8月1日〜

ダイアリー目次            

 

8月10日(水)曇りのち晴れ 「オレガノケントビューティー」

やっとオレガノが満開になってきた。これは毎年冬越しをして花をつけてくれる。・・・といつも書いていたがところが今年はどういうわけかいつまで立っても地上部から芽が出てこない。号を煮やしてスコップで掘り起こしてみたら、ぬぁんと枯れていた・・・・

何としてでもこれが毎年咲いてくれないと寂しいのですぐに苗を調達。2株買って来て鉢に植えたがどうも成績が芳しくない。今年はダメなのかもと思っていたら最近になってメキメキ名誉挽回。嬉しい事にふさふさに沢山の花を付け垂れ下がっている。

先日上京した折り友達と花屋へ行った。うわさに聞いていた有名な園芸店だったはずなのに規模を縮小していてろくなものが置いてない。がっかりして帰ろうと思った時にこのオレガノが目に入った。友達は花を知らないせいか余り興味を示さない。これは絶対にお薦めの花、と友達に買わせた。今頃友達のところでもこんなふうに咲いているかどうか気になるところだ。

 

 

8月9日(火)晴れ 「ヒメノカリス」

何とも不思議な形の花ヒメノカリスが今年も咲いた。この球根は植木鉢に植えっぱなしにして忘れていたものだ。植えたのをすっかり忘れていたらこの花が咲き始めた。細い細い花びらで英名はスパイダーリリーと言う。この球根は寒さに弱いと書いてあるがこの通り無事冬越しした。ダリア等も寒さに弱いと聞くが案外と植えっぱなしでも大丈夫なものだ。しかしアマリリスはここ北陸では外に置いておくと絶対にダメになる。

今日も一日暑い日だったが去年のダイアリーを読むと今年の暑さはまだまし。去年は関東では真夏日が40日以上も続き日本列島はゆでダコ状態。北陸も20日以上続き毎日うだるような暑さだった。こんな時古いダイアリーが保存してあると重宝する。

 

 

8月8日(月)くもり 「斑入りミズヒキ」

毎年気をつけていても虫にやられてずたずたになるものの一つそれがこれ。今年はオルトラン顆粒を播いたり木酢液をかけているのでこれでもまだマトモ。もっとひどくなるものが「ミカエリソウ」。それもこれと同じくらい注意してるにも関わらずもうずたずた状態。ミカエリソウは別に葉も綺麗ではないからいいが、この斑入りミズヒキはとても綺麗な模様の葉なので何としてでも美しいままでおきたい。

又「ジョウロウホトトギス」や「ホトトギス」も花をつける頃には葉が汚くなる。それがいやで消毒は欠かせない。人に花をあげる時に葉が汚くては何となく気が引ける。私は花を育てるのは好きだが飾るのはマメでない。何せネコが花瓶をひっくり返したり割ったりする事を考えるとうかつに飾れないのもある。で、せっかく咲いた花も殆ど知り合いのところに持って行く。皆の目に触れるとなるとやはり葉の美しさも大事。

 

 

8月7日(日)くもり 「マジックモーメント」

ダリアとは不思議なものでたった一個の球根から何本も枝が出る。このマジックモーメントは清楚で美しいダリアだが去年球根を掘り起こした時一個植えたものが何個にも増えていた。ところが保存に失敗したのかまともなものはたったの一個だけ。その一個でさえもまともに出てくるかどうか分からない。しかしこうしてちゃんと咲いてくれたのでホッとしている。下手に掘り起こして保存に失敗するくらいだったらそのままにしておいた方が良いという事が分かった。しかし植えたままにしておくと膨大な量の球根に増えて収拾がつかなくなるのも考えものだ。

ダリアは葉も大きいし何と言っても増えるので庭には沢山植えられない。だから結構畑に植えている人が多い。畑ならどれだけ場所を喰ってもいいが、しかし場所が離れているとせっかくの花の綺麗な時を見のがす。痛し痒しといったところだ。

 

 

8月6日(土)くもり 「メアリーローズ」

6日間連続の真夏日が続き夜も寝苦しい日が続く。しかし今日は夕方から恵みの雨が降ってくれた。やれやれこれで明日は水やりをさぼれそう。どうせ降るならもっとジャンジャン降ってくれれば良いのに地面が少し濡れる程度。

この間から紫陽花置き場のコンクリートがいつも濡れていて不思議だったがこれは水道管が漏れているに違いないと思った。早速業者に来てもらい見てもらうと案の定かなり管から水が漏れていた。毎日の水撒きで水道代はうなぎ上りというのにそれ以上に水漏れしていたのではたまらない。うちには井戸もあるのだがかなり金気や砂が混じっている。散水器の小さな穴はすぐに砂が詰まってしまうし水圧が弱いので数倍時間がかかる。水やりの時間をそれでなくても短縮したいのにとてもやってられない。井戸を掘り直せばちゃんとした水が出てくるようだがうちのほうはなかなか水に突き当たらない地区のようで隣が井戸を掘った時には80メートルも掘った。業者に聞いてみると1メートル1万が相場らしい。と言う事は80万もかかるという事になってしまう。私の住んでいる地域は田舎なのでどこの家でも浄化槽で水洗トイレにしている。が、今度下水道が入ったらしく、皆強制的に下水道を使用しなければならないという事だ。下水道を使用すると今までの水道代の1、7倍にはね上がるという事を聞き頭を抱えている。

