8月21日〜

 

ダイアリー目次            

 

8月31日(水)晴れ 「木立性クレマチス ブルーベル」

朝起きた時は肌寒かった程だったというのに10時を過ぎる頃から真夏と同じカンカン照りには参った。今年の8月は雨が多かったとはいうものの何と言ってもまだ8月なのだから当たり前なのかも知れない。

昨日に引き続き庭木の剪定にシルバーの人達が汗だくで作業をすすめる。母屋の庭は昨日と今日の午前中いっぱいかかった。午後からはやっと私の庭にかかってもらったが「こんな木は剪定した事がない...」とぼやく事しきり。剪定と言えばやはり松・樫・ヒバ・モチ・カエデなどが殆どだろうが私の庭ではスモークツリー・ミモザだ。ミモザなんぞは1年で2メートルくらいはのびる。ミモザを植える前に調べてみたところ10メートルにはなる大木と書いてあり恐れをなしてしばらくは鉢植えにしておいたのだが冬にレモンイエローの美しい花を付ける珍しさについに誘惑に負けた。案の定生長の早さは尋常でない。ついこの間までは私にも手が届く高さだったが今や母屋の屋根を隠す高さになってしまった。スモークツリーものばし放題にしていたら大変な事になる。よその庭で大木になっているのを見かけた事があるし、生徒の家では摘心もせずに植えっぱなしにしておいたところ2年で4メートルくらいにはなっていた。要するに木を植えたら毎年の手入れは欠かせないという事だ。

それでも去年徹底した剪定をしたので今年は午後3時には終了しホッとする。剪定なんぞは2年に一回で良いとけちるとそのツケは必ず来る。隔年にするとそれだけ伸びているので人手もかかるし、2年間もみっともない枝振りでいなければならない。特に松は悲惨。

仕事が終わりお茶を飲みながら話をするといろいろ話しが聞けて楽しい。いろんなお宅の庭の手入れをするので木の情報も聞ける。毎年来てくれるシルバーセンターの人の中には元小学校の校長先生もいる。どんなきっかけでこんな仕事を始めたのか聞いてみた。校長を退職した時自分の庭を作りたいと思い造園業のところに行き3年間、それからシルバーに入り5年間だそうだ。ところがこんな仕事を始めたら忙しくて肝心の自分の庭はなかなか手入れが出来ないとぼやいていた。柔道は2段という腕前を持つ程なので日頃からからだは鍛えていたそうだ。それでないととてもこんな仕事はからだが持たないと言っていた。確かにそうだろう。最後に全員が口を揃えて言う。「それにしても奥さん(私の事)のスタミナにはびっくりした」と。とんでもない、今年は私は実は余り調子が良くないのだ。去年も余り良くなかったが今年は更に良くない。日中の庭仕事は今年は一切と言っても過言でないほどしていない。以前には炎天下の仕事でも平気で出来たというのに年々さっぱり出来なくなって来た。もっとも今迄が元気過ぎたのかも知れないが。。。。

玄関に置いてある鉢植えの木立性クレマチスは花は小さいがとても可愛い。随分と昔に買ったので名前が分からないのが残念。切り戻すと何回でも咲きすごく楽しめる。

過日この鉢の根元を確認していたら「ブルーベル」というラベルが出て来た。良かった、ちゃんと保存してあった。これで名前が判明してすっきり!

 

 

8月30日(火)くもり 「ミッドナイトムーン」

このダリアは鉢で育てている。これは矮性(丈が低い)のダリアだ。去年は地植えにしてみたところどういう訳か余り成績が良くなかった。これはガーデンダリアといい鉢植えに栽培されたもののようなので地植えには向かないようだ。銅葉色に真っ黄色な花がとてもインパクトがあるので鉢植えにして玄関先等に置く方が楽しめるのかも。

