12月11日〜

ダイアリー目次            

 

12月10日(月)雨 「コルダーナ」

昼間は雨が降っているにも関わらず暖かだったというのに夜になってから冷え込んできた。予報では夜中に初雪が降るような事も言っている。私は東京育ちなので雪は嫌いだ。ちょっとでも降るとすぐに雪かきをせねば気が済まない。

北陸地方と言えば雪を連想する人も多いとは思うが東北や北海道に比べれば大した量ではない。気温も皆が想像するほど低い温度にはならず私が知ってる限りでは道路の表示板の温度は−3度。長野あたりではもっともっと低い温度なのだから北陸は関東あたりと大差はないのかも。

ミニバラのコルダーナはとてもしっかりした花を付ける。花だけ見ていたらミニバラとは思えない程。普通のバラに比べるとやや小振りの花だからミニバラとしては大きめな花を付けるのが良い。しかも花持ちも良いのでなかなかのしっかり者。

 

 

12月19日(日)曇り 「サザンカ」

母屋の南側に植えてあるサザンカが満開を迎えている。随分と昔に義母が植えたものなので品種名など判る筈もない。

サザンカと椿の見分け方と言えば花がポトンと落ちるものが椿。花びらがひらひらと落ちるものはサザンカというくらいしか知らない。でも一番簡単な見分け方と言えよう。しかし花が付いてない限りは見分ける事ができないのだからこれはダメかも知れない。葉で見分ける方法もあるようだが今のところうちにあるものは「サザンカ」という札をぶら下げておくようにしている。

しかし椿にせよ、サザンカにせよ、どうしてこんなに品が無いほどびっしりと花を付けるのか。冬場の花の無いときに咲いてくれるのは有り難いとは思うが葉は茶色っぽくなっているので花との対比が余り美しくない。如何によく咲くバラがあったとしてもこれほどには花を付けない。程々に咲くからこそ大事にするし、見た目も美しいのだ。

 

 

12月18日(土)曇りのち雨

ブドウ棚に吊してある初雪カズラが綺麗に色づいている。垂れ下がっているサフィニアはどういう訳か零れたねでこのハンギングの中で育ってしまったものだ。しかもこんなに寒くなっても咲いているのが不思議。こんなところに生えては邪魔だけどなんだか可哀想でそのままにしていたらいや伸びること伸びること。これでも数回は切っているというのに。

初雪カズラは夏場には葉先がピンクになりとても可愛い。今頃の時季になると紅葉するのかこんなに濃い色になる。しかしこの苗はいつまでたっても高く、何株も寄せ植えとなると数千円もかかる。おまけに生長が遅いので零れるように咲く迄は数年かかるので皆途中で匙を投げたくなる。しかし癇癪を起こさなければだんだん株も大きくなり見事になるので我慢が肝心。

後ろに見える葉はカンパニュラアルペンブルー。これは冬場には全部枯れるが今のところはまだ葉が付いている。これは地上部は全部なくなるので枯れたかのように見えるがちゃんと土の中は生きているのでくれぐれも短期を起こさないように。

 

 

12月17日(金)晴れ 「アンクルウォーター」

12月半ばも過ぎるとさすがに朝晩冷え込み空はどんよりと曇っている。ああ〜〜今日も庭仕事は寒くて出来ない・・・などと内心ぼやく。ところが10時を過ぎる頃になるとさっきの曇り空が嘘のように晴れ渡り、午後から予定を入れてしまったのが悔やまれる程の快晴。こうなると出掛けてなどいられない。午後の予定は時間を変更してもらい、せっせと庭仕事に励む。と言ってもたかが2・3時間ほど出来ただけ。

ツルバラのアンクルウォーターを鉢に植えてブドウの棚に去年から這わせている。今はたった一輪だけしか咲いてないがこの一輪がずっと美しい姿を保っている。さすが秋のバラは持ちが良い。フェンスに誘引してあったアンクルは今年枝が太くなり過ぎたのと棘が怖いくらいに大きいのに嫌気が射しとうとう抜いてしまった。こんなに美しいバラを抜いた事に少し後悔しないでも無いがバラも同じものを長年植えていると飽きが来るのは仕方が無いことだ。フェンスのバラは5種類植えてあったが2種類今年は入れ替えた。まだ苗が小さいので来年はフェンスもすかすかで見栄えのしないものになるのは間違いない。

 

 

12月16日(木) くもり 「ワイヤープランツ」

一昨年実験的に地植にしたワイヤープランツがますます元気な姿を見せている。この場所はアーチの下の方なので何回も掘り起こしては植え替えなどを繰り返しているに関わらず。今年はアーチの入れ替えを何回もしたりしたので下に植えた植物はいい災難だ。去年からの雪の下でも全くへこたれずどんどん増えているのだから皆さんも春に暖かくなってから地植にしてみたら良い。

