12月21日〜 

ダイアリー目次            

 

 

12月31日(金)雪 「ジキタリス」

あと残すところ数時間になってしまった2004年、私にとって今年は散々な年だった。台風による庭の被害が主たるものだが、精神的にも滅入った。こんな年の瀬になってスマトラ島沖の津波被害は死者12万人を越え史上最悪の惨事。映像を見ると津波の恐ろしさをまざまざと見せつけられる。我が国でも台風上陸新記録・中越地震など次々と災害が襲う。あのような災害に比べれば我が庭の被害などは微々たるもの。

今朝から小雪が舞い庭も白銀の世界に模様替えをした。これは先日撮ったジキタリス。今もまだ咲いているのが不思議。見てはいないがこの雪ではきっとへこたれているだろう。こんなものが未だに咲いているというのもやはり異常気象のせいかも知れない。

今年一年間ゆりかごのページを見て下さってありがとう。災い多かった2004年ももうすぐ暮れ2005年がすぐそこまで迫っている。こうして毎日ダイアリーが書けるのも皆さんが読んで下さるからこそ私の喜びに繋がっている。2005年も又今まで通りゆりかごのページに遊びにいらして楽しくおしゃべりしていって下さいね。

 

 

12月30日(木)小雪 「ベロニカオックスフォード」

今朝起きてみると外は銀世界。と言ってもたいした積雪ではない。ほんの数センチ積もった程度だ。昼頃にはもう溶けてしまったがそれでも寒い。やはり雪が降る時の寒さは尋常ではない。今年はついにコニファーを縄で縛っただけで雪囲いはせず終い。去年はバラも紫陽花も60いくつもの雪囲いをしたというのに、やはり気力がないせいか放ったまま。

ベロニカオックスフォードはこんな寒さでも元気に葉を付けている。心なしか去年よりも元気に見える。暖冬のせいかも知れない。オオイヌフグリに似た小さな花を付ける春が待ち遠しい。

 

 

12月29日(水)小雨 「千日小坊」

秋に園芸店に行ったときこんなものが売っていた。今まで見たことがなかったので取りあえず買い鉢に植えてみた。きっと新しい品種だ。名前から判断するとセンニチコウの仲間と思われたが調べてみると半耐寒性の多年草との事でセンニチコウとは全く違う品種らしい。寒い時季でも咲いてくれるようでこの通り元気な姿。花は派手ではないが小さな穂が可愛らしい。地植えにすると結構伸びるもののようで切り花にも出来るとの事。これは結構優れものかも知れない。まだ値段が高いのが玉にきずだがお薦め。

 

 

12月28日(火)曇り 「クリスマスローズ」

今朝起きてみると昨日の夜中に雪が降ったらしく少し積もっていた。しかし午前中にはすぐに消えてしまったのでホッとする。こんな年末に降られたら掃除も何も出来ない。

少しの晴れ間も見えたので庭に出てクリスマスローズの葉をかき分けてみるとあったよ、あった。小さな蕾が見ている。いつの間に出てきたんだろ?ほかの方も点検してみるとほんとに小さな蕾が付いている。こちらではこの花が咲くのは春の頃。ネット界ではもう咲いたという話しも聞くにつけ、皆が飽きた頃に咲くのがうらめしかった。しかしやはり今年は早い。水仙も例年よりずっと早いし異常気象のせいだろうか。

クリスマスローズはクリスマスの頃に咲くからこんな名前が付いたと思われるがそれはかなり暖かなところだろう。私の住みたいところは温暖なところだ。こちらでは雪が降れば雪かきをしなければならないし、その前に雪囲いなどという面倒な作業が待っている。冬場に何もしないですむ温暖な地域がうらやましい。しかし温暖なところは何故か災害が多いのでそれも困った話しだ。

 

 