1月程前から頼んであったシルバーセンターが庭木の剪定に今日やっと来てくれた。今の時期どこでも剪定をするので大忙しのようだ。今日は3名来てくれたが4本の松を剪定するだけで一日がかり。松があるだけでお金がかかるので去年は3本切ってもらったが正解だった。年寄りがいるのでそれでもまだ4本残してある。3本松を処分するのに去年は義父と喧嘩ごしだった。老人はどうしてあんなに松が好きなのか訳がわからない。どんなに好きな木でも庭に7本も植える等とは気狂い沙汰にも思える。うちには私が好きで植えた木で2本あるものと言えば「マユミ」だけだ。しかしそのマユミも大きくなり手に負えなくなったきたので移植が可能な大きさのうちに1本知り合いにあげる事にした。小さなこぼれ種から育てすぐには大きくならないだろうと植えたが意外とすぐに大きくなってしまった。木は一回植えたが最後孫子の代まで祟る。移植するにも切るにもお金がかかるからだ。それを知っているだけに恐ろしくて庭木を植える時には植えたり、引っこ抜いたりと何回もしている。この場所なら大丈夫だろうと植えては見たが少し大きくなるとこの場所では狭すぎるなどと抜いては又違う場所に植えたりしてるのでいつまでたっても大きくならない。今のところ3回場所移動させられているものは「白雲木」。ここなら大丈夫と思っていたのにこの間のオープンガーデンにいらしたゲストはこんな大きくなる木をここに?って言われて叉悩んでいる。

 

 

8月29日(月)晴れ 「3匹」

これはユジンとチェリンがきた頃のもの。プッチはまるで親みたいにそばにべったり。しかし実はプッチはいい遊び相手が出来たとばかり大喜びなのだ。今迄プッチは私のそばにべったりだった。しかしこの子猫2匹は殆ど夫の部屋にいるのでべったりプッチは殆ど私の部屋には来なくなってしまい私が寂しい思いをしている。

うちのネコ達は皆優しいのか自分が餌を食べていても子猫が顔を突っ込んで食べにくると譲っている。黙ってそばで情けない顔をして座っているのがおかしい。今迄どの子猫がきた時も古くからいるネコは子猫に譲って来た。自分がそうされて来たから譲るのかどうかは分からないが。

 

 

8月28日(日)くもり 「カラミンサ」

昼間はたらたら汗が流れるようでも朝晩は涼しい風が吹きもうすっかり秋模様になってきた。すこし曇っていたので久しぶりに昼間庭仕事をした。バラは御盆の時に剪定したら新芽がどんどん伸び始め早いものではもう蕾みが付き始めている。目をこらしてジーっと見ると葉がなんだかおかしい。美味しい新芽を虫の奴にもうやられてしまっている。慌てて消毒をし始めると次々と気になりはじめる。今年は虫が異常発生なのか木も山あいでは枯れてしまったところもあるようだ。隣の畑の栗の木は見事に枯れていて葉をかろうじて数枚つけているだけ。隣の畑はおばあさんが独りで朝早くから手入れをしているが木迄はとても手が回らないのだろう。

某サイトで知ったが今年は山合いの木が紅葉したようになっていて近くで見ると枯れた木だらけらしい。これはカシノナガキクイムシという虫が木の中に入り込みその虫の菌で木を枯らすようだ。山は今崩壊寸前の危機にさらされている。役所に勤めている森林関係の知人に聞いて見たところ何の対策もしてないようで驚いた。富山県でも木が枯れて真っ赤になって見えるところがいくつもあるらしい。山あいは急傾斜になっているし人が入れないようなところが多い。木の中に入る虫には空中散布も効かないようで手をこまねいているようだ。ナラの木やブナの木がやられるとドングリの実はならない。餌不足のため今年も熊が山から下りて来て民家に現れるのは目に見えている。これだけ科学が発達し宇宙旅行まで出来る世の中になったというのにたかが虫を退治できないとはなんとも情けない話し。虫のサイトで調べてみるとこの虫は下から1.5メートルくらいの位置までのところに穴を開けて入り込むらしい。写真を見ると数百ケ所くらい穴を開けられている木もある。木の下にオガクズのようなものがあったら要注意。そしてドリルで開けた穴にくん蒸剤を注入する。カシノナガキクイムシは、ほとんどが高さ1.5m位の高さまでに穿孔することから、ハシゴ等を使用しなくても作業可能と書いてある。皆さんも自分の庭の木を一回よーく目をこらして見て下さい。

http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/mamoru/2-1.html

 