孫のへんてこな病気もやっと治り今日から保育園に復帰。孫がいると一日何も出来ずに終わり食べさせる事と寝かせる事に明け暮れる。孫を預かってみて思うがこの頃の保育園の気の配りようには驚かされる。、伝染性の病気になれば治癒証明書を病院へ行って貰ってこなければ復帰出来ない。これはちと面倒だが病気を移される立場になってみれば致し方ない。孫の行っている保育園は今年開設したばかりのところなので造りも立派で入り口は暗証番号を入れなければ開かないし中は全面床暖房、庭と言えばおそらく500坪ほどはある。建物も入れれば1000坪はありそうな敷地だ。そこには様々な遊び道具が設置され芝生の緑が美しい。(後日保育園に聞いてみたところ敷地は5000平方メートルだそうだった。約1700坪・・・・いやはや・・・・)

そして驚かされるのは教育方針で何事も自分でさせる。一歳ほどの子供でも食事になればお盆にコップを乗せ、おかずは自分で選びテーブルに付く。沢山入っているものもあるし、少ないものもある。私が見た時は卵焼きにケチャップがかかっているものとないものがあり、自分の好きな方を選ばせる。皆ケチャップのかかってる彩りの良いものを選ぶのかと思ってみていたがそうでもない。自分の食べられる量のものを選んでいる。そして生徒のテーブルには先生が付き、少しの量の牛乳を注ぐ。何せ子供はすぐにこぼす。何回でもお代わりをする子もいればしない子もいる。そして毎日の連絡帳には食べたものの量が全部記されている。全部食べたのか少ししか食べなかったのかが父兄にはすぐ分かる。そして一番驚いたのはどんなに小さな子でも残飯をちゃんと備え付けのバケツに入れていた事だ。

汚れ物を持って帰って来ることが多いがそれにもどんな理由で汚れたのかが書かれている。そこまでする必要があるのかと思い、先生に聞いてみるとやはり父兄の中には汚れた理由を明記して欲しいという要望があったとのことだ。いやはや今の親は神経質。セキュリティーがしっかりしているのは安心だが私たち老眼になると暗証番号を打つのも見難い。園側ではカードにするか暗証番号にするかでは大分悩んだようだが、カードはなくされたら大変と言うことで番号になったようだ。

この頃物騒な世の中になり子供に関する怖ろしい事件が沢山起きているので無理もない話だ。小学3年生の生徒に、もし知らない人に「私はお母さんの友達だけど、お母さんが事故に遭ったから病院まで車で乗せて行ってあげる」って言われたらどうする?って聞いてみた。子供はすらすらと「お母さんの友達なら絶対に私だって顔を知ってるし、そんな時は防犯ブザーを鳴らす」と答えた。ちゃんと学校で全員ブザーを持たされ対処の仕方も教育されているようだ。

しかし、しかしだ。うちの方は学校までの距離もかなりある。真夏の炎天下子供が茹でダコのような真っ赤な顔をして歩いてる姿を見かけたり、雨の中濡れて歩いている姿を見ると時々「通り道だから車に乗せてあげようか?」と声をかけたくなる事もある。そんな時に防犯ブザーを鳴らされたりしたらたまったものではない。むやみに親切も出来ない世の中になったのが寂しい。

 

 

12月15日(水)快晴 「ブドウ」

今日も昨日に負けないくらいの良い天気。昨日から庭仕事をしたくてうずうずしていたがもう我慢出来ない。孫の病気は伝染性のものと言っても子供にしか移らない。一緒に庭に出るくらいだったら全く問題ないので枝の片づけなど始めた。

実は昨日ひょっこりとこのブドウの木の育ての親である宮崎ブドウ園のオーナーがいらした。余りに突然だったので驚いたがご本人曰く「里子に出した子がどうなってるか心配になって。。」と照れたようにのたまわった。一昨年の春に植え、最初の年は3個、翌年は150個近くもの実を付け喜んだのも束の間、今年はただの一個も実をつけなかった。(号泣)

オーナー曰く「ひゃくごじゅっこ〜〜!」と絶句。実をならせ過ぎだったようだ・・・毎日のように美味しい実を摘んではつまんで食べ、喜び勇んでいたのが間違いだった。剪定も全然せずほったらかしの上、実を付けすぎでは木が弱るのも無理のない話。オーナーは私のハサミを手に取りスーツ姿でばちばちと枝をどんどん切りつめていく。最後にはご覧の通りすかすかの姿。結論を言えばバラと同じで3芽ほど残しあとは短く切りつめるのがコツのようだ。その切り落とした枝が山のようにぶとう棚の下に落ちている。それを何としてもすぐに片づけたかったというのに昨日は何も出来ず。やっと今日は片づける事が出来たのでホッとした。孫はそばで泥んこ遊びに余念がない。仕事は出来たけど今度は孫の洋服を着替えさせたり忙しい日だった。

