4月1日〜

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4月10日(日)くもり 

暖かな日差しの中久しぶりに庭の写真を撮ってみた。咲いているものと言えば黄色い水仙が見えるだけ。この角度だと小さな花は何も見えない。今やっと咲き始めたものがベロニカオックスフォード、ムスカリ、ノースポール、冬知らず。そうそう、わすれな草がやっと少しだけ咲き始めた。寂しかった庭もやっと色が付き始め長かった冬ともおさらば出来そう。

こちらでは桜もやっと満開近くなってきたようだがここ一週間というもの毎日のように突風が吹いているので花の命は短いかも。今日も凄い風で庭仕事をしていても吹き飛ばされそう。しかも温度は高く27度ほどあったようで気持ち悪かった。さすがに夕方になると小雨が降り始めたが雨が降ると同時に風も止んだのでホッとしている。

 

 

4月9日(土)晴れ 沈丁花

今日も良い天気になったが私にとっては余り嬉しくない。土曜日は仕事で出掛けねばならないので庭仕事は出来ない。仕事の日に晴れ家にいる日に雨が降ると泣きたくなる。

庭に出るとそこはかとなく良い匂いが漂っている。この匂いは確か・・・と見回すと沈丁花の花が咲いている。冬の間に大きな蕾を沢山付け春の訪れと同時に開花し香りで存在を示す。うちには白もこのピンクもあるが両方とも挿し木で育ったもの。白は挿し木ではなかなか付かないという事だったがちゃんと付いてくれてもう大分大きくなっている。

 

 

4月8日(金)くもり 「日向ミズキ」

富山市では今日いよいよ桜の開花宣言がされ車で走ってみると少しピンクに色づいてきた。去年は異常に早く咲いたので去年より10日遅いらしい。しかし平年通りの開花という事になる。

桜が咲く頃は天候も不順で寒い日が多い。ここ一週間は騙されたように暖かな日が続いているが例年だとコートなしにはとても桜見物など出来ない。今日は中学の入学式だったらしく正門の前で記念撮影をしている微笑ましい親子を何組も見た。うちの子供もあんな時があったのかと思いを巡らせてみるが遠い昔の記憶で曖昧になっている。

ヒュウガミズキの花はやっと満開になり庭は黄色の花のオンパレード。ラッパ水仙もぼちぼち開き始め少しだけ庭も賑やかになってきた。

 

 

4月7日(木)くもり 「サンシュユ」

春になり一番目に花を付けるのはマンサク。2番目はサンシュユだ。花はじっくり落ち着いて見たことがなかったがこうして写真に撮ってみるとなかなか。こんな小さな可愛い花のかたまりになっていたことに気が付く。秋には赤いグミのような実を付けると書いてあるが今まで気が付いた事がなかった。見落としていたんだろうか?その実は種を取ってから干すと薬効があるらしい。こんな事もネットで調べてみて初めて分かった。

昨日は富山県は28度もあり、湿度は5%しかなかったそうで気象台始まって以来の低さだったそうだ。5%なんぞ何だか信じられない数字。私の部屋は床暖房なので湿度はなく乾燥し過ぎる。湿度がないと一番困るのはピアノ。音はどんどん狂い年に何回も調律せねばならない。余りの金額に根を上げずっと加湿器を使い、いつも50%に設定している。

加湿器を使ったら使ったで又悩みが出てくる。加湿器を使うと水の中のカルキなどの成分が白い粉となり楽器や電化製品にべったり付くのだ。拭いても拭いてもキリがないほど付く。それで電気屋に行き何か良い方法がないものかと相談すると、イオン交換樹脂というものを付ければ解消するとの事だ。早速使ってみると全く付かなくなりホッとしているが、それが月に2パック以上いる。1パックが1000円ほどなので月に2000円以上はかかるという事になる。それでも調律代よりは安くつくので良しとせねばならない。

 

 

4月6日(水)くもり 「ミモザ」

3月28日に載せたミモザの蕾がやっと全開になった。小さな花をたわわに付けるので全部開くと木全体が真っ黄色になる。葉の色はシルバーグレーなので花と絶妙なコンビ。このくらいが一番綺麗な時ですぐに散り始める。

今日も今日とて雑草取りに励む。これで毎日4時間ほどしているが私の庭のまだ半分も終わらない。全部終了するのは1週間ほどかかるに違いない。終わったら終わったで今度は母屋の雑草がある。そんな事より薔薇の誘引を先にしなければならないというのに下に雑草があるとどうにも気になって仕事にならないのが目に見えてるので雑草取りが優先だ。

 

 

4月5日(火)晴れ 「フリチラリア」

3月25日に紹介したフリチラリアがどうやら花芽を付けてくれたようだ。あれからまだ10日しか立ってないのに凄い成長ぶり。フリチラリアは芽が出てきたと思うと一気に伸びるのでうっかりするといつの間にか花が咲いていたという事になる。これはペルシカという品種で何とも不思議な色の花が咲く筈。一昨年は見事な花を付けてくれたが去年は付けずがっかりしていたがどうやら今年は名誉挽回。もう色づいて来ているのですぐに開いてくれるだろう。

 

 

