5月24日〜

ダイアリー目次            

 

5月31日(火)くもり 「中庭」

朝起きるとどんよりと曇った空。今にも雨が降ってきそうだ。しかしこんな日に花達は色鮮やかに冴えてみえる。私はこんな日が一番好き。庭仕事をするのにも汗をかかないし花達も綺麗にみえる。空が曇っているとしめた!とばかりに写真撮影をする。今日はいつも撮った事がない角度で撮ってみた。オープンガーデン初日より大分賑やかになってきた。今年のヒットは何といっても左の中程に見えるマチルダ。その奥のパットオースチンのオレンジが庭を引き締める。コンテナに植えてあるゴールドクレストはとてつもない大きさになってきていつかコンテナの底を破る事間違いなし。思えば去年にあの台風のひどい時にこれが倒れないのが不思議だったが風向きがいつもと違っていたからだろう。

オープンガーデン初日を迎えるにあたりパラソルを全部洗った。始めは傘の骨ごとタワシで力を入れて洗って大変な思いをしたが途中で布が骨から外れる事に気が付き何の事はない洗濯機で全部洗った。3本のどでかいパラソルはあっさりと綺麗になりなんでこんな簡単な事に気が付かなかったのだろうと自分の馬鹿さに嫌気がさす。

 

 

5月30日(月)くもり 「ソルベット」

待ちに待ったシャクヤクのソルベットが咲き始めた。上はソルベットでも品種名は判らない。下は「ピンクカフェ」。名前の通りお菓子のような可愛らしい花だ。上のものはたまに見かける事があるが、このピンクカフェは今まで余所の庭に植えてあるのを見たことはない。

シャクヤクをたまに株分けして欲しいとか思う事がある。しかし私も家にあるものが余りにも大きくなりすぎたのでいくつかに株分けしてみた事があるが2年ぐらいは回復しない。花が翌年には殆どつかず2年目になってもまだ成績が悪い。が、余り根が混みすぎても花が付かなくなるので花が咲かなくなるのを覚悟で株分けせねばならない。

昔白いシャクヤクがあまりにも綺麗だったので友達に株分けして貰った事があるが今思えば悪い事をしたと思う。友達のところのはちゃんと回復したかどうか。。。

シャクヤクを大きな鉢に植え2年くらい育てているが花はなかなかつかない。資料を見るとシャクヤクを鉢で育てるのはなかなか難しいようだ。余程の多肥にしないと花を付けないと書いてある。

 

 

5月29日(日)くもり 「オープンガーデン」

今日からいよいよオープンガーデンが始まった。初日の今日はネット関係の友達ばかり集まりわいわいとお喋りに話しが弾む。ネットを通じての友達が集まるととかくネットの話しばかりになりがちで一般の人が入ると話しについていけない事がある。それで敢えて今日はネットの友達ばかりの日にした。

スパニッシュビューティーのアーチは今年は少し成績が悪く花も沢山は咲いてない。おまけにもうそろそろ散り始めたのでオープンガーデンの後半はもう終わってしまうと思う。中庭の一番大きなアーチにはベラムールとロココが植えてあるがご覧の通りまだ3分咲きというところ。ジャーマンアイリスの白はここぞとばかり咲き誇っている。今日一番皆がびっくりしてくれたのは手前右下に写っているマチルダ。今年は剪定の仕方が良かったのかまるで花束みたいに上がこんもりし、丸くなってたわわに咲いている。おそらく200くらいの花は付けているので私も自慢のし甲斐がある。

去年に比べると庭は少しだけ感じが変わりオヤッ?と皆思ったようだ。去年小さな小道を作ったのだ。この小道があると花を見ながら歩きやすくなりスッキリとした。明日から又50名ほどのお客様がこの庭に来て花談義に花を咲かす。どんな出会いが待っているのか私もワクワクする。

 

 

5月28日(土)晴れ 「カルミア」

私の大好きな低木カルミアが今年も花を開き始めた。金平糖のような角張った蕾が不思議な花。開くと花びらも角張っている。去年よりも木は少しだけ大きくなったので喜んだが何だか木の形は悪くなってしまった。こちらではこの木を植えている家は少ないようだが都会では結構植えてある。この苗を買った頃は結構いい値段がしていたが最近ではホームセンターなどで1000円もしない値段で売っているのには驚く。花の可愛さから言うと一押しの木。

私は庭仕事をする時には全くすっぴんの顔で今まで日焼け止めなどというものを塗ったことがない。いつも愛用のゴム手袋をして仕事をしているがその手袋は掌のほうはゴムだが、甲の方は白い布製になっている。腕はいつも腕カバーで覆っているがゴム手袋をしているのだから手の甲が日焼けする訳がないと思っていたら、何と真っ黒に日焼けしている。自分で見ても手袋と腕カバーの間がくっきりと線が付く程だ。要するに白い布は紫外線を通すという事を立証したようなものだ。これはいけないと思い先日日焼け止めを塗ってみた。ところがやはりかぶれるのだ。日焼けは防げても痒くてしょうがない。今日は何か良い手袋はないものかと探してみたら同じような感じで甲の方が黒っぽい色になっている手袋を見つけ早速買ってみた。ゴムの感じは前の手袋の方がずっと良いがこれで我慢するより他ない。。顔はいつも紫外線カットの眼鏡を掛け、帽子をいつも被っているが肝心の顔は真っ黒に日焼けしているのかも知れない。手なんかよりも顔の方を気を付けた方が良いのだろうが対策無し・・・

 

 