12月27日(月)小雨 「花便り」

昨日は富山市では2センチほどの積雪があったそうだが、こちらは全然降らなかった。しかし今日も寒い一日で掃除などする気にもなれない。猫はこの寒さの中でも外に行きたがり仕方なしに出してはみたもののほんの少し外にいると諦めもついたのかすぐに帰ってきた。外に出てまず何をするのかと見ていると隣の畑に行き飛び跳ね、それから草を食べる。猫は草を食べないと毛玉を吐き出す事ができないので重要な日課なのだろう。猫などというものはほんとに一日中寝てばかりいるのに夜になると興奮し、廊下を走り回ってうるさくて仕方がない。

ミニバラの花便りは今でもこうして沢山の花を付けている。春のときよりずっと色は鮮やかで綺麗だ。冬に咲くものと言えば余り思いつかないがミニバラなどは四季咲きなので結構役に立ってくれる。

 

 

12月26日(日)曇り 「エンジェルヘアー」

孫を娘が連れていったらどんなに時間が余るかと思ったのは甘かったようだ。何せ今は年末、する事が沢山ある。と言っても掃除などまだ全く手をつけていない。家にいると何となくアッと言う間に時間が過ぎていく。当面の課題は年賀状を刷ることだ。私のパソコンはもう古いので印刷をするだけでも一日がかり。夕方くらいから刷り始め夜11時になってもまだ終わってない有様。又明日も掃除は出来そうにもない。

鉢に植えてあるエンジェルヘアーは名前の如く髪を振り乱して大暴れという感じになっている。けど、この色とふわっとした感じが好き。春にはばっさりとカットしたものの今はこんな感じに伸び、羽を広げているようだ。かなりに広がるので地植えにすると場所を喰う。昔園芸店で一つの苗を買ったものが零れたねでどんどん増え、今やネット友のところでいくつも孫子が育っている。

 

 

12月25日(土)晴れのち曇り

我がホームページも今日で4年を迎えた。瞬く間に過ぎた4年間、ようも飽きずに続けてこられたと我ながら関心する。お喋りが好き、花が好きだからこそ続いた。HPを開くまでは植物の話をしたくても花好きは限られている。ほんのわずかな知識しかなかった自分でもHPを通して皆さんがいろいろと教えて下さる。そして沢山の情報の提供も。いつのまにかこんな年数がたってしまい、HP界ではもう古株と言えるかも知れない。

何年も続けてみるとネタが尽きてくる。何せ植えてあるものはそんなに変わらないのだから。毎年ダイアリーには同じような事ばかりを書いている。それでも皆さんは懲りずに遊びに来て下さる。ここまで続けてこられたのも皆さんのおかげ。感謝の気持ちで言い尽くせない。ほんとにありがとう!

 

 

12月24日(金)曇り 「マチルダ」

23日県内の平野部ではこの冬一番の冷え込みとなり昨日の朝起きた時は庭もうっすらと雪化粧をしていた。今年の初雪は1939年の富山気象台始まって以来の遅い初雪だそうだ。積もるかと思われた雪も午後からは晴れ間も見え、たった2センチほどの積雪で終わったが今朝も大分冷え込み、外にある水道を布で覆うのを忘れていたので今日慌てて布で覆った。水道管が破裂すると大変な目に遭う。うちは外にある水道だけでも9カ所もあるので大変な散財をする。転ばぬ先の杖とはこの事だ。

フロリバンダのマチルダは今も沢山蕾を付け健在。初夏には蕾の時こそ美しいが開ききってしまうと情けない姿になる。しかし今頃咲くものは開ききっても十分に見られる。そして開いても何日もそのままの美しい姿を維持しているのが嬉しい。

 

 

12月23日(木)曇り 「パープルセージ」

去年の冬に買ったパープルセージが寒さにもめげず葉を付けている。この葉の色は何とも不思議な色。白っぽい赤紫?葉はびっしりと細かい毛で覆われている。どんな花が咲くのかと楽しみにしていたにも関わらず今年は花を付けなかった。しかしこの不思議な葉の色は神秘的。

