10月21日〜

ダイアリー目次            

 

10月31日(月)くもり 「ブラックティー」

今日で10月も終わりかと思うとなんだか寂しい。11月になると一気に寒くなり冬の足音が聞こえてくる。庭仕事には秋が一番楽なのだが11月となるともうTシャツ一枚では無理というものだ。

今日は枕木の間に植えてある竜のひげを抜こうとスコップを入れたら枕木も一緒に抜けた。枕木はまっ二つに割れ、こんなにもろいものかとよく見てみると何とシロアリらしき白い幼虫が一杯。こりゃいかん・・・・ついに枕木をやられたかとがっくり来る。枕木をよくシロアリにやられるとは聞いていたがうちも御多分に漏れずうちもやられたようだ。抜いてみたのは一個だけだがきっと他のも付いているかも知れない。となるとこれから全部のものの入れ替えをせねばならず又金銭と労力が飛んで行く。

 

 

10月30日(日)晴れ 

今日は一日楽器店の発表会でホールの中にいたので天気も今夫に聞いて書いたところ。ホールの中に隠っていると天気さえわからない。今日は発表会は大人を中心としたものなので最高年令は70歳を越している方もいる。その年令になってもピアノを習おうという意欲には頭が下がる。1ヵ月に2回のレッスンをここ十数年も続け、おまけにまだ現役で働いている方もいるのは驚きだ。こういう生徒が10人近くも集まるとピアノを習うというよりは社交の場として楽しみに来ている方が多い。殆どが個人レッスンなので全員の顔が揃うのは年に一回の発表会の時だ。だから発表会が終わった後は必ず食事会を開いている。諸々の事情で発表会に参加出来なかった人も食事会には来られる。そしてお互いの曲の感想を述べながら近況報告と相成る。今年は嬉しい事に20代・30代の独身女性も混ざりピアノに国境はなし!という感じもする。

赤いダリアは平凡さゆえ可哀想に畑の片隅に追いやられた。球根がいやほど増えて植え場所に困った結果だ。畑に植えるとついつい切り花にするのも忘れ花が終わったまま汚い花殻をつけたままでいる。自分では平凡でいやと思っていても案外切り花にするとハッとするほどこの赤色が新鮮な事もある。

 

 

10月29日(土)雨 「コルデリーネ」

今日は見事に一日中雨。ここのところ土・日はいつも雨が多い。私はいつでも庭の手入れが出来る環境にあるので別にどうって事ないが、休みの日しか仕事が出来ない人達にとっては無情の雨になる。私は雨が降ってさえいなければすぐに庭に出てしまうので休む暇がない。だからたまに雨が降ってくれると手持ち無沙汰にはなるが休養がとれる。

コルデリーネはだんだん大きくなって来て先日見たら横に子株らしきものが出ていた。ここに植えてから早5年程立ってやっと見ごたえのある大きさに生長してきた。ニューサイランとよく似ているが色がこちらの方が少し赤っぽいし、生え方が違っている。これはニュージランド原産のようで寒さにも強く雪の下になってもへこたれず新しい葉が出てくる。庭に1本は欲しい銅葉色で重宝している。

 

 

10月28日(金)晴れ 「紺菊」

母屋の庭で紺菊が満開を迎えている。これは野紺菊の園芸品種で野紺菊より花色が青く花付きが良いらしい。余りに増えるので一時嫌気が射し殆ど抜いてしまったのに今年はどういう訳かどんどんと茎が立って来て花を付け始めた。私はこれだけ花を育てていても家の中には殆ど飾らない。庭を手入れしているだけでも大変なのに家の中に花を飾ると水の取り替えやネコが花瓶を倒し、その後片付けに時間を取られるのが嫌なのだ。菊と言えばほとんど仏壇用と相場は決まっているのにそれすらしない罰当たりの嫁だ。母屋の庭にはいろいろな菊が植えてあっても他所に切り花にしてあげてしまう。菊を好きでもないのに何の為に植えてるのかと腹が立つ事もあるが引っこ抜くのも可哀想という理由だけなのだ。

 

 

10月27日(木)晴れ 「マチルダ」

秋になり花の色はますます冴えてくる。マチルダも春には惚けたような色なのに濃いピンクが強くなり艶やか。私は夏も冬も夜外にでて懐中電灯片手に花を見るのが好き。うちの庭は通りからは見えないのでこんな事を気にせずにできる。懐中電灯でマチルダを照らしてみるとポッと浮き出てうっとりする程の美しさ。たまにナメクジがうろうろとしてるのにも出くわし慌ててピンセットを取りに走る。

 

 

 