 

8月27日(土)晴れ 「バーベナ」

台風11号はこちらには何の影響もなかったが関東地方ではかなり被害のあった地域もあるようだ。今年は気の毒に関東では震度5の地震があったりとなぜか被害が多い。昨年は私の庭は台風のおかげでラティスは物の見事に崩壊しロクな事がなかった。自分のところだけは被害がないようにと祈るのは誰もが同じだが被害のあった方々には同情せざるを得ない。去年大変な目に遇ったから今年はないとは限らないので安心は出来ない。

今日の画像はバーベナ。こんなふうに撮ると大きな花のように見えるが小さな花のかたまりだ。夏には庭が寂しくなりがちなので数年前にほんの少し植えておいただけなのにどんどん増えて侵略する。邪魔になる大きさでもないので増えるに任せている。

話しは変わるが携帯電話はいまや老いも若きも必需品となってきたが、先日上京した折り駅で自分に向かってカメラを向け声を出さずに口を動かし、オーバーに手を動かしている女の人がいた。いったいあのひとは何をカメラに向かって喋っているのだろうと不思議に思っていたらどうやら聾唖者のようだった。なるほど、今迄耳の聞こえない人達は電話で話をする事が出来なかったが、携帯カメラがあれば自分に向かって顔と手を動かせば相手に話を伝える事ができる。オーバーなアクションは手話だったのだ。携帯電話はそんな人達にも役立っているのかと感心した。今何となくテレビで手話の番組をしたのでふと思い出した次第。

 

 

8月26日(金)くもり 「星宿海(せいしゅくかい)への道」

私は不眠症で夜寝る前には必ず精神安定剤を飲み、更に本を読まなければ眠れない。精神安定剤はおまじないみたいなものと他人は言うが飲まなければ絶対に眠れないのだ。今日はどうしてこんなに眠れないないんだろうと思うと薬を飲み忘れている。いつの頃からこんなふうになったんだろうと思い起こすとやはり更年期の頃だ。それまではベッドに入ればすぐに眠れる体質だったというのに。とても軽い薬だが多少害があったところで眠れないよりはマシと思っている。

ベッドに入ってから大抵40分程本を読んでいる。そのうち眠たくなり目を開けていられなくなる。なかなか心を打つ本には出会えないがたまにヒットがあると嬉しくなる。読み終わった本がたまるのが嫌さにいつも図書館を利用している。ヒットと思っても返してしまうので手元にはない。以前宮本輝の「森のなかの海」という本を紹介したが今回もまた宮本輝。私はこの作家が好きなようだ。この「星宿海への道」の内容は「中国南西端の地より、燃え盛る炎を胸に男は姿を消した。父の顔も知らぬ幼な子をかかえて生きる女と、兄を追う弟のたぎる想い。その愛しい生命の絆の再生を鮮烈に描いた巨編」とある。

貧乏でも優しい親に引き取られた雅人は中国西端のとある町である日こつ然と姿を消してしまう。そして雅人と血のつながっていない弟は兄雅人の足跡を辿る。そして雅人にまつわる不幸な生い立ちとその周りにいる人々。宮本輝の作品には何かしら言いつくせない心の暖かさがある。心に残る本にはなかなか出会えないので読んだ本はかならず一覧表にしてパソコンに保存しておく。私が今迄読んだ本の中で一番感動したものと言えば何と言っても山崎豊子の「大地の子」。これを一番に持ってくる人はきっと多い事だろう。ひとつ気に入るとその作家の本を読み捲る。山崎豊子は数年かけて一冊という作家なので著書は余りなく昔の物を読もうとすると全集の中に入っているので文字がすごく小さくて往生する。

せっかくパソコンに入れておいた一覧表もMOやCDに保存しておかなかったのでこの間パソコンが壊れてしまい取りだせない。まことに悔しい限り。

 

 