 

 

12月14日(火)快晴 「アズーロ」

夏からずっとこのアズーロは咲きっぱなし。アズーロなどという花はハテ?と思ったらこれはロベリアを改良したもののようだ。ロベリアは高温多湿の夏は苦手なようですぐに消滅してしまうので改良されこんなものが出来たらしい。しかしこうして夏からずっと咲き続けてくれるのはなかなかの優れものだが、サントリーの登録商標なのでなかなか値段は下がらないかも。何年も前から酒メーカーがいろんな植物の改良版を出し、ペチュニアがサフィニアに、バーベナがタピアンに、インパチェンスがカリフォルニアローズなどという素敵な名前になって発売を始めた。どれも登録商標が付いているので値段は高いので何株も買うととんでもない値段になるのがつらいところ。

今日は12月というのに快晴。しかし先日から孫が「手足口病」等と言う病気にかかり保育園を休んで家にいる。外は暖かく庭仕事にはもってこいの日に悔しい思いで空を見上げる。もうこんな暖かな日は12月に望めない。一日孫と付き合っていると庭仕事の方がよっぽど楽だ・・・

 

 

12月13日(月)くもり 「ブルーパシフィック」

一時匍匐性のコニファーに凝っていろいろ植えた事がある。匍匐性というのは這って咲く事だ。こんなグランドカバーになるコニファーをいろいろ植えてある所を見た事があるが何とも美しい。色のバリエーションが微妙にあり、これは一種類を植えるより何種類も植えた方が数段綺麗。

しかしながらこの匍匐性のものはどれもこれも触ると痛いのには閉口する。ちょっとそばを草むしりしようと思ってもチクチクとするのだ。それでもうちに植えてあるものは余り痛くないものを選んだ積もりなのだが。しかしこれもいくつかは今年抜いた。何とも大きくなりすぎて邪魔になるのだ。割と大きな地面が空いていて花は植えたくないというような時にはこの匍匐性のコニファーは最適。

 

 

12月12日(日)晴れ 「サルビアホルミナム」

サルビアホルミナムがまだ綺麗に咲いている。いつから咲いていたのか記憶が定かでないが、去年はこんなに遅くまで咲いていなかったような気がする。きっと初夏に咲いたものを切り戻したので又咲き始めていたのだろう。花に見えるのは苞といいピンクや白や紫色になる。これは知人から外国の種を蒔いて育てたものだが日本にもこんな種はいくらでも売っているようだ。サルビアホルミナムは別名「ペインテッドセージ」ともいい、そっちの名前の方が有名かも知れない。このサルビアは寒さに強くマイナス15度くらいまで大丈夫だそうだ。発芽率も良いし、挿し木も簡単なようなので来年は絶対に殖やそうと思ってる。

 

 

12月11日(土)くもり 「雪囲い」

天気の具合の良い時に少し暇を見つけながらぼちぼちと雪囲いを始めた。私の一番の関心事はこのコニファーの雪囲いだ。針葉樹というものは何せ雪が降ると枝が全部雪の重みで開いてしまう。大丈夫とタカをくくっていると見るも無惨な姿に枝が開きなかなか元に戻らなくなる。今まで何回も後悔しているのでやはり転ばぬ先の杖とばかりこれを一番始めに縄でくくる事にしている。

先日道ばたのおじさんに伝授してもらった縄の結び方は家に帰ってやってみたらすっからかんと忘れていた。たかが縄の結び方と思うかも知れないがほんとに難しい。自分でも何回もその場でやってみて納得したはずだったのに悔しくなるほどだ。

それから数日たち縄をしこたま買い、今度は近所のおじさんのところに習いに行った。ところがだ、今回もそこで習って出来た筈なのに家に帰ってやってみるとまたもやダメ。。。いったい私の頭はどうなってるん?と泣きたくなる。恥ずかしながら又もや習いに行き今度こそはなんとか出来るようになった。俗に言う「男結び」という結び方だ。一方だけを締め上げれば絶対にほどけない。反対にほどきたい時には切るより他ない。

やっと出来上がった雪囲いだが、これは竹で覆ってないのでまだ安心出来ない。これの周りを竹で覆えばなんとか無事かもしれないがこんな高い竹を私の力では立てる事は出来ないと思う。特に先端の部分はきっと折れてしまう事になるかも。