10月21日〜

ダイアリー目次            

 

10月30日(土)雨 「流木」

流木を利用して作ってあった支えがこの間の台風で無惨にも倒れてしまった。これにはツキヌキニントウを絡ませてあったというのに。今ニントウは赤い実を付けて愛嬌を振りまいていたが、この支えを立て直さなければならない羽目に陥ったのでこの際短く切ってしまった。こうして何も絡まっていない流木の姿は、私がスコップを持って踏ん張っているようにも見え滑稽にも見えてくる。3本を組み合わせただのヒモで縛っただけなんだからいい加減な作りもいいところ。しかしこれに枝葉が絡まり花なんぞ咲いた暁には格調高く見えるのが不思議。

今年のオープンガーデンにいらしたお婆さんが「ありゃ、こんなに枝が枯れちゃって!」ってつぶやいていたのを私は聞き逃さなかった。あの時はほんとに噴き出しそうになった。お婆さんのつぶやきは満更嘘にも聞こえない程、葉が生い茂るとどれが本物の枝だか分からなくなる。

 

 

10月29日(金)快晴 

今日も嬉しい事に快晴。生い茂った草花や雑草を採りたくてこの間からうずうずしていた。孫を保育園へ送って行ったり迎えに行ったりしてるとまとまった時間がなかなかとれない。

このコンテナは高さも横幅も1メートル以上あるもので私の庭のフォーカルポイントになっている。写真では大きさが分からないかも知れないがかなりに大きい。このゴールドクレストやツタなどは買った時から植えてあったものだ。これを買ったときは大きなトラックで運ばれ、リフトで下ろされた。このコンテナを庭の中心に置くときは男の人2人で死に物狂いで運び込まれた。この場所に置いて下さいと頼んだ時は2人が顔を見合わせ、どうしよう・・・といった表情をしていたのが目に浮かぶ。

こんなものは樽が壊れた時しか動かす事が出来ないと思っていたが同じ物を買った友人のところではこの間の台風23号で見事にひっくり返ってしまったそうだ。幸い風向きがいつもと違う方向から吹いていたので私のところは難を逃れた。こんなものが下に落ちてしまったらもう2度と台の上には乗せられないだろう。

このコンテナの中にはゴールドクレストやツタなどが植えてあったがこのオカメヅタがくせ者でどんどん下に茎を伸ばし、地面を占領していく。気が付いた時にはいつも切っているというのにすごい繁殖力で辟易する。今日は負けてはならじと勢い込んでカットした。下にはこれ又繁殖力旺盛なソープワートが植えてあったのでこれも根を大分整理した。宿根草は楽で良いと言っても毎年整理しないと地面をどんどん占領してのさばる。

綺麗に整理してみるとこんな輪が見えてきた。そういえばここにこんな物を飾ったんだと思い出したが長い間ツタに隠されて見えなかっただけだ。長い間の年月で少し壊れかかっている。横にはこれ又飾り物のウェルカムボードも置いてあった。全くこんなものも忘れていた。まるで出来損ないのおにぎりのようで笑った。

 

 

10月28日(木)快晴 「ブラキカム」

今日は久しぶりの快晴だ。孫を保育園へ送って行ったついでにホームセンターに行き、またもや杭を10本程購入。それから杭を打ち込む木槌を買った。今までのものは少し小さめだったし、くさびを入れたにも関わらずしょっちゅう打ってる時に抜けて来て不便この上なしだったのだ。一番大きいものを買って「これならどうだ、もう天下無敵!」等と思っていたのだが帰ってきてから打ってみるとやはりそんなに打ち込めない。女の力などたかが知れているのだ。特に私は見かけよりも力がない。しかしとにかく倒れかかったコニファーの横に杭を打ち込みなんとかまっすぐに立て直した。これでは又この間のような風が吹いたらひとたまりもないのかも知れないがやってないよりはまし。

 

 