こんな話を書くつもりはなかったのだがその水道業者が朝来た時に今日は夕方から雨が降るときっぱり言っていた。ほんとにその通りになったのでびっくりしている。ああいう外仕事の人達は空模様を見て分かるらしい。何とも不思議な話だ。

今年は夏場のバラは全部蕾みを取っているがメアリーローズの蕾みを見落としていたようでいつの間にか咲いていた。こんなに可愛く咲いていると花を摘むのは可哀想。しかしきっとカナブンの奴がすぐにずたずたにしてしまうだろう。

 

 

8月5日(金)晴れ 「ユジンとチェリン」

出ました、美人2姉妹と言いたいところだがお世辞にも美人とは言えない。真っ黒なので顔もよく分からない。この2匹とも女の子なのに毎日すごい暴れよう。エレはこの子達を出くわすと恐れをなして隠れてしまう。アイとプッチは結構遊んだりしてるが何せ2匹はコロコロとよく遊ぶ。チェリンの方がからだはひと回り大きいが食べる量は同じくらい。マックがいた頃はいつもアイと一緒になって遊び、寝る時もまるで重なるように寝ていたが今この子たちもまさしく同じ。姉妹というのに顔はまるで違う。尤もアイとマックも色も顔も全く違っていた。ユジン(左)は人懐っこくてすぐに寄ってくるがチェリンは独りが好き。抱いてもすぐに下りたがる。来た時は威嚇してひどかったというのにこの頃では家中探検して探すのに一苦労する事もある。

話し変わってゼニゴケに又戻る。misakoさんからの情報によるとゼニゴケは石灰窒素が効くらしい。石灰と言えばよく畑をする前に土の消毒に撒いたりするがあれは消石灰?よく分からないのでホームセンターに行き聞いてみようと思う。値段も安いものらしいので手に入れやすそう。石灰窒素で検索してみるとあるは、あるは沢山の情報が。なんだか良い事ばかり書いてある。今まで知らなかったのが損と思える程だ。嬉しかったのはモグラにも効くらしい。モグラは地面をもこもこにし台なしにする。モグラはミミズを食べるのでよく肥えた地面に出没するようだ。その情報をコピぺしてみる。

モグラ退治のやり方

モグラの通路(盛土状態)を三角鎌で約15cm堀り、そのところに粒状石灰窒素ひと握り(約100g)を置き、覆土して踏圧します。すると1日くらい過ぎると5〜10m離れたところに新しい盛土が造られます。同じようにその通路に石灰窒素を置いて1日くらい過ぎると10m位離れたところに盛土ができ根気よくこれを繰り返したという。畑は25a、使用した石灰窒素は約40kgだそうです。使った石灰窒素はやさい収穫後全層すき込みとした。環境にやさしい駆除法の一つとしておすすめしたい。

こんな事が書いてあった。つい2・3日前にモグラ退治の薬を買って来て地面に埋めたところだがあれは石灰窒素で出来たものだったのだろうか?

 

 

8月4日(木)晴れ 「キキョウ」

昨日の暑さは尋常ではないと思っていたが全国一暑かったそうで37度もあったそうだ。今日も今日とて暑い。しかし昨日に比べればまだまし。ここ数日異常な暑さに北陸地方は見舞われているが夜も熱帯夜で一向に涼しくなる気配はなし。

この間ゼニゴケに困っていると書いたらいろいろ情報が寄せられた。今日スーパーに行ったら毎年オープンガーデンにいらして下さる方に偶然会った。その方が言うにはゼニゴケは熱湯が一番だそうだ。塩茹でした菜っ葉の残り汁等をかけるとたちどころにゼニゴケはなくなるとの事。こうやって書くとわざわざ菜っ葉を茹でる方も出て来そうだが大事なのは熱湯という事だ。残り汁ならばわざわざ湯を湧かさなくても良いと言う事で私の場合は菜っ葉はあまり茹でないので湯を湧かすより他ない。塩が効くとの情報もあったので私は塩の液を作りそれをあのアクアガンで撒こうかとも思った。しかし水だとあまり効果が期待できないらしい。塩は二の次でやはり熱湯が一番との事なので早速やってみようと思っている。

毎年律儀に出て来て花を咲かせるキキョウ。こちらではどこにでも植えてある平凡なものだが、やはり可愛い花だ。手前の大きな葉はダリア。秋に備えてもう摘心してある。

 

 

 

 

