12月1日〜

ダイアリー目次            

 

12月10日(金)くもり 「匂い水仙」

匂い水仙の蕾がだんだん膨らんで来たがもう咲き始めたものもあり驚く。これってこんなに早くから咲いたっけ?この花が満開になる頃はいつも雪が降る。せっかくの花も枝が折れ、こんな事なら早く切り花にしておけばよかったといつも後悔するのだ。この水仙のほんとの名前は何というのか判らないが日本水仙とか越前水仙とか呼ばれている。水仙はどれも香りが良いのが相場だがこれは特に強い香りがある。一輪玄関に挿せばぷんぷんと匂いがする。

球根は植えっぱなしだとだんだん減っていく筈なのにこの水仙に関しては通用しない。しかし植えっぱなしだと花付きはやはり悪くなるようだ。掘り起こした事を後悔するほどに増える。余りの量に嫌気が射し友達にフリーマーケットで売って貰った事が有るほど。

花の清楚さに反比例し、球根はデブのぽっちゃり型。うちには有り余っているがないところにはないのでネット友達に分けてあげたらとても喜ばれた。毎年開花情報が届くのは嬉しい限り。

 

 

12月9日(木)晴れ 「球根」

この不気味なものはいったい何かと言うとこれは球根である。タコの萎びれた姿か、はたまた巨大な蜘蛛のミイラのようにも見える。これはいったい何の球根?

これを植えている人にはお目にかかった事がないがこれは「エレムルス」という百合科の花の球根だ。かなりに大きい。球根が大きいのだから咲く花も半端じゃない大きさ。高さは2〜3メートルにはなるらしい。大きな花穂をすっくと伸ばす姿を見たいと思い、数年前に植えた事があるが迫力のない小さな花を少しつけただけで自然消滅してしまった。もうこれには懲りたと思っていたのだが・・

ところがホームセンターでぶらぶらしていたらつい足は球根売り場は向く。今頃になると売れ残った球根が半額になっている。げ〜〜〜このチューリップの球根この間買ったばかりなのに半額になってる・・・(涙)無念の涙を流すものの目は他の球根チェックに余念がない。するとあったよあった!エレムルスの異色な姿が。この間来た時は買おうかどうしようか迷った。何せ一個が700円ほどしたんだもの。それが、な、な、なんと一個100円になっている。こんなど田舎でこんな花買う人なんかいる筈もないのにこれは絶対に仕入れミスだよなぁ。思わず全部買おうかと思ったが待てよ、待て。こんなどでかく育つものいったいどこに植えるんだ・・・・・・こんな値段なら買い占めたいという気持ちがひたひたと押し寄せてくる。しかし何とか3個に押しとどめた。帰ってから広げて写真を撮ろうと思うとタコの足のような根が大分折れてる。この足は、いや根は大切なものらしい。とにかく場所を探して植えてみたが100円の価値しかないものかも知れないし、大当たりになるかは来年の初夏にならないと分からない。。。。

 

 

 

 

12月8日(水)くもり

朝から外でカラスの泣き声がうるさい。隣の大工小屋の庭には富有柿がまだ沢山なっているからだ。外に出てみると何羽ものカラスが群がって柿をつついている。カラスと言えどもあんなに沢山いたらうちのネコに被害があるかと思い心配になった。プッチは身体が小さくてもうすぐ一歳になるというのに体重は3.5キロほどしかない。子猫と大人猫の間という大きさだ。

母屋の方の庭仕事をしばらくしてから見回すとエレがいない。探し回るとなんとあの柿の上に陣取ってカラスを蹴散らしている。せっかく美味しい餌にありついたカラスどもはがっかりした顔をして大工小屋の屋根の上に追いやられた。こんな親分猫がいるとカラスどもはうっかり猫に手を出す事もできないかも。猫を虐めるかと思ったのに反対にカラスを蹴散らしてる。親ばかの杞憂に終わった・・・

 

 

12月7日(火)くもり 「ユリオブズデージー」

今日の寒いこと。きっと山の方では雪が降ってるに違いない。さっき車を走らせたら外の温度は10度だった。10度くらいで寒いと言っていたら北海道の人には笑われるかも知れないがやはり寒い。

夏の間にへこたれていたユリオブズデージーがここぞとばかり綺麗に咲き始めた。こんな寒い冬に咲く貴重な花だ。どういう訳か冬や春に咲く花は黄色の花が多い。この鮮やかな黄色が庭を明るくしてくれる。この花も今ではどこにでも咲く花になったが昔は貴重だった。これはどちらかというと木になるものなので放っておくとヒョロヒョロと伸び、枝先にしか花を付けなくなる。切るのが勿体ないと言って伸ばしておくと惨めな姿になってしまうので思い切った剪定が毎年必要。

