6月11日〜

ダイアリー目次            

 

6月18日(土)晴れ 「マイコ」

小さな小さなアジサイで名前はマイコ。舞子さんが頭に付けるかんざしのようなのでこんな名前が付いたのかも。これは鉢に植えてあるものだが、親株は日当たりの悪いところに植えてあるせいか今年は花を付けなかった。大分前からその場所に植えてあるにもかかわらず一向に大きくなる気配はなく高さは20センチくらいしかない。

アジサイは日陰でも良いとはいうものの、やはり陽が当たらなくては花を付けないという事が分かってきた。陽が当たりすぎるとすぐに水切れになるので業を煮やしていくつかのアジサイを日陰に植えたところ殆ど花を付けなくなってしまった。水切れになってでもカンカン照りの下にあるアジサイは皆どれも元気に花を付ける。日陰に植えてしまったアジサイは挿し木して鉢に植えて場所を移動しながら育てた方が良さそうだ。

明日から上京するためダイアリーは24日までお休みします。bbsの返事は書けますのでお喋りして行って下さいね。

 

 

 

6月17日(金)くもり ヒューケラ「エボニーアンドアイボリー」

今年はこのヒューケラが見事に花を付けてくれた。今年で3年目の株だがやはりこのくらい立たないと花は立派にならない。しかしどうも写真写りが悪くて全体像が綺麗に撮れない。葉は銅葉色なのでインパクトがあり庭にマッチする。ヒューケラと聞けばなんとなく聞いた事がない植物を思うかも知れないがこれはツボサンゴ。半日影が好きらしく耐寒性は抜群なので丈夫。冬になっても葉は枯れずそのままでいるので庭のアクセントにもなる。

 

 

6月16日(木)くもり 「ゴデチア」

オープンガーデン後半を飾ってくれたこの花はゴデチア。何とも面白い名前の花だが薄い薄いまるでガーゼのような花びら。どうも私はこのガーゼ系に弱いようだ。ホリホックや月見草などもこの手合い。これは和名は色待宵草と言いなんとも色気のある名前だ。この花は意外と皆知っている人が少なく何人ものゲストに「何という名前の花?」と聞かれた。種からも育てた事があるが発芽率が悪く今年の春に苗を買いずっと鉢で育てている。これは一年草なので花が終わればそれでおしまいなのが悔しいが又一つだけ来年も苗を買えば済む事だ。このガーゼ状の花は皆どれも雨にあえば花びらが溶けてなくなる状態になるので移動出来る鉢で育てた方が良い。

 

 

6月15日(水)曇り後晴れ 「雪小町」

朝起きると何だか肌寒い。空はどんよりと曇っていて今にも降りそう。今日の仕事の段取りをするためにネットですぐに天気予報を見てみる。曇りとは書いてあるが雨の確率はゼロパーセント。幸い曇っているし風もない。もう半月以上消毒をしてないのでそろそろ薔薇に虫が付く頃だ。今年は寒かったせいか虫も今のところ出ていないが暑くなれば薔薇は無惨に虫に食い荒らされる。薔薇でも虫達が好むものと全然つかないものもある。ハイブリッドは美味しいのかすぐにやられてしまう。消毒を終わる頃にはどんどん照り始め暑くて庭仕事もはかどらないほどになった。今日の降水確率ゼロパーセントは完全に当たっていた。

オープンガーデンの時に皆がうちの薔薇の葉がとても綺麗なのに驚いていたがこれは環境もあるのだと思う。何せ風通しが良いなんてもんじゃない。それと周りが田んぼなので消毒をしているせいか虫が少ない。薔薇の生育具合は日当たりよりも風通しと私は思っている。いくら陽が当たっても風通しが悪ければすぐに病気になる。密集した住宅に住んでいるところではどうしても病気にかかり易いようだ。

雪小町がどんどん花を開き始めた。篭口と一緒に植えてあるが篭口はてっぺんの方で咲いている。篭口は色が地味なので余り目立たないがこの雪小町は白色なのでパッと庭を明るくするので爽やか。

 

 

6月14日(火)くもり 「ピンクメイディランド」

今日は6月の中旬とは思えないないほどの肌寒い日。半袖ではとても寒くていられない。オープンガーデンも終わりやれやれというのに今日は朝から胃カメラの予約をしてある。別に胃が悪いわけではないのだが、かかりつけの医者が「僕にかかっていながら一回も胃カメラを飲んだ事がないのは何かあった時に困る」と言われ不承不承予約した。結果的には何もなく安心したが初めての胃カメラには参った。もう2度とあんなものはしたくない。最近の胃カメラは楽になったなんて言う人達が多いがあれで楽になったと言うなら今まではいったいどうだったんだ・・・と言いたくなる。