10月26日(火)雨 「カライトソウ」

いよいよヒーターなしでは過ごせない程の寒さになってきた。この寒さの中被災された方達が体育館や車の中での生活を余儀なくさせられている。家がいつも通りにありヒーターをつけ普通の食事をし、暖かい風呂に浸かったりできる当たり前の生活を私たちはこんな時に感謝する。災難はいつ我が身に降りかかってくるかも知れず、今回の台風や震災の被害は他人事とも思えない。ましてや新潟県は富山県の隣の県だ。死者や負傷者は毎日ニュースを見る度に増え続け、最終的にはいったいどれだけの人数になるのか。このページを見て下さっている方の中にも親戚や友達がいて、心を痛めている方達もおられる事だろう。昨日から被災地では雨も降り、ますます地盤が緩み、二次災害も起こる可能性も大いにあると言うことだ。神に向かってどうかこれ以上苦しめないでと祈りたい気持ちになる。今私たちに出来るのはいったい何なのか。ボランティアといっても被災地に行き手伝う事が出来るのはほんの少数の人達だ。しかもそのボランティアは自分の寝るところも食事も総て自分で用意しなければならないと言うことだ。テント・シュラフ等を持っていないと手伝いにも行けない。被災地の人達が少しでも整った環境に戻れる日を祈るばかりで実際には何も出来ないのを恥ずかしく思う。

庭にはカライトソウが最後の力を振り絞ったかの如く一輪倒れて咲いている。夏場の花なのに今頃まで咲くのも不思議だが、今年は何もかも変な年なのかも知れない。

 

 

「A」

 

「B」
10月25日(月)晴れ

先日の台風で傾いたアーチにやっと支えを立てた。白いアーチ[A」のものは杭に夫がペンキを白に塗ってくれたものだ。白いアーチになんぼ何でも茶色の杭も情けないと思ったからだ。この白いアーチのものは先日娘婿が来たときにがっちりと杭を打ち込んでくれたので今回の23号台風の時にはびくともしなかった。「B」は今日私がやっとこさ杭を立てた。「B」のアーチをよ〜く見ると大分錆びが来ている。このアーチが崩壊するのも時間の問題だろう。うちにはアーチが6つ立っているがあとひとつを残し全部に支えを立てた事になる。こんな杭は1本400〜500円はするのでなかなか痛い出費になる。アーチ自体を安いものをゲットしたと喜んでも思わぬところにお金がいる。

この頃はアーチを立てるのと同時に必ず杭を立て支えをする。でないと必ずといって良いほど風によってアーチは倒れるからだ。うちみたいに風当たりの強い家は早々ないかも知れないが転ばぬ先の杖で皆さんのところのアーチには支えがなくても大丈夫?

 

 

10月24日(日)晴れ 「パットオースチン」

昨日の仕事の帰り夕方6時近くだった。その時間国道8号線はいつも大渋滞で信号待ちの長い列に並んでいたときの事だ。車がヤケに揺れる。。。ハテ、今日はそんなに横風が吹いていただろうかと窓を開けてみたが全然といってもよい程風は吹いてはいない。もしかしたら地震・・・・と不安がよぎった。すぐにラジオから新潟県で大地震が起きた速報が流れて来た。

しかしまさかあのような大地震とも思わずいたら又もや揺れる。今度は橋の上だ。橋の上はいつも車が揺れるがやはり揺れ方が大きい。不安な気持ちで家にやっとたどり着き食事の支度にかかると今度もかなりの揺れ。思わず火を止め、孫とテーブルの下に入った。ゆさゆさと家が動き、揺れがおさまってからもなんだか舟の上にいるよう。ニュースを見てみると新潟県でも余震が続いているようだ。氷見市は震度3と言うことだから家屋が崩壊するような事は全くない。向こうは震度6とか7とかいっている。

それからはニュースに釘付け。まだ被害状況はよく分からないまでもかなりの被害らしい。今までは台風23号のニュースばかりだったというのに、今度は地震の事ばかりだ。被害が新たに映し出される度に何とも心が傷む。今は10月と言えども夜間の冷え込みはかなり。その上に着の身着のままで逃げ出した人達の心労はいかばかりか。神戸大震災の次にひどい被害のようだ。新潟だからまだあのくらいの死傷者ですんだろうがこれが都会だったら大変な事になっただろう。被災地の人たちの無事と安全を心より祈るのみ。