話しは代わるが毎年雪囲いに使う縄を買ってくるのだがほどく場所が違うらしくいつもバラバラになってひどい目に遭う。今日はホームセンターでほどく場所を聞いてみたが店員は分からない。こんな事を聞く客は私くらいしかいないのかも知れないが店員が答えられないという事は案外悩んでいる人もいるのかも。店員とやりとりをしているとお客の一人が親切に教えてくれた。これで悩みは解消だ。

そしていつも雪囲いをするとき最後のヒモの縛り方が分からない。今日は車を徐行しているとちょうど雪囲いをしている人に遭遇した。車を止めて降りると怪訝な顔をされたが「あの〜〜〜この最後のヒモの縛り方が分からないんですけど・・・・」と聞くとおじさん大喜びで教えてくれた。簡単にあれよあれという間にして見せてくれたが見ている時には簡単に見えてもいざ自分がしようと思うと出来ない。ヒモの結び方は意外と難しいのだ。おじさんは懇切丁寧に教えてくれ、終いには調子に乗り、「はーーーい、レッスンワーーン(1)」等と言い手取足取り教えてくれた。何とか出来たが家に帰ってきてからおさらいをしてみようと思ったがまだしてないのでもう忘れているかも・・・

今日の教訓 なんでも聞いてみて損という事はない!

 

 

12月6日(月)くもり 

最近小さな通路を又造ってみた。レンガがまだ赤っぽいところは最近造った通路だ。これも来年になれば色褪せてなじんでくる。今年の春にあった真ん中の白いアーチはバラの葉が余りに生い茂り過ぎて歩くのに邪魔になってきた為撤去。設置するのも簡単にするが撤去するのも思い立ったら吉日とばかりすぐに実行に移す。庭も植えてから何年も立ってくると何となく鬱蒼をしてくる。通路を歩くのにもいろんなものを除けながら歩くのがイヤになった。今年の秋辺りから手当たり次第に抜いた。おかげで歩くのは楽になったが寂しい程すっきりとした庭になった。右奥の土が茶色っぽいところにはバラが植えてあるがそれは牛糞を腐葉土替わりにかけてある。牛糞をかけておくと土が軟らかくなる。牛糞は腐葉土代わりににはなるが肥料とは言えない。うちには畑にトラックで運んで貰ったものがまだまだ残っているから使い放題だ。

春には何本ものジャーマンアイリスがイヤになるくらい咲くがこれもいろいろと整理しようと思っているがなかなか暇がない。せっかくいろんな種類のものを持っているのにこの場所には白ばかりが咲く。白を撤去して他のものと入れ替えようと思っている。これもこんな冬の季節じゃないとなかなか出来ない。何せ今は初冬、雪が降るのも間近いので早く早くと気ばかり焦る。何よりもその前に紫陽花やバラを縄で縛り雪囲いをせねばならない。ああ〜〜なんと北陸地方の雑務の多いこと・・・・・

 

 

12月5日(日)雨 「初冬の庭」

せっかくの日曜日だというのに今日は一日中雨でがっかり。この写真は先日何となく写したものだ。左手前に生えているのが昨日紹介した「フェスツカグラウカ」。右に植えてあるオレンジのバラのパットオースチンはまだまだ蕾を沢山持っている。そしてこの寒さにもめげず咲き乱れているのがスィートアリッサム。何もない庭に白や紫の小花は貴重なものだ。先日遊びに来た友達がこのスィートアリッサムがなかなか庭に育たないと言っていたのが信じられない。春先には零れ種から出てきたチビ苗の余りの多さには閉口して抜いているのだから。

手前の錆びたオベリスクにはクレマチスを2種植えてある。なかなか零れる程には咲いてくれない。

サークルレンガは今や苔むしてきてそれなりに雰囲気のあるものになってきたがブドウ棚の下のサークルレンガにはゼニ苔が蔓延し困ったことになっている。取っても取っても又生えてきて処置なし。ゼニ苔を取る薬を撒いたりしてもその時はなくなるが又元の木阿弥。苔はじめじめとしたところに生えるというが場所的にこの場所とそんなに条件が違うわけでもない。何か良い知恵はないものだろうか?