8月3日(水)くもり 「SHARDON」

いやはや暑い、暑い。昨日もひどかったが今日は又一段と暑い。富山市では36度ほどあったようだが暑いわけだ。このままいけば地球はいったいどうなるんだろう。

昨日の虫騒ぎは「ゴマダラカミキリムシ」という事で決着が付いた。とても悪い奴なのに私は3回も逃がした。一回目は手袋をして持ってはみたものの、あまりに大きいので踏みつぶすには気持ちが悪い。よく見ると何とも個性的な衣装をまとっているので観察した。触覚みたいなものはすごく長くて太い。こりゃヒゲではなさそう・・などと気楽なものだ。misakoさん曰くこいつは結構強い歯で噛むらしい。今思えば噛まれなくて良かった。しかしどう見ても可愛い顔ではない。カエデの木は甘い樹液が出るので中にすぐ虫が入る。木の下はいつも細かい木の屑がいっぱい落ちていたのでこれは多分虫にやられて空洞になっているに違いないと思った。去年シルバーの人に剪定に来てもらった時に伐ってもらい切り株だけにした。案の定 木はすかすかで切り株のところまで虫にやられた痕がある。このカミキリムシが犯人だったとは。2回目も3回目も観察をしながらこれは悪い奴なのか?と思いながらもはっきりしない事には処分できない。

今日来た男の子の生徒に聞いてみたら結構みかける奴らしい。子供はどこにでも虫を捕まえに行く。その子が言うには下にオガクズみたいなものが沢山落ちている木を蹴ってみたらあっけなく倒れたと言っていた。子供が蹴ったくらいで簡単に倒れるほど木は空洞になっていたという。恐ろしやにっくきカミキリムシ!

今日の画像は今年始めて咲いshardon。これは3年ほど前にネット友達の海外土産に種をもらった。葉ばかり茂り去年も一昨年も何も咲かなかったが今年はこんな花を付けた。エリンジュームのような感じの花だがどうもアザミの種類らしい。花が開いたらどんなに綺麗になるのかとわくわくしていたら何の事はない、まるで土星の輪っかのように変てこな花のつき方。又はねじり鉢巻きのおっちゃん状態。そのうち綺麗に全部紫色になるのかと思っていたが結局こんなままで終わる。おまけにこの茎も葉の裏にも恐竜のような棘がありとても素手なんぞでは持てない。切り花にしようにも痛くて切れない。処分の対象にしようかどうしようか迷っている。

 

 

8月2日(月)くもり 「これは何?」

私は虫に疎くて名前がさっぱり分からない。この黒に白い水玉のような模様がある奴、この頃たまに庭で見かける。結構大きくて3・4センチはある。触覚も長くてちょっと恐くて触れない。去年はこんな虫を見かけなかったような気がする。こんな派手な模様の虫は益虫ではないような気がするが誰か分かる方はいないかしら?

と書いてアップしたところ早速皆さんが教えてくれました。これは「カミキリムシ」だそう。misakoさんの書き込みによるとあいつの幼虫がテッポウムシと呼ばれていて根元に卵を産み付けて、それが孵ると木の下から上まで食いつくして枯らす。万が一産卵されていたら、根元から木屑(おがくず)のような糞が出てくるらしい。そういえばうちのカエデはオガクズが下に沢山たまってひどい状態になり枯れてしまい、根元からばっさりと切ってもらった事が何回もある。こいつが犯人だったのか・・・・うちでは消毒していてもどこからでも飛んでくるから見つけ次第殺さねばならない。嗚呼〜〜〜

 

 

8月1日(月)晴れ 「デルフィニューム」

今頃になってデルフィニュームが綺麗に咲き出した。もちろんこれは2番花。一番花はオープンガーデンの時に咲いて欲しかったのに間に合わずオープンガーデンが終わった6月中旬頃から咲き出した。が、期待した割にはしょぼい姿で終わった。この花はだいたい蒸れに弱い花で冷涼な気候を好むもの。イングリッシュガーデンのバラにはお決まりのようにこのデルフィニュームが植えてある。それをこの北陸で咲かせようというのだから無理があるのだ。北陸と聞けば涼しいのかと思いがちだが暑さは関東と変わらない程。エアコンの温風地獄がないだけまだましかも知れないが。しかし何をとち狂って今頃綺麗に咲き始めたのかわけが分からない。

話しは変わるがこの頃庭にゼニゴケが出始めてとても困っている。特にブドウ棚の下がひどい。同じコケでも杉苔ならどれだけでも生えて欲しいがこのゼニゴケという奴は見苦しい。先日ホームセンターに行った時にゼニゴケ退治の薬を買ってきて今日噴霧してみた。箱に入っていたのでかなりの量が撒けると思ったのに箱を空けてみるとたったの50グラムしか入っていなかった。それを10倍に薄めると書いてある。と言う事はたったの500ccしか消毒液が出来ない。案の定撒いてみると全然足りない。ゼニゴケ退治の薬は高いと感じる。ほんとに園芸というものはお金がかかるものだ。