4月1日〜

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4月10日(月)雨 「曽野綾子講演会」

今朝友人より曽野綾子さんがこの富山に講演会に来られると聞いた。それも今日の午後大門で行われると言う。大門小学校の校歌の作詞を手掛けた記念の講演という事だ。私は講演会というものを未だかつて聞いた事がない。あまり興味がないからだ。しかし曽野綾子となると話しは別だ。彼女の小説はかなり読んでいるがいつも考えさせられる内容が多い。マナーについてなどのコラムも時々新聞などで目にする事があるが私は拍手を送りたいと思ってる。

今日の演題は「誰が教育をするか」と少々堅苦しい演目だったがとても参考になりもっと沢山のお母さん方に聞いて欲しいと思った。しつけや教育について、子供は小学校5年生くらいを境目にすると5年生以上の子供の責任は当人、又それ以下の子供については半分は母親、半分は社会と話していた。今の保護者はうちでしつけが出来ないので学校の先生にしつけをしてくれと頼む。しかしいつも一緒にいる親がしつけをしないでどうする、教育は小さな頃から愛をもって強制で教えるという事だ。まことにその通り、今の親は子供を怒らなさ過ぎると私は常々思っている。いつも子供の機嫌をとってばかりいる。私は音楽教室をしているので子供と接する機会が多いがもう絶望的と思う事が多い。しかしその母親、父親を育てたのは私達の年代なのだ。どうしてこんな世の中になってしまったのだろう。

曽野さんはボランティアで貧困にあえぐ国々の支援をなさっているがそんな貧困の国の子供にたった一つのビスケットを与えると大事そうにしっかと握り家に持って帰り兄妹で分けて食べるそうだ。日本もかつては貧しい時もあった。そんな時代に生まれたら日本の子供達もそうだったかも知れない。しかし今は飽食時代、誰もビスケットなんぞ欲しがらない。私達の小さな時は家族で必ず役割分担があった。私はいつも玄関掃除が役目だったのを覚えている。今の子供達にはそんな事をさせているのだろうか。習い事も塾も全部親の送り迎え付き、一人で歩いて帰る子供などどこにもいない。変質者の多い昨今無理もない話しと言えばそれ迄だが。

大事な事は子供の小さな頃から生活に参加させ役割分担を決め、食事の時はテレビを消して家族でどんなくだらない事でもいいからお喋りをしなさい、敬語を覚えさせる時には親がまず読書をする、などなど非常に役立つ講演会であった。講演を聞きに来ている人達は殆どが中年以上の人達ばかり、若いお母さん方に是非とも聞いて欲しい内容であった。

 

 

4月9日(日)くもり 

今日の予報は晴れだったはずだが朝起きると曇っている。おまけに寒いし朝方迄は雨が降っていたようで地面は湿っている。やれやれ今日は外れだと思いながら出掛けてしまった。ところが出掛けてみるとだんだん晴れてきて家に帰る頃にはすっきりとしてきた。今から庭仕事をすれば2時間くらいは出来る。もちろん雑草取りだ。下を向いてもくもくと雑草を取りふと上を見上げると枯れたミモザの木があった。

そうだ、このミモザを剪定しなきゃいけなかった。先日見た本に見事に刈り上げたミモザの木が載っていたので参考にしようと買ったのだ。本には花後にばっさりと見事に枝を切ったものが載っていた。うちのミモザは花後どころかこの冬の大雪で今年は花も付けず葉は枯れてる。こうなりゃ自棄になってダメ元でばっさりと梯子を掛けて切った。普通なら今頃レモン色の可愛い花をたわわに付けているはずなのにこんな姿になってしまった。ほんとにこんなに切って大丈夫なんでしょうかねぇ・・・・

 

 

4月8日(土)雨

いやはや今日の風の強かった事。おまけに黄砂が吹き捲くり霞がかかっているようだ。国道を車で走っていたら風の強さで車も揺れた。仕事に行き駐車場に車を置いておいたら帰りには泥だらけ。こんな日に洗濯物なんぞ干そうものならひどい目に遇う。

去年植え込んだパンジーは又盛りかえして来た。下に植えてあるコクリュウもふさふさと茂って来て叉今年も増えてくれそうな気配があり嬉しい限り。

 

 

4月7日(金)晴れ 「サハリ」

今日も空は晴れたが気温は低く最高気温は8度程までしか上がらなかった。春というと何となく寒くても薄い服を着たくなる。気温から言えば冬なみでもまさかオーバーを来て歩くわけにはいかない。震えながらも薄い服を着るという事になる。他の人に比べると私はどうも暑がりの寒がりで要するにいつも25度くらいはないと調子が悪くなる。

フェンスに這わせたサハリはこんな調子。これは枝が結構頑丈なのでここまで横に倒すのは大変。無理矢理に倒すと枝がポキっと折れる。いつもフェンスに這わせるとき下の方がすかすかになるのでなるべく下に枝を持ってくるようにはしているのだが。ツルバラを選ぶ時にはバラの美しさはもちろんだが枝の太さと刺の大きさも大事な要素。横に植えてあったアンクルウォーターは花は切り花にも出来るほど見事なものだったが枝が頑丈なのと刺のすごさに辟易した。皮の手袋をしていても突き刺す程大きな刺。その凄さに嫌気が射し抜いてしまった。ツルバラを初めて選ぶ時に花の色や香り、姿などばかりに気を取られ刺の大きさなど考えもしなかった。うちにあるバラで一番手入れの楽なものはサマースノー。枝も細いし刺も殆どない。その上花はたわわに付く。花持ちもすごく良いので一番お薦めのバラだ。