今年は薔薇の剪定も孫が帰ってからしたものが多かったがそれが幸いしたのか皆見事に花を付けてくれた。特にマチルダとこのピンクメイディランドはこんもりと丸く大きな花束のようになり、よく庭園に見事に丸く作られたツツジのような形に出来上がったのには我ながら驚いた。今年のオープンガーデンには何人も園芸学校に通っている人達が来たが「いったいどんな風にすればこんなに見事に花が咲くのか?」と何人にも尋ねられた。別に変わった肥料も使っているわけではないし、剪定も変わった事はしていない。全くのまぐれなので説明のしようもない。

 

 

6月13日(月)晴れ 「ノスタルジー」

5月29日から開いていたオープンガーデンが今日やっと終わりを告げた。最終日を惜しんでいるかのように薔薇のノスタルジーが美しい姿を見せてくれた。この薔薇はゲストに一番人気の薔薇で咲き始めは周りは赤で中は白、咲き進むにしたがって全部赤色に変わっていく。

今年は日にちを8日間に限定したにも関わらず80名ちかくのゲストが我が庭を訪れてくれた。庭を説明しながら歩きやっと元の場所に戻って来るには1時間半から2時間かかる。ゲストも私もくたくた。私の友達などは「まだあるんかいな?いい加減に休ませて欲しい・・・」と音を上げる。もちろんサッと廻ればすぐに元に戻れる庭だが花の説明をしているといろいろ質問があったり、お喋りを交えたりするのでこんな時間がかかってしまう。

私のオープンガーデンの鉄則は時間厳守。全員揃ったところで花の説明をしながら庭を廻るので後から遅れて来たり、早く来られても困るのだ。もちろん10分前後はかまわないが人によっては1時間も早く来られたりする人もいる。時間を間違ったという人なら致し方ないが、私は30分前まではまだ水やりをしたり、シャワーを浴びていたりする。めいっぱい庭の準備をしてから皆を迎えているのでまだ着替えてもいない。又「○○を挿し木にしたいので切って下さい。」という人も困る。花が終わっていればどうせ捨てる枝だから差し上げる事もあるが、これから開く寸前の花を挿し木したいと言われても困る。そんな人がいるの?と皆驚かれるかも知れないがこれがイヤさにオープンガーデンを止めようと思った事もある程だ。フェンスの薔薇などは沢山咲いているので切ってあげたりするのでそういう人達にとって薔薇なら何でも切ってくれると勘違いするようだ。

そんなこんなでいろんな人達と出会うがやはり花好きが集まって新しい出会いがあるのは何よりも嬉しい。今年の最高年齢は大正生まれという方もいらして「よくぞこんな庭に」と感謝した。去年は台風の被害で庭は崩壊し、一時はやる気をなくした時もあったが庭は徐々に回復し今年は寒かったせいもあるのか薔薇も綺麗なままで虫も付かず、天気にも恵まれた。今年ほど花の美しかったオープンガーデンも珍しい。

今年も沢山ゆりかごガーデンにいらして下さり有り難う。又来年お会いしましょう!

 

 

6月12日(日)くもり 「サマースノー」

オープンガーデンも終盤に近づいて来たが毎回ゲストを唸らせる薔薇がある。それはこのサマースノー。いったい幾つの花が付いているのかと思うほどの花の量。今年はこれでも例年に比べると成績が悪い。これはフェンスを10メートルほどは覆っているがゲストによく質問される。「いったい幾つの株を植えてあるんでしょうか?」と。驚くなかれこれはたった一つの株から出ている。

これを植えてから4年ほど立つがこのサマースノーを買った時鉢を外に置き私は上京してしまった。春だったので水やりも大丈夫だろうと思い頼んで行かなかったのだが帰ってきて見ると無惨に水切れでしなびていた。再生不可とも思われたが水をやると何とか元気になってきた。元気になるやいなやすぐに地面に植えてしまった。すごく小さな苗だったというのに。まだその頃は薔薇に付いて知識も殆どなかった。それがどんどん毎年凄い勢いで枝を伸ばし今年は余りの枝の伸びように辟易して大分切った。

このサマースノーは枝が細く、おまけに棘も殆どないのでフェンスに誘引するのはとても楽な薔薇。この薔薇は枝を伸ばしすぎるきらいがあるのでアーチには向かない。やはりフェンスなどに何本も枝を誘引した方が見た目は綺麗。花の持ちも良いし切り花にして人に差し上げても喜ばれる。最も初心者向きの薔薇と言える。香りが殆どないのが残念な薔薇。

 

 

6月11日(土)雨 「深山八重紫」

久々の雨だ。幸い今日は仕事の日で出掛けねばならないのでオープンガーデンは休み。もう20日間ほど雨が降ってなかったので恵みの雨。

庭は久々の雨に打たれ開き始めたアジサイはいきいきとしている。うちでは山アジサイの方が開花が早く一番乗りはクロヒメ。そして2番目に成績が良かったのがこの深山八重紫。花は大きなものではないがなんとも言えないブルーの色が鮮やか。