトリウム。別名宿根アゲラタムともいうらしい。夏場に次々と咲いてくれ、切り花にも重宝する。去年出回っていた名前は「青色フジバカマ」で流通していた。これは虫も余り付かないし、絶対にお薦めの花。

話し変わっていよいよ娘も帰り、今日から孫の育ての親は私たち夫婦。娘は又1週間後には休暇が取れたので帰ってくる。しかしその後にはつらい半年以上の別れが待っていると思うと涙せずにはいられない。子供が大きくなってからの半年とまだ片言を喋り始めた半年ではつらさが違う。若い頃の自分だったら子供を親に預けて仕事などきっと出来ないだろう。

孫は夫によく懐き、思ったほど泣きもせず助かった。頼りにされてる夫は可愛いいが余りにもべったりで困り果てている。私たちの生活も孫の世話で毎日が目まぐるしい日々になる。

 

 

8月1日(日)晴れ 「八重ハイビスカス」

ネット友達から数年前に戴いた八重のハイビスカスが今年もまた開き始めた。それにつけてもこの複雑な花びら。いったいどうなってるの?とめくってみたくなる。この花が特別好きというわけでななくても珍しさで毎年育てているようなものだ。ハイビスカスはこんなに豪華に咲いてもたった1日しか持たない。あとは萎んでぽろっと落ちてしまう。植え替えも何回もしなければ根詰まりをし、すぐに花が咲かなくなり葉も黄ばんでくる。でも冬場の管理をよくすれば何年でも持つからこうして毎年花を咲かせてくれる。

今日は娘がまだいるので孫の世話もしなくても良かったが娘はいよいよ明日帰る。今日は一緒に買い物に行き三輪車や夫の車に付けるチャイルドシート、私の車にはもともと使っていたシートを取り付けた。孫が暮らすと言うことは今までになかったカラーのオモチャや乗り物が私の部屋で我が物顔。可愛らしい丈の低いプラスチックのイスなんぞオモチャみたいだ。私の部屋はすっかり孫の物で占領され、散らかし放題。嗚呼〜〜この色の氾濫は頭が痛くなるがそんな事ばかり言っていられない。

数年前にオープンガーデンにいらしたお客様が「たった半年くらいの事じゃないですか。」とあっさりと言われた。その方は息子さん夫婦が離婚をされ、息子が2人の子供を引き取ったという事だ。その方にとっては一生その孫の世話に明け暮れる日々、幼稚園児2人ともなればさぞや大変な事だと想像が付く。その方から見れば何をそんな事くらいでギャーギャーとという事だ。たった半年と思えば気持ちも楽。しかし明日は娘も帰り、これからどんな生活になるのかと思うと不安は募るばかり。でも孫にはおおらかな気持ちで接していればきっとうまくいくだろう。