10月26日(水)くもり 「アンソニーパーカー」

今年の大ヒットアンソニーパーカーが満開だ。何気なく買ったハーブだったがこんなに茂り花穂を沢山つけてくれるとは予想外だった。いつもだったら園芸店に行く時目的の苗を探すという感じの事が多いがこの時は店の人にすすめられるままに買ってみた。それがこんなに大ヒットになるとは思わなかった。うちには美しい花をつけるハーブが結構あるがこれも殿堂入りにしよう。

 

 

10月25日(火)くもり 「あや」

夜になるとヒーターなしにはもう過ごせない程冷え込んでくる。北海道では今日初雪が降ったそうで寒いわけだ。そんな時気ままさんから大分前に戴いた挿し木苗のあやが綺麗な花を咲かせ始めた。気ままさんのお母さんが作出した雪小町にもよく似ている。他のクレマチスは夏の間よく咲いてくれたのにここのところぱったりと成績が奮わない。今年元気に咲いていたものでもいつの間にか枯れて音沙汰のないものもあるがもしかしたら根っこが残っているかもと掘り起こさずにいるものもある。今年は何本か地植えにしたが見事に消滅したものもありやはりクレマチスは難しい。

 

 

10月24日(月)晴れ 「ビナンカズラ」

今年は殊の外ビナンカズラが実を沢山付けている。去年思いきった剪定をしたのが悪かったのかなかなか花を付けず後悔していたのが嘘のよう。よく切り花にして人に差し上げるのだがこの実は根元に付く事が多く、枝が絡み合って切るに切れない。これはサネカズラという別名もあるらしいが植えている人は今迄会った事がない。葉は晩秋になると紅葉してなかなか見ごたえがある。実がなる木はいろいろあるようだがこんなに見事な赤い実をつける木はそうそうないような気がするのでお薦め。

 

 

 

10月23日(日)雨 「ジュリア」

せっかくの日曜日というのに午後からはずっと雨。朝起きた時は抜けるような青空で予報が外れた事を喜んでいたら何の事はない午後からは予報通りしっかり雨。おまけに寒い。立山では初雪があったようだが平年より14日も遅いそうだ。山まで暖冬の影響を受けているのか。。。

午後からは園芸仲間が遊びに来てくれて雨の合間をぬい庭に出て草花談義。まぁこの世界切りも際限もなく話題がある。特にアーチに関しては涙なくしては語れない程あるので聞かされる仲間はうんざりかも。

あいにくの雨でダリアもバラも重みでうなだれて可哀想な事になっているが散らないだけまだまし。ジュリアは先日撮った写真だが見事な美しさ。このジュリアほど初夏と秋の色の違いが出るバラも珍しい。初夏の色は惚けたベージュ色だが秋にはオレンジがかかった濃いベージュ色になる。しかしちらほらとしか咲かないのでこのバラをわんさかと花瓶に活けれるほど咲かせてみたい。

 

 

 

10月22日(土)雨 「アルペンパール」

夏の間じゅう鳴かず飛ばずのアルペンパールが一気にぶり返して来ている。このまま惨めな姿をさらしたら撤去の憂き目に遇うかも知れないと恐れをなしたに違いない。こんな咲方をアネモネ咲きというようで一重のシャクヤクにもこんなものがありそう。

去年好きだったダリアの保存が悪かったのか溶けてなくなったものが沢山あり今年は思いきって全部掘り起こさずにいようと思っている。ダリアの球根は雪や霜にやられるというより野ネズミやモグラにやられる被害の方が多いようだ。うちにもモグラが出没し困っているが、かと言ってどうでも良いダリアは畑にずっと植えっぱなしでもどうって事がなく毎年出てくる。下手に掘り起こして保存に失敗するくらいだったら上に腐葉土や牛糞をたっぷりとかけておいた方が良さそう。

 

 

10月21日(金)くもり 「八重ハイビスカス」

一番過ごし易い季節10月ももう後半になり北陸ではこれからはどんどん寒さに向かう。気の早い人ならぼちぼち雪囲いを始める。沢山木が植えてある家なら今頃からしなければ間に合わない。ここ数年暖冬が続いているせいか木が折れる程の豪雪はないから今では北陸でも雪囲いをしない家が増えている。冬になると天気が続き温暖な太平洋側に心底移り住みたくなる。寒い地方は灯油代・雪吊りなど1年にすれば多大な出費を覚悟せねばならない。今年は灯油代もうなぎ上りなので北海道や東北の人たちはさぞや大変な事になるだろう。

八重のハイビスカスはホームページを始めた頃にネット友達から戴いたものだ。小さな鉢植えてあるので毎年大きくなりようがないがこのように複雑な花を律儀につけてくれる。何せ冬場は家の中に取り込まねばならないので大きくしないようにしている。この花を見て誰もハイビスカスとはわからないと思う程複雑な花びら。でもとても綺麗だ。