この頃の天災の被害を考えるといったい地球はこれからどうなっていくのかと思わざるを得ない。温暖化と騒がれてから大分立つがまだ一人一人が他人事のように思っている。そういう私もその中の一人。自分の出来る範囲の事でこれからは考えねばならない問題だ。

 

 

10月22日(金)曇り「ヤマホロシ」

今日は富山方面へ車で向かってみると思った以上に台風の被害があちこちに見える。国道8号線沿いに立ててある立て看板は倒れたり傾いていたり、板はずたずたに引きちぎられているものもある。余所の庭も気を付けてみてみるとやはり針葉樹が傾いている家が多い。中には数十メートルはあろうかとも思えるものでも傾き、根が丸見えになっていた。私の庭がいつも被害に遭ってひどい目に遭っている時でもどこふく風と言っていた町家でも、10メートル以上はあるもみの木が見事に傾いてしまいもう切るしかないように見えた。

滅多にこんなひどい台風は来ないだろうとは思うものの、いつなんどき又こんな被害に遭うかも知れない。となると庭に植えるものや、ラティスなどは考え直さねばならない時のようだ。針葉樹などは大きくなればなるほど倒れやすいし、さりとてつっかえ棒をする訳にもいかない。洋風の庭には針葉樹と相場は決まっているがまさか松は植えない迄も何かしっかりと根を張るものを植えないと又泣きを見る。

こちらには富山市に護国神社というところがあるが、そこの付近に住んでいる人が今日言っていた。あの台風の最中に周りに植えてある柳の木をチェンソーで切り刻んでいたそうだ。倒れれば人や家に被害があるのを見越しての決断だったようだが、なんとも怖ろしい限り。こうなると木もやたらと植える事ができなくなる。

話しは代わり今日の画像は「ヤマホロシ」。長い間鉢で育てていたが鉢の多さにうんざりし、先日地植にした。花はナスの花に似ているが優しげで可愛いものだ。暖かい地方ではこれをラティスなどに絡ませているらしいがこんな北陸で地植にして冬越しできるものかどうか実験。ダメもとだ。

 

 

10月21日(木)曇り 「台風23号」

日本列島をずたずたにした23号、各地の被害をニュースでは潰さなく映し出している。ある町では90%も家が水浸しになったとの事で慰めようもない。

我が家では昨日は23時頃から停電になり、灯りはつきそうにもないので早寝をした。夜中3時頃でもまだ付いていなかったのだから長い停電だったという事になる。夜は豪雨と風で家も揺れる程。もしかしたらこのまま寝ている間に家も潰されてなくなってるなんて事もあるのかもなどと想像しながら眠りについた。

幸い目が覚めたら家は無事だった。ほっと胸をなで下ろす間もなく庭にすぐに出てみる。昨日のダイアリーにはもう壊れるものはない、などと豪語していたが確かに壊れていた鉢は3鉢のみ。しかしながらこのコニファー(針葉樹)達。見事に傾いている。アーチも面白い程に同じ方向に傾いてしまっている。今までの台風の風向きは全部田んぼ側から吹いていたが、昨日の風は北側からの風だった。この間の台風の時に傾いたコニファーは娘婿がこちらに来たときに太い丸太で支えをしてもらっていたので無事だったが、何もしてないものはこの通り。コニファーというものは根が浅いらしくすぐに抜くのも簡単らしいが抜くのが簡単と言うことは根が浅いという事だ。玄関側に植えてあるコニファーも総て傾いてしまいお手上げ状態。これだけ丈が高くなっていると支えも立てにくく、いったいどうせぇ〜というのだ。応急処置として一日がかりで竹の棒で支えを立てたが女の力で立てた支えなどくその役にも立たない。嗚呼〜〜仕事が又どっさりと増えた・・・