8月25日(木)くもり 「新歌姫」

昨年買ったダリアの新歌姫が今年も綺麗に咲き始めた。ショッキングピンクのかなり派手めな色だが花のない夏の庭に映える。これは丈も余り高くならないものなので台風が来ても慌ててヒモなどで括らなくても良いので楽。ダリアもバラと同じで強剪定を今頃して下の方でバッサリと切る。秋のダリアに備えるわけだ。場所によってはダリア園も夏場は休みというところがある。ダリアと言えば夏の花と誰もが思っているのに夏場に休むとはふとどきなと思うがこれも秋に備えての事だ。

これもバラと同じで沢山の蕾みを付けているとなかなか短く切れない。咲いたら見事な花を付けるのが分かっていて切るというのはなかなか勇気のいる事だ。秋にはバラも咲く事だし、秋のダリアには余り期待せず今咲かせておこうと思うものが殆どだ。

 

 

8月24日(水)晴れ 「ジュリア」

今日もどうせ雨が降るのだろうとタカをくくって朝寝坊をしていたら起きてみるとはや太陽がさんさんと降り注いでいる。どぼじよぅ・・・・・急いで朝食を食べ庭に出た。アジサイの鉢置き場は昨日雨が降ったからと安心していたら皆ぐったりとうなだれている。考えてみれば雨風が当たらないように軒下に置いてあるのだから雨が降っていても水やりをせねばならないのだ。時々傘をさしながら水やりをするが他人が見たら異様な光景となって写るだろう。天気予報を見ると今日の最高温度は29度となっていたが庭の温度計は32度をさしていた。カンカン照りの中仕方なく水やりに時間を費やす。しかし暑い事は暑いが風が何となく秋の風。日陰に入れば涼しくて心地よい。

バラのジュリアは一輪楚々として咲き始めた。今年は徹底してバラの蕾を取ったにもかかわらず取り忘れた模様。花びらの数が何とはなしに少ないような気がするがきっと秋になれば美しい花を咲かせてくれるだろう。。

 

 

8月23日(火)くもり 「ミセスチムニー」

この花ほどよく咲くものも珍しいと思う程よく咲くクレマチス。春一番から咲き始めこれで何番花かと思う程だ。一番花はいつも途方もなく大きくて辟易するが2番花からは何とか許せる。こうしてたわわに咲くとインパクトがあるなんてもんじゃない。釣り鐘型のクレマチスも可愛いが何となく存在感がない。派手さを狙うならこんなクレマチスはうってつけ。

 

 

8月22日(月)雨 「ユーパトリウム」

ユーパトリウムが次々と花を咲かせている。これは青色フジバカマという名前で流通しているが宿根アゲラタムとも言われているようだ。フジバカマの花にも似ているがアゲラタムの花ともよく似ている。草丈は約50cm程で寒さに強く暑さにも強い。真夏のカンカン照りの太陽の下でも一向にめげる事もなく元気に咲き続ける。これは以前オープンガーデンにいらしたゲストから戴いたものだがその頃はまだ園芸店には売っていなかった。しかし翌年くらいから青色フジバカマというラベルが付きお店に出回って来た。この花は切り花にしても花もちがすごく良いので夏場には重宝する事この上なし。

ここのところ毎日午後になると雨が降り庭の水撒きも楽。しかし今日はすごい雨で降雨量もさぞや多かった事だろう。

 

 

8月21日(日)くもり 「アンソニーパーカー」

去年の冬近くに買ったセージ、アンソニーパーカーがもりもりと大きくなっている。これはどんな花が咲くのやらよく分からずに買ったものだが検索してみると紫色の花が咲くようだ。し、しかし庭の中心に植えたところばかでかくなり今、丈も横張りも1メートル以上の大株になっている。これはたった一株植えたものだがいくつも植えたら大変な事になっていたに違いない。検索して調べてみると丈は150〜180cmにもなるらしくいやはや大変なものを植えてしまった。説明では「毎年夏から秋に見事な花を咲きます。背が高くなるので、後部に植えると映えます。」と書いてあるがしっかりと庭のど真ん中に植えてしまった・・・