5月27日(金)晴れ 「アンブリッジローズ」

ここのところ晴天に恵まれオープンガーデンあたりに崩れないかと少々心配。去年は土砂降りの日もあり、それでもお客さんは来てくれて嬉しかったが洋服は気の毒なくらいびっしょりになっていた。慣れている人は合羽着用で来て「これは慣れている人だ」と感心したものだが合羽を脱げばお洒落な服だったので驚いた。普通の人は合羽などなかなか持ってないとは思うのだが、私は雨の日に庭仕事をする時に着る。着てみるとこんな便利なものはなくいちいち傘を挿さなくても良いから手が自由に使える。雨の日でも軒下に置いてあるアジサイやチビ苗は雨が当たらなく水切れでぐったりとしている事もあるので要注意。

アンブリッジローズは今年の薔薇の一番乗りだったが右のは私が上京する前から咲いていた。帰ってきたら跡形もなく散っているだろうと思っていたのに意外や意外、花びら一つ落とさずしっかりと開いたままでいたのには驚く。もう開いてから10日以上は立っているから今年の寒さが幸いしているのかも。左は今日開花したものだがまるで使用前・使用後のように二つ並んでいるのがおかしい。色はうすいピンクに退色してはいるもののなかなかしっかり者の薔薇のようだ。

 

 

5月26日(木)快晴 シャクヤク「あけぼの」

今日も一日快晴に恵まれオープンガーデンに向け最後の追い込み。1週間近く留守にしたので又もや雑草取りに余念がない。もう最後はギブアップ。片づけ下手の奥さんに旦那が「そろそろ客に来て貰ったらどうだ。」と言う。奥さん慌てて部屋を見違えるように綺麗にするという笑い話がある。普通のお客なら部屋を片づけるだけで済むが庭への客となると膨大な広さを片づけねばならない。今更慌てたところで大して変わらないとは思うし、庭も変わらないとは思うのだが。

シャクヤクのあけぼのが綺麗に開花し始めた。中心は白だが外側の花びらはうっすらとピンク。このグラデーションがたまらなく好きだ。私的には牡丹は余り好きでないがシャクヤクはいろいろな種類が欲しい。ところがネットで検索してもシャクヤクのサイトというのは見かけない。園芸店にも余り珍しいものも見かけないが根気よく探せば好きなものに当たると思う。

 

 

5月25日(水)晴れ ジャーマンアイリス「アサギリ」

今日はまるで私の帰宅を待っていてくれたの如く快晴の一日。庭仕事には快晴よりも曇り空の方が助かるが花達は活き活きとして皆私を見てくれと言わんばかり。ジャーマンアイリスのアサギリは一昨年に買ったものだがやはり珍しいものはなかなか増えず今年もたった一本咲いているのみ。しかし株は2つになったので来年はもっと咲いてくれる事だろう。

29日からはいよいよオープンガーデンが始まるが最終日までにはこのジャーマンアイリス達は皆終わってしまうと思うと残念だ。花は大きく迫力はあるが殆ど一日花なのでよほど沢山蕾を持ってない限りアッと言う間に終わってしまう。上京するときに咲いてくれたバニティーももう終わってしまい皆に見て貰えないのが残念。今年は何もかも平年よりも開花が遅いのでシャクヤクがオープンガーデンの時には開花するだろうと思うと嬉しくなる。可愛い花形の「ソルベットピンクパフェ」や「あけぼの」等は皆も余り見た事がない品種と思うので楽しみ。

 

 

5月24日(火)小雨 「ガーデニングショー」

久しぶりに帰った富山は驚く程寒く、今日の気温は14度から上がらなかったそうだ。東京では扇風機を風呂上がりには使っていたがこちらではファンヒーターを付けずにいられないほど寒い。新幹線乗り換えの越後湯沢の寒さにも驚いたがこっちもたいして変わらない。東京から乗った時にはタンクトップ姿の若い姉ちゃんは越後湯沢で乗り換えの時一緒だったがいったいどうしただろうと気になる。見たところ上に羽織る物も持っていなかったような気がする。

21日にせっかく上京しているのだからガーデニングショーでも見に行こうと急に思い立ち久しぶりに出掛けてみた。私はだいたいこの手合いのものは好きではないので期待もしていなかったがやはり思った通りのものだった。即席に植えられた植物とにわか仕立ての庭。この庭もとても素敵に見えるがよく考えるとどうって事ない。家の前にただコンテナが並べてあるだけだ。取り立てて珍しいものも植えてないが色使いは淡いトーンでまとめられ郷愁をそそる。ヨーロッパではこんな家はいくらでもありそうな気がする。教訓としてはすっきりとまとめられゴチャゴチャしてないのが良いのかも。

自分で植裁して地面が少しでも見えると何かを植えて隙間をなくしがちだが空間や緑があってこそ花は引き立つ。花だらけの庭造りのコーナーもあったが私はこの庭が綺麗だと思った。これは誰にでも出来る庭だ。

久しぶりに帰った庭はまだ薔薇は殆ど開いてない状態。スパニッシュビューティーのアーチは5分咲きほどになっていたがびっくりしたのは何やら身に覚えのないものが途方もない大きさになって生えている。もう暗くなりかけていたのででっかい葉の下にラベルがあるかどうか確認出来なかったがあれはいったいなんだろ?それから一昨年外国土産に戴いた種から蒔いたドイツアザミらしきものがこれも又途方もない高さに伸びていた。たった5日間ほど留守にしただけなのにあの生長ぶりには驚かされる。嗚呼〜明日は忙しくなりそう・・・