 

 

4月6日(木)晴れ 「水仙」

久しぶりの晴れ間が見えた。少しは雑草取りが出来る。外に出てみると冷たい風が吹いている。このくらいでめげてどうすると奮い立たせる。レッドブロックの間から遠慮もなくしっかりと出て根付いている。あんだってこの隙間から出てくるんだ、とぶつぶつ言いながらカマで引き抜く。1時間程の間に大分取れたがまだまだ序の口。小さいうちに少しづつしないと腱鞘炎になる。

水仙は田んぼに向かって生えているので庭にいると開いたのが少しも分からない。雑草を取るのに田んぼ側に降りてみて初めて全開してるのに気が付いた。奥ゆかしさはないが晴れ晴れとする水仙だ。

 

 

4月5日(水)雨 「アマリリス」

今日車で走っていたら桜の蕾が大分色付いて来ていた。中にはちらほらと開き始めたものもあり、いよいよ富山でも桜の開花だ。開花予想は7日頃となっていたがこんなに寒くてほんとに開くのだろうかと思っていたが確実に春はやって来ているようだ。

3月30日にぽっこり膨らんできたアマリリス、もうこんなに咲いてびっくり。30日からまだ1週間も立ってない。水栽培なのか鉢の中はふたがしてあるので見えない。花は4輪、見事な出来栄だ。それにつけてもうちの納屋に置いてあるアマリリス、どうなってるやら。

 

 

4月4日(火)くもり 「クリスマスローズ」

友達からメールがあり、大事にしていたダリアの球根を納屋に置いておいたらネズミにやられなくなってしまったそうだ。その友達から分けて貰ったピンクのダリアがうちにも植えてあったのでいったいうちの球根はどうなってるのやらと掘り起こしてみた。

ショック!全く跡形もなく消えていた。他のダリアは?と思い掘ってみると殆どの球根が溶けてなくなっている。今年の豪雪にダリアの球根は耐えられなかったようだ。今迄だと掘り起こさないでもちゃんと冬越しできたのに。12月には掘り起こす暇もなく、どか雪が降ったので掘り起こそうと思っても一面の雪でどうしようもなかったのも事実。しかしあれだけ集めた貴重な球根がゼロになったのはショックで立ち直れない。一番好きなワイン色は少しだけ球根が残っていたがそれも発芽するかどうか分からない。今年注文したものはまだ手元に届いてないので気分を新たに又ダリアを育てねばならない。

クリスマスローズは御覧の通りすくすくと育っている。下にはちび苗が沢山こぼれ種から発芽しているので嬉しい限り。

 

 

4月3日(月)くもり 「サンシュユ」

母屋の庭には今サンシュユが満開を迎えている。よく見ると小さな花が球状に塊になっている。花は派手なものではないが枝一杯に咲くとなかなか見事なものである。たまたま夫が外にいたので「ほら、満開になってる」と言ってみたが何の興味も示さない。こんな寒い時に見事に黄色い花を付けている姿は健気なのに。興味がない人間にとっては寒かろうが暑かろうが景色としてしか映らないようだ。もっとも私も冬山なんぞ間違っても行きたくないが。

 

 

4月2日(日)雨 「ギャザリング」

小雨の降る中あっちさんのところへギャザリングを習いに行った。この日の為にこのバスケットをかけるイーゼルは大分前に購入し、納屋の中で出番待ち。早くバスケットを作りたくても何せこの寒さ。せっかくの花が霜や雪でしおれてしまったら元も子もないのでずっと暖かくなるのを待っていた次第だ。今日は暖かくなるという予報に期待していたが結局気温は余り上がらずおまけに小雨。しかし何と言っても4月、雪が降るという事は何ぼ何でもないだろう。

出来上がりは御覧の通りロマンチック路線。こんもりと丸くなっているのはあっちさんの御指導のたまもの。自分一人ではとてもこんな風には仕上がらない。ピンクのミニバラ、マーガレット、アイビー、カーペットカスミソウ、バコパ、オレガノケントビューティーなどいったい幾つの苗を植え込んだのか自分でも分からない。今年の春の為に去年からしこたま鉢を買い求め出番待ちが納屋で眠っている。あれだけの鉢全部に植え込んだたら一体幾らかかるのかと頭が痛くなるが楽しみでもある。

 

 

4月1日(土)晴れ 「オダマキ」

去年の11月に播いたオダマキのブラックバローが何とか持ちこたえてくれた。寒さにもめげず外で発芽してくれたので喜んでいたらだんだん元気がなくなって枯れて来たので慌てて家の中の光の射すところに取り込んだ。すると枯れた葉の下から綺麗な葉がどんどん出て来た。ここ迄育てばもう大丈夫、しかしまだ外には出せない。早くポットに入れて植え替えたいがこの寒さで又枯れる心配があるのでもう少し暖かくなってからポットあげしようかと思っている。オダマキは本当は春に種まきした方が良いらしいのに敢て秋播きに挑戦したのだが何とか育ってくれ一息ついている。