4月4日(月)晴れ 「雪割草」

久しぶりに空は晴れまぁまぁの日より。なまった身体をやっと動かし花壇の草むしりに励む。草の生えている事と言ったらお話にならない。70リットルのゴミ袋が2個一杯になった。これから又膨大なゴミ袋が出るのを思うと早めに補充しておかねばならない。

いつも思うのだがゴミ袋はホームセンターで買うべきか100均ショップで買うか迷う。100均のものはやはり薄くて弱い。しかし間に合わない事もない。時々枝などを入れるとひっかかって破れるが2枚を重ねれば何とかなる。ホームセンターで買うものは強いが100均のに比べると値段は約2倍以上。最近はホームセンターで買っているが勿体ないような気もする。こんな些細な事で悩むのもおかしいが、半端じゃない量のゴミ袋を買うのでやはり迷う。

雪割草がやっと可愛い花を見せてくれたが今年は何故か成績が奮わない。やっと数輪咲いているのみなのが寂しい。

 

 

4月3日(日)雨 「ロセ・フローラ」

ぼちぼち桜の花見のニュースも聞くというのにこちらの寒さは冬並。孫のいない久しぶりの日曜日やる気十分だったというのに雨模様の寒空。仕方がないので庭をぶらぶらしながら何か咲いているものがないかと歩く。すると可愛い小さな椿のロセ・フローラが初めて花を付けている。これは気ままさんから一昨年に挿し木苗を頂いたもの。去年は咲かず終いだったが今年初めて花を付けた。何とも小さくて可愛い椿だ。色もピンクで愛らしい。

うちには結構椿の木があるがどれも名前は判らない。中には好きなものもあるが殆どの物は私にとっては余り好みではないような花。椿も懲りだしたら沢山の品種があるのできりのない話しだ。自分で買った椿は鉢で育てているのでなかなか大きくならない。椿は結構大きくなるので植える時には場所を考えねばならずなかなか地面に下ろす事が出来ないので悩みだ。

 

 

4月2日(土)晴れ 「オカメヅタ」

孫のいなくなった久しぶりの朝、これでゆっくり朝寝坊が出来ると思ったのにいつも通りに目が覚める。この8ヶ月間というもの睡眠不足がたたっているというのに。

しかし外は天気。こうなりゃさっさと朝食をすませ庭に出よう。と意気込んでみたものの何かと忙しい。午後からは仕事なので夕飯の仕込みもしておかねばならないし、孫が寝ていたベッドは畳んでしまうと部屋は埃だらけ。やっと庭に出られたのは10時過ぎ。久しぶりに鉢植に水を遣り庭を歩くと雑草だらけ。少し取り始めるとキリがなく又これから戦いが始まるのだと戦闘意欲満々。

大きなコンテナに入っているオカメヅタもやる気満々。早くもツタを伸ばして着地しようとしている。うっかりすると地面に根っこを伸ばしそこら中がオカメヅタだらけになるので早々と短く切りつめる。

 

 

4月1日(金)晴れ 

昨年の8月から預かっていた孫を娘がいよいよ迎えに来た。娘夫婦は仕事の都合で2人とも学校に入り子供を育てる事が不可能になったため私が仮の親になったわけだ。娘達は入校し宿舎に入ったがもちろん夫婦は別々。1ヶ月に一度ほどこちらに帰省してはいたが今日晴れて子供を迎えに来る事が出来た。私も娘もどんなにかこの日を待ちわびた事だろう。

始めに8ヶ月間と言われた時には不安で目眩がしそうだった。今までも娘の仕事の都合上1週間ほど面倒を見ることはあったが全く両親のいない環境でこちらに引き取るなんぞ可能なんだろうかと。こちらに来た当時は両親がいなくなると泣きわめき私も一緒に泣きたくなった。ここ最近やっと親が帰っても泣かなくなってきて楽になりつつあった。母親がそばにいながら祖母が面倒を見るのは簡単だが全く親代わりとなるとこの歳ではつらいものがある。私の環境は激変し、庭仕事もままならず朝晩は保育園への送り迎え、夕食は6時には必ず食べるという生活になった。何もかも孫優先の生活。

案ずるより生むが易しとは言うが自分の生活を孫がいる間は捨ててしまえばそれなりになる。指折り数えていた8ヶ月だったが過ぎてしまえばアッと言う間。孫は5月生まれなので2歳と2ヶ月でこちらに来たがこちらにいる間の成長ぶりには目を見はるものがあり、片言しか喋れなかったものが何でもぺらぺらと喋るは、階段の上り下りも上手に出来るようになった。心配だった怪我や病気も殆どかからずなんとか無事大役を果たし肩の荷を降ろす。

空港で娘に会いご覧のように幸せそうな親子の姿に微笑む。涙ながらにお別れをし見送って帰って家に着くとすぐに荷造り。殆どの物はあらかた送ってしまったが昨日まで使っていたオモチャや服、本などを詰め込む。歌のなる本を詰めこんでいると押した拍子にひとりでに歌がなり始めた。

「さいた〜〜さいた〜チューリップのはなが〜〜〜」。呆然と本を見つめ涙がとどめなく流れる。孫がいつも可愛い声で一緒に歌っていた・・・

これでいいのだ、これで。孫は預かり物なんだ。大き過ぎて送れなかった椅子がポツンと部屋に取り残され寂しさを募る。そのうち孫のいなくなった生活にも慣れるだろう・・・