今日娘が飛行場へ孫を受け取りに来て、すぐその足でトンボ帰りした。8月に孫を預かってから早5ヶ月近い月日がたった。大変だ、忙しい、等と言いながらも孫のいない生活はなんと静かで寂しすぎるほど。一週間ほど親子水入らずで過ごした後又こちらに連れて来るのでほんの少しの私の休暇のようなものだ。母親が孫を連れて行くときは私になんぞは全く未練がない。こっちにいる時は私の姿が少しでも見えないと不安そうな声をだし、「あーちゃん、あーちゃん」と泣くというのに、母親が来れば簡単に手を引かれ「バイバ〜〜イ!」とはしゃいで手を振る。孫なんぞにのめり込んだら爺婆はとんでもない目に遭う。

孫が来てからというもの夜はネットもままならず、好きな番組も一つも見ることも出来ない。しかし意外と本を読むことが出来るようになった。孫が寝る時には必ず一緒に横になる。その時寝付くまで本を読むのだ。始めのうちは孫の好きな本を読んであげていた。ところが孫はますます目が冴え興奮してくる。こりゃいかん、なんせ寝てくれないと困るのだ。で、私の好きな本を好き勝手に読むことにした。孫はそばで人形などと喋りながらなんとなく眠っていく。

今流行の韓国ドラマはひとつ見出すと止まらなくなりまるで麻薬のようなもの。なのでテレビやDVDは見ずに原作を読むことにした。図書館に行くと韓ドラの本は山のようにある。しかしやはり人気があるので予約が多く順番待ち状態。次から次へと予約をし、読みまくる。あの長いドラマも本となると多くて上・中・下の3冊。20話ほどある話しでも本なら1冊の事もある。

手当たり次第に予約をし、読みまくると韓ドラは似たような話しばかり。3原則としては兄弟愛・三角関係・不治の病。ようもようも、飽きずに同じ話しばかり。本を読んでいるといい加減に飽きてくる。しかしそれがテレビドラマとなると話しは代わる。演じる俳優や音楽、景色などによってお決まりの3原則も新鮮に思えるのだから不思議。ああ、いつまで続くのやらこの韓ドラ熱・・・

 

 

12月22日(水)曇り 「クリスマスローズ」

今日の寒さと来たら氷のようだ。猫を外で探し回るのにも震え上がる。今までうちの猫どもは呼べばすぐに集まりとことこと自分から家の中に入ってきたというのに孫が来てからというものはどうもいけない。猫は子供が怖いのだ。自分では猫の集合を手伝っているつもりなのか孫はすぐに大きな声を出して猫を追いかける。私のすぐそばに来ていた猫たちも怖がって逃げまどうので尚更わけが悪い。どうも孫が来てからというもの情緒不安定でこそこそと逃げ回るようになってしまった。だから全員を集めるのは至難の業。餌でつったりマタタビを持って探したりと今までの楽さが嘘のようになってしまった。

なら外に出さなければ?と思うかも知れないが一回外の空気を知ってしまった猫は家に閉じこめるとドアのところで今か、今かと出してくれるのを待っている。お客や宅急便などの人が来て戸を開けようものならここぞとばかり脱走する。そんなに外に行きたいのかと思うとこっちも切なくなってくる。それでついつい出してしまう事になる。何時間か出してあげると気が済むのか自分で帰ってくるがそれまではこっちも心配しながら待つという事になる。孫の出現により今までの静かな環境が破られ情緒不安定になっている。

クリスマスローズはつやつやの新葉を展開しているがさすがにこちらではまだ蕾は見えない。こちらでこの花が咲くのは3月から4月にかけてのことだからまだまだ待たねばならない。

 

 

12月21日(火)曇り 「ウンナンエンシス」

冬咲きのクレマチス「ウンナンエンシス」の蕾が大分大きくなってきた。これは去年の夏くらいにバーゲンで買い求めたものだが冬にほんとにクレマチスの花が開くのかと半信半疑だった。ところが秋になると沢山の蕾を付け始め寒い冬の最中ほんとうに咲いた。こんな品種は昔からあるのかどうか判らないがまことに有り難い。アーチなどに絡めればたわわに咲くとも思えるがこちら北陸ではせっかく咲いても雪の下になる可能性がある。花がダメにならないにしても雪の中アーチを眺めて自己満足に浸るには寒すぎる。それに夏の間は葉ばかりが生い茂りまことに味気ないと思うと地面に下ろすのを躊躇している。