 

 

12月4日(土)くもりのち雨 「フェスツカグラウカ」

昨日からまたもや台風27号が九州方面に来ているそうで全く今年は異常気象とはいえ、まさか12月に台風なんて・・・

もう数年前に植えた草ものの「フェスツカグラウカ」の銀葉が枯れかかってきた。こんなややこしい名前を自分でもよく覚えていると思うのだが、自分の好きなものだからだろうか。これは冬には地上部は全く枯れてなくなってしまう。しかし春になるとぽっこりと地面からちゃんと生えてくる優れもの。余りに大写しにしてしまったのでよく分からないかも知れないがこれはそんなに大きくならない。こんな葉が好きなので幾つかに分けて株分けしておくとちゃんとそこから出てきてくれる。

このフェスツカグラウカは近所のホームセンターで売れ残ったのか1ポットたったの10円で売っていたものだ。それを3個ほど買ってきて植えたものだが今では大分増えてきたのが嬉しい。

 

 

12月3日(金)快晴 「マユミの実」

今日も昨日と同じように暖か。こんな日はシーツの洗濯や布団干しに余念がない。私はこの頃大きなものの洗濯はコインランドリーを利用している。近所に大きなランドリーが出来たので出来上がった頃に取りに行けば良いのでまことに便利。たった70分で綺麗に洗い完全に乾燥までしてくれる。どんな感じで洗っているのか今日は洗濯槽を覗いて洗い方を見ていた。水が上から下から出て強いシャワーを浴びせながらすごい勢いで洗っている。洗濯物も上へ下へと大移動だ。こんな洗い方を見ていると家の洗濯機をいくら新しくしてもかなわない。ダブルの毛布でも羽毛布団でも何でも簡単に洗える。家の洗濯機でもダブルの毛布は洗えるが。ただ水の中でちゃぷちゃぷしてるだけのような気がする。ほんまに綺麗になってるんかいな?などと疑問を抱きながら今まで洗っていたのだが。

家で洗濯をして物干しに干すといかにも日光をいっぱい浴びたお日様の匂いがして気持ちはいい。しかしながら庭仕事をしながら干すと忙しい合間に取り込ばねばならない。又日照時間が足りなくて生乾きの時もある。そうなると家の中で又干す仕事が増える。ランドリーで洗えば広い場所で洗濯物も畳めるし、まず生乾きと言うことがない。面倒でもランドリーに行った方がよっぽど楽。多少お金はかかるが。

ランドリーの中で畳んだりしていると他のお客が山のような洗濯物を抱えてくるのにぶつかる時がある。何気なく見ていると子供の服や下着類、それから大人の服も山のようにある。いったいあれは何日分?と呆れかえる程の洗濯物だ。この頃の若い人は家で洗濯をしないのだろうかと不思議に思う事もある。

マユミの実は綺麗な時が過ぎてしまったがピンクの中に真っ赤な種をつけるのが可愛らしい。この実が可愛くて家には2本も植えてある。大きくならないことを願いつつ。

 

 

12月2日(木)快晴 「ダリア球根」

12月の声を聞くと朝晩さすがに冷え込む。霜の降りる前にダリアの球根堀りを始めた。幸い今日は12月にしては珍しく暖かだし快晴だ。うちには数種類のダリアがあるが、今年買ったものも幾つかある。通販で買ったらたった1球でも高いものは数千円もするものがありそれが消滅したりすると泣きたくなる。

このダリアに関しては自分がいつどこで買ったのか全く記憶にない。何とも不思議。確か買った年には花が一つも咲かなかったのできっと記憶にないのだろうと思う。しかし植えたのはきっと4年前くらいだろう。このダリアは冬に掘り起こさなくても無事だったのでずっと放りっぱなしになっていた。今年初めて掘り起こしたのだがスコップを入れてびっくりした。こんなに増えていたのだ。

植えたのも記憶にないほどだから名前も判らないが私はこのダリアが一番好き。このダリアを見てからバラも黒に近いようなどす黒い赤が好きになった。こんな色が庭にはとても映える。しかしたった一球がこんなに増えるとは商売でもしようか・・・

 

 

[A]

 

[B]
12月1日(水)くもり 「リュウノヒゲ」

グランドカバーにと思い数年前に植えた「リュウノヒゲ」。AとBは同じリュウノヒゲだがどうも名前が品種が違うようだ。Aは葉が短くて「ジャノヒゲ」と言い、Bは葉が長く「オオバジャノヒゲ」と言うようだ。Aは地面を覆うまで大分時間がかかった。早く地面を覆ってくれれば良いと思っていたがここに植えてから早4年ほどになる。今はやっと茂ってちょっと茂り過ぎ状態になっている。Bは1年ほどですぐに伸び、生長はすごく早い。早く地面を覆って欲しいと思えばBを植えたら良いが葉が長いのもちょっと困りもので歩き難くなる。葉をカットするわけにもいかないから歩く場所には適さないかも知れない。

このリュウノヒゲはひっそりと目立たない白っぽい花を付ける。これが真冬にはコバルトブルーの鮮やかな実になるのには驚く。草の中に置いて置くのは勿体ないと思うほどの素敵な実だ。